三角形の辺の比による三角関数の定義

 では、今日は三角関数を考えていこう。

授業ではandroidタブレットを使って以下のページにあるアニメーションを実行してもらいながら行いましたが、今日使ったプログラムは、androidの携帯などにアプリとしてインストールすることもできます。
「三角関数」をダウンロード(←クリックでダウンロードできない場合は「リンク先を保存」をしてください)
 インストールするためには、androidの「設定>セキュリティ>提供元不明のアプリ」で、「提供元がPlayストアでないアプリのインストールを許可する」にチェックを入れておいてください。

 三角関数というのは「角度→直角三角形の辺の比」という関数としてまず定義される。つまり、「直角三角形の角度を一つ決めると、辺の比が決まる」という関係が「三角関数」である。理工学では、角度は「度」ではなく一周を$2\pi$とする角度がよく使われることが多いなぜか、というのはこの後三角関数の性質を考えていくなかで理解できるはずである。

この角度の単位は「rad」と書いて「ラジアン」である。

 一周を2πラジアンとすると何が都合がいいかというと、半径r、頂角θの扇形の弧の長さが rθとなり、計算が楽になる(円は頂角2πの扇形と考えれば、その弧すなわち円周は2πrになる)。特に運動を考えているときは物体の移動する距離(長さ)の計算ができる限り簡単な方がよいので、以後も角度はラジアンを使う。

ちなみに360度が一周なのは、360が約数がたくさんある数字だから。

 角度を表す文字として、ギリシャ文字のシータ(θ)を使おうこういうのはあくまで慣例であって、別に角度にどんな文字を使ったって構わない。

「そのケーキ、${\pi\over 6}$ぐらいちょうだい」と言われて正しく切り分けられるようになってこそ、理学部の学生と言える。

 直角三角形の3辺を底辺高さ斜辺と右の図のように名付ける(名づけ方の意味は明白だと思う)。この三辺の比は、3×2=6通りの組み合わせがある。それぞれを、

sinθ=高さ
斜辺
   cosθ=底辺
斜辺
   tanθ=高さ
底辺
 
cosecθ=斜辺
高さ
   secθ=>斜辺
底辺
   cotθ=底辺
高さ

と名付けるcosecは長いので、cscと略す場合もある。

 上の段にある三つが一番よく使われるもので、下の段の三つは対応する上の段の逆数$\left({1\over \sin \theta}={\rm cosec}\,\theta, {1\over \cos \theta}=\sec\theta, {1\over \tan\theta}=\cot\theta\right)$になっているややこしいことに、「サイン」の逆数が「コ}セカント」で、「コ}サイン」の逆数が「セカント」、と「コ」のつくのが入れ替わる。。だから、下の段三つは使わないで済ませることもできる(以下でも上三つの$\sin,\cos,\tan$を主に考えていく)。

「これってどんな役に立つの?」と思う人もあるだろうから、簡単な例を述べよう。
たとえば遠距離にある物体の「距離」を測るとき、二箇所からその物体を見て、見える角度の違いから距離を測るということを行う(実は人間が左目と右目を使って無意識に行っていることでもある)。天文学的な距離(惑星だったりよその恒星だったり)までの距離を測るのに使われる方法だが、これは「角度」と「三角形の長さの比」の関係がわかっていてはじめてできる計算である。
 以下の図の直角三角形はドラッグして動かすことができ、直角以外の頂点を動かすことで変形できる(ただし、天辺の頂点は上下にしか動かないし、底辺のうち直角でない方の点は左右にしか動かない)。点を動かしながら、それぞれの辺の比(sin,cos,tan)がどういう量かを実感しよう。




sinθ=
=
cosθ=
=
tanθ=
=
「θの範囲について」へ

θの範囲について

 ここまでで示した「直角三角形の辺の比」という定義では、角度θは$0<\theta<{\pi\over 2}$でなくてはいけない。ではθが${\pi\over2}$を超えた(ただしまだπは超えてない)場合は$\sin\theta,\cos\theta$は値がないのかというと、ここで定義を拡張することでθが${\pi\over2}$を超えても大丈夫なようにする。

