『仮面ライダー555』
2003年1月から。
黒字は見て直後の感想、赤字は後から付け加えた部分です。
2003.1.26 第1話
二つの話が平行して進んでいる。第1話だけ見ると「また謎ばらまきでいくんですか?」とちょっと不安だがさて。
- 冒頭、変身ベルトを研究しているらしい施設を怪物が襲う。変身ベルトは怪物に奪われた?
話変わって、交通事故で昏睡状態になった青年。2年眠った後、いったん死んだかと思ったら生き返る。生き返ってみると親の会社も家も親戚のおじさんに勝手に売り払われている。相思相愛だった恋人もいとこに取られてショックの青年は怪物に変身、いとこを殺す。
その一方で九州。オートバイに乗って旅する若い女。それにつきまとう3人の男が、次々と怪物化して彼女を襲う。彼女の持っている変身ベルトが欲しいらしい(なんでこの娘が持っているの?)。ピンチの娘はベルトつけて「変身!」と叫ぶが変身できない。ちょうどそばにいた若い男(こいつはこいつで娘の持っていたかばんを見て「あれ、俺のかばんちゃうかな?」と思ってついてきたらしい)にベルトをつけて、だめもとでやってみよう、と変身させると変身成功。突然仮面ライダーになっちゃった男はそれでもライダーキックで怪物を倒すが。
敵であるらしい怪物は人間が変化(へんげ)したもののようだ。娘はなぜ変身ベルトを持って旅しているのか。話がどうころがるか、まだ検討つかんですが。情報何もいれずに見始めたんで、誰が仮面ライダーになるんだろうと思いながら見てたら、「こいつかな?」と思った人間は怪物になったり殺されたり(^^;)。なお、巧が最初にオルフェノクに会ったときにびっくりしなかったのは自分もオルフェノクだったからだ、というのが公式説明なのだが、巧自体が他の部分でもあまりに変なのでそこに思い至らなかった(^_^;)。
怪物がモノクロ調でシックな感じ(^^;)なのは気に入った。そのわりに肝心の仮面ライダーがおもちゃっぽい配色で、何より蛍がモチーフだそうだが顔が丸くて黄色い(^^;)。
2003.2.2 第2話
相変わらず二つの話が平行して。
- 変身ベルトを持って旅する娘(真理)は前回で変身可能だとわかった男(巧)に「あんた変身できるんだから私を守ってよ」と理不尽なことを言う。巧はイヤだよ、とは言うがいったいこのベルトは何やねんとか、そういうことは聞かない。どうも無気力に生きているかららしいのだが、それにしても普通聞くだろ。巧のかばん(真理のかばんと同じの)は警察が見つけるが、また真理のかばんと入れ替わった後で盗まれる。質屋に売られちゃったかばんを取り返すために遊園地で散髪屋を営業する二人(真理は美容師になるんだそうな)。買い戻してやれやれと思った後、巧はさっさといなくなるが、一人になった真理の前に現れる象のオルフェノク。「かばん寄越せ」というが、実はかばんの中身は巧のパンツ。そこへ自分のかばんの中身が変身ベルトであることに気づいた巧が現れて仮面ライダーに変身。真理にライダーキックの方法を教えてもらって象を倒す。
-
- 一方一回死んで怪人になった青年(勇治)。悲観して死のうと飛び降りるが、死ねず、目覚めると変なかっこうした女(前回からTVCMの中に登場してたスマートレディ)に「あなたはそう簡単には死ねません、残念でした。なぜならオルフェノクとして覚醒したからです」と意味不明なことを言われる。前回怪物に殺されたいとこは恋人(つまりは勇治の元恋人)の家で砂になって崩れたものだから、恋人(演じるはタイムレンジャーのユウリをやってた勝村美香)はパニック状態で、刑事が来るのを見て「わたしじゃない〜〜」と錯乱したうえ、そばにいた勇治を指さし「犯人こいつやぁ」とさらに錯乱(もっともこれ実は当たりだけど)。勇治はこれに腹たてたかオルフェノクに変身して元恋人の心臓を剣で刺す。
アギトや龍騎同様、よく30分にこんだけつめこんであるな。それにしても前回もそうだが暗い画面が多いなぁ。
(つっこみその1)なんぼ同じかばんやからって、何回間違えたら気がすむねん。だいたいパンツぐらいしか入ってない巧のかばんと、変身セットの入った真理のかばんじゃ重さが違うだろ。
(つっこみその2)警察にいって「私のかばんの中身が質屋で売られている」と言えば、たぶん返してもらえると思うぞ。
2003.2.9 第3話
たるい、たるいぞっ。3話まで行ってちんたらしすぎっ。
- 怪我したと嘘ついて「私を守って」と言う真理。巧もしょーがねーなとつきあうがすぐに嘘がばれ、バイクでおっかけっこしてたらそこを走っていたクリーニング屋の車が巧のバイクよけようとして電柱にごん。「あー、洗濯物が運べないよう」と泣くクリーニング屋の啓太郎(この「泣く」っての比喩じゃなくほんとに泣く。しっかりせーよええ年して)を見て、真理は仕方なくバイクの後ろに啓太郎を乗せて配達。最後の一個が汚れてしまったのでコインランドリーで洗濯しちゃれ、と入ったコインランドリーでまたもやあの真っ赤なパンツ。3人ですったもんだしているところにまたオルフェノクが「ベルトを寄越せ〜」と現れ、巧が「またかよ〜」と変身してやっつける。
なお、平行して啓太郎のメル友の女学生、結花とのメールのやりとりが入るが、結花ちゃん、まるで一昔前の少女漫画の主人公のように家でも学校でもいぢめられすぎ。オルフェノク化確実。
これでおそらく啓太郎も含めて3人で旅することになるんだろうと思われる。なんか次回予告では啓太郎の方が変身しているような(と言っても前にも真理が「変身」と叫ぶシーンが予告で流れたからな(^^;))。
しかしなんか、3話まできてもまだキャラが動き出してないなぁ、って感じでたるい。好奇心が欠如し過ぎて自分が仮面ライダーなっちゃってもその謎について知りたいと思わない巧も、「みんなを幸せにするんだ〜」と満面笑みを浮かべながら町中の人にパシリとして使われている啓太郎も、常人離れした変な奴なんだが、あまりに変なキャラにしすぎててこなれてないというか。
それにしても巧、3回目の変身にしては随分武器の使い方とか慣れてきたよな。話に出てないところで練習とかしてたんか??
2003.2.16 第4話
やはり啓太郎は変身失敗だったか。しかし主人公以外が変身するライダーは見れた。
- なぜか真理と巧が「正義の味方」をしようとしていると誤解して「僕も手伝おう」などと決意する啓太郎。それよりおまえ、さっき起こした事故と破っちゃった洗濯物はどーすんだよ。今度こそほんとに怪我した真理を病院に連れて行く二人。協力しようとしない巧を啓太郎と真理は二人して非難して「おまえ友達いないだろ」とか言う。しかし実は真理だって正義の味方をしようとしているわけではないとわかった啓太郎は、「じゃあ俺が人助けをする」と真理のバイクとファイズ変身グッズを持って逃亡。クリーニング屋もやめたらしいが親父は事故のこととか怒ってないんか?
その啓太郎の前にオルフェノク現れ、変身しようとするがやっぱり不可能。それどころかオルフェノクがベルト取り上げると、さっさと身につけてファイズに変身。そこへ巧と真理が来るが、素手ではかなうわけもなし。巧はさっきさんざん「卑怯者」と言われて傷ついてたらしく勇敢にもオルフェノクが変身したファイズにバイクで特攻。でもあっさりやられる。やばいと思った真理の叫びに反応するかのように、真理のバイクがロボットに変形。オルフェノクをぶちのめし、落ちたベルトを巧が拾って変身。無事オルフェノクを倒した。
一方鳥型オルフェノクと化した結花は学校の体育館で結花をいじめていた連中を襲う。そして家にも帰れずさまよう結花の前に勇治が現れ「僕は君の味方だ」と言う。
前回まであまりにやる気なさそうに戦っていた巧だが、今回は二人に「吐きそうになるほど悪い奴」扱いされてさすがに応えたのか、やる気出して生身で突っかかってました。まぁヒーローものとしては「友達いない奴扱いされて切れたから」なんて戦う理由はへなへなではありますが(^^;)。
敵側があっさり仮面ライダーに変身ってのはおもろいな。そーいえばここまで「ファイズ」という単語が出てこなかったが、今日始めてオルフェノクが自分が変身して「これがファイズか」と言ったので名前がわかった。これでこれから巧たちも「ファイズ」と呼ぶのか。「仮面ライダーアギト」の時はギルスが「ギルス」と呼ばれたのは他に誰もいない時に黒い神様が言っただけなもんだから、最後まで人間サイドからは「アギトに似た存在」としか呼んでもらえなかったんだよな。
ところでオルフェノクはなんなくファイズに変身できた、ってことは巧もオルフェノクになる素質ありなんかな。と、この時は素質があるからファイズになれるが、まだオルフェノク化してない、と思ってたんだよな。話が進むうちに一回死にかけてオルフェ化したら面白いかな、とか。それにしてもなんぼ猫舌でも、昼間作ったカップヌードルを夜中になってから食うな>巧
で、なんで唐突にバイクがロボットに変形しますか(^^;)。今日おもちゃ屋でこのバイク(オートバジン)を見たら、「スマートブレイン」の社名が書いてありますな。2話を見なおしてみたら真理がバイクも父親にもらったもんだと言ってました。ますます何者だ真理の親父。
2003.2.23 第5話
なんだ、あっさり東京へ着いちゃった。3人がでこぼこ珍道中していくのが前半の展開かと思ってた。
- 勇治は結花をスマートブレイン社に連れていく。そこで待っていた教育係のイカ型オルフェノク(演じるは影丸茂樹)にオルフェノクは他の人間をオルフェノク化できること、しかしオルフェノク化できる人間は限られていて、そうでない人間は死んでしまうこと、人間と戦うためにはオルフェノクを増やさなくてはいけないこと、を教える。3人は東京に着き、真理は父に接触しようとするが行方つかめず、スマートブレイン社でも「娘です」と言っても取り次いでもくれない。真理と啓太郎は啓太郎の父の店(両親は今いない)で暮らすことに。いったんは別れていた巧はバイク免停で罰金代を借りるためにやってくる。そこへイカ型オルフェノクが襲ってくる。ベルトを持ち歩いてなかったのでただただ逃げる二人。啓太郎に電話してベルトを持ってきてもらって変身。破れたイカ型オルフェノクは『オルフェノクの死を教えよう』とランバ・ラルみたいなことを言って勇治と結花の前で燃え上がって消える。
今回のオルフェノクの力は『仮面ライダーアギト』での「アギトの力」を少しダークにアレンジし直したもんなんやね。人類の一部にビルトインされた力で、それを持つものは迫害を受ける。『アギト』のラスト5話で警察が「アギト抹殺機構」であるアンノウンを放置するという方策をとって、<新人類VS旧人類>の話にもっていこうとした(たった5話だし無謀だったが)のに再挑戦する気かな?
主人公の巧も新人類サイド(アギトもしくはオルフェノク)だったということからよりアギトの最後5話との類似性は強まったかもしれない。
と、書いた後で思い至ったが、オルフェノクの増殖の怖さの設定ってのはつまり吸血鬼の怖さでもあるわけやね。
2003.3.2 第6話
どーも話の作り方がオルフェノクよりだなぁ。
- 「オルフェノクを増やせ」とか言われても、人殺すのなんてイヤだ、と言う勇治。結花の方はそれほど人間好きじゃないので殺すことには抵抗なさそう(おいおい)。勇治は「話聞かせろ」とスマートブレインの社長室に乗り込むが誰もいない。
真理はスマートブレイン社に乗り込もうとするが、そのままでは入れてくれないということで誰かのIDカードを盗もうということに。その「誰か」に選ばれたのがよりによって勇治。車から泥棒しようとして警備員に見つかり、勇治に諭されるはめに。真理はその勇治を見て「やさしい人だぁ」と気に入った様子。
一方、先週オルフェノク化した男が説明聞く前に出て行っちゃったので探していた結花は、クリーニング屋のビラくばっていた啓太郎とニアミス。携帯落として啓太郎に拾ってもらうのだが、お互い相手が誰だか認識せず。ただし啓太郎のアレルギーセンサーは結花がオルフェノクだということを感じ取っていた様子だが。
一方、先週オルフェノク化した男は、自分が化け物になったことに一瞬おののくが、勇治や結花も同じだと聞くと、 「やったぁ。こうなったらおれを馬鹿にした奴に復讐だね!」とのーてんき。さっそく街に行くと、いろいろあった後でファイズと戦いに。それを見た勇治は「俺の仲間を傷つけるなぁ」とファイズに向かって突進。
『君の名は』的すれ違いを重ねてますなぁ。巧や啓太郎がわけわからん人間な分、勇治や結花の方が主人公みたいだ。今日の話だって、新米オルフェノクはまだ自分を殺しそうになった人間だけしか殺してないんだから、これでファイズが倒しちゃったらファイズが悪者だよなぁ。それにしても外すよなぁ、啓太郎と巧の会話。
啓「世界中を真っ白に洗ってみんなに幸せになって欲しい」
巧「おまえ今自分がいい話していると思っているだろう」
と来て、「そうだよなぁ、臭いよなぁ」と思っていると
巧「いい話だよ、ちょっとな」
いい話なんかい!
どーみても「どっちもどっちで変な奴どうし」だけどなぁ。
2003.3.9 第7話
とことんヒーローものの定石を外したいみたいですな。相変わらずやる気ないけどないなりに戦っている主人公。
- 始まるや、ライダーキックが効かないで引き分けになるファイズと馬オルフェノク(勇治)。「特訓でもする?」と聞く啓太郎。「そんな恥ずかしいことできるか」と巧。一方新米オルフェノク(海堂)は「今こそ恨みはらさでおくべきか」とばかりに昔いた大学に。昔ギターの天才だったのに事故で弾けなくなったんで大学の連中を恨んでいるらしい。ところが復讐する前に砂のように崩れる人間を目撃し、海堂は大学内に別のオルフェノクがいることに気づく。たまたまお客さんの悩み相談でその大学の学生さんと話をしにきた啓太郎と巧は、
そのオルフェノク(ゴーグルつけた鳥か?こいつ)を見つけて戦うが逃げられる。
美容師になる夢のためがんばる真理、「世界を真っ白に洗う」というよくわからん夢を持つ啓太郎。音楽を夢見る青年。で、「夢のない」巧がぶちきれる訳だが、練習していて飯の準備してない真理に「おまえの夢のせいで俺は腹ぺこだ」なんて言うのはむちゃくちゃ。それにしても「夢が」「夢が」が多いなぁ、この番組。「夢を見たいけど見れない現代人」像が巧なんだろうけど、ちょっとしつこすぎるかも。しかしこの先巧自身に「夢」ができたとして、それは今このオルフェノクと戦っているという現実とどう折り合うというのでしょうな。
2003.3.16 第8話
やっとヒーローらしくなる主人公。最初っからまるで主人公だったがついにヒーロー役までやっちゃった敵役。
- 海堂は大学の後輩にギターを教える。後輩が上達したことで、その大学の先生(演じるは小倉一郎)はその後輩に怪我を負わそうとする。海堂の事故もこいつが仕組んだということを知る結花。それを聞いた勇治はこの先生(先週大学に出てたオルフェノクはこいつだった)と戦って倒す。海堂は後輩にギターを教えたことで「俺の替わりに弾いてくれる奴ができた」とギターをあきらめる決心ができた。
というのが、オルフェノク・サイドの話。一方巧サイドは
- 美容師の修業がうまくいかなくて巧や啓太郎に八つ当たりする真理(猫舌の巧に鍋焼きうどんを作ってやるってのは八つ当たりにしては手がかかりすぎてないか)はクリーニング屋を飛び出す。珍しくも迎えに行ってやる巧。さらに次の日、真理が美容院でうまくやっているのを見守ってたり、おまえ急にキャラ変わりすぎ。
真理をつけていた別のオルフェノクは、「俺には夢はないが、夢のある奴を守ることはできる」と言う巧によって倒される。
という話。巧が「夢のある奴を守る」という自分の存在意義を見つけるところが今回の肝なんだろうけど、そういうありきたりな答が出るにしては「夢」「夢」「夢」と前面に出してしつこかったが(^^;)。まぁ巧もやっとヒーロー番組の主人公らしくなったということか。
それにしても今回のやられ役オルフェノク。突然巧に夢に関して一席ぶたれてとまどったろーなぁ。とまどう間もなく死んじゃったが。
で、勇治は悪いオルフェノク(小倉一郎)倒したりして、敵サイドでありながら巧よりよっぽど「ええもんキャラ」なんですが(^^;)。この先話が進んでいくとどうなるんだろう。
ああそういえば。巧が戦っているとオートバジンがやってきて加勢するつもりかマシンガンを撃ちまくるんだが、ファイズにも当たりそうになり、「おまえ、あぶねーじゃねーか」と巧がオートバジンを突き飛ばす、という場面が入ってた。オートバジンはいったいいつどういう時に起動して、どういう判断基準で戦っているんだ?
