この授業の目的

 この授業は教職志望の学生を対象として「教える立場に立つ人にとっての物理学」を講義・演習していく予定です。

 この授業では、ビデオによる説明とここに書いた文章とアプリを使って進めていきます。まずはビデオを見てください。
 以下、ビデオの内容と重複しますが、文章でもう一度、この授業の中身を説明していきます。

 物理を1から教えることが目標ではなく、「いったん物理を教わったけど、いろいろと誤解や理解の不十分な点を残していて、教える立場に立つのは心もとない人」に、ちゃんとした理解をした上で「教える側」に回ってほしい、というのが目標です。

 最初に「教える立場に立つ人」が満たすべき条件について述べておきます。

 ものすご〜〜〜〜〜く「当たり前」のことなのだが、教える立場に立つものとしての注意点を、最初に強調しておこう。

自分が理解してないことは他人(生徒)に教えられない。

 こんなことは言うまでもないことであるはずなのだが、その点について覚悟が足りない人も時折見られるので、ここで言っておかずにはいられない。耳が痛いと思う人も、うざいと思う人もいるとは思うが聞いてほしい。

 「物理の教員を目指してます」と言いながら、自分が教えることになる「物理」の中身をわかってないのでは話にならない(これは「中学理科の教員」でも同様)。それも、「高校のとき物理は得意でしたから」という程度のレベルの理解ではまだ足りない。「一を聞いて十を知る」という慣用句があるが、「一を教えるには十知ってなくてはいけない」1:10という比率は適当である。値はどうであれ、教える側は教えられる側より圧倒的に理解度が高くないといけないのは確かだ。と思っていた方がよい。世の中には「先生というのは教科書や教科書指導書に書いてあることを読み上げていけばいいのだから楽な仕事だ」と思っている人もいるが、そんなバカな話はない。少なくとも教える立場にいる(あるいは、「なる」)人間がそんなことを思っていてはいけない。自分が教壇に立って何か物理を説明しているところを思い浮かべて欲しい。聞いている生徒は、疑問を持ってあなたに質問してくるだろうこれも当たり前のことだが、「質問がある」というのはよいことである。聞いている生徒がそれだけ授業に入ってきてくれているということなのだから。。そのとき「教科書に書いてあるからこうなんだ」という答えをしたのでは、その生徒が質問するときに持っていた好奇心の芽を摘んでしまうことになる。もちろん質問されて答えられないというのでは困るだろうまた、バカな質問に対しても答えていく姿勢は大事である。バカな質問に対して「バカな質問をするな」という態度を取ると(たとえ口に出してそう言わなかったとしても)、その後は質問しにくい雰囲気になってしまう。。もっと困るのは「間違った答えを教えてしまう」ということだ。そうならないように修行してから先生になろう。

 物理に関して特に注意して欲しいことは、「物理を教える」ときには、「知識を伝える」だけではなく「概念を習得させる」ということこそが重要だということだと書いたからと言って、他の科目では概念の習得は重要でないという意味ではないので誤解しないように。筆者は基本的に物理のことしか知らないから、他の教科でもそうだとも、他の教科は違うとも断言できない。「物理に関して特に」と書いた理由は、物理においては教える側が注意してないと学ぶ側が間違った概念を習得してしまう可能性が非常に高い(そのような例がたくさん知られている)からである。本テキストの中で何度も「よく見られる間違った概念」について説明することになるだろう。

 なお、以上の話は中学の理科教員を目指す人も同様である。「自分は中学理科を教えるのだから、高校の物理まではわからなくてよい」と思っている人も中にはいるかもしれないが、そうではない。中学理科の物理範囲は、高校物理までがしっかりわかっていないととても教えられない同様に高校物理を教えるときには「その先にあるもの」(大学物理だったり、物理の応用としての工学や医学だったり)を頭に置いておきたい。。むしろ中学理科の方が教えるのが難しい部分がたくさんある。

 この講義は大学初年度級まで(少なくとも高校物理まで)の物理は既習の人を対象にしている。その上で「うっかりすると勘違いしそうなこと」を中心に記述している。そういう意味では必要な知識を網羅的にまとめてはいないので注意して欲しい。本テキストで始めて物理を勉強することは想定していない。あくまで物理そのものは他の授業または書籍によって学習した人向けである(足りない部分は各自補完すること)。

