まるっきり役にたたない用語辞典です。
赤星のゲッツー
よくアナウンサーが「珍しいですね」と言うが、実は全然珍しくない現象。「足が速い左打者だからゲッツー少ないだろう」と思っているのかもしれないが、その効果を打ち消すほどに内野ゴロをよく打つのだ、赤星は。
上原浩治
にっくき巨人の投手であるが、実は阪神ファンだったらしい。なんせ尊敬するピッチャーが藪である。阪神ファンじゃない奴がそんなこと言うとはとても思えない。
GAORAの副音声
CS放送GAORAは土曜日の中継に、副音声で声援放送をやる。亀山がやったり若手芸人がやったりしているが、これをやるとたいてい負けているような気がする。阪神のピッチャーが打たれた時など「あ〜」「あ〜〜あ」しか聞こえてこないので、情報を得るには不適切である。
劇場
9回裏にリードした状態で抑え投手○○が登板。「今日は勝ったな」と安心しているとヒットを打たれファーボールを出し、とあっという間に塁がランナーで埋まる…というような時、『○○劇場が開演した』のように使う。阪神では2001年成本劇場、2002年バルデス劇場が有名。2003年は誰が? ちなみに並み居る劇場支配人の中でも空前絶後の石毛は現在阪神の選手だが。
今年は違う
阪神ファンにとっては、「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と同じぐらいの重みしかない言葉。
今年もあかんかったか
阪神ファンにとっては、「暑中お見舞い申し上げます」と同じぐらいの重みしかない言葉。
最終回に反撃するふり
たとえば14対2ぐらいで負けている時、最終回に2点ぐらい取って、結局14対4で負ける、というのが阪神の得意技である。勝ち負けには関係ないが、その盛り上がりでお客さんが少しでも残ってくれれば、甲子園のビールの売り上げには貢献するのかもしれない。
3塁にランナーがいると打てません病
説明不要。阪神打線がかかっている業病である。同じような病気として『無死満塁では点が取れません病』とか『ソロホームランしか打てません病』がある。
新聞辞令
トレード通告やコーチ人事などが、球団が本人に伝えるより、スポーツ新聞の記事になる方が速いということが阪神にはよくある。最近では坪井が『朝起きて新聞見たら自分の名前が載ってた』と語って日ハムにトレードされた。
ゼブラ
野村阪神時代限定の今岡のあだ名。「(やる気がないように)見える見える」ということから。元々の文脈では「今岡は顔があんなだから一所懸命やっててもやる気がないように見えてかわいそうだ」ということだったのだが、いつの間にか後半部分が完全に脱落して「今岡はやる気がない」に変わってしまった。最初の頃はノムさん、「わしの現役ん時もあいつと同じでやる気がなさそうな顔やということで監督に嫌われたんや」と、むしろ今岡をかばっていたんだけどね。結局歴史は繰り返したということか。
同じようにやる気のなさそうな選手(いつもホームベースから離れて立って、外角にバットが届かなかったブロワーズとか)とゼブラーズなるユニットを組ませていた。
たこ焼きみたいやね
野球解説者福本さんが、0ばっかりならんで延長に入ったスコアボードについてもらした感想。
チャンスがピンチ
野村監督に言わせると、『阪神の選手はチャンスがピンチなんや』。「ここで打たんかったらまたやじられる」とか「明日の新聞でぼろくそに書かれる」などのマイナス思考が心理ブロックになっているのは間違いあるまい。「ここで打ったらヒーローや」とか「明日の一面は俺や」と思える選手がいて欲しい。この条件にもっともあてはまるのは巨人の元木だけど(あいつはあいつで、そうでない時に力抜きすぎ)。
とりあえずいっとけ今岡
甲子園球場に出現する今岡応援の横断幕の文字。何がいったい『とりあえず』で、何がどう『いっとけ』なのかようわからんが、とらえどころのない選手である今岡を応援するにはちょうどいい横断幕かも。
TOP野球
野村阪神のスローガン。TOPはT=Total(トータル=総合力)
O=Object Lesson(オブジェクト・レッスン=実践教育)
