原子核の周りを電子が回っていると、中学校の理科まででは習うんですが、実は素粒子が波のようなものだとわかってしまった後では、単純に「回っている」というのは間違いで、下の図のような「円形の波」だったのです。

 下の図の●を指またはマウスでつかんで(上下にしか動かせませんが、どっちでもいいので)動かして離してみてください。振動が発生し、円形に伝わっていくはずです(実際には波がうまく円形に伝わるためには条件がいくつかあり、それが原子の性質を作っていますが、その当たりは省略します)。



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運動中      


「停止/再開」とあるボタンを押すと運動を止めたりまた動かしたりできるので、●を自由に配置してから運動をさせてみてください(円の状態に戻したかったら「初期化」ボタンを押してください)。

注意:この振動の振動方向は「架空の方向」です。現実の方向とは何の関係もありません!

 実際の「原子核の周りを回る電子」に対応するのは、上の「n=?の定常波」を押した時に起こるような振動です(これがきれいな形の波=定常波になるという条件が「電子の軌道」を作ります)。