 また、授業の性質上、「習ったはずなのにこんなこともわかってない人がいる」という内容を何度も書くことになるが、自分がその「わかってない人」に該当した場合は意気消沈することなく、「ここでちゃんと理解しよう」と奮起して欲しい。

 ここで記述していることは、「高校生や中学生にこう教えろ」というものとは限らない。教えるときに教える側が持っているべき「バックグラウンドとしての知識や概念」のつもりで書いているものもあるわざわざこういうことを言うのは、教員を目指す学生さんの中に、「高校生や中学生はこんな難しいことを知らなくてもいい」という反応を示す人がときどきいるからである。教わる側は知らなくてもよいことでも、教える側は知っておくべきことがある。高校生のレベルで高校生を教えようとしてはいけない。中学生のレベルで中学生を教えるのは、もっといけない。

 というわけで、皆さんが果たして物理学を「十」知っているかどうか、調べるためのチェックテストが次のページからあるのでやってみて欲しい力学の授業、または教職のための物理の授業の中で一回はこのようなチェックテストをすることにしている。間違いには早めに気づいて欲しいからである(特に教える立場に立つ人には!)。

チェックテスト

チェックテスト

 というわけで、「自分は間違えてないか?」をチェックするために、以下のようなテストをやってみて欲しい。今日の授業では全部は解説しない。テスト2だけは解説を行うが、4に関してはレポートにして次回に解説する。1,3,5は次回以降に、その単元を説明したところで解説していく。

チェックテスト

★<チェックテスト1>
図は、床の上に乗った物体の上にさらにもう一つ物体が乗っているところである。物体および床に働く力を全て図に書き込め。書き込み終わったら、どの力とどの力が作用・反作用の関係にあるかを示せ。

図は物体と物体、物体と床の間に隙間があるように描かれている。これは境界部分にどのように力が働いているのかがわかりやすくなるようにするためで、もちろん実際には物体どうしは密着している。そう考えて力の図を書くこと。

★<チェックテスト2>
以下の文章のうち、作用・反作用の法則の説明として正しいものに○、そうでないものに×を記し、どこが間違いかを述べよ。
  1. 人間が壁を殴る(これを作用とする)。すると壁は目に見えないほど小さくではあるがいったんへこみ、弾力で元に戻る。戻ってくる時に人間のこぶしにあたる。この時働く力が反作用である。
  2. 相撲取りと小学生が相撲を取っている。この時、相撲取りから小学生に及ぼされる力と、小学生から相撲取りに及ぼされる力を比べると、当然前者の方が大きい。
  3. 作用・反作用の法則は物体がどんな運動をしていたとしても成り立つ法則である。

★<チェックテスト3>

 下の図は、爆撃を行っている爆撃機の写真である。

 下の図は写真の状況を模式的に表したもの(爆弾は代表して三つのみ描いた)である。

 三つの爆弾それぞれに働いている力を(●が作用点)を使って、速度をを使って矢印で表し、上の図に描き加えよ。


★<チェックテスト4>

 無重力の宇宙空間内を宇宙船がA地点からB地点まで等速直線運動してきた。このままなら宇宙船はC地点に到着するところだったが、ロケットエンジンを噴射したため、宇宙船はD地点に到着した。D地点でロケットは噴射をやめた。

 宇宙船のB地点からD地点、およびその後の運動の軌跡を図に描き込め。


★<チェックテスト5>

 図のような回路で、電流は $I_1>I_2$になる、と思っている中学生がいます(もちろん、正解は $I_1=I_2$です)。この子になぜ$I_1=I_2$になるのか、説明をしてください。

 また、この子は「もし $I_1=I_2$ならば、いったいどこから光のエネルギーはやってくるの?」という疑問も持っています。これにも答えてください。

この授業の目的 チェックテスト2の解答

チェックテスト2の解答

 ↓は、チェックテスト2の解答ビデオである。自分で解いてみてから見よう。
文章でも説明を書いておく。

 第1の文章「人間が壁を殴る(これを作用とする)。すると壁は目に見えないほど小さくではあるがいったんへこみ、弾力で元に戻る。戻ってくる時に人間のこぶしにあたる。この時働く力が反作用である」については、誤りである。作用反作用は同時に働く。こんなふうに時間差があって返ってくるものではない