P=Process(プロセス重視)の頭文字をつなげたもので、当時の松井ヘッドコーチが考えた。しかしこういうむりやりでぴんとこん略語は定着しないものだ。だいたいOが『実践教育』であるあたり、戦う姿勢じゃないと思うな(;^^)。
ドングリーズ
秀太、沖原、藤本、久慈、斎藤、関本が組んでいるユニット(組んでない組んでない)。『阪神のショート候補って、誰を見てもドングリの背比べやな』ということでこの名がある。随時メンバーが入れ代わることはある。万が一、いや億が一、松井稼頭央がFAで阪神に来たりしたらユニット解散は必至であろう。鳥谷加入で解散かと思われたが、なぜか鳥谷はショートに定着せず、藤本がドングリーズ元締となったようである。
Never Never Never
Surrender
『絶対、絶対、絶対降伏せえへんぞ』という意味で、2002年から阪神のスローガンなのだが、このスローガンは『9回まで試合をあきらめない』ことは意味しない。大差がついた試合ではベテランは休ませるし、ピッチャー打たれまくってても変えないもんね。なお、横断幕や看板などに書かれる時、Neverがあまりに小さく書かれるので遠くから見ているとSurrenderしか読み取れず、『降伏してます』という意味に取られてしまう。
福家さん
スカイAのディレクター。元阪神の投手。毎年2月になると夜10時から2時間も阪神キャンプをだらだらと録画中継する番組をやってくれる。福家さん自身も二軍経験が長いので、若い選手に暖かい目を注ぎつつ『○○選手もがんばって欲しいですね』とぼそぼそとしゃべる。あまりにぼそぼそしゃべるので、夜だしつい寝てしまう。ゲストがいない時など、半分以上の時間、福家さんがぼそぼそとしゃべっていたりする。その部分だけを見た視聴者が「福家みたいな実績のない投手でも解説者になれるんか?」と誤解したという話があるが、彼はあくまでディレクターなのであって、しゃべるのは本業ではないのである。とはいえこのキャンプ中継番組も長いので、最近はだいぶしゃべりもうまくなり、昔のように聞いてたらつい寝てしまうということもなくなった。ちなみに現役時代の写真と見比べると、とても同一人物と思えない。
松田聖子
なんで松田聖子がこんなところに、というと和田コーチが大ファンなのである。かって選手だった和田が連続安打の記録を作った日。ニュースステーションに出演したのだが、その日ちょうど松田聖子が歯医者さんと結婚というニュースが流れた。久米宏が和田に「松田聖子さんのファンなんですよね。ご結婚の話はどう思います?」と振ったところ、和田は応えた。「ええ、歯医者さんとつきあっているという話は聞いてたんですが、結婚はびっくりしました」と。断っておくが当時芸能記者ですら、歯医者さんとつきあっているということも知らなくてびっくりした、と言っていたのだ。恐るべし、芸能記者をも上回る和田のリサーチ能力。
藪VS清原
藪が執拗に清原の内角を攻め、何度もデッドボールをあてていることから清原がよく切れる。しかし藪は涼しい顔で、「普通あれはよけるでしょ」とか言ってたりする。清原は「腹がたつもんやから、ついついくそボール振って三振してしまったりするんですわ。藪のやつ、絶対おれのことアホやと思てますよ」なんて言ってたりする。これを見る限り、清原の方が愛すべき人物に思える(;^^)。
野球は2アウトから
普通のチームにとっては『2アウトからの攻撃でも点が取れることがあるんだからがんばろう』という意味だが、阪神にとっては『2アウトから点を取られることがよくあるんだから注意しろ』という意味になる。
六甲颪
正式名称は『阪神タイガースの歌』だったりする。前は『大阪タイガースの歌』だったんだろうか。歌詞の『おう、おう、おうおう』は本来『おおさぁか、たいがぁす〜』と続くものなのであった。ちなみに作曲は『闘魂込めて』『栄冠は君に輝く』と同じ、古関裕而。巨人と阪神、さらに高校野球の応援歌まで作るとはたいした人だ。実はついでに『モスラの歌』まで作っている。
私もあなたのような性格に生まれたかった
新庄夫人である志保さんが夫によく言う言葉。この言葉を言う時の志保さんの気持ちを想像すると、実に深いものがある。
ん
アフリカ生まれの「ンバルー」なんて名前の選手が来ない限りは、この項目使わんだろうな。