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ゲームプレイ感想:太平洋戦記2

 「太平洋戦記2」はジェネラルサポートによる太平洋戦争全般を扱ったシミュレーションゲームソフトである。まずこのゲームの性格について説明しておこう。まず強調すべきは

戦艦の主砲で敵艦を打つ爽快感や、航空機で敵艦を雷撃する緊迫感を、このゲームに求めてはいけない

ということだ。このゲームをやっている時間のほとんどは、せっせと鉄鉱石を運んだり、せっせと原油を運んだりすることに費やされるのである。ぼやーっと戦争しているとすぐ鉄が足りなくなり燃料が足りなくなり、弾薬の補充ができなくなり船が動かなくなり・・・とじり貧になってしまう。戦争のゲームというよりは戦争経済のゲームなのである。この記事を読んで「買ってやってみようか」と思った人にはこう言っておく。

「こんな退屈なゲームとは思わなかった」と言われても、わしは知らん。

 ま、自己責任で買ってください(って当たり前か)。なお、それでも買ってしまった人は忘れずにジェネラルサポートのアップデートのページに行って最新のアップデータをダウンロードしてパッチあてをしておくこと。

 まぁこれを書いた時点ではまだやり始めたばっかり(ゲーム内の時間ですら一ヶ月たってない)なので、全般的感想は後でまとめて

このスペース

に書くことにしよう。
 以下でプレーしているのは「大東亜戦争」の標準シナリオだが、1941年から1947年までを、3日1ターンとして続ける長大シナリオなので、とてもじゃないがすぐには終わらない。っていうか1日に2,3ターンも進めばいい方だ(^^;)。
 以下ではとりあえず1ターンごとに書いているけど、疲れてきたらもっと省略するだろうと思う。

1941.12.第3ターン

 このゲームは1ターンが3日ということになっている。第1ターンは1941年12月第3ターン、つまりは12月7〜9日と解釈できる。つまり史実の開戦時ってこと。
 最初のターンだけにやることがたくさんある。まず最初に開発フェイズ。航空機の開発では海軍も陸軍も重爆撃機を重点開発しておく。艦船建造では、武蔵および空母を対空改装後の形で完成するようにしておく。これで武蔵は最初から副砲2基の形で完成することになりますな。大和の方はもうすぐ完成なのでそのまま完成させた。結果として田宮の模型と反対になることに(^_^;)。あとはどうせ対潜護衛艦が不足することはあきらかなので、海防艦を作っておく。

 まずやることは真珠湾、マニラ、シンガポールの空襲。真珠湾はもちろん南雲機動部隊から。最初は奇襲効果があるのでどうせ戦闘機はあがってこないので、99式艦爆と97式艦攻の全力で行く。99式艦爆は小型艦25隻を狙わせる。これは対潜能力のある艦をつぶしておいて、周辺に張っている潜水艦を活動しやすくするため。120機の艦爆で駆逐艦の半分以上を沈めるか行動不能にできるはず。97式は戦艦8隻を狙わせる。これも120機の魚雷なので、戦艦のかなりを行動不能にできるはずである。

 次に台湾の高雄からマニラを空襲し、飛行場を爆撃する。この時96陸攻と1式陸攻に魚雷を装備して発進させてしまうと飛行場に対してはなあぁんにもできないので気をつける。初心者はよくこの失敗をする。わしなんか5回以上はやったね(へへん)。これでマニラにいるB17を減らしておけば、後々のフィリピン攻略が楽になる。

 この時点ではまだレパルスとプリンス・オブ・ウェールズはシンガポールに停泊中である。そこでサンジャックの陸攻をつかって港を出る前に雷撃する。このあたり史実よりもせっかちな攻撃であるが、史実通りにシンガポールを出てから爆撃しようとすると、味方の艦隊が被害を受けてしまう。結果はレパルス轟沈、プリンス・オブ・ウェールズはもう一息で沈むという状況。うまくすれば2隻とも沈没にもっていけたはずである。

 その後、コタバル付近にいる潜水艦をシンガポール付近にはりつけておくと、シンガポールから傷だらけのプリンス・オブ・ウェールズを旗艦に英東洋艦隊が出てくる。潜水艦の攻撃で、まずプリンス・オブ・ウェールズを撃沈(なんせさっきほぼ死にかけになっているから簡単。というかこの状態で出てくるのは無謀だぞフィリップス)。残った艦隊は金剛と榛名を有する第二艦隊で殲滅(文字通りこっちに損害なしで)できる。これでじゃまは点在しているブレニム(こいつはたいした脅威にはならん)以外になくなったので、ベトナム沖にいる第4艦隊をコタバルにつっこませ、次のフェイズでコタバル上陸。ここは史実同様ほぼ完勝した。