日常用語で「作用・反作用」と言うと「作用があると(しばらくしてから)反作用が返ってくる」なんてことが起こるのだが、物理用語の「作用・反作用」はあれとは違うものなのだ!---こんなふうに「物理で使う用語と日常用語の違い」をちゃんと認識してない、という間違いは頻出する。

 第2の文章「相撲取りと小学生が相撲を取っている。この時、相撲取りから小学生に及ぼされる力と、小学生から相撲取りに及ぼされる力を比べると、当然前者の方が大きい」も間違い。作用反作用は大きさは同じである。単純に「相撲取りと小学生なら相撲取りの方が強い」という考え方もあるが、どうも「相撲取りが小学生を押す」というふうに力の原因となった法(この場合相撲取り)の方が力が強い、という誤解もあるようであるが、「作用・反作用」というのはどちらが行為者だとか原因だとかにも関係ないものである。

 最後に第3の文章「作用・反作用の法則は物体がどんな運動をしていたとしても成り立つ法則である」だが、これは正解である。

 作用反作用の法則は「常に成り立つ」。正確には、「我々は作用反作用の法則が成り立たない例を知らない」。これまでが人類が経験したすべての実験、観測したすべての現象において、作用反作用の法則が破れている証拠は見つかってない。だから我々をこれを(少なくとも力学の範囲において)証明不可能な「要請(数学でいえば公理)」として扱う。だからこそ「力学の基本原理である運動の法則」の第3法則となっているのである。

 常に成り立つことがわかっている基本的な法則に対して「成り立たないこともある」という考え方を持っていては、正しく物理を教えることなどできない。

 このあたりがよくわかってないまま勉強している子もたくさんいるので、要注意。

このあたりも次回以降、じっくり説明をしていこうと思う。
チェックテスト 物理を教えるときに気をつけるべきこと

物理を教えるときに気をつけるべきこと

 チェックテストのうち、1問だけ正解を述べた。また、1問をレポート問題とする(下の記述を参照)。

 これらのチェックテストだが、「多くの場合、正答率が低い」(それも教えているこっちが驚愕するほどに、正答率が低いのだ)ということを指摘しておこう。理学部の学生にやっても50%を切ることもよくある。

 実際のところ、ここで問うたことは力学および電磁気学の初歩の初歩、基礎の基礎の部分である。ところがこれを見事に「誤解」している生徒(そして学生)が非常に多いのである。心配なのは、これを読んでいる教員志望の「教える立場に立つ人」の中にも同じ「誤解」をしていた、という人もいるだろう、ということである。「そうでした」という人は今のうちに修正しよう。

 こういう「基礎の基礎」がわかってない生徒でも、「問題集をドリルのように解く」という「訓練」をやるとそこそこ「試験の問題」は解けてしまったりする。そして「自分は物理ができる」と勘違いしてしまったりする。試験というのは元来、「その科目の教えるべき内容を理解できているか」を測定するためのもののはずなのだが、当然それは「万能の測定器」ではなく、「理解」よりも「試験に正解を出す能力」の方を測ってしまうこともあるし、試験を受ける側が「試験に正解する能力」だけを鍛えてしまう可能性もあるのである。さらに困るのは教える側が「試験の点数を上げる方法」を教えることである。たとえば「公式はこれだからあてはめてね」しか教えない授業で、そういう授業を受けた人は「勉強というのは先生の言う通りに問題を解いて試験の点数が上がればそれでいいのだ」と勘違いしてしまう(自然法則の概念の取得なんてクソ喰らえ、ってなもんである)。この授業を受けている皆さんには、そういう教員にならないで欲しい。

 極端な話、あなたの生徒は

「こういう問題が出てきたらこの公式を使う」のような「パターンマッチング」ができるようになっただけで、実は物理がわかってない。

という状況である場合だってあるのである。それがゆえに「パターンから外れている(しかし、物理がわかっていれば答えは明白な)問題」の正解率がぐっと下がるそういう問題を「引掛けだ!」などと批判する向きもあるがとんでもないことで、物理の試験の目的は「物理がわかっているかどうかを判定すること」にあるのであり、「試験問題のパターンを覚えているかどうか」を試験しているのではない。

 今日は物理における「よくある間違い」が発生する例としてのチェックテストを紹介した(紹介しただけでまだ答えを全部解説してないが)。実際、物理は「誤解」が生じやすい教科である。物理に限らず学問というのはみなそういう側面を持つのだが物理には特に、「素朴な感覚で考えると間違える」ということがよくある。