 具体的には、下の図のように逆側に三角形を作り、その「高さ」と「-(底辺の長さ)」(マイナス符号に注意)をそれぞれ${\sin\theta}$と$\cos\theta$の定義とする。

のようにビルを行き過ぎてのけぞって後ろを見ているような場合だろうか。
 前のページで遊んでみた人は、θという角度が0からπ/2という範囲以外にもなることに気づいただろうか???発見できる人には自分で発見して欲しいと思って、あえて説明していなかったが、点は元々の三角形の裏側まで動かすことができる。

のようにθが直角より大きくなり「高さが負」であったり、のようにθが負になり「底辺が負」になる場合であったりする位置にも移動できる。

 前のページで気づいてなかった、という人は、下の図でやってみよう(下の図は前のページのものと機能は同じである)





sinθ=
=
cosθ=
=
tanθ=
=

 ここでθが${\pi\over2}$を超えた時、底辺が伸びる方向はさっきまでとは逆向きになった(図ではそれを表現するために$\cos\theta$を左右反転した文字で書いた)ので、負の値とすることにして、${\cos\theta}$を「$-(底辺の長さ)$」と決めた。

 このように考えたのだから、θが最初考えていた領域をちょうど超える場所である$\theta={\pi\over 2}$については、${\sin{\pi\over2}}=1,{\cos{\pi\over2}}=0$とするのが適当である。「$\theta={\pi\over 2}$では三角形はできないではないか!」と言いたくなる人もいるかもしれないが、定義を拡張するというのはそういうことであるそしてこの拡張が、ちゃんと役に立つ場合、それが一般に使われるようになる。どう役に立つのかについては、以下を読んで欲しい。

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斜辺を1に固定した直角三角形

 下の図は斜辺を1で一定にして角度θを変化させていったときの直角三角形の高さ底辺の変化の様子である。斜辺を1とすると高さは$\sin\theta$、底辺の長さは$\cos\theta$であるが、角度が大きくなるに従って$\sin\theta$は大きくなり、$\cos\theta$は小さくなる(こうなるのは、$0<\theta<{\pi\over 2}$の範囲に限って考えているからであり、${\pi\over2}$を超えると事情が変わってくる)。

 ここでも直角以外の角を結ぶ辺が長さ1となっていて、角度θの角と直角を結ぶ辺長さ$\cos \theta$、それ以外の辺が長さ$\sin\theta$となっている。

,  sinθ=,  cosθ=
 上の図もドラッグで直角三角形を移動・変形できるが、斜辺の長さは一定になっている。角度とcosθsinθの変化の様子を観察しよう。
 sin,cosが正になったり負になったりするが、からに向かう方向が「上」「右」の時にsin,cosは正であり、「下」「左」の時にはsin,cosは負である。図ではそれをが鏡文字になることで表現している。

 次に、底辺を一定(1)にした場合に角度を変えると高さがどのように変わるかを示したのが右の図である。

斜辺の長さは図に示していないが、$\sec\theta={1\over \cos\theta}$であり、θの変化に伴い変化する。

 上の定義から、三角関数相互の関係を出してみよう。たとえば、

\begin{equation} {{\sin\theta}\over{\cos \theta}}={{{高さ}\over{{\scriptstyle 斜辺の長さ}}}\over {{\scriptstyle 底辺の長さ}\over {{\scriptstyle 斜辺の長さ}}}}={{{高さ}}\over {{\scriptstyle 底辺の長さ}}}=\tan\theta \end{equation}

である。同様に${\cos \theta\over \sin \theta}=\cot\theta$であるこの後θの範囲は最初に定義した$0<\theta<{\pi\over 2}$からどんどん広がっていくのだが、これらの式はθがどのような範囲でも成立する。