2003.3.23 第9話
やっとヒーローらしくなったと思ったら変身能力なくす主人公。
- 真理はスマートブレイン社に呼び出され、父親が失踪したことを告げられ、ベルトとバイクを返してほしいと言われる。「元の持ち主なんだし」ということで返しちゃう真理。啓太郎はまたお客さんに頼まれて泥棒探しをするが、その泥棒が実はオルフェノク。やばいところでファイズが現れて助けてくれるが、そのファイズの中身はなんと海堂。
主人公じゃない人が変身したファイズが出てくるのはこれで2回目だが、今回は巧が変身する場面すらなし。勇治は「人助けがしたい」とか、まるで主人公みたいなこと言っているし、ますますだれが「正義の味方」なのか混乱させる番組である。巧本人は「正義の味方でしょ」と言われて「微妙なんだよなあ」とか言っているし。ところで予告ではまた別の仮面ライダーが出てくる模様。
2003.3.30 第10話
アギトや龍騎の時でも多かったが「次回予告の最後で意味ありげに出てきた新キャラは、本番でも番組の最後で意味ありげに出てくるだけ」っての、ええかげんにやめい。
- ファイズでなくなったのでぼーっとする巧。なんだかんだいいつつ正義の味方したかったのね。実は海堂ファイズの目的は「人を殺そうとしない“悪い”オルフェノクを始末すること」。先週の泥棒してたオルフェノクも、人を殺せない気の弱い奴だった。当然、「人を救いたい」なんて言う勇治も海堂ファイズの標的になるが、海堂は心に迷いがあり、馬オルフェノクに変身して戦う勇治を殺せない。馬オルフェノクに倒されてベルトを外して苦しんでいる海堂に結花が駆け寄ると、海堂は「うざいんだよ」と毒づく。それを見ていた啓太郎は、「キミは正義の味方じゃなかったのか」とベルトを取り上げて巧に渡す。「やっぱりファイズはたっくんだよ」というわけで巧ファイズが復活。それを見つめるもう一人の仮面ライダー…。
この他にも、地下に埋まった小学校の謎(そこには真理の名前が)とか、啓太郎が真理と一緒に結花の部屋に洗濯物届けに行ったらそこに勇治がいて、啓太郎→結花、真理→勇治で「ぽっ」となるというシーンがあったりしたが(^^;)。やたらと盛りだくさんなのは毎回のことだな。
啓太郎と結花はいつ互いがメル友どうしであることに気づくんだ??
あと海堂と結花は「啓太郎がベルトもってっちゃった」ってことはわかっているわけで、彼らからすれば啓太郎=泥棒。この後どういうふうに話進むのやら。
2003.4.6 第11話
ずっと「海堂」を「海道」と間違って打ってた(^^;)。まぁそれはそれとして今日の話は
- スマートブレイン社長は、オルフェノクの中でも上の上の連中に何か(ファイズ抹殺)を依頼する。結局また勇治と結花のいる部屋で傷を癒す海堂。また結花に毒づいて、結花は部屋を「じゃあ私出て行きます」と部屋を出て、久々にメル友の啓太郎にメールを打つ。その頃ベルトを取り返して御機嫌の巧と「いいのかな」と心配する真理は、啓太郎が「結花さんからメール来た」と喜んでいても冷たい反応。そこへ真理の同窓生から変身ベルトの写真とともに待ち合わせ場所を指定したメールが来る。「なんでベルトの写真が?」といぶかりつつそこへ向かう二人。途中で真理は勇治の部屋に財布を忘れたことを思い出して寄ると、そこに倒れた海堂。看病する真理。一方啓太郎はぼーっとしている結花(啓太郎にとっては長田さん)を見つけ「あの後どうなったんですか」と聞くが結花が「どっかつれてって」と言ったもんだからうまうまとデートに。
さて待ち合わせ場所に行くと、砂になって崩れ落ちる真理の友人が。出てきたオルフェノク(甲羅みたいなのがあるからカニかと思ったら、ワニらしい)と戦うが、ライダーキックが効かない。そこへもう一人の仮面ライダー(カイザ)が現れて加勢してくれる。
疑問点1:オートバジンも取り返しているけど、あれはベルトの持ち主んとこに自動的に帰ってくんのか?
疑問点2:真理、ドアを出て気を失った海堂を、たっくんの助けもかりずにベッドまで抱き上げたんか? ベッドまで行く途中には階段もあるぞ。
疑問つーかええかげん相手がメル友だと気付けよ、結花と啓太郎。
海堂、控えめで気の弱い(しかしいったんオルフェノク化すると血も涙もない)結花より、がさつで気の強い真理の方が好みなんか、なぜか素直に言うこと聞いてましたな。
2003.4.13 第12話
カイザのベルトは呪いのベルトでした。
- 加勢してくれたカイザがワニオルフェノクを倒した、と思ったらカイザも苦しがって倒れてしまう。真理はいったいどうなっているのか、他の同窓生に電話をかける。実はカイザのベルトをつけてたのもその同窓生の一人で、同窓生の何人かと先生がなぜかキャンピングカーに乗って旅している。カイザのベルトをつけていた男は変身が解けた後死んでしまう。彼らにあった真理はカイザのベルトをつけた人間が次々と死んでいるという話を聞く。そこへ「命が3つある」ということで復活したワニオルフェノクが襲ってくる。また同窓生の一人が変身して戦うが死亡。結局巧(ファイズ)がワニオルフェノクを撃退(逃げただけ)。先生が「君たちに言っておかなくてはいけないことがある。同窓会の日、あの日君たちは」と何か告白しかけて砂になる。言うこと言い終わってから砂にならんかいっ。
2週前、ただぼーっと戦いを見ていたカイザがいたが、あれ、ただぼーっと見るためだけに変身して、その後死んだ奴がいるってことか?? 不経済な話だなぁ。
真理の小学校というのは私塾のようなもので、真理の父が孤児を集めていかせていたらしい。文部省にちゃんと話は通してあったんか?
しかしその話を「前にも話したと思うけど」と話始めるがそんな話は覚えがない巧と啓太郎。あれは何か意味あるのか。真理の記憶が操作されているとか?よく考えてみたら啓太郎の方だけ「聞いたことない」と言っているから巧には話していたのか?
その不思議は別にしても突然部屋が暗くなって真理にスポットがあたる「告白タイム演出」も唐突だったなぁ。
2003.4.20 第13話
謎の男がまた一人登場。
- 同窓会に来てないはずなのに寄せ書きに書いている男、草加雅人に何か秘密がある、と草加を捜す真理。昔は弱虫で、ガキ大将だった真理が助けていたらしい。
草加の大学に来た真理と啓太郎はフェンシング部にやってくる。一緒に来てはぐれた巧はなぜかテニス部のキャプテンといざこざを起こす(いつも以上にわけわからん行動だぞ、巧)。
一方、フェンシング部の草加は真理なんて知らんと言う。うろうろする巧はまたテニス部のキャプテン(実は乗馬部でもキャプテンらしい)とまたいがみあう。
その頃、何かを考え込んでいた海堂は突然、「俺は人間として生きる! 人として生きて恋をするんだ」と叫んで結花とデートを始める。
- おまえの「人間として生きる」って結花とデートすることか?>海堂
- しかし実はこのデート、真理を誘ってデートしたい海堂にとっては予行演習。やっぱりああいうきっつい女好きなんかい。
- 結花ちゃんは海堂がトイレタイムの間、女の子にからんでいた男二人をオルフェノク化して殺したりしつつも、楽しくしかしあわただしくデート。
真理のこと知らんという草加と押し問答になってもめたところに巧とあっちこっちの部のキャプテンやっていたあの男もきてまたいがみあい、「スポーツで決着をつけよう」という話に。巧完敗。その間の会話でやっと真理は探していた草加雅人とは別の草加一郎と話をしていたことに気づく。ほんとの草加雅人は巧と戦っているあっちこっちキャプテン。
そこへ真理の同窓生から「オルフェノクに襲われているよぉ(;_;)」とSOSで、巧は助けに行く。そこへ草鹿雅人も現れ、カイザに変身してオルフェノクを倒す。巧のファイズよりもずっと強そうだ(^^;)。
な、長い。30分の話を要約しているとは思えん。雅人はカイザへの変身の仕方を知っている(っていうかそもそも、あのベルトを見ただけでは「これつけたら変身できる」なんてわからんだろう)し、変身しても死なないし、というわけで絶対何か謎がある。もしかして二週間前のぼーっとしてたカイザはこいつかな?
今回でややこしい人間関係に、海堂→真理というラインが加わったようで、来週はその話が出てきそうである。しかし毎週顔色一つ変えず人殺ししている結花を甘くみて便利に使ってちゃいかんぞ、海堂。
2003.4.27第14話
- 草加は「君(巧)の真似して変身したけど(どうなってんの?)」と嘘くさいことを言う(なんで押すボタンの番号とかわかるんだ)。同窓会の寄せ書きについても「知らん」と。草加はすっかり新ヒーローとして真理や啓太郎に歓迎されるが、先週からそりが悪い巧は気にいらない。巧も草加を問いつめるから「ベルトのこと前から知ってたろ」と言うかと思ったら、「同窓会の寄せ書き見た時に顔色変わったぞ」と言う。その瞬間切れたところを見ても、草加が問題の核心を知っているのは間違いないのだが。
オルフェノクのバーには北崎という「触れるものすべてを滅ぼす」オルフェノクが来ていたらしい(今回は名前のみ)。スマートブレイン社長の村上は裏切りものとして勇治たちの暗殺を指令。勇治は「俺の近くにいると危ないぞ」と言うが結花は着いていくといい、海堂は恋に浮かれてどーでもいい。もっとも真理には全然相手にされてない。
もう3つめの命しか残ってないワニオルフェノクのジェイが巧を襲う。その頃、裏切り者暗殺を請け負った琢磨(演じるはアギトの北条さん)が海堂を襲う。そこに来た勇治と結花も来て、4人(匹?)のオルフェノクの戦いに。勇治は川に落ち、海堂は逃げる。戦おうとする結花に、琢磨は「君はブラックリストに載ってない」。確かによく殺しているからな。
一方巧を助けようと草加も変身するが、巧が「おまえの手は借りない」と言ったらさっさと戦いをやめる。巧も負けて川に落ちる。勇治と巧、場所は違うが二人仲良く川流れ。
来週はどうやら、結花が勇治を助けようとして間違えて巧を助けちゃったって話になる様子。
しかし、オルフェノクは吸血鬼的存在だな、と思ったが昼間でも出てこれるし十字架もニンニクも嫌いじゃないし(^^;)、ある意味マイナス要因がないんだよなぁ。吸血鬼と違って昼間隠れる必要もないから、無理に仲間を増やしたりしようとせんと、静かにしていれば(簡単には死なないらしいし)幸せに生きられそうな気がする。そうはいかない理由があって仲間を増やそうとしているんだろうか。そのあたりが今後出てこないと、村上や琢磨の動機付けが難しそうだし、勇治の言うことがもっともすぎてつまらない(^^;)。いつか勇治が「オルフェノクが人を襲わなくてはいけない理由」(ってちゃんとあるんかな?)に気づいた時にどういうふうに話が転がるのやら。
2003.5.4 第15話
- 川に落ちた勇治を捜す結花は巧を、川に落ちた巧を捜す啓太郎は勇治を発見して助ける。人間として生きたい結花は巧を助けることで自分の人間性を証明したかったのだが、因縁つけてきた暴走族をいつもの調子でオルフェノクに変身して砂に変えたところを巧に見られてしまう。巧は「人間の心をなくしていないオルフェノクがいたらどうすればいいのか」と結花のことを思って悩む。啓太郎の好きな人が結花であると知ると「あの女はやめとけ」と言うがもちろん啓太郎は聞く耳持たない。
一方勇治は啓太郎の家を抜け出して自分の家に戻り、結花と海堂におとなしくていないと、と言うが単純男の海堂は真理しか頭にない。巧にオルフェノクへの変身を見られたことがショックな結花は突然海堂に「あなたが好きです。あなたが好きなだけの私でいさせてください」と唐突なことを口走るが、単純男の海堂は例によって真理しか頭にない。
真理をつけてきた海堂を倒すためにムカデオルフェノク(琢磨)が出てきたのを見て、真理は巧と草加を呼ぶ。しかし二人が来た時そこにいたのは海堂を助けに来た鶴オルフェノク(結花)だけ。草加はカイザになって鶴オルフェノクを倒そうとするが、巧は結花であることに気づくとカイザに対して殴りかかる。カイザ反撃するとオートバジンが巧に加勢してカイザを攻撃。するとカイザのサポートメカ(変形してサイドカーになる)がオートバジンを攻撃。
この複雑怪奇な人間関係に、「結花←→巧」というラインが加わった。しかも結花の正体を巧は知っている(巧がファイズであることはまだ結花は知らないが、時間の問題だな)。巧の方にとってはこれまでただの怪物だと思って倒してきたオルフェノクが人間であったということで悩んでいる様子。悩んで相談する相手がよりによって何か裏がありそうな草鹿ってのが問題だ。啓太郎か真理に相談すりゃもう少しましな展開になるのに・・・ってまぁ、ここはファイズVSカイザの戦いになった方が面白いからなぁ。
それにしてもカイザのサイドカー、あれが変形してあの大きさのロボットになるのはあまりに無茶だと思う。あの大きさになるのなら変形前はトラクターとかでないと。トラクターに乗って現れる仮面ライダーってのも大笑いだが。
大笑いといえば、ファイズの変身アイテムである携帯電話、今日はほんとに電話として使用してたなぁ。いったいどこの会社と契約すると通話できるんだ(^^;)。もしかしてスマートブレイン社は携帯電話の方も経営しているのか。
どうせならおもちゃ屋で売っている555携帯や555デジカメも使えるようになってればいいのにな(^^;)。ってそんな高いおもちゃ誰も買わんか(とも言い切れんところが恐ろしい)。
2003.5.11 第16話
- いかにも巧に怪我させられた様に振る舞って、真理と啓太郎の同情を買い、巧追い出し作戦を進行する草加。巧は結花に会い、なぜ人を殺すのかと尋ねる。「人間が怖いから」と答える結花。「また殺すのか」「もうしません、人間として生きていきたいから」その会話のせいでますます悩み始める巧。しかしそういうことを真理や啓太郎に打ち明けて相談するなどということは巧の性格ではできるはずもなく、理由も言わずに啓太郎に「あの女はやめとけ」を繰り返すものだから、草加の「巧は草加が嫌いだから怒っているお子様だと思わせるぞ作戦」にますますはまっていく。
いっぽう勇治は、元恋人(実は勇治が殺した)の兄に会う。兄は妹殺しの犯人を捜したい、協力してくれ、というが犯人は目の前のそいつである。さらに妹の遺品の中にあったと勇治に携帯のストラップを渡す。そんなものもらえない、と追いかけてきた勇治(どうやって追いかけたかというと啓太郎と巧の車をヒッチハイクしてなんだが)の目の前で飛び魚オルフェノク(この少し前に真理も襲ってた)に襲われてこの兄さんが倒れる。巧はファイズに変身して戦うが、結花の顔がちらついて攻撃が鈍る。そこにあらわれたカイザが飛び魚オルフェノクを撃退し、次の目標はファイズ。
いや今日も盛りだくさん。この他にも海堂君が真理に「私この人(草加)とらぶらぶだも〜ん」と嘘つかれてショックな話とかもありましたが、全体の話が重い。オルフェノクが人間の心を持っているという実例を見てしまったせいで攻撃できなくなる巧と、自分が殺した女の兄に「犯人捜してくれ」と言われて困ってしまう勇治と、二人の主人公が深刻悩みモードに入ってしまいました。その兄さん、オルフェノクにやられて倒れたということは、砂になるかオルフェノク化するかどっちかなんですが、どないなるんですかね。
それにしても真理襲ったり兄さん襲ったり、忙しいですな、飛び魚さん。上からの指令なんかな。とするとオルフェノクのことを調べられたら困る、という判断がどっかにあったのか。
何も考えてない無感動で熱くない主人公だったけど、巧もだいぶ主人公っぽくなりましたな。
一方で、どんどん嫌な奴の本性が見えてくる草加も面白いというか、今後改心するんかどんどん悪役化するのか、どっちにしても楽しみだ。
2003.5.18 第17話
- すっかり戦う気のなくなった巧に「出て行けば? 君が戦わなくても俺が戦うし」と嫌味ったらしい草加。巧は相変わらず理由とか言わない人なので、真理も啓太郎もわけわからんまま「もうだめかも」とか言う。一方勇治の元恋人の兄は、予想通りオルフェノク化。妹の友達だった男の言葉が気に入らず、「おまえは死んだ妹の悪口言ったなぁ」と殺す。ちょうど居合わせた啓太郎が巧を、兄は勇治を呼び、3人鉢合わせたところ、兄は暴走して辺り構わず殺人を始める。「もうあの人は人間じゃなくなっている」と泣く勇治。巧は「迷っているうちに人が死ぬのなら、俺はもう迷わない」と叫んで変身、オルフェノクを倒す。
一方、啓太郎の電話でその場に向かっていた草加は、途中で同窓生に会い、「もう一つのベルトがあることを知っている?」と言われ、いずこかへ。
割とあっさりというか、定石通りなヒーローの自信回復話。「戦うことが罪なら、俺が背負ってやる」とまるで仮面ライダーかなんかみたいな(おいおい)かっこいい台詞を吐いております。しかし、これで勇治が「人がオルフェノクになる」ということに関して何かを知っている人物であることが巧と啓太郎にはわかったはずなんだが、今後(今回出番なかった結花のことも含めて)どうなるんですかね。
しかし真理も啓太郎も、何を巧が悩んでいたのは全く知らず、なぜ立ち直ったかも知らず、ただ立ち直って戦っているからよかったよかったと手を叩きあって喜んでいる・・・という図はほんまにこれでええんか?