 「頭で考えるよりも直感が大事」という言葉が映画やドラマではよく出てくるが、その言葉を物理には使わない方がよい。こと物理に関しては、過去の教訓が「直感で考えると見事に間違えるから、ちゃんと頭を使おう(さらには、数学を使おう)」と告げているのだ。実例はこの後具体的に指摘していくが、たとえば「地球が止まっていて太陽がその周りを回っている」というのは素朴な直感から見れば全く疑いようのない「正しいこと」のように思われる。人類がこの「直感」から脱するには、いわゆる「コペルニクス的転回」が必要だったわけだ。現代人の我々は「太陽の周りを地球が回っている」ことを疑いもしないが、それは教育の成果であって、「素朴な直感」のおかげではない。

 直感というのは怖い。「人は直感に騙される」と思っておいた方がよい。

 ここで強調しておきたいのは、もし生徒(学生)のみならず教えている教員の方まで誤解したまま教えているとしたら、それは「誤解の再生産」へと結びつく、非常に困った事態であるということだ。教える側は「生徒はどのような誤解をしやすいか」を認識した上で、それを避ける手段を講じていかなくてはいけないだろう。

 皆さんも、「教える立場に立つ」ときのために、がんばってください。

 チェックテスト4に関してはレポート問題とするので、webClassの方で解答してください。

 今日は一回めの授業ということもあるので、軽めにこの程度にしておき、皆さんのレポートの様子を見ながら第2回以降の授業を組み立てていきたいと考えてます。半年間、よろしくおねがいします。

 以上で第1回の授業は終わりです。各自のwebclassへ行って、「第1回授業感想・コメントシート」のアンケートに答えてください(今日の問題を見た感想の選択回答が一つ、自由記述の感想・コメント欄が一つあります)。これらは出席の代わりです(この授業は出席点はありませんが、皆さんがどの程度受講しているかも確認したいのと、反応もみたいので)。

 また、チェックテスト4がレポート問題としてwebClassに上がってますので、提出してください。

 ↑今回のレポートは成績に反映しません。みなさんがどれくらいできるかの「リサーチ」だと思ってください。点数とは関係ないので、びびらず安心して思う通りに解答してください。来週の授業は、これの解説から始めます。

 レポートの提出はwebClassからやってもらうのが簡単でいいですが、webClassがよくわからんという人(さすがにもういないんじゃないかと思うけど)は、回答文書を作って前野までメール(maeno@sci.u-ryukyu.ac.jp)してくれても構いません。

 普通のメールにする場合、webClassと違って自動的には伝わらないので、名前と学籍番号を忘れずに書いてください(たまに「ヒロコで〜す」とかメールが来ることがありますが、出会い系スパムと間違えます。

 今回は図で答える問題ですが、きれいな画像にする必要は全くないので、適当に紙に書いて写真を撮るというやり方で十分です。パソコンなどで画像(jpg,png,gifなど)またはPDFファイルを作成して送ってくれても、もちろん構いません。

webclass↓


この感想・コメントシートに書かれたことについては、代表的なものに対しては次のページで返答します。

 なお、webClassに情報を載せていますが、授業があった日の午後8時より約1時間、オンラインオフィスアワーとしてzoomを開いてます。質問や相談などがある人は来て話してください。

 テキストは印刷したものを配布する予定ですが、今回は印刷が間に合いませんでした。来週か再来週には印刷して配布します。同時にPDF版をこのページ内にアップします。
チェックテスト2の解答 受講者の感想・コメント

