今日の講義の内容
今日は最大仕事とHelmholtz自由エネルギーについて。
最初にプログラム
で、
- 等温操作では遅い動きでやった方が仕事量が大きくなる
- 膨張して収縮して元の状態に戻っても、行きでする仕事と帰りでする仕事は相殺しない(和は負になる)
というのを実感してもらった(これらは後で要請として導入したりしてまとめるが、とりあえず今のところは状況証拠のようなものである)。その後で最大仕事の説明に入り、テキスト(ここを右クリックで保存)の第5章の5.5節まで終わりました。
受講者の感想・コメント
青字は受講者からの声、赤字は前野よりの返答です。
主なもの、代表的なもののみについて記し、回答しています。
改めて、熱は温度ではないとわかりました。イメージできれば楽しいです。
熱・仕事・エネルギーをイメージしながら考えていきましょう。
ここまで熱を表すのにまわりくどいとは思わなかった。新しい定義したUとFが大活躍だった。
まわりくどいけど、わかっている量で定義されていることが大事です。
やっとQが定義できた!
次はSの定義に向かっていきます。
最大仕事は経路によらず、出発点と到着点だけで決まることがわかった。
今日はまだその話はしてない。次でそうなることを示します。
計れないものは、計れるものと計れるもので求められるのは面白いと思った。
物理ではこういうことをよくやります。
新しいことを覚えていくよりも忘れていくスピードが速い気がします。
それだとそのうち理解ができなくなるよ。
エントロピーSは初期宇宙の状態に関係ありますか?
エントロピーはありとあらゆる物理現象に関係します(当然宇宙初期にも)。