 斜辺の長さが1である三角形、底辺の長さが1である三角形、高さが1である三角形を書いてみると次の図のようになる(この図の三つの三角形は互いに相似である)。

 これらの図に、三平方の定理(ピタゴラスの定理)すなわち$\left(底辺の長さ\right)^2+\left(高さ\right)^2=\left(斜辺の長さ\right)^2$を適用すると、以下の式が導けるこういう式を「新しい公式だ!」と単に覚えようとするのではなく、三平方の定理という「おなじみの式」の1つの変形なのだ、という事実も含めて頭の中に(図と関連付けて)整理しておこう。バラバラに覚えた「公式」はすぐに忘れてしまうが、相互につながりを持って認識された知識は、なかなか忘れない。

三角比と三平方の定理の式

cos2θ+sin2θ=1
1+tan2θ=1/(cos2θ)=sec2θ
cot2 +1=1/(sin2θ)=cosec2θ

$(\sin\theta)^2$は$\sin^2\theta$と書くのが昔からの慣習である($\cos$や$\tan$も同様)。$\sin \theta^2$と書いてしまうと、「$\theta^2$という角度の$\sin$」と解釈される。慣れないうちは戸惑うかもしれないが、省略記法というのは「そういうものだ」と思って慣れるしかない。
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任意の角度のsin

 次に、任意の角度でのsinとcosを以下の図のように定義しよう。ここまでで動かしてみてθという角度の意味はからに向かう方向を表すものであることがわかったと思うので、ここからはを固定して、斜辺にあたる角度の変わる部分の長さを1に固定して考える。

 まず、sinθの方だけを考えることにしよう。

 ↑の棒の角度はドラッグによって変えることができる。

 この図のは半径1の円(単位円)を描いたもので、中心から円周の一点に向かっている棒の角度に応じて、sinθの値が決まる。 のように2πより大きい(何周も回る)角度にしたり、
のように負の角度にしたりもできるので、いろいろ変えて状況を確認して欲しい。

 以上で図に描いたように考えることでθが$0<\theta<{\pi\over 2}$でない時も$\sin \theta,\cos \theta$が意味のある量となる。具体的には、下の図のように座標原点に一端を置いた長さ1の棒(これは直角三角形の斜辺を1に固定したことに対応する)をx軸からどれだけの角度回したか、という変数としてθを定義して、棒のもう一端のx座標を$\cos \theta$、y座標を$\sin\theta$と定義するのである。

 こうすればθは$2\pi$も超えて$\infty$まで任意の角度を取ることができる。θが$2\pi$を超えた時は、上右の図のように、棒が何周も回ったと考えればよいのである。また、右の図に描いたように、「負の角度」に対しても定義できる。

 こうして、任意の実数に対して$\sin \theta,\cos \theta$を定義することができた。グラフで表現すると次のようになる。

 三角関数のうち$\sin\theta,\cos \theta$以外の他の4つ($\tan\theta,\sec\theta,{\rm cosec}~\theta,\cot\theta$)に関しては「定義できない値」がある。たとえば$\tan\theta={\sin \theta\over \cos \theta}$は$\cos \theta=0$となる場所では定義できない。

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任意の角度のsin,cos

 次に、sinθとcosθを同時に表示してみよう。さっきはθは任意の角度にしておいたが、今度は-πからπまで(-180度から180度まで)にしておく。

「任意の角度のsin」に戻る 「三角関数の間の公式」に進む

三角関数の間の公式

 三角関数の「公式」として、

sin(θ+π)=-sinθ

cos(θ+π)=-cosθ

というものがある。この式がなぜ成立するか、は下の図でしばらく遊んでみればわかるのではないかと思う。

 図のの部分の薄い色になっているの方が、θよりπラジアン(180度)大きい角度の場合の「長さ1の棒」になっている。sin,cosがπ足されることでどう変化するかを、図から読み取っていけば、公式が作られる(この公式は式として覚えようとしなくても、意味を考えればすぐにわかる)。