受講者の感想・コメント

 webclassでのアンケートによる、感想・コメントなどをここに記します。

 青字は受講者からの声、赤字は前野よりの返答です。

 主なもの、代表的なもののみについて記し、回答しています。


概念を習得させること、1を教えるためには10を知っていなければならない、に物凄く納得しました。教える立場であるなら問題の正誤だけにとらわれず、概念を中心に教えていこう、学んでいこうと思いました。教員のための講義内容として、今までの教員に対する考えが一心されてわかりやすかったです。今日はありがとうございました。
今日話したようなことは、教える立場になったときにまた改めて実感するんじゃないかと思います。
教師になりたいものとして、とても心に刺さる言葉でした。自分がこの学問の理解を深めていくべきだと思わされました。
しっかり理解して、よい教師を目指してください。
やはり、人に教えるということは自分が学ぶという事よりも何倍も大変で責任があることなんだと感じました。 私は、教員を目指しているわけではありませんが、将来的には必ず人に教える立場になると思うので、この授業を通して正しく教えることを身につけたいと思います。 半年間よろしくお願いします。
教えるために、まず自分が理解して、その中身を正しく伝えていくこと、そこを学んでください。
「一を教えるのは十をしっていないといけない」、この言葉がぐさっとささりました。中学校の理科教員を目指していますが、高校物理が分かっていないと中学物理をしっかり教えることができないということを心に留め、自分がまず理解できるようこれから頑張っていかないとと思わされました。何より、チェックテストがボロボロだったことがショックでした。必死に物理に食らいついていこうと思います。
中学の物理分野は教えるのがとても難しいところです。将来のため、がんばってください。
先生に共感するところが多く、この講義をしっかり受けたいという気持ちが強まった。
しっかりがんばってください。
まだ基礎知識なので解けたが、今後も解けるかは不安。
「解ける」ことも大事ですが、最終的には「教えられる」レベルになるまで、がんばってください。
めちゃくちゃ難しくて全然わからん!というよりは、んん~確かこうだったはず。という風な問題が多く、間違えた問題に関してもどっちだったっけ?と感じた問題が多かったです。
あやふやな状態だと「教える立場」ではとってもつらいので、そこはがんばっていきましょう。
基本中の基本の問題でも、自信をもって答えることができないと感じる問題があったので、物理学概論の受講が終わるころには自信をもって答えられるようにしたいと思いました。
基本をすっとばしてしまっているということは、やはり理解の仕方になんか問題があるということなので、そこをクリアにしていってください。
物理は理科科目の中でも苦手な方です。自分自身が高校理科の教員になった時に専門で物理を教えるわけではないとは思いますが、もしかしたら指導することもあるかもしれないのでしっかり勉強して理解していきたいと思いました。 実際今回の講義で理解できていないことが浮き彫りになったので少しずつ学んでいきたいと思いました。
今高校現場では割と頻繁に、本職でない分野を教えるということは起こってますので、その点は覚悟しておきましょう。
大学ではまだオンライン授業しか受けておらず、ほとんどの講義はこの講義のようにしっかりと解説をしてくれるものはほとんどなかったのでとてもわかりやすくてしっかり頑張ろうと思えた。
オンライン授業ばかりでなかなかたいへんだと思いますが、がんばってください。この授業がみんなの役に立てば幸いです。
面白い講義をありがとうございます。 教員を目指すうえで、物理をちゃんと理解したうえでないと、面白い授業は出来ないということは常日頃感じていることでもあります。私は、高校の物理と数学の先生にとても恵まれ(他の教科の先生方も素晴らしい方ばかりでしたが)たために物理を面白いと思いましたし、おかげさまで、物理をもっと勉強したいとここに来ることができました。教師を目指すのならば、その先生のようになりたいと思うものですが、その難しさ、道のりの遠さを日々実感しています。 今回のチェックテストでも、特に最後の「光のエネルギの出どころ」は、分かっていたようで全然説明できないことに気づきました。電球の持つ抵抗によって起電力が下がり、それがエネルギーとなっている、という解釈でしたが、自信もなければ、解釈が当たっていたとしてもそれを小中学生に教えるなんてもってのほかのように感じます。 これから、教えるということもちゃんと考えながら、これからの物理の勉強を頑張っていきたいと思います。これからよろしくお願いします。
面白い授業をしてくれる先生の存在は、とってもありがたいので、あなたもそんな先生を目指してください。電球の話については、また後でじっくりやりましょう。
物理、分からん!!と思っている知り合いに、わかりやすく楽しく物理を教えたいと思ってこの講義をとりました。自分が分かっていなければ教えられないということには、とても心に残り、その通りだと思っています。 チェックテスト5は、質問に驚き確かになんでかなと思ってしまいました。
