「場」というのは結局「空間の各点各点に“状態を伝えてくれるもの”があって、それが伝わってくる」というものです。そこで、あくまでもイメージとしてですが、「空間の各点各点に振り子のようなものが一個ずつあって、それが互いにとなりとつながっている」という状況を考えましょう。
「停止/再開」とあるボタンを押すと運動を止めたりまた動かしたりできるので、●を自由に配置してから運動をさせてみてください(一直線の状態に戻したかったら「初期化」ボタンを押してください)。
図の下にN=20とか書いてありますが、Nは●の数です。両脇のボタンで増やしたり減らしたりできます。
空間の各点各点に振動が、というとどうしても 上下方向の振動? などとイメージしたくなるのですが、ここで起きている「振動」は架空のもので、
なんだかよくわからないけど、値が増えたり減ったりする量がある
という以上の意味はありません。振動と書くと「振れたり」「動いたり」するものをイメージしてしまいますが、ここでは「場」という量が時間変化しているのです。
大学行って量子力学を学ぶと、実はこの波が「複素数の波」になってます。架空の方向どころの騒ぎじゃない。じゃ、どうしてそんなものが「波だ」とわかるかというと、干渉現象を起こすんです。電子が干渉現象を起こすことは実験でもわかっています。世の中みんな波なんです。