「任意の角度のsinc,cos」に戻る 「三角関数の間の公式(続)」に進む

三角関数の間の公式(続)

 前ページ同様によくでてくる三角関数の公式として、

sin(θ+π
2
)= cosθ

cos(θ+π
2
)= -sinθ

がある。これも下の図で遊びながら理解して欲しい。

これが分かれば、

sin(θ-π
2
)= -cosθ

cos(θ-π
2
)= sinθ

の方も理解できるだろう。

 あと一つのよく使う三角関数である$\tan\theta$についても$\sin ,\cos $同様、長さ1の棒を使っての定義とグラフを書いておこう。$\tan\theta$は${高さ\over \scriptstyle 底辺の長さ}$と定義したから、「底辺の長さを1にした時の高さ」と考えればよい。よって下の図左側に描いたように、底辺を1にして、(つまり、棒の長さをそれに応じて変えつつ)角度θを変化させ、その時の三角形の高さを$\tan\theta$とする。ただしこの手順では「棒」が左を向いた時には(図で点線で表現したように)斜辺を逆に伸ばして三角形を作る(こうすることでちゃんと$\tan\theta={\sin \theta\over \cos\theta}$が成立するようになる)。

 上でも述べたように、$\tan\theta$は$\theta={\pi\over 2}+n\pi$(これは$\cos\theta=0$となる場所)では定義できない。同様に${\rm cosec}~\theta={1\over \sin\theta}$は$\theta=n\pi$では定義できず、$\sec\theta={1\over \cos\theta}$は${\pi\over 2}+n\pi$では定義できない。

 これらの定義から、nを整数として「θに$2\pi$を何回足しても、すなわちを一周あるいは複数回だけ回しても、$\sin \theta$や$\cos \theta$の値は変わらない」ということ

\begin{equation} \sin (\theta+2n\pi)=\sin \theta,~~~ \cos (\theta+2n\pi)=\cos \theta \end{equation}

および、「θにπを何回足しても、すなわちを半周もしくはその整数倍回だけ回しても、$\tan\theta$の値は変わらない」ということが結論できる。

\begin{equation} \tan (\theta+n\pi)=\tan \theta \end{equation}

ところで、θから$\cos \theta$や$\sin \theta$を「計算」するにはどうしたらいいだろう?---たとえば角度θが${\pi\over 6}$(30度)、${\pi\over 4}$(45度)などの「三角比のわかる角度」であれば、$\cos {\pi\over 6}={\sqrt{3}\over 2}$とか、$\sin {\pi\over 4}={\sqrt{2}\over 2}$などと計算できる。では例えば$\sin 1$(1ラジアンの角度に対する$\sin$)はどう計算しよう??---すぐに思いつく方法は「斜辺1メートルで角度1ラジアンの直角三角形を一個描いてみて、高さを(物差しで)測る」というものだ(測った後で、表を作っておけばよい)。電卓でsincosなどのキーを押すと$\sin 1$だろうが$\cos 100$であろうが答が出る(ちなみに、$\sin 1 \fallingdotseq 0.841470984807897,\cos 100\fallingdotseq 0.862318872287684$)が、それはどうやって計算しているのだろう(誰かが測ってくれた表があるのか??)---この疑問の答は、ずっと先で出てくる「テイラー展開」という計算法を知ることによって与えられる。

手元の「電卓」でsin 0.1,sin 0.01,sin 0.001,sin 0.0001などを計算してみよ(単位はラジアンで計算することを忘れずに)。結果から何か思いつくことはないか?
手元のandroidでやってもらったが、結果は
sin0.1=0.099833416647
sin0.01=0.009999833334
sin0.001=0.000999999833