もうひとつ「これでええんか」と思うのは勇治の元恋人の兄。勇治は「人間の心なくしている」なんて言うが、そういう自分だって元恋人やら従兄弟やらを殺して、やった後で後悔しているだけなんだから、あの兄だって同じように後で悔い改めるかもしれんぞ。
先週はとことん悪い飛び魚オルフェノクを倒すのを躊躇して、今回はまだ改心の可能性があるのを倒しちゃって、振幅が大きすぎるような気もせんではないが。
去年の「龍騎」の主人公の真司君は何度も何度も「吹っ切れた、戦う」とか言って、ちっとも吹っ切れてないところを見せてたが、今回は何度も何度もそれやらんで欲しいものだ。
2003.5.25 第18話
- 啓太郎にまたまた持ちかけられる相談。洗濯物を汚して回っている奴がいる、ということで「許せん」とつかまえてみたらこれが小さな女の子。両親を亡くしたというこの恵子ちゃん、わがまま三昧で啓太郎を振り回す。一方真理は美容院のバイト先で添野刑事の娘と知り合い、その家に遊びにいったところで、添野刑事が行方不明の少女恵子を捜しているという電話を聞く。
スマートブレイン社長の村上は「九死に一生を得た子供」の情報を探しているが、この恵子も該当するらしく、オルフェノク(今回のはきのこ)に狙われる。巧が555に変身して助けようとするのだが、戦っている555とキノコオルフェノクを見た勇治は、海堂が555になっていた時のように、「人を殺さないオルフェノクを555が懲らしめている」と勘違いして555に向かって攻撃開始。
今回も勇治が啓太郎の店に来て巧と会話するんだけど、お互いに「かかわりあいになるな、気をつけろ」と注意するのはいいが、双方「なんでこいつはそんなこと言うんだ。何を知っているんだ?」という疑問をぶつけあわない。君らいっぺん、6人集まって半日かけて持っている情報を整理しろよ、そしたら話いっきに進むから。って、進めちゃうと制作側が困るんか??
スマートブレイン社は先代の社長(真理の親父)から、九死に一生な子供を集めているようだが、やっぱりオルフェノク化しそうな人間をピックアップしているということなのか。だとすると真理も素質あり?
しかし555のベルトには適合なしだったしなぁ。
2003.6.1第19話
恵子の話は何かメインストーリーに絡んでくるのかと思ったが、今んところそうでもないらしい。
- キノコオルフェノクとも馬オルフェノクとも結局引き分けになる巧。恵子がどっか行っちゃったので啓太郎は落ち込んでいるが、恵子を助けたのが結花。たまたま洗濯物届けにきて恵子を見つけた真理は、話しているうちに添野刑事が捜していた女の子が恵子であることに気づく。恵子は母親が事故で記憶喪失になっているのでそれを直したいと思っていろいろやっているらしい。またきのこオルフェノクが恵子を襲い、巧がファイズに変身してやっつけるが、そこへもう3つめの命しかないワニオルフェノクが出てくる(なんで共闘せんのですか)。案外あっさりとワニさん絶命。ワニオルフェノクの飼っていた犬のチャコは、恵子のところへ。
「俺にも何かできないか」と思った啓太郎は恵子の母の入院する病院で「幸せの白い洗濯物」作戦を敢行。洗濯物を干す恵子を見て母親は記憶を取り戻し、めでたしめでたし。
ワニさんあっさりやられたなぁ。その前にチャコと恵子が出会う場面とかあって、ワニ男な男が何か恵子とからんでくるのかと思ってたが、ただチャコが後で恵子のところに行くという、それだけのつながりだった。ところで最近スマートレディが出てこないのは栗原瞳さんが別の仕事でも入っているんでっか。
2003.6.8 第20話
敵に渡すな、大事なベルト〜〜ってまた取られるんかい。
- ジェイ(ワニオルフェ)が死んだのでベルト取り返しを冴子に頼みに来たスマートブレイン社長。冴子はどっちかというと裏切りオルフェの始末の方が楽しいからと琢磨と仕事チェンジ。市井の裏切りオルフェ(けっこういたんだね)を殺しまくる。
例によって困っているピザ屋さんを助けにバイトに行こうという啓太郎と「あほか」という巧&真理。真理は洗濯物を届けにいって料理にがんばる結花を手伝いつつ、結花は好きな人の話を、真理はつきまとわれて困っている奴の話をして盛り上がる。それ同一人物(海堂)だってば。
一方啓太郎、街で海堂に会い、話をするうちに海堂が真理を、啓太郎が結花を好きなことがわかってしまい、「じゃあ協力しよう」ということでダブルデートを企画。真理を誘う啓太郎を見て巧は「手近ですまそうってのはよくないががんばれ」と勘違い励まし。海堂に誘われてるんるんの結花。しかし当日4人がピザ屋で顔を合わせると、
- 真理を見てでれでれする海堂
その海堂を見てむかーーっとする結花
その結花を見てでれでれする啓太郎
- とどうしようもない状況に。いたたまれない真理はピザ屋のおじさんに「私仕事手伝う!」と突然バイト開始、当然海堂は真理についていき、結花は海堂についていき、啓太郎は結花についていって4人仲良くバイト。その結果結花の風邪が全員に伝染し、ピザ屋のバイトは巧と勇治がすることに。しかし勇治を狙って冴子(エビオルフェ)、巧を狙って琢磨(ムカデオルフェ)が現れて戦いに。巧はファイズのベルトを琢磨に取られ、琢磨はファイズに変身して巧に迫る。それを見た勇治は・・・ってところで今週終わり。
啓太郎、海堂に「君ファイズのベルト持ってたよね」と話始めるから、いよいよ核心に触れるかと思いきや、海堂が結花(啓太郎にとっては「長田さん」)との仲を取り持ってくれそうとわかるや、ベルトの話はどうでもよくなってしまった。いつまでこんな調子でのらりくらりと核心に触れないまま進むつもりかね??
それにしても、巧を襲うファイズを見た以上、木場勇治が巧に「君もオルフェノクなのか?」とか質問する状況になるのは避けられないはずだと思うんだが、さてどないなんでしょ。まだまだのらりくらりするつもりかなぁ?
しかしますますこの世界観の中で謎なのは「なぜオルフェノクは一般人に混じって普通に暮らしてはいかんのか?」(あるいはなぜスマートブレインはそれを許さないのか)だな。現に普通に暮らしている連中がたくさんいる(いた)じゃないか。冴子は「裏切り者」とか言うけど、別に誓約立ててオルフェノク化したわけじゃないんだから。そこに説得力見いだせないと後半の展開つらいぞ。
2003.6.22 第21話
「君の名は」じゃないんだからすれ違いドラマいつまで続けんねん。
- 琢磨(ムカデオルフェ)にやられて二人仲良く川に落ちる巧と勇治。岸にあがってお互いに「巻き込んでごめん」と言う。そこで普通なら「なんでおまえがごめんなんだよ」と疑問をぶつけあうところなんだが、なんせ巧は人のこと気にしない奴という設定だし、ということで話がそこで終わってしまう。あるいは勇治の方は「こいつもオルフェノクだけど、それを隠したいんだな」と勝手に納得してたのかもしれんが。ずっと風邪引きっぱなしの海堂以下4名の替わりにピザ屋でバイトする巧と勇治。実はこのピザ屋の親父もオルフェノク(ただし人を襲わないええもんの方)。冴子(エビオルフェ)と売り込み中の若いの(サソリオルフェ)の二人が親父(イルカオルフェ)を襲うところに巧と勇治がやってくる。巧はベルト取られて普通人のままだが意外に強くてなんとか親父さんをいったんは逃がすことに成功。
さてその頃琢磨は次はカイザのベルトを狙って琢磨ファイズVS草加カイザの戦い・・・なのだが途中で場面が切り替わってしまう。
もう一度捕まったイルカオルフェにエビオルフェは「今からでも心入れ替えて人を襲いなさい」とけしかけ、いったんは巧たちを襲うイルカオルフェだが、結局わるもんになりきれず。
ピンチにやってくる草加カイザ。なぜかファイズのベルトを持ってきて巧に渡す。さらに草加は新しいアイテムを渡す。そのアイテムをつけると目が赤くなって普段より早く動けるらしい(加速装置ですな)。その力でサソリオルフェを倒して、イルカオルフェすなわち親父さんに逃げるように言って、ほっと一息ついたところで、離れたところで倒れていた勇治がやってくる。ファイズを見て巧とは思わず、馬オルフェになって殴りかかる・・・
冴子に売り込みに来たサソリオルフェ、あっさり死にましたな。それともまた命二つとか言って生き返るのか。
しかし今回最大の謎は、草加がファイズのベルトを持ってきたこと。しかも琢磨がやられるシーンはなし。ということはもしかして、話し合いで解決したとか、何か陰謀を張り巡らしてないか>草加
ベルトを渡す時も「今はおまえが持っていた方がいい」とか怪しげなことを言っているし。さらにどこ行ってたのかが一番の謎だが、それは来週また焦点になるんだろう。と言ってもきっと適当にはぐらかされそうだが。
それにしてもイルカオルフェの親父、いったんは逃げてもまたエビオルフェのお姉さんは来ると思うがなぁ。
2003.6.29 第22話
馬オルフェ勇治とファイズ巧、なんぼなんでも戦っている時に声でわからんか、と思ったら、脚本家の言い訳のように雨が振りやがる(^^;)。というわけで雨中の格闘(例によって勝負つかずに終わる)から始まった今週の555。
- いったん変身すると敵同志だが、生身の時は友達している勇治&巧は、お互いに「おまえなんでオルフェノクに襲われるんだ?」と聞くが、お互いに「偶然で…」と言い、お互い「触れられたくないんだな」と思ってかそんなええかげんな理由につっこまない。
さて風邪が治って元気になった結花は、突如「海堂さんの恋を成就してあげなくては」と言い出し、勇治とともに真理に「海堂をよろしく」と言いに行く。真理は「(海堂は)単なるバカ」と言うが、結花が怖い目でにらむ。
一方帰ってきた草加は「何してたのか?」という問いにも全く答えず、「流星塾のみんなはもう戦う力を持っている。ファイズやカイザのような」と、3本めのベルトが流星塾の誰かの手に渡ったらしいこと以外は何も言わない。それでありながら真理に愛の告白めいたことを言う。
二人の男性に言い寄られてもてもての真理は何を思うてか巧に相談する。いやまぁ啓太郎に相談してももっとどーしよーもないだろうけど、なぜによりによって巧に。しかも「でも木場さんに海堂さんよろしくって言われて複雑だなぁ。だって私木場さんのこと好きみたいだし」とまで相談したところを、草加に立ち聞きされる。それにしても、真理の中では巧って「女友達」の分類箱に入ってないか???
ショックな草加は木場勇治を呼び出してなしつけたろやんけわれ、と思ったところに冴子(エビオルフェ)が手下一人つれて来襲。お互いの前で変身して、互いに驚く馬オルフェ勇治とカイザ草加。一方琢磨(ムカデオルフェ)も手下一人連れて真理と巧を襲うが、巧ファイズは先週もらった加速機能(名前はアクセルモード)で琢磨を撃退、手下1名は死亡。
いつまでたっても木場=馬オルフェと気づかない巧だが、意外なことに草加の方が先に気づいてしまった。巧は結花が鶴オルフェであることは知っていて、結花と一緒にいる木場のことあやしいと思わんのかね。
それにしても草加の真理への愛の告白、あれてっきり何かの謀略だと思ってたら、この点に関しては草加君純情なのね。怒りのまわり自分が何したいのかよくわからんままに勇治呼び出すなんて。
で、もう一つようわからんのはスマートブレインの連中、あっさりファイズのベルトを取り替えされた琢磨の不始末については何も言ってない。ではやっぱり巧に渡すのはスマートブレインも承認済みのことなのか、と思ったら後で取り返しに来ているし。スマートブレインと草加の間には何かがあるはずなのだが。
それにしてもすっかり「男女7人仮面ライダー物語」になってますなぁ(^^;)。
2003.7.6 第23話
「男女7人仮面ライダー物語」と呼ぶには、7人目の草加君、いびつな性格すぎ。
- 共同でエビオルフェ(冴子)たちを撃退したカイザ(草加)と馬オルフェ(木場)。木場は「君はファイズみたいだったが」と言うと草加は「あんな奴と一緒にするな」と言い、木場は「そうだな、ファイズはスマートブレインの手先だし」と応じる。木場が勘違いしていることに気づいて大笑いする草加。
草加はオルフェノクの一人からスマートブレインの実力者集団<ラッキー・クローバー>の存在を知り、「俺を入れてくれ」と売り込み。一方で真理にしつこく固執するが、真理は困っている。巧も「おまえかっこわるいぞ」と草加に言うが、草加は「真理は俺の母親になってくれるかもしれない女だ」と、まるでシャア・アズナブルのような支離滅裂なことを言う。
<ラッキー・クローバー>に入る条件として一緒に木場を襲いにくるファイズ&エビオルフェ&ムカデオルフェ&雑魚一名。しかし冴子らはあっさりと「あんたオルフェノクじゃないのにラッキー・クローバーに入れるわけないでしょ」とカイザを襲い始める。味方だと思ってた草加に襲われたと思ったら今度は草加が他の連中に襲われて、で途方に暮れる木場。
ちょうどそこを通りかかった巧は草加を助けるつもりで参戦するが…。
来週の頭にはファイズとカイザが共闘しているところを見てますます頭が混乱する馬オルフェ木場君が見れそうな気がしますが(^^;)。
それにしても草加雅人。あんたわけわかめ過ぎ。真理へのよくわからん固執、何を知っているんだか知らないが妙な謎かかえこんで、人にその謎に関してつっこまれると「おまえなんかに何がわかる!」とすぐ切れるし。あんたが自分で謎ふりまいてんじゃねーかよ。
後ムカデオルフェの琢磨。「ファイズに負けたよう、え〜んえ〜ん」と子供みたいに泣いて冴子になぐさめられてます。母親になってくれる人が必要なのは君の方と違うか。
いまだわからんのは、カイザにファイズのベルトを取られた時の状況。取り替えされた、ってだけならもっと悔しがるところなり、草加にあった時にもっと敵愾心燃やすとか、そういう描写あってしかるべきなんですが、はて??
