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富士通P8210(LOOX P)をもっといびつに使う

 このページでは、私が日々愛用しているノートパソコン、富士通LifeBook P8210(LOOX Pと同じマシンです)の、私なりのちょっといびつな使い方についてレポートしていきます。
 


★来ました
 待ちに待っていたP8210が。P8210がどんな機械かは、富士通 のこのページの下の方を見てください。感圧式タッチパネルを装備して、ノートパソコンとしてもタブレットPCとしても使えて、重さ990グラムと いうマシンです。私のパソコンのこだわりの一つが「軽 さは正義」で、さらにもう一つのこだわりが「マウスよりもタッチパネル。それも指で押せる感圧式。OKボタンは指で押せ」な ので、こういう機械が出てくると見逃すわけにはいきません。買った一番の理由はこれまで使っていた「軽さは正義」を体現しているLOOX Sがそろそろへたり始めたことにあるんですが(LOOX Sについてはこっちを見 よ)。
 webmart(富士通直販サイト)のキャンペーンでこの機械を手に入れました。ありがたいことにおまけにUSBのCD-RW/DVDコンボをつけてく れてます。これはブート可能なので、Linuxインストールも楽勝。前回は「ハードディスク外してデスクトップ機でLinuxインストールしてから戻す」 というめんどくさいことをやってたので、それに比べると楽すぎて、何か悪いことしているような気分になってくる。

★LOOX Sとの違い
 まず、100g重い。CPUが速い(Crusoe700MHz→Pentium M1.2GHz)。その代わり熱い。
 タッチパネル搭載で、WindowsXPのTabletPC Editionも選択可能(こっちにしました)。重さの差は持ってみると「言われてみれば重いかな」という程度。
 厚さがちょっと分厚いか。

 意外な違いとして、キーボード左下の「Fn」キーと「Ctrl」キーの配置が逆。

 最初自分はCtrlを押しているつもりでemacsを終了させようとして「^X+^Cしているのになぜ終了しないのだろう」とあせった。

★WindowsXP タブレットPCバージョン
 がインストールされている。とりあえずちょこちょこと使ってみた。画面をぱたんとひっくり返してキーボードに重ねてしまうとピュアタブレット型になった り、そのモードでは縦長画面になって使えたりして楽しい。楽しいのだが、仕事環境のためにはまずLinuxをインストールせねば。

★仕事に使ってみた感想
 TeXが早くなって感激。Javaアプレットの起動が早くなって落涙。多少熱かったり、多少重かったりしても十分なほどにこの差は大きい。
 今日はキーボードの配列変更とかもやったのだが、それはまた今度書こう。

★ファン
 左後ろにファンがついているのだが、ほとんどの場合は回っていない。Linuxのkernelリコンパイルさせたら、「ぶーーー」と音が聞こえてきた。 終了後30秒ぐらいで徐々に音が小さくなり、消えた。ちゃんと熱さに応じてコントロールしているようだ。

★メモリ増設
 やはりWindows+CoLinuxで使っていると256Mでは厳しい。ということで512Mのメモリを買って差し替えた(スロットは一個しかな い)。256Mがあまってしまった。買ったのはADTECのADF3200M-512。amazon.co.jpにて。

★想定外かもしれない使 い方
 こんなふうにしてみました。富士通の人はこんな使い方は想定してただろうか。ピュアタブレットでキーボードつなぐ人はけっこういるだろうけど。

 100円ショップで買ってきた写真立てを使ってディスプレイのごとく立てて、その前でUSBキーボードで入力。ペンはこの状態でも使えるからマウスは不 要。



 さらに、画面を縦にして同じこともできるぞ! すごいぞ100円ショップの写真立て。

★いびつキーボード計画
 前々から、ノートパソコンの、とゆーか、パソコンのキーボードには文句がある。

 アプリケーションキーなんていらんだろう!
 ひらがな・かたかな・ローマ字と書いてあるこのキーも、いらんだろう!
 無変換キーは、たまに使うかもしれんがなくても困らんだろう!

