微分ってなあに?(その1)

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 微分の雰囲気を知るために、まずは下のグラフで「遊んで」みましょう。



すいません、あなたのブラウザはcanvasをサポートしてないようです。


二つの▲は(マウスまたは指で)つかんで動かすことができます。ちなみにこのグラフはy=x2のグラフです。
 微分の定義を確認しましょう。ある関数f(x)の微分とは、

(df/dx)=lim_{Δx→0}(f(x+Δx)-f(x)/Δx)

です。Δは「変化量」を意味する記号で、「Δx」で一つの量であって、「Δとxの掛け算」の意味ではないので注意しましょう。
 分子にあるf(x+Δx)-f(x)を、グラフの中では「」と書いています(これはもちろん、「fの変化」という意味です)。
 はグラフに現れる三角形の傾きです。グラフの右横に、その三角形と相似で底辺が「1」である三角形を表示してありますが、この三角形の高さがです。
 この式に現れる極限(lim)というところがなかなか難しいところなのですが、上のグラフで二つの▲の位置を動かした時、がどのように変化するかを見てください。
 Δx→0の極限とは二つの▲が重なるところだと考えてくれればいいです。

 こころゆくまで動かして「微分を計算する」ことのイメージをつかんでください。

 ある程度つかめたら、関数をかえてやってみましょう。
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