「オルフェノク」を「オルフェノーク」と表記してますよ、という御指摘を頂いたので訂正した。「海堂」を「海道」と書いたり、よく間違えているな、わし(^^;)。
2003.7.13 第24話
恋に破れた海堂君、ふたたび悪者の道へ。
- てっきりファイズとカイザが一緒に戦っているところを目撃するんだろう、と思っていた馬オルフェ(木場)はファイズがつっかかっていく途中に乱入して即撃退して川に落ちた(三回めだな(^^;))ので、ファイズがエビオルフェとムカデオルフェに向かっていく場面を見れず。まだ当分誤解は解けないままに終わりそうですな。戦いは、スマートブレイン社長の村上が現れて元気玉をぶつけたのでいったん終了。いやしかし、村上が来て「やめろ」と言われても、他の3人はともかく巧にはやめる理由ないだろう。変なところで行儀正しい奴。
村上は草加に「襲ったのは間違い。今からラッキークローバーに入って」と誘うが、草加は「やっぱりおまえら信用ならん」と言い、さらに「スマートブレインをつぶすのが俺の目的だ」と明かす。理由は「俺自身の仇討ち」。
結花は「海堂と真理をくっつける作戦」から「海堂をおだてて当たって砕けさせる作戦」に出たらしく、根拠のない自信を植え付けられて真理に突進した海堂はあえなく撃沈。ほくそ笑む結花。
で、「恋に生きる」が失敗に終わった海堂は最近オルフェノク化した若者を抱き込んでオルフェノク内での立身出世を狙ってファイズ&カイザのベルト強奪作戦を開始。まず真理を脅かして、ファイズ&カイザがやってきたらさっさと逃げ、その先で警官に化けて待ち伏せ。検問のふりしてベルトを奪うという作戦がまんまと成功。海堂および若者は琢磨と冴子にベルトを渡し、二人がファイズとカイザに変身、生身のままの巧と草加に襲いかかる。
海堂はファイズが巧であることを知っとるわけだが、木場には教えてない。巧は結花がオルフェノクであることを知っているが、木場もそうだとは思ってない。いろいろと本来伝わっていてもよさそうな情報が伝わらんままに話が進む番組であります(^^;)。今回海堂は「適当に人襲っていればファイズが来るから」なんていいながらたまたまやってきた真理と啓太郎を襲う(のは悪いので脅すだけ)わけだが、巧がファイズであること、啓太郎が巧の知り合いであることはわかっているんだから、「適当に襲っていれば」なんて効率の悪いことせんでもいいはずなんだが。巧の方も巧の方で、警官の顔見て、「あ、前にファイズベルトしてた奴だ」と思い出さなかったんかね。
それにしても今回不満なのは、どうせならバイク&サイドカーで走りながら変身するシーン見たかったね。バイク降りてから変身、ってのはちょっと間抜け。さらに海堂の蛇オルフェと今回登場の若者の兎オルフェを追いかける時も、わざわざ変身解いてからおっかけている。道を仮面ライダーのままでつっぱしって欲しかったところだ。もっともそれじゃ、その後ベルトを奪われるところにうまくつながらんのかもしれんが。
2003.7.20 第25話
この番組ではよくあることだが、今回も巧・草加サイドの話と木場・海堂サイドの話は完全に分裂。まず巧サイドは
- 草加は拉致され、巧は危ないところで真理たちに救われる。なんとか草加およびベルトを奪還せねば、と思った巧は清掃員に化けてスマートブレインに侵入、草加を見つけて一緒に逃げようとするが、その途中、スマートブレインの地下に紛れ込むと、そこは時々出てきていた、なぜか地下に存在する小学校の廃墟。草加は「ここは流星塾だ」と言う。かなり長い間ここに閉じこめられていた工事作業員のおっさんたち、なぜかファイズのでもカイザのでもないベルトをつけさせられ、砂に変わってしまう。そこに現れるエビオルフェとムカデオルフェ。カイザとファイズに変身して巧と草加に迫るが、逃げた巧と草加は、ベルトを見つけるが、「そのベルトに触るな。どうやら失敗作のようだ」と言いながら現れる草加や真理の養父。「父さん、あんたのねらいは何だったんだ」と聞く草加。答は「戦って勝ち続ければその答えがわかる」。草加と真理の養父もオルフェノクに変身してファイズのベルトを琢磨から外す。巧はそのベルトをつけてファイズに変身、カイザのベルトを冴子から外す。というわけでベルトは一応元の持ち主に戻ったものの、謎は謎のまま。
一方木場サイドは
- 首尾良くベルトを奪ったはいいが、「ラッキー・クローバーに入れるのは一人だけ」と言われる海堂&その後輩。入れるのは木場勇治を倒した方。後輩(兎オルフェ)は先週海堂に教わったように汚い手を使って木場に勝とうとして結花を人質に取ったりするが、海堂は「悪になりきれないのが俺のいいところ」とか言って木場に味方する。「なんなんだよそれは!」と怒りつつ復讐を誓う兎オルフェだが、なぜかその場にいあわせたカイザにやられてあぼ〜ん。
よく30分(実質24分)で収まるな、こんだけの話が。
兎オルフェの後輩君、まともに戦ったら結花(鶴オルフェ)はかなり強いと思うよ。目が覚めたらおとなしく人質になってないと思うけどな。
巧サイドというよりは草加サイドの話、今日は流星塾の廃墟を発見したから少しは話が進むかと思ったが、謎増えただけだな。まずてっきり行方不明だと思った前社長はスマートブレインの地下にいて、しかも現社長も地下に見せてはいけないものがあることはわかっていたらしい。ってことは前社長と現社長は敵対してないのか。この辺の話最後にちゃんと収まるんかね。アギトの時でも結局ギルスがなんでギルスになったのかとかはわからんままだったしなぁ。
それにしてもファイズのベルトもカイザのベルトも、あっさりはずれすぎ。今度から外れないようにしっかり紐かなんかで結びつけておけ。みっともないけど(^^;)。
ところで3本めのベルトはデルタのベルトらしい。Δかδか。Δじゃ顔にしにくいか。δでもまるでドキンちゃんみたいになりそうだが。それはてっきり流星塾の誰かが持っているのかと思ってたが、もしかして現在鋭意制作中でっか??
2003.7.27 第26話
てっきり、デルタって、こんな顔しているんだと思ってました。まさか大文字の方だったとはなぁ。とまぁ、それはさておいて今日のお話はというと。
- スマートブレイン社長の村上は前社長の花形(真理と草加の父)について「彼は裏切ったことで闇に落ちていった。この世には二度とはい上がれない闇というものがある」と言う。ってことは前社長を地下に幽閉しているという意味なのか。その割に歩き回ってたが。その村上はラッキー・クローバーの新しいメンバーを捜して、有力な候補を見つけ、冴子に調べろと言う。その候補者、やたらと人を殺しまくっているらしい。その候補者が殺した群衆の中に蛙オルフェノクがいたが、こいつは相手がオルフェノクだろうがなんだろうが殺してしまいたいらしい。
一方、真理に父親にあったことを言えない草加(オルフェノクだったわけだし)。その草加のところに流星塾の仲間から電話がかかり、「デルタのベルトが?」とあわてて出かける。後を追う真理と巧。流星塾のみんなの話を聞くと、流星塾の連中はデルタのベルトを使ってオルフェノクと戦っていたらしい。デルタはカイザと違ってつけても死なないし、ファイズのように装着者を選んだりしないらしい。ところがデルタのベルトを使っていた恭輔は「あの力はすべてを支配できる力だ。あのベルトは俺のものだ」と、ベルトの力に取り憑かれて変になっている。そこへベルトを持ち出したらしい新井から電話がかかる。新井は襲われていて「ベルトは河内が持っていった」と言う。しかしその河内からも「助けてくれ」と電話が。河内は蛙オルフェノクに襲われていて、デルタのベルトは持ってないらしい。草加がそこに行き、蛙オルフェノクを追いかける。何かを感じて立ち止まった草加カイザ。そこに真理に呼ばれた巧ファイズが来るが、「どうした」と聞く巧に草加は答えない。そこへ蛙オルフェが赤い炎をあげて燃える。「デルタにやられると赤い炎をあげて燃えるんだ」と言う草加。
この他に、啓太郎が真理と巧が仕事しないのにあきれて新しいバイトを雇いました。この新キャラ(女の子)はどーゆー意味があるんでしょかね。猫舌なところが巧に気に入られたようですが。
さて、新人オルフェノクにのされていた蛙オルフェノクが、その後流星塾の河内を襲った、というのはどういうつながりなんだろう。もしかしてデルタを持つ男=新人オルフェノク?
しっかし、流星塾のメンバーって嫌な奴ばっかですな。草加は「いい思い出ばっかりだ」なんて言ってたけど嘘くさい。デルタのベルトの取り合いでいっきに血なまぐさくなっている。
さて、デルタの顔についてですが、もちろん大文字のデルタ(Δ)と言っても、こんな顔だったわけではありません(これが出てきたらそれはそれで衝撃だったと思うが)。実際には顔の真ん中に逆三角(▽)があるんですな、それも小さいの。物理屋のわしとしては「それじゃ、仮面ライダーナブラじゃないかっっ!」と言いたくなりました。
ちなみにナブラってのはベクトル微分を表す記号で、逆三角です。
2003.8.3 第27話
今回は話がデルタのベルト中心。
- 仲間が死んだのにデルタのベルトの行方しか心配してない流星塾の連中に真理は「どうしちゃったのよみんな」と言い、巧はあきれて帰ってしまう。店に帰った巧は新しいバイトの木村さんにえらく気に入られた様子。啓太郎は木村さんを横にのせてでれでれしながら車を走らせているとそれを見て「にや〜り」と笑う結花。啓太郎にとっては「メル友の結花」「長田さん」(実は同一人物だが気づいていない)「木村さん」の3つ股している気分。
ムカデオルフェ琢磨がまた馬オルフェ勇治を襲う。その場に居合わせた啓太郎と木村さん。巧がやってきた時には二人とも消えている。デルタが琢磨をやっつけたのだが、ということは、このデルタは木村さん??
ベルトを持っているとおぼしき澤田と沙耶が一緒にいるという話をする流星塾の連中。オープニングによると木村さんは「木村沙耶」。デルタのベルトに取り憑かれた連中は真理をさらって澤田を呼び出そうとする(澤田も真理が好きだったらしい)。当然草加はとめようとするが、デルタのベルトの力はベルトを外した後も一部持続するという、草加も知らなかったびっくり設定のせいでのされてしまう。
巧が気に入った・・というよりファイズの力のことが気になるんだろうけど、やたらと巧にまとわりつく木村沙耶。そこへとらわれの真理がこっそり打った携帯メールのSOSが届き、飛び出していく巧。
一方流星塾のデルタを欲しがっている連中は真理を人質にして澤田をおびき出す・・・ってやってきた澤田は、先週から大量虐殺しまくっている蜘蛛オルフェノクの男。澤田は冴子に「人間の心を捨てるためにやることがある」と言い残してここに来た。どうやらそれは「真理の命を奪うこと」らしい。デルタのベルトを欲しがっていた流星塾メンバーはあっさり砂に。
真理を助けに巧ファイズと草加カイザが来るが、蜘蛛オルフェけっこう強い。そこに後ろから忍び寄るデルタ(木村沙耶?)
デルタは木村沙耶という感じですが、さてどうだか。
それにしても今回一番印象に残ったシーンは結花の「にや〜り」だな。結花は別に啓太郎のことが好きなわけでもなんでもない(いやメル友の啓太郎は好きかもしれんが、それがクリーニング屋の啓太郎だと気づいてないから)んだが、それでも「浮気は許さん」という顔なのか、あるいは「あんたでもいい女できたじゃないの、けっ」という顔なのか。
ところでテレビ朝日の555のオルフェノクのページ見てやっとわかったんだけど、わかりにくいぞ蜘蛛オルフェノク。蜘蛛なら蜘蛛らしく糸でも吐け、っちゅーねん。
それにしても琢磨君、自信満々で出かけては負けて帰ってくるのこれで何度めだ。あと、馬オルフェ勇治君、「決着をつける」と言ったり言われたりしながら結局引き分けに終わるの何度めだ。いっそこの二人こそ「命が3つある」とかの設定にしとけば違和感なかったんちゃうか。
2003.8.10 第28話
ここんとこずっと、裏切りオルフェ3人衆の影が薄いですな。流星塾&ラッキークローバーで話が回ってて。それにしても今回は意外に早く木村沙耶ちゃん退場。一方で最後のラッキークローバー北崎君登場。
- 巧ファイズ&草加カイザ&澤田蜘蛛オルフェの戦いに今にも介入しそうなデルタだが、カイザのライダーキックが澤田に決まって澤田が逃げたため、結局参入せず。
「澤田もデルタのベルトを持ってないってことは、誰が?」という疑問に対して、流星塾の里奈は「きっと沙耶よ。沙耶ならデルタのベルトに負けない。お父さんもそう思って沙耶にベルトを送ったはず」と言う。実はその木村沙耶はバイトとして啓太郎の店に出勤してくるわけだが、「澤田君にもう一度会いたい」と出かけてしまった真理と草加はそのことを知らず。
一方「何かおもしろいことない?」とぶつぶつ言う、どっかいっちゃった青年(北崎=ラッキークローバーの一人)は地下街で人を襲いまくっている澤田に会う。変身しなくても変身した澤田よりずっと強い北崎。北崎は澤田はそれほどおもしろくないがベルトには興味を抱いた様子。
草加の呼び出しに答えて澤田はやってくるが、「オルフェノクとして強くなるために真理を殺す」という、真理にとっては迷惑な決意は変わらない様子。草加は「こんなやつと話しても無駄」と戦い始める。止めようとした真理は巧に電話をかけて助けを求める。
巧と啓太郎だけがいる店に来た沙耶、来るなり倒れてしまう(デルタのベルトの副作用)?
「何のために戦っているんですか?」「10年後に答えてやる」とか話しつつ、介抱したり代わりに熱いものをふ〜ふ〜してやったりする巧。「やっぱり乾さんは優しい」と沙耶は「渡したいものがあるんです」と巧にデルタのベルトを渡そうとしたが、その瞬間まさに真理からの電話がなり、巧は出かける。
巧を追いかけてきたらしい沙耶は、澤田に見つかる。澤田はベルトをつけようとしている沙耶に攻撃をかけ、沙耶は巧たちの見ている前で青い炎をあげて絶命。デルタのベルトは北崎が受け取り、デルタに変身。ラッキークローバー4人(デルタ含む)対ファイズ&カイザ・・・というところでまた来週。
沙耶が青い炎をあげて死んだということは、彼女も実はオルフェ化してたのか、デルタのベルトをつけるとそうなるのか?
しかし前回死んだ流星塾メンバー(デルタになった経験あり)は砂になってたしな。澤田がオルフェノク化したのはデルタのベルトの副作用っぽいから、人によるのかもしれない。
とりあえず前回までの不可解な沙耶の行動は、「巧にデルタのベルトを渡すべきかどうか見極めようとしていた」ってことなんでしょうな。もうちょっと真理の電話が遅ければ、巧はベルト2本持って「どっち使おうかな」と悩みながら出かけてたはずなんですが。
「北崎さん」「琢磨君」と呼び合っているけど、どうみても北崎の方が若いよなぁ。北崎の実年齢が違うという設定なのか、力関係として北崎の方が強いからなのか。
それにしても林一つ灰にした北崎といい、ディスコや地下街で大虐殺している澤田といい、ふつう警察が出てくるだろ、この大事件。当初出ていた刑事さんと、その娘は最近出てこないが、何やっとるんだ??
2003.8.17 第29話
4対2で、しかもデルタ強そうだし、オートバジンとサイドバシャーが出てきて助けてくれるんかな、と予想していたのだが。
- 圧倒的に強いデルタ北崎。ラッキークローバーの他の3人に「おまえら俺の獲物に手を出すな」とまるで仮面ライダーの悪役のようなことを言う。しかしムカデ琢磨もまるで仮面ライダーの悪役のように北崎の言うこと聞かず、カイザを攻撃。北崎は「何さらすおんどれ、わしの言うこと聞かんかい」とムカデをたたきのめし・・・その間にファイズとカイザは逃げている。
君ら、ほんまに仮面ライダーの悪役みたいやな>北崎&琢磨
「沙耶が死んだ?」「木村さんが死んだ?」とショックな真理&啓太郎。真理は「お父さんは何考えてあんなベルト送ってくんのよ」と泣く。巧は「おれにデルタのベルトを渡そうとしてくれたんだ」と落ち込んで「オルフェノクなんてみんなぶっ殺してやる」モードに。気持ちがささくれすぎて店に来た客と喧嘩しそうになっていたところで木場が来てその場をとりなす。二人で話をするうちに「オルフェノクなんて皆殺しだ」「えっでもオルフェノクにもいい人いるかもしれないし」なんて話に。
たまたま真理&啓太郎&結花&海堂も来たので「6人に聞きました。オルフェノクにもいい人いるでしょうかアンケート」大会に。結花が「オルフェノクにもいい人いる」に手を挙げたのを見て「そりゃ、おまえはそうだろうさ」とか小声で言う巧。さっきから「オルフェノク皆殺し」と言っているから結花のこと忘れているんかい、と思ったがそうでもなかったようだ。
一方ラッキークローバーの4人は「最初に木場勇治を倒した人はみんなにしっぺできる」大会を開催。まず蜘蛛オルフェ澤田が3人を襲う。鶴オルフェ結花と蛇オルフェ海堂は川に落ちる(またかい)。馬オルフェ木場はさらにムカデオルフェ琢磨の攻撃を受け、二人から逃げたところで今度はエビオルフェ冴子。そこへ巧がやってきて馬オルフェの方と戦い始めたところに、ばかでかいメカに乗ってデルタ登場。ふっとばされた巧と牙は変身が解けて生身に戻った互いを見て「え??」
そこへデルタのメカからミサイルが降り注ぐ・・
それにしても巧は「結花=鶴オルフェ」「海堂=ファイズに変身したことある」とまでは知っているのに、なんでその二人と一緒にいる木場をもっと問いつめないんかねぇ。まぁ今週やっと「木場=馬オルフェ」に気づいてくれてほっとしましたが。
あと、巧の方には「俺がファイズなんだよ」と言い出せない理由ってないんだよな。
2003.8.24 第30話
今度はやっぱりオートバジンが助けてくれたか。
- 降り注ぐミサイルはオートバジンが引き受けてくれてなんとかふっとばされるだけで済んだ二人。ムカデ琢磨のこっそり妨害もあったおかげでなんとか逃げる。しかし二人とも相手が信用できない。巧は結花に、木場は真理に相談。どうやら相手が敵ではないことは納得したものの、「信じ合えるには時間がかかるかも」と思う。とかなんとかいいつつ通りすがりのオルフェノクを共闘して撃退したりして仲良くなりそうな雰囲気。それを見たカイザ草加は「おまえら仲良くなられたら困るんじゃ」と一計を案じ、木場に「乾巧はファイズの力を楽しんでいるだけだ」とかなんとか(自分のことを棚にあげて)「あいつは人をだますのがうまい」とか吹き込んだ後、巧からファイズのベルトを奪ってファイズに変身して馬オルフェ木場を襲う。おかげですっかりとファイズ不信に陥った木場。草加ファイズに襲われて木場が気絶したところへ巧がやってくる。草加は「木場がファイズのベルトをおまえから奪ったから、取り返してやったぞ」と言う(取ったのは自分のくせに)。
そんなところへデルタが現れて二人を襲う。デルタが「スリーエイトトゥワン」と声でデルタギアに話しかけてジェットスライガーというマシンを呼ぶのを見て、自分でも携帯に3821を打ち込んでジェットスライガー呼び出す巧。マシンに乗って戦うが、デルタの方が使い慣れているからか勝てず、巧ファイズはミサイル受けてどっかーん。
今度はもろにミサイル当たってたなぁ。毎週毎週クリフハンガーだなぁ。予想としては、例の加速モード使ってさっと逃げてた、ってところか。案外、けろっと「死ぬかと思った」とか言いながら歩いてたりするかもしれんが。
先週から草加と澤田が「流星塾の同窓会の日に何があったのか」話をしているが、澤田はいったん忘れていたがオルフェ化した時に思い出したらしい。どうやらそこで「草加が失敗作であること」が判明したらしいのだが、失敗って、成功したらどうなる予定だったんだ? オルフェノク化が成功なのか?
