前回の問題

反転は伸縮の一種ということで、ここで考えた変換を「伸縮」「回転」「ずらし」の3種類としよう。
  • (a)「伸縮」と「伸縮」
  • (b)「伸縮」と「回転」
  • (c)「伸縮」と「ずらし」
  • (d)「回転」と「回転」
  • (e)「回転」と「ずらし」
  • (f)「ずらし」と「ずらし」
のうち、順番を変えても同じ変換になるのはどれか?

という問題を出してました。正解を述べておくと

 皆さんの回答を見ると(f)が同じだと思ってしまった人が少し多かったです。

前回の感想・コメントシートから

 前回の授業の「感想・コメント」の欄に書かれたことと、それに対する返答は、

第1回授業への受講者の感想・コメント

にあります。

「行列式」

 感想の中で「行列式」という言葉を「行列を使った式」という意味で使っている人が何人かいました。

これ、危険です。

 後で出てくるのですが、「行列式」というのは別の意味がある、一つの式の名前なのです。だから「行列を使った式」という意味で「行列式」と言うのは、誤解を生みかねない言葉になってます。

「ずらし」の図解

 前回の授業のコメントの中で「回転とずらしがよくわからない」という声がありました。回転については後で一章ぐらい掛けてやる予定なので、ここではずらしがどうしてああいう式(ああいう行列)になるのかを説明しておきましょう。以下のビデオを見てください。

今日は、「ベクトル」をやります。