 ところがこの後、巡洋艦8隻などを含む蘭印艦隊がリンガから出てきて第二艦隊につっこんでくる。今度はパーフェクトとはいかず、けっこう損害を受けてしまう(金剛小破、駆逐艦数隻沈没および大破)。こしゃくな、ということでサイゴンにいる陸軍の重爆約100機に爆撃を命じる。しかしそこは陸軍、水平爆撃しかできないんで、駆逐艦2隻しずめる程度のことしかできない(って、史実では陸軍機は海上行動自体できないんだから、これだけでもありがたいと思わないといかんのか)。この後さらにリンガから連合軍の艦隊が出てくるが、金剛から水偵を出して偵察させると駆逐艦3隻(^_^;)。なにするつもりだ貴様ら。

 次に台湾沖にいる第3艦隊をフィリピンのアパリへ。B18が飛んできて一隻輸送船が沈められるが、残りの陸軍は無事上陸、アパリの米軍をけちらすことに成功。

 今後のために、クェゼリン、パラオと父島にいる攻撃部隊を弾薬とともに輸送船にのせておく。あと、移動できる部隊を前線にと動かしていく。

 なお、このターンのあいだにあちこちの根拠地を見て回って、工事ができるところは飛行場設営なり陣地構築なりをしておくこと。

1941.12第4ターン

 外交フェイズで仏印が援助を要求してくるので大阪にある輸送船を一隻あげる。その後、タイに同盟を持ちかけるとあっさり承諾してくれる(逆に連合国側につかれてしまうこともよくあるのだが)。オプションで「同盟時にタイ陸軍を日本軍に編入する」をONにしておくと、サイヨクに守備部隊30、バンコクに守備部隊30、整備部隊3、工兵部隊5が出てくる。いつサイヨクが攻められるかわかったもんではないので、とりあえずバンコクにいる部隊をサイヨクに移動させ、空いたバンコクにはサイゴンから別の部隊を移動して埋める。

 第一艦隊(南雲艦隊)は次にウェークを空襲しようと移動したが、残念ながら雨で発進不可。しょうがないので金剛と榛名に飛行場を砲撃させる。一方、クェゼリンから97大艇と96陸攻を出してタラワを爆撃。守備部隊3がいるだけだが、陸攻の爆撃では1ターンで全滅しない。フィリピン方面も雨で、台湾から空襲がかけられないのでこっちの攻略も進まない。とりあえず上陸作戦を終えた第2艦隊を内地に帰投させる。

1941.12第5ターン

 ウェークを空襲しようとしたらまた時化。しかし隣の地域は晴れているのでそちらに移動して空襲する。時化ていると発艦できないが別の地域で発艦すれば空襲は可能なのである。史実では第四艦隊の失敗の後第二航空戦隊(蒼龍と飛龍)でつぶしているウェーク。南雲艦隊でやれば簡単だろう、と思ったが3部隊ほど残る。しかも飛行場は0になったのに、すぐ増援がきたようだ。 フィリピンは今日も雨。タイではメルギーをプノンペン、サイゴン、サンジャックの3飛行場から一生懸命空襲。
 このあたりで一生懸命、ソ連との国境にいる部隊を引き抜ける限り引き抜いて中国戦線に送ろうとしているのだが、部隊数が250より少なくなるとソ連が宣戦布告してくる可能性があるので、あまり大量には引き抜けない。しかもその部隊を1ターンに1根拠地間ずつ動かさなくてはいけないので手間がかかってしょうがない。
 うっかりと引き抜きすぎるとソ連が中立条約の破棄を申し入れてきたり、あるいは移動の途中で中国の根拠地で治安度が低い都市にいる兵隊が少なくなりすぎると蜂起が起きてしまったりするので手間がかかってしょうがない(実はここまで2回くらい蜂起を起こされてやり直した(;_;))。

1941.12第6ターン

 なんとかウェークの守備隊を0にして、クェゼリンから兵を輸送して無血占領に成功。フィリピンは台風で、またもこの方面は進展なし。コタバルに上陸した部隊もシンガポールに向けて南下させたいところなのだが、すぐ上のメルギーにも、すぐ下のペナンにも100部隊以上の敵がいるので動かせない。