それにしても突然ファイズがジェットスライガー呼び出すところはわかりにくいぞ、っていうか、あれは携帯に番号打ち込めばどっかから飛んでくるんだとすると、いったい誰がメンテしてるんだ(ミサイルの補給とか)。そういえば先週デルタは、どっか地下道みたいなところでジェットスライガー見つけてたんだよな。そこらじゅうに隠してあるうちの一つがファイズの呼び出しでのこのこと来ちゃったってことなんかね?
2003.8.31 第31話
逃げ方は加速モードでした。
- 加速モードで逃げた巧ファイズ。巧はまだ木場に裏切られたとは信じられず、「ほんとに木場がベルト盗もうとしたのか?」と草加に聞くが、謀略男草加が正直に答えるはずもなし。木場も不思議に思うが、本人に聞かずに海堂に「乾に伝えてくれ」なんて言うもんだから、木場→海堂→啓太郎→巧と伝わる間に情報はまったく抜け落ちてしまう。巧は「お前を信じた俺が馬鹿だった」と伝言するが、これも伝わらないような気が。
澤田はまだ真理のことを吹っ切れぬ様子で、その腹いせのように道端のアベックを襲う。たまたま通りがかった啓太郎に連絡もらって巧ファイズと戦うが、巧は真理の「澤田君は心の中で助けを求めるいるんだと思う」という言葉を思い出して真剣になれない。
真理は相変わらず澤田と話し合ってなんとか改心してもらおうと思うのだが、澤田に会いに行った真理を、どうやらエビのお姉さんに命令されたらしいカジキオルフェノクが襲う。澤田=蜘蛛オルフェは真理を助けようとするが、そこにやってきた草加カイザとの戦いに。カイザがライダーキックを放ったのを見て「やめてー」と飛び込んで蜘蛛オルフェを突き飛ばす真理。カイザのキックは真理に向かって・・・・。
木場君から始まる伝言ゲーム、
木場→海堂「君は本当に俺をだましたのか。このままじゃほんとに戦うことになってしまう。何かわけがあるなら教えてほしい」
海堂→啓太郎「そう言えば乾巧に伝言があったんだ。聞いてんのか(こっから先は啓太郎に)そんなんじゃ、生きていけないぞ」
啓太郎→巧「そんなんじゃ生きていけないって」
悪いのは啓太郎ですな(^_^;)。
ところで、啓太郎、久々にオルフェノク接近の時にくしゃみしてましたな。しばらく忘れていたんじゃないかこの設定(スタッフも本人も)。
ちなみに今週も真理がピンチで終わりましたが。次回予告によると少なくとも怪我はするみたいですな。
2003.9.7 第32話
次回予告で見せていた怪我が先週ラストのシチュエーションではなかったのだった。また騙された。
- カイザのキックが真理に決まりそうな時、巧がバイクモードのオートバジンを割り込ませる。カイザのライダーキック受けてもへこみもしないオートバジンはかなり丈夫である。真理は澤田がカジキオルフェから助けてくれた=澤田君やっぱり良い人と考えているが、草加は気に食わない。巧は「澤田が信じられるなら、木場のことも信じられるような気がする」と、本来リンクさせちゃいかんものをリンクさせている。その巧に「おまえオルフェノクに肩入れするけど、なんか隠していることあるんじゃねーか?」と因縁つける草加。一方悩んでいる様子の澤田に冴子は「オルフェノクが人間みたいに悩んでんじゃねーよ」と言いたげ。カジキオルフェに真理を襲わせたのはやっぱり冴子だった。
啓太郎と海堂を通じてまた木場に伝言が伝わるが「信じた俺が馬鹿だった」のうち「馬鹿」しか伝わらなかったので、木場は「そーかいそーかい、俺は馬鹿だっつーんかい」とまた怒る。ちなみに啓太郎と海堂は何故かビル火事に巻き込まれたりしてたが、来週以降の話にどうつながるのやら。
真理はもう一度澤田に会おうとするが、待ち合わせ場所に先回りした巧は澤田に「真理をどー思ってんだ」と聞く。「俺を人間に戻してくれる人がいたとしたらそれは真理だ」と答える澤田。真理がやってくるとまたカジキオルフェ&エビオルフェが襲ってくるが、澤田の言葉を信じた巧は「真理を連れて逃げろ」と澤田に言う。
逃げてきた澤田はしかし、喜ぶ真理に「俺の手で決着つけたかっただけだ」と真理の腹にパンチ。ふっとんで怪我する真理。責任を感じる巧。草加は巧をなじった後、さらに木場に「乾の奴が真理を怪我させた」と嘘をつく。「君のせいで園田さんが怪我したんだって?」と聞く木場に「ああ(俺が澤田を信じたせいで澤田が真理を怪我させた、というつもり)」と答えた巧に怒った木場、巧と「決着つけよう」と対決開始。
澤田の真理への攻撃法がオルフェノクがいつもやっている心臓つぶしじゃなく一発殴っただけ(それでも吹っ飛んだわけだが)だったのは、多少なりとも躊躇があったと解釈すべきなのか(あるいはまた脚本の都合という奴か)どうか。
それにしても草加、真理の意識が戻ったら一発でばれる嘘ついてますな。
話の流れに関係ないところで、北崎の持っているデルタのベルトをちょろまかそうとしてのされてしまう琢磨、というエピソードがあったが、初めて北崎のオルフェノク姿が披露。なんだかわかりにくかったけどドラゴンだそうで、やはりハカイダー4人衆と同じパターン(ドラゴン、エビ、ムカデ、ワニ)だったか。もっともワニはもう死んでクモに変わっているけど。
あと、「なぜ巧だけが555に変身できるのか?」という視聴者の疑問をはじめて草加が口にしましたが(^_^;)。そういうこと言ったら「なぜ草加だけがカイザに変身しても死なないのか?」ってのも疑問だぞおい。この辺ちゃんと決着つけてちょうだいよ。
2003.9.14 第33話
急転直下?
-
木場と巧の戦いは途中デルタ北崎が乱入したものの相打ちに終わる。北崎はデルタを使うのに飽きて「ゴミ箱に捨てた」と嘘をついて琢磨にゴミ漁りをさせ、「君にあげる」と澤田にやってしまう。澤田は自分でデルタになるのかと思いきや、草加以下の流星塾生き残り(あと4人?)を呼び出して渡してしまう。「今のままじゃ僕が一方的に有利だから」とか言って。一方巧は巧で落ち込んで「俺はもうファイズになる資格はない」とベルトを手放し、そのベルトも草加のものに。3本のベルトを手に入れた草加は澤田呼び出して決着つけようとする。
巧と草加は真理の病院の医師から真理が前に現代医学以上の技術での治療を受けていると聞く。「なんか知っているだろ」と巧は草加を問い詰めるが、草加が答えるはずもなし。
一方せっかくのデルタのベルトをあげちゃったと言われて激怒した村上社長は薔薇オルフェノク(というが、姿かたちはどっちかつーと「白いハカイダー」)に変化して澤田をぶちのめす。命からがら逃げた澤田に社長から追っ手としてクワガタオルフェとカブトムシオルフェが。そこへ草加が現れて「おまえ(澤田)は俺が倒す」ってわけでクワガタとカブトムシと戦いはじめる。
一方そのころ病院では真理が心臓停止。
村上社長のオルフェノク姿は頭に脳みそっぽい形とかもついていていかにも白ハカイダーでしたな。それにしても社長の手下のクワガタとカブトムシはゴウライジャーだし。
澤田は流星塾の人間をしきりに「失敗作」よばわりしておりました。それと真理が受けていた謎の治療のことといい、同窓会の日に何かはあったんでしょうな。単純な見通しでは、真理や草加の養父である前社長(ヤギオルフェ)はオルフェノクを作り出す実験として流星塾をやっていたようだから、やはりオルフェ化した澤田が「成功」という意味なのか。だとすると真理にファイズギアを、沙耶にデルタギアを送る意味は何かな。真理がファイズギアを使える巧に出会えたのは単なる偶然(だと思う)だし。
で、真理は死んじゃったわけですが、生き返るでしょうな・・っていうか次回予告で草加が「生き返らせる」と宣言しているし。「死に掛けて生き返る」というとオルフェノク化、とどうしても思っちゃうんだけど、真理はファイズになれなかったから、オルフェノクではないんだよなぁ。
次回予告ではカイザとデルタが二人で戦っているんだけど、あのデルタ誰でしょ。
2003.9.21 第34話
映画ではすでにばれていた(あ、まだ感想書いてないや)事実がTVでも。
- 澤田を襲っていたオルフェノクを撃退して、さて決着つけよう、という草加。そこへ啓太郎から「真理ちゃん死んじゃったよ」と電話が。かけつけた草加は「俺が生き返らせる」と無茶を言う。一方自分が許せないので木場を挑発して殴ってもらってた巧は戻ってきた後、草加が「生き返らせる」というのを聞いて「どうやって?」と聞く。草加いわく、真理がされていた特殊な治療を施したのはスマートブレインで、その技術なら真理を生き返らせられるかも、ということらしい。いったんはベルト3本渡して真理を助けてもらおうとした草加だが、スマートブレイン社の前まできて、「やはりスマートブレインを倒すことの方が大事」と思いなおす。しょうがないので巧は一人で村上に会い、断られる。「ファイズのベルトを持ってくるか、澤田を倒してラッキークローバーに入れば話は別。もっともオルフェノクじゃないと入れないけどね」と言われる。
その頃木場はどうしてか真理の死を知って、啓太郎から「真理ちゃんを守れなかったとたっくんが落ち込んでいる」と聞いて、やっと草加の嘘に気づく。
一方、澤田は生き残りの流星塾生を「おまえら生きていると目障りなんじゃあ」と襲い、一人を砂に(後残るのは真理と草加、澤田のほか、里奈と三原のみ)。逃げる三原にたまたま通りがかった(?)草加がデルタのベルトを投げ「それつけて戦え」と。三原デルタと草加カイザが戦っているとき、草加から電話もらった木場、啓太郎、巧がその場に。啓太郎は草加のサイドカーに乗ったファイズのベルトを巧に渡すが、巧はつけることを拒否。「俺は澤田を倒してラッキークローバーに入る!」と叫んで狼オルフェノクに変身。
いつも脚本というか編集におかしいところのあるこの番組だが、今回はさっきまで木場に殴られていた巧が突然真理の遺体置き場に現れて「真理ー!」と叫ぶところが不自然。殴り返さない巧に木場が「やる気ないなら、ぼく帰る」とか言う場面があったのになくなったのか。それにしても死亡の場にいた巧がわざわざもう一回遺体置き場に走りこんでくるのは変なのだが。
あと、戦いの最中に草加は(それもよりによって木場に)電話したんだろう。巧の電話はファイズギアだから自分が持っていてかからないにしても、それなら啓太郎んとこだろう。なんか木場をその場にいさせたい理由でもあったんか?(今後のお話の都合という意味では、木場と巧がいっきに仲直り、ということがあるのかもしれない)
しかし、巧が途中、「オルフェノクの中にも人間の心を持った奴がいるかもしれない」と気づいて悩むところはどう解釈すべきなのかな。あの時点ではまだ設定固まってなかったとか(^_^;)?