教えようとすると「あれ?」となることはよくありますね。5番の電球の問題は、先の方でじっくりやりましょう。
物理が苦手で今回の講義で完璧に理解できていない、ということが実感できた。先生の説明がわかりやすく解説を聞いて理解することができた。 この講義でちゃんと理解できるよう頑張ろうと思う。 半年間よろしくお願いします。
はいよろしく。
チェックテストを受けて、やばい、、、と思いました。基礎が全然できていないことを思い知ったので、 これから改めて勉強します。
まずは、基本的なところをしっかり押さえましょう。
私は小学生の頃から何かを学ぶのが大好きで、授業後や放課後にいつも先生の所に行って質問するような生徒だった。その中でも特に、中学校の理科の先生はとても丁寧に質問に答えてくださった。理系科目が苦手な私が理系に進もうと決意したのも、その先生が理科の面白さを教えてくれたからだった。今日の授業で「生徒の好奇心の芽を摘んではいけない」というのが、私自身の経験と重なりとても印象に残った。先生は生徒の人生にとても大きな影響を与えると私は思う。だからこそ、物理に限らず深く広く理解できるように努力したい。
広く理解して、その中身を生徒に伝えていけるよう、がんばってください。
チェックテストが面白かった。自分が物理をちゃんと理解してないと実感した。
今からがんばっていきましょう。
作用反作用についてしっかり理解できていなかったことがとても残念だった。 これからしっかり学んでいきたい。
たぶんいろいろと「しっかり理解できてない」ところはあると思いますが、これからが勝負です。
僕は物理は苦手で問題の答え方をテスト用に勉強し、点数だけをもぎ取ってきたタイプなので耳が痛い話でした。先生の授業は丁寧なのでこれから理解に集中して人に教える意識で学んでいきたいと思います。これからよろしくお願いします。
「問題の答え方を勉強する」はそのときはよくても「教える」という立場ではやってはいけないことなので、がんばってください。こちらこそよろしく。
授業で分からない所があった時に先生へ質問できるzoomもあるので他のオンデマンド型の授業よりも安心感があります。私は高校の化学の教員を目指しているのですが、物理、地学、生物分野に対して特に自分の考えが甘かったと、今回の授業で感じました。しっかりと気を引き締めて妥協せず頑張ろうと思いました。
zoom一回目、誰も来なくて寂しかったです。それはさておき、頑張ってください。
チェックテストについてはすべて回答することができた。  だがチェックテスト1ではちょっと悩む部分もあり、ちょっと自信がない。  今後の授業であやふやなところを固めていきたい。
あやふやなところをそのまま教えてしまわないよう、気をつけましょう。
今回の講義を通して、確かに私は、物理の基礎概念について理解できていなかったり、誤解を持っていたりすると感じた。また、高校の授業や受験勉強の中で、物理に対して強い苦手意識があった(一番嫌いな科目でした)が、これから理科教員を目指すにあたって、自分の専門科目と同じくらい物理を理解し、好きになれるようにしたいと思った。(その他の専門科目についても同様に、積極的にその概念の習得に挑戦したい)
どんな科目についても、「概念の習得」は(特にそれを教えるときには)大事です。がんばってください。
今回の授業で、私は教員として生徒達に教えるために教える内容だけでなくそれ以上の教養を身に付ける必要があり、今まで自分が疑問に抱いていた高校の教員になるために高校の範囲を超えた大学の内容を教わる意味を知りました。また、教員が誤概念を習得していると生徒達も誤概念を習得してしまうため、教員は非常に責任が大きい職業だと再認識したため、改めて私は大学で正しい知識と概念を身に付けるように努めようと思いました。
生徒の誤概念を壊していけるような教員を目指してください。
物理の授業を受けるのは久しぶりで思い出しながらチェックテストを解いていきましたが、チェック2に関してはすべて不正解で、物理に対してさらに自信を無くしてしまいました。 高校で習う物理基礎からつまずいていて、教師になっても教科書を見て教えればいいやと思って勉強をほったらかしにしていました。しかし、前野教授がおっしゃった通り教える立場として一を教えるためには十を知らなくてはいけないなと思いました。 なので、物理は全くと言っていいほどできませんが必死についていこうと思うので、半年間よろしくお願いします。
この授業の中で、より深く理解して教えられるようになっていってください。
なぜ豆電球の前後の電流の大きさが等しいか 考えたこともなかったので新しい視点が見れて非常に面白かったです。
この問題については、だいぶ先になりますがそのときにじっくりやりましょうね。
今後の授業について質問 「テキストを印刷して配布する」と『物理を教えるときに気をつけること』の最後に記載がありましたが、紙媒体でテキストをもらうことも可能なのでしょうか?
はい、紙媒体で冊子にしたものを配布します。
今日のレポート