というわけで、私のコンピュータでは、この3つのキーは、TeXを使う人にとっては頻出文字である、_(アンダースコア)、{(中括弧左)、}(中括弧 右)になっている。
 下の写真のような感じである。TeX使いな人なら「これは便利かも」という気分になるはずだ。あなたがTeX使いで、なおかつひらがなキーやアプリケー ションキーなんて押したことない、という人なら一度おためしあれ。

 

 なお、どうせならWindowsキーもいらんじゃん、という考え方もあるが(^_^;)、Windows+Eでエクスプローラ、とかはわりと使うので残 している。この位置だと1文字用としては押しにくいのである。

 で、これはどのように実現するかというと。

 Windowsでは、有名どころのソフト、窓使いの憂鬱を使 う。設定ファイルを公開しとくと、

include "109.mayu" # 109 キーボード設定
include "default.mayu"

keymap Global
key *IL-*IC-ひらがな = S-openbracket
key *IL-*IC-S-ひらがな = openbracket
key *IL-*IC-Applications = S-closebracket
key *IL-*IC-S-Applications = closebracket
key *IL-*IC-無変換 = S-ReverseSolidus
key *IL-*IC-C-無変換 = C-S-ReverseSolidus

key *半角/全角 = *Esc
mod control += 英数
key *英数 = *LeftControl

である。ついでに「半角/全角」も元々のエスケープキーもエスケープキーにして、controlキーもCAPS LOCKキーもcontrolキーにしている。

 Linux(CoLinuxはWindowsの中で動くので以下の設定は不要)のX Window上では、/etc/X11/xinit/Xmodmapを

keycode 22 = BackSpace
keycode 111 = Print
keycode 113 = Alt_R
keycode 115 = backslash bar
keycode 116 = braceleft bracketleft
keycode 117 = braceright bracketright
keycode 120 = braceleft bracketleft
keycode 129 = Zenkaku_Hankaku
keycode 131 = underscore asciicircum
keycode 211 = backslash underscore
keycode 176 = XF86AudioRaiseVolume
keycode 174 = XF86AudioLowerVolume
keycode 160 = XF86AudioMute

として、同様の配置にしている。なお、ひらがなキーをちゃんと認識させるには、たとえば/etc/rc.d/rc.localに

/usr/bin/setkeycodes 0x70 126
/usr/bin/setkeycodes 0x3a 29

を書くことが必要(二つあるのはなんでだっけ???。自分でも覚えてない。なにか他のキーのためかも)。

★新機種?出ました
 富士通さん出しました。もっとも、新機種というよりも単に「名前変えました」ですな。全く同じ機械を「LOOX P」という名前で出すようです。家庭向けにするんなら指紋センサーとかは外してくるかと思ったんだけど、そういうこともなく、ほんとにそのまん ま。うちのマシンとの違いはメモリが最初から512(うちのは最初256で今は増設して512)と、ハードディスクが30G(うちのは60G)。あまり安 くなっていたりすると後悔しちゃうところですが、さいわい私はキャンペーンで安くしてもらって買えたのでそんなこともなく。せっかくだからユーザーが増え てほしいものです。というわけで検索のことも考えて、このページのタイトルも変えました。

★ バッテリ不具合で交換?
 富士通のサイトに、「ソ ニー株式会社のバッテリーパック自主交換プログラムについて」というのが出てます。なお、LOOX Pに関しても同様のお知らせがここに出てます。
 なんかソニー製バッテリに不具合があるとか聞いても対岸の火事だと思ってたら、なんと自分で使っているコンピュータにも関係してたとは。一応、今んとこ ろ危険は報告されていないけど念のため交換、ということらしいけど。もっとも「交換します」だけでまだ具体的にどうするのかは発表されてない。情報を待と う。
 わしの場合、元々のバッテリ(へたってきている)の他にロングバッテリも買い足しているのだが、両方交換してもらえるのかな??

★以下は項目別 まとめ


 いまいちまとめきれてないな。

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