であった。
 これから、θが小さいときはsinθ≒θであることがわかる。これはどういう意味があるかというと、図に示したように、小さい角度の時はsinθとθはほぼ同じなのである(ラジアンを使っているおかげであることに注意!)
前回の授業で「1次の項の係数を見れば原点付近におけるグラフのだいたいの変化がわかる」という話をしたが、実はこれもその例である。ただし、当然θとsinθは等しくないので、少しのずれは当然ある。
 では、sinθとθのずれはどのくらいで、どんなふうに計算すればよいだろうか。そのあたりは、微分の話をある程度してからまた話すことにしよう。

次にcosについても計算してみた。
cos0.1=0.995004165‥
cos0.01=0.99995000041‥
cos0.001=0.9999995‥

であった。この式は実はcosθ≒$1-{\theta^2\over2}$であることを示している。
 sinθとcosθの間の関係を考えると、こうでなくてはいけないことはすぐわかる。つまり、
$\sin^2\theta+\cos^2\theta \simeq \theta^2 +\left(1-{\theta^2\over2}\right)^2=1+{\theta^4\over 4}$となり、θが小さい範囲では$\sin^2\theta+\cos^2\theta=1$と言える(逆に言えば、$\sin^2\theta+\cos^2\theta=1$ということからcosθのだいたいの形はわかったはず、とも言える)。
 この近似式は、先週も話した「関数の$x=0$付近(今日の場合は$\theta=0$付近)での様子は次数の低い多項式で表せる」ということがまた出てきている。
$1-{\theta^2\over2}$と近似できるということは、$\cos\theta$のグラフは$\theta=0$で傾きは0、上に凸なグラフになっている(実際そのとおりだ)。
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受講者の感想・コメント

 青字は受講者からの声、赤字は前野よりの返答です。

腹が減って集中できないので次から朝飯をちゃんと、食べてきます。
朝から腹減らしてはいけませんな。

至近距離に行ってできるだけ単純に関数をみるのは自然科学では大切なのかもしれないと、若干悟った。simple is best!
はい、それは大切な考え方です。

高校で習った${\sin\pi\over\pi}=1$と$\sin\theta=\theta(\theta\ll 1)$は近いのか? 微分が極限で習った範囲だから$x\ll1$になると思うし。弧度法を使わずに木星の距離を求めることができるのか?
$\lim_{\theta\to0}{\sin\theta\over\theta}=1$のことかな? これはもちろん、$\sin\theta=\theta$と同じ式です。弧度法じゃなくても計算が少しだけややこしくなるだけで、三角関数を作ることも距離を計算することもできますよ。

$\sin\theta$の$\theta$が限りなく小さいとき、$\sin\theta\fallingdotseq0$なのは知っていましたが、$\sin\theta\fallingdotseq\theta$なのは知らなかったので、面白かったです。$\sec\theta$や$\cot\theta$は初めて習ったので、これから慣れていこうと思います。
$\sin\theta\fallingdotseq\theta$は後でも出てきます。

$\theta\ll1$のとき$\sin\theta\fallingdotseq\theta$は知っていたが、$\cos\theta\fallingdotseq1-{\theta^2\over2}$は初めて知り、また確かに$\sin^2\theta+\cos^2\theta$に代入したとき1に近似していてなるほどと思った。
関数を近似する、という考え方を理解していきましょう。

cosとsinのグラフが対応しているのがわかった。また、cosec,sec,cotを学べてよかった。今まで苦労して覚えた公式が別で表すことができてすごいと思った。
言うてはなんですが苦労して覚えてはいけなかったのです。

なんとなくでやってきた三角関数の公式をただ暗記していたので、こんかいの授業で絵をイメージしたのでいい勉強になりました。この授業では、まったく新しい(高校では習わない内容)しますか?
絵のイメージは大事に。最後の方で微分方程式というのをやります。