1941.12第7ターン

 あいかわらずそこらじゅう雨で攻撃はできない。パラオにいた空母にグアムを空襲させてみたが、まるで歯が立たず。空母といっても龍壌に大鷹だからなぁ。パラオを出たらいきなり潜水艦の雷撃をうけて大鷹小破。くそ。とりあえずウェーク攻略をしていた部隊をクェゼリンに戻す。ぐえ。攻略部隊に弾薬のせすぎて、クェゼリンの弾薬が0になっている。すぐに内地から運ばせないと。とりあえずいったん輸送船に積み込んだ弾薬を60トンばかし積みおろすが、積みおろしてすぐには使えない。陸軍の百式輸送機27機が宇都宮で作りたてのほやほやでいたので、こいつに弾薬運ばせたが、運べたのは40トン、それもサイパンまでしか届かない。前途多難である。
 うかうかしていると燃料がなくなるので、南方攻略のため、呉にいた戦艦に護衛をつけ、陸軍部隊をのせて南方へ。まだシンガポールも落としていないのだが、リンガやパレンバンを狙うとしよう。同じ目的で空挺部隊を百式輸送機にのせてサンジャックに移動。

1941.12第8ターン

 おっ、ビルマ方面の天気が霧だ。霧ということは、陸軍の攻撃が有利になるから、どっか攻撃してやろう。というわけでコタバルから、さっきから懸命に爆撃してだいぶ戦力が減ったはずのメルギーを攻めてみる。あと20ぐらいまで減らしたが、結局メルギー陥落せず。よく考えてみると向こうから来る可能性もあるな。サイヨクには守備部隊60置いてただけだったのでバンコクにいた部隊の一部と戦車部隊をサイヨクに移動させる。
 クェゼリンで、輸送船からなけなしの弾薬を使って中攻による攻撃をかけると、やっとタラワの守備隊が0になる。駆逐艦数隻に護衛させて輸送船をおくって無血占領。

1941.12第9ターン

 前のターンでメルギーがもう少しで落ちそうなのに落ちなかったので、ここでもう一回攻めることにする。コタバルにいる全戦力で攻める。ということはコタバルは空っぽになるのだが、後でまた奪回することにしよう。なんとかメルギー陥落。しかし当然、直後にコタバル陥落(もぬけの殻だから当然)。
 クェゼリンから空母機動部隊を出そうと思ったら、弾薬も燃料も足りなくて出せない。内地から輸送部隊を編成せんと(;_;)。

1941.12第10ターン

 またマレー半島が霧なので、メルギーを攻めた部隊にコタバルにとって返させる。留守の間にコタバルを攻めていた部隊はさっさと退却。これでなんとかコタバルから南下してシンガポールを攻める準備ができたわけである。

1942.1第1ターン

 第1ターンには「動員」で陸軍兵力を増やせる。動員すると民度が下がって、工場の生産能力が下がったりするわけだが、とりあえず作れるところでは作っておくことにする。しかし早くも鉄不足が始まっている。兵の動員もできない場所が早くも何カ所か。早く生産体制を通常にもっていかんと。

1942.1第2ターン

 南下させた戦艦部隊に、なかなか落ちないペナンを艦砲射撃させる。いっきに陣地が0になるが、このゲームのルールでは陣地は破壊できても兵力は減らない。実際に艦砲射撃で陸兵を減らすのは難しいのは確かなんだが、それにしても陸兵を減らそうと思ったらけっきょく損害覚悟でこっちも陸軍を使うしかない。つらいところである。

1942.1第3ターン

 戦艦部隊は続いてペナンを砲撃、陣地を0に。しかし例によってこれ以上は何もできず。

1942.1第4ターン

 タラワをSB2D72機が空爆。当然近所に空母がいる。クェゼリンにいる南雲部隊を出すべきかどうか、ちょっと悩む。艦隊がどこにいるかはわからないが、クェゼリンの哨戒圏外なのは確か。というわけでクェゼリンから少しだけ空母部隊を出して、次のターンにあたりを哨戒させてみることにする。というわけでタラワのちょっと北まで空母部隊を出したら、あっちから(こっちは敵の場所がわからんのに)空襲をかけてきた。戦闘機100機ほどで迎撃してかなり敵の数を減らしたが、翔鶴に魚雷1本、瑞鶴に爆弾1発命中。ともに判定小破。こっちの戦闘機もだいぶ落ちた。ペナンを砲撃した戦艦部隊は今度はリンガを砲撃。

1942.1第5ターン

 哨戒フェイズで南雲部隊の利根・筑摩から出した水上偵察機が無事敵艦隊を発見。すぐに全力(300機以上)で攻撃する。敵戦闘機にはほとんど被害を受けなかったが、対空砲火で60機以上撃墜されるという大損害を受ける。VT信管もないはずなのに、こんなに撃墜されるのは変だぞ〜〜と言いたいがしかたがない。しかも空母6隻のほぼ全力で攻撃したのに、エンタープライズを撃沈したのみで残り2隻(レキシントン、サラトガ)は大中破程度。敵はさっさと逃げていったので、こっちはとりあえず、次のターンでナウルを空爆できる位置に移動。


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