公式サイトに「設定は最初に決まってました。だから第1話で巧はオルフェノクを見ても驚かなかったのです」と書いてあるのを見つけた。見直してみると、確かに驚いてない。だがあの頃の巧ってそれ以外にも変なところいっぱいある奴だったので気づかなかったのだ。その「変な奴」ぶりもオルフェノクだったせいだよ、ってことなんかね。となると巧は自分がオルフェノクでありながら、「他のオルフェノクは人間の心持ってねー」と思い込んで戦っていたが、結花に出会ったせいで「(おれ以外にも)オルフェノクの中に人間の心を持った奴がいるかもしれない」と気づいたということになる。やっぱり自己中で変な奴である(^_^;)。
少なくとも巧がオルフェノクであることを誰も知らなかった、という設定であった映画とは完全に矛盾してますが。
映画を見ていると巧=オルフェは周知の事実だし、もともと「なぜ巧だけがファイズに変身できるのか?」というのは謎だったわけだが(先週草加にそれを言わせているわけだが)、やっぱりこの変身はちょっと唐突だったような気もするな。
今回の冒頭で澤田が草加に「やっぱり君はカイザのベルトの方が使いやすいみたいだね」と言うんだが、何が「やっぱり」なんだろう。今回で巧もオルフェノクだったので、ファイズのベルトが使えるオルフェノクじゃない人は草加だけ、ということになった。ってことは草加もオルフェノクか、しかし映画で「おまえはしょせん人間じゃ」とサイガに言われてたよなぁ。
澤田に言わすと草加は「失敗作」、他の流星塾生は「いると腹立たしい存在」なわけだが、なぜ失敗作だとカイザになるんだろ。
と、ここまで書いていてなんか忘れたような気がした。そうそう、海堂が先々週助けた少年に会いに行ったら、「なんでお父さんとお母さんを一緒に助けてくれなかったんだよ!」と怒られる、という話もありました。
2003.9.28 第35話
さらに謎は続きます。
- 蜘蛛オルフェ澤田を川に突き落とす狼オルフェ巧。ぷかぷか流れる澤田。しかし、この番組では、川にぷかぷか浮いただけでは人は死にません(^_^;)(オルフェノクなら特に)。
「おれをラッキークローバーに入れろ」という巧に「こんな奴信用できないわね」と言う冴子。村上は前払いということで真理に手術を。
草加はやつあたりのように木場に「おまえ、ほんとは乾巧のこと知ってただろう。なんかたくらんでんじゃないのか」とののしり殴るが、さすがに人のよい木場も草加の本性に気づいて「たくらんでるのは君だろう。嘘が多すぎるんだよ」と言う。その頃巧は真理の遺体をスマートブレインに運び、蘇生手術を受けさせる。「(巧は)裏切るに決まっているわ」という冴子に、なぜか村上は「ご心配には及びません」となにか策がある模様。そして手術台の上で真理は流星塾の同窓会の記憶をよみがえらせていた。青い炎をあげて死ぬ仲間。そしてなぜかそこにいる狼オルフェノク。
一方、デルタに変身した三原は「もう戦いたくない」と言うが、スマートブレインの方はそんなことお構いなく、「デルタのベルトいただきますよ」とオルフェノクの刺客を送る。三原はしょうがない、とデルタに変身して戦うが、いやいや戦っているわりには結構強く、相手を圧倒。
「お医者さんの誤診なんだってさ。きゃはは」と明るく帰ってくる真理と巧に呆然とする啓太郎と草加。4人仲良くピクニックに出かけたはいいが、そこにムカデ琢磨とエビ冴子が「乾さん、お迎えでごんす」と登場。「前金としてその娘の命救ってあげたんだから、さっさとスマートブレインに来なさい」というエビ姉さんの言葉に「どういうこと?」と混乱する真理。ファイズになって戦う巧だが、途中でベルトを外される。「スマートブレインにこないんなら、前払い分のこの娘の命もらうよ」と真理にせまるムカデオルフェを見て、巧もいたし方なく狼オルフェに変身。真理はそれが同窓会での記憶のオルフェノクであることに衝撃を受ける。
これまでベルトなしでピンチの時にはなんで狼オルフェノクにならなかったんだよ!>巧
とつっこんでしまいそうな展開でしたが。どうしてもそう言いたくなるほどに、狼オルフェノク強いですな。ファイズに変身したほうが弱いんじゃないのと思うくらいに。
さて、流星塾の同窓会になぜ狼オルフェノクがいたんでしょうか。
(1)あれは巧ではなく、巧の姉(ってそれじゃアギトと同じだわな)。
(2)あそこにいたのは確かだが、助けようとしてたのを真理が襲撃されたと誤解した。
(3)あの頃の巧はちょうど第2話の頃の木場と同じでオルフェノクの力を抑制できなかった。
(4)スマートブレインが植えつけた贋の記憶。
とかいろいろ考えられるがどないなもんやら。(2)や(3)だとすると、巧は真理とは初対面ではなかったことになって、そのこと隠して一緒にいた(特に襲ったんだとすると)ってのはちょっと考えがたいのだが。
村上が巧がスマートブレインに入る、と自信ありげなところを見ると、(4)であって、巧が真理に嫌われて絶望するようにしむけている、という考え方もできるわけだが。
で、最後で真理は巧みがオルフェノクだということはもちろん、「同窓会で襲われたあのオルフェノク(ただしこないだまで忘れていた)」であったことに衝撃を受けているわけだが、巧からするとその部分はわからないから「自分がオルフェノクだから真理に嫌われた」としか見えない。
ところで真理の記憶の中で同窓生らしい人間が青い炎をあげて燃えながら死んでいるが、この死に方はオルフェノクの死に方。前に沙耶が死んだ時もそうだった。流星塾生の中にはオルフェノクまたは潜在的オルフェノクが含まれている(そうじゃなかった奴もいる)というのは確かなようだが。
ああそれにしても、やっと木場が草加に「君は嘘が多すぎる」と言ってくれてすっとした。もっと早く気がつけよ、それ。
2003.10.5 第36話
いよいよ木場ファイズまで出ました。次は結花ファイズに期待か。
- 真理にオルフェノクであることを知られ、しかも真理の反応が「いやー、来ないでー」だったもんだから家出してしまう巧。草加は「乾のことは忘れた方がいい」と真理に言うが、真理に「同窓会の記憶を思い出した。草加君もいて、オルフェノクに襲われて・・・」と言われて突然切れる。啓太郎は「たっくんはたっくんだからまた一緒に暮らそう」と言う(が、弁当を渡す手が震えている)。「俺の気持ちは変わらないから」とファイズのベルトを渡す啓太郎。
一方木場は巧に連絡。またバッティングセンターで打ち込みながら、餓鬼の頃に死にかけてオルフェノクになった、と明かす巧。木場は「オルフェノクの力に飲み込まれそうになったけど、結局は石の力です」と言う。だが巧は「一度、オルフェノクになった時、何をしたのか記憶がない」と言い、不安を感じているからと木場にファイズのベルトを渡す。「もし俺がオルフェノクの力に飲み込まれそうになったら、俺を殺してくれ」と。
その後草加に呼び出された巧は、草加からさんざん嫌味を言われた後、「でも真理はまだおまえのことを信じている」と言われ、真理にも「戻ってきて」と言われていったんは店に戻る。しかし、真理は流星塾の記憶が戻ってきて巧を怖がってしまう。やはりここにはいられないと出て行く巧。
村上社長は巧を呼び出し、流星塾同窓会のビデオを見せる。その中に映っている自分らしきオルフェノクの姿にショックを受ける巧。「ようこそ、ラッキークローバーへ!」と勝ち誇る村上。
真理と啓太郎をゆきずりオルフェノクが襲い、啓太郎は巧に「危ないときは木場を呼べ」といわれたことを思い出して木場に電話。木場はファイズに変身して戦うが、そこへえび姉さんとムカデ琢磨とともに巧が出てくる。「それいけ、ファイズを倒せ」と巧に命令するえび姉さん。巧狼オルフェVS木場ファイズ。
「俺を殺してくれ」な覚悟で戦っているんでしょうな、巧。
相変わらず草加君嫌味なやつっぷりを発揮。真理が「それでも巧を信じたい」と言うのが気にいらなくて仕方がないってところか。啓太郎はいい人ぶりを発揮してなんとか巧=オルフェノクという現実を受け入れようとしている感じ。
木場がファイズに変身したとき、真理と啓太郎はショックを受けていたみたいだが、あれは「ファイズに変身できる」=「木場さんもオルフェノク」と気づいたということか。同じ理屈で「海堂もオルフェノク」と気づくはずなんだが(まぁ今の真理にとって海堂なんかどうでもいいわけだが)。
ところで同窓会ビデオ、なんで村上が今頃ほいほいと出してくるのか。澤田にも草加にも「何があったんだ?」と聞き込みしてはそのたび断られていたのに。やっぱりあれ、村上が捏造して真理にも記憶として植え付けたという可能性が濃いな。
それにしてもこないだから助けた餓鬼の話でしか絡んでこない海堂だが、本来真理が死んだとかいう話になったらわんわん泣いてないとおかしいんじゃないのか君は。
2003.10.12 第37話
次は草加君の謎が焦点でしょうか。
- 真理と啓太郎が必死で止める中、狼オルフェ巧と木場ファイズの戦いから始まる。「戦うなんてできない」という木場に「俺との約束(俺を殺してくれ)を忘れたのか」と迫る巧。拒否する木場に、巧はその場から逃げ出してしまう。逃げた巧のことを「かわいいじゃん」と言うえび冴子。「ぼくとどっちがかわいいです?」と情けないムカデ琢磨。
真理は巧に電話をかけるが、巧は「もう電話するな。俺はもう俺じゃない」と返事する。真理がいつまでも巧のことを思っていることが気に入らない草加は、まるでマクベス夫人のようにぬぐってもぬぐっても消えない血のイメージに悩まされている。それは同窓会で真理がいったん死んだ時の記憶らしい。真理は草加に流星塾の同窓会で狼オルフェ=巧に襲われた記憶を語る。「そうか、貴様だったのか乾巧」と逆上する草加。
一方えび姉さんは巧を丸め込もうとするのだが、そこへムカデ琢磨が現れる。「出てくるなり、「ああ今日のやられ役はこいつか」とわかる、下っ端オルフェを伴って。逃げる巧を目撃した木場はファイズに変身して雑魚キャラ鳩オルフェを粉砕した後、草加カイザが巧を襲っているところを目撃、巧を助けようとした結果、草加カイザと木場ファイズの戦いに。
同窓会の謎がメインになってきたけど、さてこれは予想通りに村上の謀略なのか、それともほんとに巧は自分でも覚えていない間に何かしちゃったのか。しかし、、真理から話を聞いて初めて「貴様だったのか」と言ったということは、草加自身はその時に狼オルフェを目撃してないんだよな。となるとまだ謀略の可能性は残るか。過去に罪をおかした仮面ライダーの例は(デストロンのお抱え科学者だったライダーマンとか)なかったわけでもないので、謀略じゃなかったとしてもそれはそれで面白いのだが。
ところで上には書かなかったが、やっとこ警察がまじめに一連の事件を捜査しはじめた。添野刑事も久々の登場。その捜査の過程で、どうやら海堂がまきこまれて少年を助けた火事もオルフェノクがらみらしい(と言っても刑事たちはオルフェノクのことなんてわからないが)ことがわかっているが、この火事と少年話、何回もひっぱるなぁ。
2003.10.19 第38話
意外と早く、同窓会での真相がわかりそう?
- 草加カイザと木場ファイズが戦っている間に、えび姉さんに助け出される巧だが、えび姉さんを振り切ってまた姿を消す。木場から、「草加が巧を倒そうとした」と聞いて怒った真理は「日下君なんかより巧の方が信用できる」と言って草加を激昂させて殴られる。草加は真理に「おまえの記憶がほんとだったらどうする?」と言う。
一方三原と里奈(流星塾生き残り)を狙って現れるパイナップル(?)オルフェノク。三原はデルタに変身するが勝てないままベルトを吹っ飛ばされる。そこへ巧が助けにきて、デルタに変身して戦うが、さっきの怪我のせいでその場に倒れる。
添野刑事は娘(ほんとにひさびさに出てきたなぁ)が見ていたスマートブレインの会社紹介に、一連の事件の犯人らしき男(=パイナップルオルフェ)を見つけ、スマートブレインに行くが、村上に「この社員はくびにした」と言われる。
木場と真理は気晴らしにと遊園地でデートするが、もちろん気が晴れるはずもない。そこへパイナップルオルフェが出てくるが、木場ファイズにあっさりやられる。村上社長の「失敗した奴は消せ」の命令を受けて、パイナップルを始末にきた北崎は「ぼくの獲物なのに」と言いつつ木場ファイズとの戦いに。ところがそれを見ていた真理は思い出す。ドラゴンオルフェノク(北崎)も同窓会の場にいたこと、狼オルフェノクがドラゴンオルフェノクを止めていたこと。木場は加速モードまで使うが、北崎も加速モードを持っていて、まるで勝てない。。。。
三原と里奈は巧に「あんたは味方なのか?」と聞くが、巧は自分でもわからないと答える。そこへ村上が現れ薔薇オルフェノクに変身して巧を攻撃。三原はデルタに変身しようとする前に吹っ飛ばされて気絶するし、巧も村上には勝てない。。。。
と、木場と巧が両方死にかけているところでまた来週へ。お互いに助けにいけないけどどうなるのやら。結局、同窓会を襲ったのは北崎で、それを助けようとした巧、という映像を、うまく編集して巧が同窓会を襲ったようにした、というのが真相のようだが、だとすると村上は巧が自分の行動を忘れている、ということも知っていたことになる(でんきゃ、あんなビデオ見せても巧はだまされないんだし)。さんざん「同窓会で何があったんですか」と草加や澤田に聞いていたわりにはいつの間にか情報を得ているあたり不思議といえば不思議である。
今回それにしても唐突なのは木場と真理の遊園地気晴らしデートだな。普通遊園地行く気分じゃないだろ。
三原デルタは弱い。沙耶や北崎の時はあんなに強く見えたのだが。
最後のシーンでは村上(薔薇オルフェ)が変身しようとする三原をふっとばしてしまうが、社員たちはみんな「変身しようとしている仮面ライダーを攻撃してはいけない」という昔からのルールを守っているのに、社長だけルール破ってずるいよなぁ。
それにしても来週の予告には里奈がデルタに、真理がファイズに一緒に変身しようとしてるシーンがあるが、真理はファイズのベルトで変身不可だったはず。スマートブレインの手術で変身できるようになったとか??
雑誌のインタビューで「私も変身したい」と言ってた結花(加藤美佳)のデルタへの変身はいつかあるのか(^_^;)?
2003.10.26 第39話
また次回予告にだまされたな。これで何度目だ?>わし
- 木場危うし→そこへ飛んでくる模型グライダー→「面白そう」とどっか行っちゃう北崎。一週間引っ張ってそれかい!
で、巧危うしの方は、例によって携帯で連絡受けた草加と木場がダブルライダーキックで村上社長を遁走させて助ける。木場とともにそこに来た真理は巧を追うが、結局巧を見つけたのは木場。巧は木場たち3人の住んでいる家(あれもともとスマートブレインが調達した部屋なんだよなぁ。部屋代今も会社が払っているのか?)にやっかいになる。
一方真理は草加に「襲ってたのはドラゴンオルフェで、巧は助けてくれてたような気がする」と言う。それを聞いた草加は澤田を呼び出して本当のことを聞こうとする。その頃、啓太郎の店に届けられるファイズ用新変身アイテム。
真理と草加に、澤田が語るには、同窓会の日、塾生の一人のオルフェノクとドラゴンオルフェノクによって塾生たちは全員死亡したという。「じゃあなんで今生きているの?」という当然の疑問を真理が発したところで草加カイザと澤田蜘蛛オルフェが戦闘状態に。蜘蛛オルフェは身体が砂になりかけたのであわてて逃げる。真理は自分が死んだことがあると聞いても、「巧が私たちを襲ったんじゃなくてよかった」と言う。そのことを巧にも告げて「またファイズとして戦って欲しい」と言う真理だが、巧は自信が取り戻せない。
敵が北崎だとわかった草加は北崎に勝負を挑むが、北崎および下っ端に押されてカイザ不利。そこへ真理と里奈がやってきてファイズとデルタに変身して戦おうとするが、真理はやっぱりファイズになれず、里奈が変身したデルタは弱くてあっさりやられる。
そこへ巧がやってきてファイズに変身、さらに新アイテムを使って赤ファイズに変身。
ところで流星塾同窓会、オルフェノク化して仲間を襲った奴はすぐに巧にやられて砂になっている。もう一人、青い炎を上げて燃えちゃっている奴がいる。こいつらはさすがに再生できないと思うんだが、そうすると同窓生の間では「あいつどこにいっちゃったんだろ」といつからいないのか記憶ないままに消えている奴が二人はいるってことか。
ところで、真理が悩む巧に「勘違いしている、同窓会で私たちを襲ったのは巧じゃない」と説明するのだが、よく巧がそんな勘違いしていると気がついたなぁ(^_^;)。普通、自分が記憶なくしていたことだからと言って、相手もそうだとは思わないもんだし、思ったとしてもそれなら「知らない」と思うのが普通で「思い出しているけど自分が襲ったと勘違いしている」とまでは推測しきれんのじゃないか。
まぁ、このすれ違いでまたぐだぐだやられるよりはさっさと説明してもらったほうがいいのだが。
ところで最近のヒーローもの、555に限らず一つ前の番組のアバレンジャーでもそうなのだが、新アイテムだの新フォームだのの登場がおざなりですなぁ。今回の赤ファイズも「変な男の人が持ってきた」でおしまい(持ってきたのは真理の養父?)。いかにも「スポンサーの意向だから新しいファイズを出します。別に出さなくても話は進むんですがね」と言われているような気がする。
2003.11.9 第40話
だいぶ謎は整理されてきた・・・のかな?