いい復習になった。楽しかった。
それはよかった。

三角関数を今までと違った視点でとらえると公式の意味がわかり、理解度が深まりました。
いろんな視点から物を見ていきましょう。

三角関数ってこんな奥が深いなと感じました。
まぁそういうこと言うとどんな関数は奥は深い。

三角関数の公式だけでなく原理をあらためて理解できた。
公式なんてどうでもよい(そんなものは本を見ればよい)から、まず原理。

三角関数をさらに勉強することで、三角形の色々な関係がわかって、新しい発見が多く興味深い授業でした。
三角関数はこれからもいろんなところで使います。

公式を覚えるのではなく意味を理解することができたのでとても勉強になりました。
意味がいちばん大事ですよ。

微小なsinθやcosθの性質がわかった。
それはよかった。

sinθやcosθの関係がわかった。
それはよかった。

三角関数の公式の意味が分かってよかったです。
意味がわかることが、第一歩。

図を見て考えれば、憶えなくても良い公式、やらなくても良い計算が見つかる。暗記ではなく、理解していきたい。
図解していくことでいろんなものがつながります。

${1\over\cos\theta}=\sec\theta,{1\over\sin\theta}={\rm cosec}~\theta$という新しい言葉をならった。$\sin\theta\fallingdotseq\theta,\cos\theta\fallingdotseq1-{\theta^2\over2}(\theta\ll1)$よく物理で使われている定義のしくみが分かって面白かった。
このあたりは関連付けて理解していきましょう。

三角関数の近似の仕組みがわかった。$\cos\theta=1-{\theta^2\over2}$になっていることが実際にやってみてわかった。
この近似の考え方はとても大事です。

数学の授業だけど「自然科学のための」数学なだけあって、物理の話にもつながっていてとてもおもしろかった。ずっと何年もやってきたおなじみの三角関数のはずなのに、いろんなことを拡張したら身近なものに応用できまくることに気づいてなかった。
自然科学にとっては数学は「使うためにある」ものなので、常に使い途は考えていきましょう。

三角関数の定義を改めて確認でき、また図を書くことの重要性を再認識できた。
三角関数は特に図形と結びついてますから、図は大事です。

三角関数の近似値を真面目に計算したのは初めてだった。
電卓叩きながらいろいろ遊んでみてください。

風邪が一週間治らないです。どうしましょう?
こんなとこに相談書いている場合じゃない。医者に行こう。でなかったら栄養たくさん取ってしっかり寝る。

今までは公式を覚えることに必死だったけど図の関係を覚えれば公式を忘れていても大丈夫だとわかったので、図の関係をしっかり理解するようにしたい。
まずは「意味を理解する」ことですよ。

電卓で計算することによって、公式があたっているのを実際に確かめて理解が深まった。
実際に数字で計算することも大事ですね。

三角関数のsinθ、cosθ、tanθの関係性がsin0.1やcos0.1のときの計算でも活用することを知ることができた。
一般的な関係式はいろんな局面で使わるわけです。

弧度法の定義であいまいだったところの理解が深まった。三角関数の定義が拡大された理由が納得してなかったけど、今日の説明聞いてスッキリしました。
スッキリ理解していきましょう。

高校で習った$\tan^2\theta+1={1\over\cos^2\theta}$とかの式の意味がわかってよかったです!!
意味がわからないのでは「習った」とは言えないよ。

三角関数が高さを測ったり距離を調べたりすることなど実用的に使われていることを初めて知ったので面白いなと思った。
もちろん、使い処があるからこそ、勉強しているわけです。

$\sin^2\theta+\cos^2\theta=1$より$\theta^2+\left(1-{\theta^2\over2}\right)^2\fallingdotseq1$となることにびっくりした。面白いと思った。
成立すべき式は、近似しても成立するものなのです。

三角関数についてよくわかった。
それはよかった。

何となくわかっている事だけだったので、大丈夫。
「何となく」じゃちっとも「大丈夫」とは言えないのだけど。

月までの距離など、数学を自然科学にどんな風に使うのかの具体例があってわかりやすかったです。
具体性あってこその数学です。

知識確認ができました。
それはよかった。

脳内のイメージを視覚的にとらえることができた。この利点はコンピュータ授業の最大の長所だと思いました。
図を自分で動かしてみることで理解が進みますね。

図を書きながらだったので分かりやすかった。
図を自分で書くのは大事です。

三角関数、新たにcosec,sec,cotを憶えた。sin 0.1,sin0.01,sin0.001の数字が似ていた。
「なぜ数字が似てくるのか?」ということにもちゃんと答があります。

