今日の講義の内容
$\def\diff{\mathrm d}$
第8章を終わりました。これでエントロピーを定義するところまでです。以降は、これでやっと出てきた重要な2つの式、$\diff U=T\diff S-P\diff V$と$\diff F=-S\diff T-P\diff V$について応用を考えていくことになります。
受講者の感想・コメント
青字は受講者からの声、赤字は前野よりの返答です。
主なもの、代表的なもののみについて記し、回答しています。
テストは自然科学のための数学みたいに持ち込みの紙ありですか?
皆さんの希望をとって決めます。
何をやってもその合計のエントロピーは増大するなら、僕らが何をやっても地球の温度は上がり続ける?
地球の外にある系を温めると、結果として地球の温度は下がる(地球と外も含めた系のエントロピーは増加している)。
平衡状態というのはエントロピーの最大値でもあるという側面を発見できたのは面白かった。
エントロピーの大事な側面です。
変数を書くときに[]と()のように括弧の形が違うことがありますが、これは意味ありますか?。
来週の授業でやります。
エントロピーは他の物理量に比べ奇妙な性質があり、非常に興味深い。
不思議な量ですが、こんなものを考える過程が面白い。
冷蔵庫を開けっ放しでも部屋の温度が下がらないのは、外に排熱しているからなんですね。
それやると部屋の温度上がるよ。
クーラーは熱を逃さないと冷めないから、そのために室外機が置かれていることがわかり、なぜだかわからないけど、鳥肌を通り越して泣きそうになりました。
ええっ、泣きますかぁ〜。
熱力学って難しいですね。
うん、難しい。その分、面白い。