下に「動くグラフ」があるので、いろいろな場合で温度を変化させて、
を確認しよう。
青い線はヘルムホルツ自由エネルギーのグラフである。やはり、
ことを確認しよう。
a[10-3Pa・m6・mol-2]
b[10-6m3・mol-1]:
T[K]:
体積(横軸)は1目盛が
圧力(縦軸)は1目盛が
ヘルムホルツ自由エネルギー(縦軸)は1目盛が
初期値であるa=141、b=39は窒素の場合の値。
たとえば水蒸気(水)の場合でどうなるか、などを見てみよう。
下の図の赤く塗った部分では、圧力すなわち$-{\partial F\over\partial V}$が一定のままで体積が変化する。これが「気相・液相の共存領域」になる。
上の「動くグラフ」でも温度に応じて(低温のときに)このような領域が現れることを確認しよう。
この共存領域をV-Pのグラフ上に表現すると↓のようになる。
この間に、たとえば液体→気体と相転移したなら、ぐっと体積が増える(液体窒素→気体窒素の場合で700倍)。