- 赤ファイズは空まで飛んだりしてえらく強くて、ここまで無敵だった北崎ドラゴンオルフェも蹴散らす。真理は巧に戻ってきてと頼むが、巧はまだ煮え切らない。そこへ草加がやってきて「俺はお前を信用してない」と言う。巧は「すまない」とファイズのベルトを返して去る。
なぜか例の火事で助けた少年の収容された孤児院で子供たち(例の少年を除く)の人気者になっている海堂。実はこの孤児院はスマートブレインの経営。調べに来た刑事はそこで海堂と一緒にいる結花を見て「あれは?」と言う。
巧はラッキークローバーの3人に挑戦状をたたきつけに行く。冴子は「私たちを道連れに死ぬ気でしょ」と言いつつ勝負を受ける。
その頃デルタのベルトを持った三原は「こんなものなけりゃいいんだ」とベルトを道に投げるが、ベルトを拾おうとした里奈がやってきて車に轢かれて怪我することに。里奈に励まされて、三原はデルタとして戦う決意を。
前回で真理に「澤田君は怖いけど巧を助けるために話を聞きたい」と言われて釈然としない澤田は巧に会いにくる。そこで巧は流星塾の同窓会で起こったことを聞く。スマートブレインは人工的にオルフェノクを作る実験として流星塾生を皆殺しにした後、生き返らせたという。ただ一人の成功例が蜘蛛オルフェになった澤田だったが、身体に無理が来ていてもう長くないと言う。倒れてしまった澤田を巧が助ける。助けてもらった澤田は巧を気絶させ、真理に場所を連絡した後、巧の代わりにラッキークローバーの3人との戦いに出かける。やってきた真理は巧に「巧はまだ自分のことが信用できないの?なら巧を信じている私を信じて」と言う。そこに冴子から「あんたの代わりに澤田君来てるけど?」と電話が。
ラッキークローバーとの戦いに苦戦する澤田のところに草加が現れる。加勢するかと思いきや、草加は「お前は許さん」と澤田を攻撃。澤田は息絶え絶えに逃げてきたところを真理と巧に発見され、真理の手を握りながら絶命。巧はファイズに変身してラッキークローバーと戦う。草加カイザと三原デルタも加わってトリプル仮面ライダー対ラッキークローバーの戦い。
で、盛り上げているのはいいんだけど、巧が怒っているのは「澤田を殺しやがって」ということなのだろうが、実は澤田に事実上の止めを刺したのは横にいるカイザなんだよな。
ところで「デルタにやられたオルフェノクは青い炎を上げて燃える」という設定だったのに、今回澤田が青い炎上げて燃えながら死ぬんだよなぁ。他にも流星塾の同窓会でも青い炎上げて死んでいる奴いるし、設定が混乱しているぞ。
と、書いていたら「デルタにやられると赤い炎なのでは?」とご指摘をいただいた。確かにこのページに上の方見るとそう書いてあった(^_^;)。自分でも書いておいて忘れるなよ>わし。
どうやら刑事さんたち、やっと結花(体育館で女子高生が大量死した時に消えた人物=犯人?と認識されているはず)に出会って何かを感づき始めたみたいだけど、遅いよなぁ。だいたい、添野刑事は娘も含めて最初の方から出てたのに、ここまで何もしてなかったからなぁ。次回予告からしても、最後に来てばたばたと話が動きそうな雰囲気がしてきた。
「仮面ライダー555」は「仮面ライダーアギト」のラスト5話の語り直しだと思うんだよな。ちなみにアギトのラスト5話というのは、「アギト=新人類の種」と言うことに気づいた権力側(?)が「新人類の種は抹殺した方がいい」と判断し、「ならばアギトの種を抹殺するアンノウンたちをアギトから保護せねば」と考えて仮面ライダーG3Xを「アギトへの対抗手段」として使う、という話になっていた。つまり、それまで「アギトの種を狩るもの」であるアンノウンは(アギトの種は人類だから)人類側としても「悪役」という位置づけだったのに、ラスト5話で、旧人類の体制側の認識が「アギト=悪」「アンノウン=悪を駆除してくれるシステム」と唐突に変わったものだから話がまとまらなくなっちゃった。
「仮面ライダーアギト」において、最後で突然「人類に狩られる側」に落とされたアギトと違って、「仮面ライダー555」のオルフェノクは最初から悪役だった。しかしその中で人類にとって味方にもなってくれる存在(木場とか巧とか)がいる・・・これは狩られる側のアギトは人類の味方だったということと同じ・・・ということで「仮面ライダーアギト」と相似形になっている。
ところが、「仮面ライダー555」では逆に「オルフェノクを狩る側」がこれまで全く出てこなかったのがバランス悪くなっているなぁ。次回予告では結花がオルフェノクとして狩られているようなんだが、ここまでそういう勢力が出てなかっただけに、唐突になりゃせんかという心配がしている(いやわしが心配したってしょうがないんだが)。
それにしても「仮面ライダーアギト」は石ノ森作品である「サイボーグ009天使編」にインスパイアされた部分がある、とかいう話があったから、おそらくは「仮面ライダー555」も「天使編」に近い「光と闇の戦い」を下敷きにしているのかもしれないが、どっちかつーと「非人類側の持っている力を使って人類側を守ろうとする」「人類側に立っていながら非人類である主人公の悩みが話の軸の一つになっている」という意味で永井豪作品である「デビルマン」の方に近い気がしないでもないな。となると、この先「俺は身体はオルフェノクだが人間の心を忘れなかった。それに比べて貴様らは〜〜〜〜」というシーンが出てくるかどうか。これが楽しみであると同時に怖いな。
2003.11.16 第41話
ああやっぱりこういうふうになったか。
- 仮面ライダー3人揃い踏みに敗北するラッキークローバー。自分も負け組のくせに「北崎が負けた」ことがうれしくてしかたない琢磨。村上社長はラッキークローバーの欠員補充として、実はけっこう人殺ししている結花はどうかと勧める。
一方、巧は無事洗濯屋に戻り、啓太郎に歓迎される。そして木場たち3人も含めて仲よく遊園地(ちゃっかりついてきている草加)。結花の正体を思い出して捜査をしようとした添野刑事と若い刑事は、上から来たえらいさん、南(演じるはアギトでも謎の男を演じた小川敦史)に止められる。しかし若い刑事が結花のことに気づいていたことを知ると、逆に味方にひっぱりこんだ模様。南はオルフェノクを捕えて何か実験をしている模様。南の命令を受けた若い刑事は結花を尾行する。みんなから離れたところでエビお姉さんに「ねーちゃんねーちゃん、ラッキークローバーはいらへんか?」と声をかけられ、「あなたの実力見せてもらうわ」と下っ端オルフェをけしかけられる。その下っ端はファイズとカイザに倒されたものの、逃げた結花は一人になったところで警官隊に囲まれる。追い詰められた結花は逆襲を開始。
ちなみに結花が一人になったきっかけは突然啓太郎に手を握られたから。なぜ啓太郎が突然手を握ったかというと、メル友の「結花さん」にメールでけしかけられたから。つまりは結花本人が原因。しかし手握られたぐらいで走って逃げるなよ、結花。この「メル友が目の前にいるのに互いに気づかない」という設定、とっくに忘れられているのかと思ってたよ。しかし、鶴オルフェは逃げてばかりであまり強くなかったぞ、あの程度ならラッキークローバーには入れんのとちゃうか?
まぁそんなことはさておき、今回の最重要な事件は、オルフェノクを捕え、戦おうとしている部隊が警察内に存在していた、ということ。出てくるのが遅すぎるだろ、という気は大いにする。しかもそのオルフェ狩り部隊の標的になったのがスマートブレイン側じゃない方の結花(鶴オルフェ)というところが問題をややこしくしていますな。このあたりも「悪魔狩り部隊が狩っているのは本来味方であるデビルマン」という「デビルマン」世界と相似形になってきたかな。
鶴オルフェが最後に必殺技を放ったところで終わったので、おそらく警官隊にも死傷者が出るだろうから、ますます結花は化け物扱いされることになるはず。いよいよ先行きがダークな雰囲気になってきたなぁ。
2003.11.23 第42話
ダークな雰囲気なおも深く。
- 警官隊をぶっとばす鶴オルフェ(結花)。それを見て呆然とする木場。なんとか逃げるものの、海堂に「自首しろ、このままじゃ俺たちまでやばいことになる」と言われる。木場は警察がオルフェノクの存在を知り対応を考えていることを恐れる。
一方、警察側。南は「オルフェノクに人間性を認めてしまうと自体は複雑になるばかりだ」と言い、オルフェノクが人間に戻れなくする研究をしている、と言う。
そんなことを知らない木場は「警察に行ってオルフェノクにも人間の心を持っているものがいることを説明したい」と巧に言う。二人で行こうと約束するが、その前に結花はさっさと自首していた。
一方、草加は「私たちもいつオルフェノクになるか」と恐れる真理に、「実験は失敗だった。おれたちはオルフェノクの記号を埋め込まれたが、オルフェノクになったのは澤田だけだ」と説明する。説明されてほっとしている自分に「最低だね、私」とつぶやく真理。
木場と巧は若い刑事、沢村にあって自分たちがオルフェノクであることを明かして、「長田結花を返してくれ、その代わりにおれたちが警察に行く」と言う。 一方つかまった結花に、南は「この実験が成功すればオルフェノクにならなくなる」とだまして、怪しげな実験を始める。絶叫する結花の声を聞いた、研究所につかまっていたカニオルフェノクが暴れ出し、結花とともに脱走。ちょうど沢村と話していた巧と木場はそこに向かう(沢村刑事、そんな情報を巧や木場にほいほい喋っていいんか?)。
逃げてきたカニオルフェは、かけつけた巧と木場に「彼女を頼む、これ以上苦しめないで」と頼む。巧が逃げるカニオルフェを追った後で、残された結花と木場を警官隊が囲む。「長田さんに何をした!」と逆上した木場は馬オルフェになって警官隊と戦闘。
一方、命からがら逃げているカニオルフェを目撃した啓太郎が、草加に連絡したため、カニオルフェはカイザとデルタと戦いに。ファイズになってカイザとデルタを止めようとする巧。しかしカニオルフェはそもそもその前からダメージがあったこともあってか、砂になる。カイザ草加はファイズ巧を殴りつけるが。。。
今回、株を下げたのは海堂。「自首しろ」と言ったり、一人だけ逃げようとしたり、結花が「最後にデートして」と言うのも聞かなかったり。『すかしているけど良い奴』キャラじゃなかったんか、君は。
結花に続いて木場も警察にオルフェノクであることがばれ、しかも警官をだいぶやっつけている(描写はなかったが、結花はだいぶ殺していると思っていいだろう。木場も大怪我ぐらいは確実にさせている)。しかし巧と木場は「俺たちが代わりに警察に行く」なんて言っているが、沢村刑事からすれば、実際結花は警官と戦闘して死傷者出している犯人なんだからそんな頼みは聞けないはずだよな。ただ、沢村刑事はこのことで「オルフェノクも人間である」ということを考え始めるはず。
それにしても南の「オルフェノクが人間だとすると排除しにくいから、人間に戻れないようにする」という発想は、論理としては間違ってなくても、ちょっと考えが深すぎて不自然である。普通なら「オルフェノクは怪物だから排除せよ」という考えがまず現れ、「いやあれも人間だからただ殺していいってもんでもないだろ」という対立が生まれて初めて「じゃあオルフェノクを人間じゃないものにしてしまえばよい」という話になるもんだと思う。確かに巧や真理の中ではこういう対立があって、「巧もオルフェノクだった」ということでいったん問題が解決(半分棚上げ)になっている状態だけど、警察サイドにはどういう動きがあったんだか、なんせ南が出てきたのが一つ前の話からだからなぁ。
だいたい、「オルフェノクを人間に戻さない研究」するくらいなら、逆の「人間をオルフェノクにしない研究」や「オルフェノクを撃退する方法の研究」をちゃんとやれよ。ちゃんとやらないからカニオルフェに逃げられたりするし、馬や鶴に手も足も出ないじゃんか。
とまぁ、いろいろとこの警察サイドの設定では唐突感を感じずにはいられんな。もっと早くからオルフェノクをおっかけている警察の動きが見えていたらよかったんだと思うが。
2003.11.30 第43話
啓太郎株を上げるの巻。
- 三原の仲裁で巧と草加の争いはいったんは収まるが、草加は「いずれ世界は人間とオルフェノクとの戦いになる。どっちにつくか考えたほうがいい」と言う。一方、警官隊をやっつけて結花を連れて戻る木場。「もうここにはいられない」ということで実験の後遺症か様子のおかしい結花を啓太郎の家に預ける。
警察では、沢村刑事が南に「オルフェノクがもし人間なら、我々のやっていることは人体実験では?」と疑問を呈し、南は沢村を「抹殺するリスト」に入れる。
「人間とオルフェノクは共存できる」という信念に不安をもった木場は巧とともにスマートブレインに行き、村上に「なぜあなたは人間と戦おうとするのか」と聞く。「人間を襲うのは自衛手段だ」と答える村上。「おれたちだって人間じゃないか」という巧に、村上は「私も昔はそんなふうに思いましたが」と遠い目。
その村上のところに南がやってきて、オルフェノク研究の手助けを頼む。村上は「じゃあうちの確保しているオルフェノクを貸しましょう」と言う。南はそのオルフェノクに、木場・結花の捕獲と沢村の抹殺を指令する。
「長田さんのこと好きだったんですよ、でももうあきらめました」という啓太郎の告白を受けた後、「メル友の啓太郎さん」に「私は好意を受けるに値しないから、つらい」とメールを打つ結花。ところがそのメールを目の前の「洗濯屋の菊池さん」が受け取るのをみて、やっと二人が同一人物だと気づく結花。次の日書置きを残して出て行く。
結花を探していた啓太郎は、「メル友の結花さん」からの、「啓太郎さんを好きになってました。でもこれが最後のメールです。今風船を見上げてます」というメールを受けた直後、「長田さん」が風船を見上げているのを見つけ、やっと「長田さん」=「結花さん」と気づく。そこへえび姉さんが「ラッキークローバーへいらっしゃ〜い」と現れる。「逃げて、結花さん」とえび姉さんにつかみかかる啓太郎。それを見て結花は「啓太郎さん、逃げて」と声をかけて鶴オルフェに変身し、えび姉さんと戦う。
一方その頃、木場と巧は警察(南)の手先になったオルフェノクに襲撃される。ちょうどそこへ来た沢村刑事はオルフェノクに撃たれる。「助けてくれ」と叫ぶ沢村を見てたちつくす木場(馬オルフェ)。
前回は逃げるだけだった結花も今回はえび姉さん撃退に成功。「啓太郎さん、今のが私の本当の姿。だから来ないで」と言う結花を、そっと後ろから抱きしめる啓太郎。
いや、啓太郎、やっとこの番組における存在意義を出せました。それにしてもいったんはほとんど忘れ去られていた二人のメル友設定、ここに来てやっと活きました。
村上と南、互いにまったく相手を信用してない状態で腹の探り合い。双方とも、毒だろうが敵だろうが役に立つなら利用しようという腹か。
木場と巧の立場が微妙に違ってきているのもこの後どうなるか、ですな。理想家肌の木場が、実際に人間サイドから攻撃され、かつ自分も反撃しちゃった、ということでかなり「やっぱり人間と戦うのか」という気持ちが見えてます。
しかし、先週の結花と今週の木場、あえて明示しないようにしているようだが、いったい何人殺した??(まさか、「峰打ちじゃ、安心いたせぃ」というわけでもなかろう)
もちろん二人とも殺人は初めてじゃないんだが、あれだけやっちゃった後で「人間とオルフェノクは共存できないのか」と悩むというのは今更という気がしてしまうな。その場その場の感情で動いている結花はともかく、「人間とオルフェノクは共存できる」と理屈を言っていた木場があれだけやっておいてそのこと抜きで「なぜ共存できないと思うんですか」と村上に聞きに行くというのはちょっといただけない。警官隊ぶったおしてしまった時点で木場の気持ちは「人間と仲良くなんてやってられっか」というところまで振り切れてないと嘘だと思うんだが。「あの警官隊は敵だったから」ですむ話でもないと思うけどな。だいたい、空を飛べる結花といい、馬になって走れば誰も追いつけない木場といい、相手を傷つけず逃げることは可能なはずなのだ。
2003.12.7 第44話
啓太郎の幸せ、一週間しか続かず(;_;)。
- やさしい言葉をかけられ、啓太郎の家に戻る結花。すっかりラブラブモードに突入。オルフェノクに撃たれた刑事をぼーっと見ていた木場は、巧に「どうした?」と言われ「なんか人間を救うために戦うのが馬鹿らしくなった」と答えて巧に「しっかりせんかー!」と言われる。一方撃たれた沢村刑事は南に「撃たれたんですけど!!」と詰め寄るが、南は自分が命じたことなのに「オルフェノクのやるこったからね」と知らん顔。
海堂は木場、結花と別れてどうしたもんかと思っているうちに例の子供がいる施設へ。脱走したがっている子供を連れ出す。しかしこの子もどうやらオルフェノク化進行中。一方、草加と三原は北崎と決着をつけに行く。こないだ赤ファイズに負けた北崎だがカイザとデルタには楽勝で勝てる様子。
巧は南と話をして「私も人間とオルフェノクは共存できると思っている」という嘘にだまされて、結花や木場と一緒に話をしようと3人で出かけるが、そこを警官隊および警官隊に貸し出されたオルフェノクに襲われる。なぜか警官隊を射殺してから3人と戦うオルフェノク。結花は怪我しつつ逃げるものの、その先には怖い顔したえび姉さんが「死になさい、ここで」。変身できなくなっていた結花は啓太郎に「会えてよかった」というメールを打ちながら、絶命。啓太郎はデートの場所に来ない結花を待ち続ける。。。。
前回の最後で木場がぼーっとしてたのはなんでだろうと思ってたら、「人間を助ける」のに疑問を感じてたのか。しかし、あの状況って「人間を助けている」んじゃなくて「自分たちを襲ってきたオルフェノクと戦っている」んだけどな。それにこの時、警察のものらしき車両に銃撃くらっているのに、その後で南の言うこと信用する巧はかなり間抜けである。木場が悩んでいるのに比べて巧が呑気、という対比が強く出すぎているような気がする。
間抜けといえば南というか警察も間抜け。せっかくこの3人のオルフェノクがのこのことやってきてくれそうな状況なのに、わざわざ広い場所で襲撃して「罠だよ〜ん」とネタ割らなくても。自分のテリトリーに入ってきたところで一服盛ったほうがよっぽど確実に捕獲できたろうに。