三角関数の基本的なしくみがよくわかった。
それはよかった。

高校でもならう三角関数の公式をていねいに解説していて面白かったです。
よく理解しておいてください。

三角関数のしくみ?みたいなものがわかった。図で覚えると楽!!
三角関数は特に、図は大事です。

今までただの公式として覚えていた三角関数の定義が、仕組みを知るだけで簡単に理解できた。
最初は仕組みを知る処から行かないとダメですよ。

三角関数において$\theta\ll1$にすると1次関数、2次関数の式とほぼ近い形になった!! これを数式的に証明したらどうなるか気になる…。tanθ,secθ、cotθにも色々秘密があるかもしれない。ヒマな時計算機をぽちぽちしようかな。
ぜひやってみてください。いろいろ発見があるはず。

前回前々回の次数の考えが三角関数でも使えることがわかって驚きました。
どんな関数も「近所」だけをみることで簡単になるものなのです。

$\sin\theta\fallingdotseq\theta$はなぜそうなるかなどなくただ覚えていたようなことになっていたので、あらためて思い出せてよかったです。
これは覚えることじゃなくて、図とともに理解しておくことですね。

三角関数の基礎。$\cos\theta\fallingdotseq1-{\theta^2\over2}$がなぜこのような形になるかの理由が少しわかった。
「少し」か。まぁおいおい、完璧にわかってください。

三角関数のθが0に近づいたときに、sinθとcosθの面白い関係が見えてきました。斜辺を1とした時の三角関数の関係と、底辺、高さをそれぞれ1とした時の関係は一緒でも新しい考えが生まれてきました。考え方をしっかりおさえて、いつでも三角関数の関係がわかるようにしておきます。
三角関数の相互関係は、これからもよく使います。

sin0.1やcos0.1など数が小さいときは、その値が1に近づくことがわかった。
1に近づくのはcosのことかな?それともθとsinθの比のことかな?

今日は、風邪気味で何度も先生の威圧感に負けそうになったが、初めて聞く言葉についてに負けた…。
負けちゃダメだろう。

三角関数は図で理解します。今日は高校で公式として覚えた式の原理を納得することができました。
図で理解は大事ですよ。

高校の三角関数の延長みたいに感じた。次の合成関数は難しそうなので頑張りたい。
今日の話はほぼ高校レベルです。少しずつ大学数学になってきますが、次もまだ高校レベルかも。

三角関数をやった! secθやcosecθ、cotθなど新しい三角関数が三つもあって、高校のときとつながってなるほどと思いました。
まとめて理解しておいてください。

三角関数の性質について理解が深まった。$\cos\theta\fallingdotseq1-{\theta^2\over2}$を理解するのはちょっと難しかった。
あの式は結構大事(また出てくる)。

三角関数の復習ができたのでよかったです。また、教科書が改めて素晴らしいと思いました。
それはどうも。しっかり復習しておきましょう。

改めて三角関数について詳しく学べました。しっかりと復習したいです。
じっくり理解しておきましょう。

三角関数の公式はいままでは暗記しようとしていたが、絵で覚えた方が分かりやすかった。
暗記してすますような勉強はしてはいけません。

三角関数が楽しかったです。
それはよかった。

三角関数の性質について関数の形をみながら終えたのが楽しかった。
イメージをつかんでおきましょう。

cosθやsinθの小数点以下を少しずつずらして出てくる変化に感動した。
どうしてああなるか、がわかるあたりも面白いですよ。

θが小さいときのsin,cosが分かった。新たな記号も出てきたので覚えたい。
また後でも関係してくるので、近似式のところは理解しておきましょう。

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