草加に「あいつは甘いんだよ」と一言で片付けられていた啓太郎だが、さて結花の死(巧はえび姉さん目撃してないから、原因は警察の裏切りだと話すはず)をどのように受け止めるのか。
どうでもいいことではありますが、最近オートバジンのロボット化も、ジェットスライガーの登場もありません。特にジェットスライガー、あんなに影薄くておもちゃ売れるのか、スポンサーに代わって心配だ。
2003.12.14 第45話
馬オルフェ木場君、悪役への道を。
- ファイズ巧と馬オルフェ木場は警官隊から逃げおおせるが、途中で結花の死を知る。えび姉さんの手にかかったことなど知らず、「人間め〜〜〜」と怒る木場。怒りのあまりか気絶したところに現れる男(画面に見えるのは足だけ)。一方カイザ草加とデルタ三原は北崎にやられそうになるが、それを助けたのは山羊オルフェノク。三原は山羊オルフェノクが変身を解き、スマートブレイン前社長、つまり流星塾生にとっては父親である花形に戻るところを目撃する。
結花からの最後のメールをお別れの手紙と誤解している(あるいは誤解しようとしている)啓太郎に心の中で「彼女を守れなくてすまん」と謝る巧。
スマートブレイン現社長に、南から「オルフェノクの秘密をみつけました」という電話が。南が見つけたことが何かを知った現社長は、ラッキークローバーに南の研究所の抹殺を命じる。
その頃沢村刑事を呼び出して「おまえら人間とオルフェノクの共存を考えたんじゃなかったのか」と怒る。ところが沢村刑事の方も南とも研究所とも連絡取れなくなって困っている。
巧が研究所に行ってみると、「オルフェノクに襲われた」と言いながら研究員たちが砂になっていく。「何があったんだ」と立ち尽くす巧(のところへ後で述べるように里奈から電話が入る)。
命からがら逃げていた南の前に馬オルフェ。心臓一突きで殺された南は、砂と化す前に高笑いをして「なぜおれが笑っているか、今にわかる。オルフェノクはけっして人間には勝てない」と言い残す。その木場に、花形が「気がすんだか?」とたずねる。「あなたのおかげです」と答える木場。
この話と平行して、施設から逃げた子供(実は海堂が連れ出した)が道でオルフェノクに逢う。ところがこの子供(照夫)の影から現れる、オルフェノクらしき青年がこのオルフェノクのうち一体を撃退。もう一体がいったん逃げたところで海堂がその場に到着。逃げたと思ったそいつが戻ってきて海堂と戦いになるが、そこへ施設でバイトしていたために照夫を探していた里奈と三原もくる。蛇オルフェ海堂はやっつけられた後に三原がデルタに変身して戦うが、状況不利。里奈に電話で呼ばれた巧はファイズ加速モードでオルフェノク(例の警官隊に貸し出されてた奴じゃん)を倒す。
-
研究所が壊滅したのはてっきりラッキークローバーのせいかと思ったら木場がやったんですかね。もうこれで完全に悪者モードですな、馬オルフェ。これまで何しているんだかさっぱりわからなかった真理や草加の養父の山羊オルフェもやっと話に積極的に入ってくるようで。
今回の謎提出は二つ、一つは南が見つけたというオルフェノクの謎。「オルフェノクは人間に勝てない」ことを示す事実なんだろうが、村上の見ていたデータはなにやら遺伝子情報らしきものだった。
もう一つは照夫君の中にひそんでいる青年オルフェノク。どうやらこいつが「オルフェノクの王」くさいが。
それにしても悪役南、けっこうあっさりと(しかし悪役らしく高笑いと捨て台詞残して)退場しました。最後で砂にならずにオルフェノク化したらおもしれーな、と思ったけどさすがにそれはなかったようで。
なんかこれで人間サイドからのオルフェノク対策の話はすっぱりなくなりそうな気がしますが。後はスマートブレイン関係の話を片付けるだけでもだいぶかかるだろうし。
ところで三原君の仮面ライダーデルタはなんであんなに弱いですか。沙耶が変身したデルタはムカデ琢磨をおびえさせるほどだったのに。
2003.12.21 第46話
落ちぶれた元首領がいっきに体勢を挽回しようと強引な作戦に出る・・・ってのはある意味仮面ライダーの黄金パターンかも。
- 照夫がオルフェノクに狙われているということで、啓太郎んちで預かることになる(ねらわれてもファイズとカイザがいるし)。しかし照夫の中の「オルフェノクの王」はだんだんと目覚めてきている様子で、先週「王」にやられたオルフェノクの死体の状況からそれを知った村上は王が現れたことを喜んでいる様子。そして会社の地下(なぜか流星塾がそこにはある)に行くとそこには花形前社長。「オルフェノクの運命と王について教えてください」と言う村上。「王さえ覚醒すれば我々はたどるべき運命から逃れられるはずだ」と言う村上に、花形は「君の時代は終わった。オルフェノクは滅ばなければならない」と答える。
照夫の中の「王」に襲われて逃げてきたオルフェノクに、村上は「王はオルフェノクを食って成長する」と言う。そんなにあっさり食われてたまるかと思ったオルフェノクは、今のうちに、とばかりに照夫を襲う。
しかし照夫はちょうど巧や三原と仲良く遊んでいる最中。当然のごとくファイズとデルタと戦うことに。
一方平行して、スマートブレインでは村上が社長の座を終われ、その後の新社長には木場勇治がなることに。「オルフェノクの王さえ手に入れれば」と思った村上は照夫のところへ。ちょうどさっきのオルフェノクが倒されたところに現れて戦いに。例によって弱い三原デルタがベルトを取られたところで草加が到着してカイザに変身。デルタのジェットスライガーとカイザのサイドカー(ロボット型)とでミサイル打ち合いになり、カイザ草加のキックがデルタ村上に当たるか・・・というところでまた来週。
なんかデルタは悪役側が使っている方が様になるな。顔が悪相なのか。さて最後の方になってオルフェノクが人間にそのままでは人間に勝てないという理由みたいなものがあるらしいことが出てきた。オルフェノクは吸血鬼とかと比べると(吸血鬼なら夜しか動けないとか十字架に弱いとか)あまりマイナス面がなかった。完璧に人間の真似もできるし。そういうわけで連中がなぜ一生懸命人間を襲って仲間を増やさねばならないのか、また人間を襲わないオルフェノクを「裏切り者」呼ばわりしなくちゃいけないのか、これがよくわからんままだった。吸血鬼は捕食活動として人間を襲わざるを得ないが、そういうこともオルフェノクの場合はなさそうだし。さてその「オルフェノクが滅びる理由」がわかるとその辺もすっきりするだろうか。
2003.12.28 第47話
今回は村上元社長が退場。
- 3人ライダーと戦った末、「薔薇隠れの術」でほうほうのていで逃げ出した村上の前に、オルフェノクの王(照夫)。「私を食らえ」と言って王に吸収される村上。花形はラッキークローバーにも木場新社長に協力するように言う。王と戦わなくてはいけないから、と。花形はその武器として木場に6本の量産型ファイズのベルトを渡す。その花形も身体に変調をきたしていて、長くない様子。
木場新社長は3人ライダーを呼びつけ、「オルフェノクの王は人間にとってもオルフェノクにとっても敵だから一緒に戦おう」というが、草加と三原は人の言うことろくに聞かず立ち去る。帰り際に三原は父・花形と会って「昔のやさしい父さんだった」と言う。
巧は木場に「俺は人間を捨てない」と言う。
- 行くところなくて困っている海堂のところに木場が現われ、ベルトを渡して「これで俺のために戦ってくれ」と言う。海堂は「これで人間を守ろうってんだな」と誤解しつつ承諾。
ラッキークローバーの3人が巧と真理、照夫を襲う。さらに海堂他5人があらわれて、量産型ファイズに変身。巧ピンチ・・・でまた来週。
オルフェノクの王はバッタオルフェノクのようで、仮面ライダーブラックの原作版を思い出しましたな。というかカイザにそっくりだったから、カイザは王の姿に似せて作られたということなのか。実は草加が王の本体だ、とかいう落ちはないだろうな?(今日、謎の頭痛を感じているシーンがあったから何かの異変が起こることは間違いないと思うが)。
村上はてっきり他のオルフェノクをどんどん食わせて王を成長させて、自分はちゃっかり生き残るつもりだろうと思ってたら、まず自分から身体を投げ出すとは意外。
映画版で出てきた量産型ファイズも出てきて、いよいよラスト近い感じになってきたけど、アバレンジャーの最後の『次は仮面ライダーファイズ』のスポットではオーガとサイガという映画版仮面ライダーも顔出している。この二人はほんとに出るのか? オーガ=木場としてサイガは誰?(村上かと思ってたら今日死んじゃったしな)
さて今後が気になるのは海堂で、「人間を守ったりなんかして」とか言いながら巧ファイズと戦い、さらにその先の目標である王は実は照夫なわけで、あと3話のうちのどこかで木場と戦うことになるはず。
2004.1.4 第48話
今回も重要人物二人死亡。
- ラッキークローバーに量産型ファイズに、とピンチの状態のファイズ。海堂は「なんで真理や照夫を襲わなきゃいけないんだ?」と遅まきながら気づいて木場に食って掛かるがはったおされる。カイザ草加とデルタ三原も来て乱戦になった・・・・
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- じゃかっじゃじゃがじゃっがじゃっがじゃんじゃんじゃん(略)えんじゃすふぁいだーみーん。
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- ISSAの歌が終わってCM空けたら、草加が苦しげに一人で歩いてますが(^_^;)?
あれだけオールスター乱戦になって、決着つかんとお別れですかい。なんで草加が一人はぐれてるんだだいたい。巧はのんきに木場に電話して「おまえの気持ちがわかったよ」とかしゃべくっているし。三原は真理や里奈に「とーさんにあったよ」とか呑気にしゃべっているし。
さて気絶して倒れた草加が目覚めたのはスマートブレインの中、眼の前に父さんの花形。「流星塾を作った理由は何なんだ?」と聞く草加に「オルフェノクの王を探すために流星塾を作った。だがおまえたちを襲わせたのは私じゃない」と答える花形。さらに「お前はもう変身しないほうがいい」とセブン上司のようなことを言う。花形の説明によると草加がカイザになれるのは流星塾のみんなと一緒に「オルフェノクの記号」を埋め込まれたから。だがそれにも限界が来た、という。それを聞いた後気絶した草加だが、眼が覚めたときに花形と木場の立ち話から照夫=王であることを知る。草加は木場に「俺が王を倒してやる」と告げて去る。
一方海堂は木場に「お前を尊敬してたがもう絶交だ」と告げスマートブレインを出る。出た後で「このままじゃ照夫が危ないじゃん」と気づいたのか、なぜか三原に頼み込んで量産型ファイズのベルトを奪いに行く。しかし敵の数は多くなるし、三原デルタは弱いしで苦戦し、巧を電話で呼び出す。
その頃、真理と里奈に会うために出かけた花形に立ちはだかる草加。「私と戦う必要はない」と告げた後、砂になって崩れる花形。「お前は生きろ」といわれた草加は「俺は生きて戦う」と照夫を殺しに逝こうとするが、その前に木場から電話。「園田真理を預かっている」といわれて呼び出され、ラッキークローバーと戦う羽目に。真理は電話で巧を呼び、巧は量産型ファイズを加速モードで一掃した後向かうが間に合わず、ベルトをとられた草加はカイザに変身した木場に止めをさされる。
- 真理は草加を探すが、すでに砂になった草加を見つけることはできず・・・・。
「戦え。戦い続けろ」とか言ってたくせに、一転して「戦ったら死ぬぞ」ってそれはないでしょお父さん。あげくにさっさと自分が先に死んじゃうし。
オルフェノクはほっといても死んでしまうということは明らかにされたが、王がいたらどう回避できるんだろ。生き残るのは結局王だけ、ってのじゃないだろうな。
ところで退場しちゃった草加君、数々の謎が未説明のままですな。一番謎なのは、「自分はカイザのベルトをしても死なない」ということをなんで知ってたのかということなんだが。これと、同窓会に出てたのにみんなの記憶からそれが消えている、というあたりから、てっきり草加はスマートブレイン側の人間なのかと思ってた。ムカデ琢磨からあっさりファイズのベルトを取り返せたりしたあたりも、てっきり密約か何かあったんかと。そうでないということなら、なんでスマートブレインの連中は真理たちを手術するときに草加の記憶を消しておく必要があったんだろ。スマートブレインの連中が、流星塾生を皆殺しにした理由もよくわからない。花形ではない誰かが勝手にやったということだが、村上だとしたらなぜ?もしかしたらその中に王がいたかもしれないのに。
どうもこの辺は最初と予定が変わったんじゃないかと思えてくるな。
2004.1.11 第49話
今回もさぞかし人が死ぬんだろうな、と思ってたが北崎だけだった。
- 草加の死について問い詰めに行った巧と海堂にオルフェノクの王について説明する木場。ほっておいたらオルフェノクはみんな死ぬ。王が覚醒すればオルフェノクは死ななくてすむが、その時は人類が滅亡する。その話を立ち聞きした冴子から聞いて、琢磨は王を守ろうと言うが北崎はそんなこと信用せず、王を倒そうという。
王である照夫を襲う北崎だが、ファイズとカイザのダブルライダーキックを受けた後、「ぼくたち生き残りたいんだも〜ん」という琢磨と冴子の攻撃で弱ったところでオルフェノクの王に食われる。王が北崎を食っているところを見た琢磨はまた怯えている。オルフェノクの王が照夫に戻ってくるところを見た巧に、木場は「そう、あの少年が王だ。でも君に殺せるかな?」と聞く。
海堂は「おれはオルフェノクの王を倒して英雄になる」とか言っているが、王が照夫であることを知った巧は複雑。そしてクリーニング屋100周年パーティで照夫が通りすがりのオルフェノクを殺して食おうとしているところを見た巧は照夫に殴りかかるが海堂が止める。さらに木場(カイザに変身)も現われて戦いになるが、その途中、巧は自分の手が砂になりかかっていることに気づく。
設定があいまいなのはいつものことだけど、オルフェノクの王が覚醒するといったいどうオルフェノクが助かって、人類がどう滅ぶんだか、いまいちわからない、というか説得力ないよな。北崎が信用しないのも当然という気がする。しかし「王が覚醒したら人類滅亡」とはまた大きく出たなぁ。オルフェノクが単に進化形だとかいうんならそんな極端な話にはならんと思うんだが。しかしこの辺の設定はっきりさせないまま終わらせそうな雰囲気。
それにしてもこれで巧もそう長くない、という感じになってきた。最終回一回でどう決着をつけるんだか。
2004.1.18 第50話
最終回。
- 砂になりかかった巧はみんなの前から走りさるが、やがて倒れる。そして木場にスマートブレインに連れていかれ、実験材料にされる。いなくなった照夫を探していた海堂は偶然(オルフェノクのパワーで?)スマートブレインタワー建設予定地で、王への覚醒間近の照夫を発見。そこで木場から巧がスマートブレインにいることを知る。スマートブレインの医者たちは巧の細胞の崩壊過程を早める実験をしている。真理、啓太郎、海堂の3人はスマートブレインに潜入して巧を救出、一方三原と里奈は照夫のいるところへ。すでに王になりかかっている照夫を見て三原はデルタに変身して倒そうとするが「そうはさせませんよ」とムカデとエビ参上。そのころ救出された巧の前に現れる木場。ちょうど里奈から三原が危ないと聞いた巧は他の3人に「行け」と言った後、木場と話をする。「王を倒せば君も死ぬのに、死ぬの怖くないのか」と言う木場に「死ぬのが怖いから一生懸命生きているんだよ」と答える巧。二人はカイザとファイズ、あるいは馬オルフェと狼オルフェに変身して戦う。ブラスターモードで木場をいったん倒す巧だが、とどめをささない。何故かと問う木場に、「俺は人間を守る。おまえも人間だ」と答えた巧は王のいる場所へ。王は覚醒し、エビ姉さんは王の力で変化して「私はもう死なない」というが、同時に人間であることもやめた様子。それを見たムカデ琢磨は怖くなって逃げ出す。回復してやってきた木場は「俺にはまだ、何が正しいのかわからない」と言いつつカイザに変身して巧に加勢。王の攻撃を受けて燃え上がりつつ最後の力で王を足止めし、そこにファイズブラスターフォームのライダーキック。
とここまでで話は終了で、後は後日談となる。里奈と三原は照夫のいた施設で働く。ぼーっと子供達を見ている海堂。添野刑事は退職して私立探偵だそうだ。琢磨は残りの人生を人間としていきると決意してスマートブレインを離れ一労働者として働いている。冴子は海老オルフェのままスマートブレインの地下で王の死体を見ている。ここでのセリフがよく聞き取れない。「あなたのしは、きーたよにある。きっと」と聞こえるが意味が通じない。複数の方から「あなたは死なない、きっと蘇る、きっと」でしょう、とメールをいただく。スロー再生してみても「が」が聞こえないが、「よにある」と聞こえてしまった部分が「よみがえる」なんだろう。これなら意味も通じるし。それにしてもなんでうちの録画したのはこんなに聞き取りにくいのか。巧たち3人は河原で昼寝。巧はもしかしたら細胞崩壊が進んでいるのかもしれないが、それを口に出さず、「俺の夢は世界中の洗濯物が真っ白になるようにみんなが幸せに生きること」と言う。それは啓太郎の夢でしょうが(^_^;)。
海堂が「ちゅーか、オルフェノクの力って何だったんですかね」と言ってたが、それを言いたいのは視聴者の方だろ。むしろよくわからんのは王の力の方だけど。特に「王が覚醒すれば人類は滅びる」とか言ってたのは単に「王は強いぞ倒せないぞ」ってだけのことだったのかいな。最後はややこしいこと抜きでバトル見せて、木場君に死に際作ってあげればいいや、って感じの終わり方だなぁ。考えてみれば巧も海堂も死の運命は変らないわけで、ハッピーエンドっぽく見せているけど将来は暗いんだよな。もちっとカタルシスある終わり方にして欲しかった。
ちなみに娘の感想は「またちゃんと終わってない」と怒っていた。「また」ってのは龍騎(特に映画)とかの印象が強いんだろうな。