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富士通LOOX S8をいびつに使う

LOOX このページでは、私が日々愛用しているノートパソコン、富士通LOOXの、私なりのちょっといびつな使い方についてレポートしていきます。
 

LOOX S8とはどんな機械か イントロです。

LOOXへのLinuxインストール Vine Linux2.1.5をインストールした時のメモです。

LOOXのキーボードをいびつにする計画 小さいキーボードを有効に使うための苦肉の策

LOOXでのLinuxいろいろTips その他もろもろ


2003.12.10

★LOOX Sの新機種は出ませんなぁ
 半年ぶりの更新だが、特に記事はないんだよな。バッテリがついにへたって、30分も持たなくなったので新しいのを買ったぐらいか。ちなみにmurauchi.comで通販。9000円ちょい。
 で、LOOXのS型は新機種が出る気配もありませんな。Crusoeの製造元であるTransmetaはEfficeonという新しいCPUを出していて、来年からそのCPUは富士通の工場で生産されることになっているんだけど。
 そのEfficeon採用機としてはSHARPがMURAMASAの新機種を出している。これ、910gと軽いという意味ではよいのだが、奥行きは206ミリ。LOOX Sは149.5ミリ。机の上の占有面積がだいぶ変わってくる。
 この差はわしにとっては大きい。ウェストポーチにすぽっと入れられるかどうかという瀬戸際の数字なのである。というわけで富士通さん、奥行き15センチ以下のマシン出してくださいよ、Efficeonを自社製造するようになってからでもいいから。
 今は金ないからどっちにしろノート買い替えできそうにないからいいんだが(^_^;)。

2003.6.12

★Cygwinのバージョンが上がって
 4月4日に書いたことがちょっと違ってきたので補足。前には

start XWin -rootless

とやるとXの一個一個の窓ができていいとか、

run blackbox

とやるとblackboxがウィンドウマネージャとして起動するよ、とか書いたんですが、今のバージョンのCygwinだとblackboxはないみたいです。こりゃ困った、と思ったんですが幸いなことに、-rootlessよりもさらに便利な

start XWin -multiwindow

ってのが使えるようになってました(もしかしたら前のバージョンでもあったのかも(^^;))。

 このオプションつけると、XのウィンドウマネージャはMS Windowsになります(^^;)。つまりXの窓一個一個がMS Windowsのタイトルバーつきで起動されて、MS Windowsの窓同様にでかくしたり最小化したりできる、というわけ。
 -rootlessでやっている時は、Xの窓だけはblackboxなどの別のウィンドウマネージャの管理になるから大きくしたり最小化したりする時の操作は当然MS Windowsとは違ってて、「同じ画面の中で二つのウィンドウマネージャが混在して走っている」という雰囲気のものだったんですが、これでちょっと統一的になりました。

2003.5.29

★サスペンドからの復帰時に音を鳴らす
 あんまり役に立つ話ではなく、単なるお遊びですが。Linuxでapmを使ってサスペンド・レジュームをさせている場合、レジュームした時には、"resume"という引数をともなって/etc/sysconfig/apm-scripts/apmscriptが実行される。そこでそこにplayコマンドでも書いておけば、レジュームしたことを知らせる音が鳴らせるわけだ。たとえばこんなふうに書き加える。

			logger "apmscript: Program $SOUNDPROG started as user $SOUNDUSER on display $SOUNDDISPLAY."
		done
	fi # ここで、サウンド関係のレジュームが終わっている。
  
	/usr/bin/play /dos/Waves/555Stanbye.wav & #なんか起動する音。

	# restore X if necessary
	[ "$CHANGEVT" != "0" ] && [ "x`pidof X`" != x ] && chvt "$CHANGEVT"

 

 サウンド関係のレジュームが終わった瞬間に、ある音(いやファイル名みたらわかるかもしれませんが、仮面ライダー555の変身の時の「スタンディング・バイ」という声です)をならしている。その後Xの復帰やらPCMCIAの初期化やらネットワークの設定やらいろいろあるわけであるが、最後の最後にもういっちょ書き足しておいた。

	rm -f "$LOCKFILE"
	/usr/bin/play /dos/Waves/555Complete.wav &
	;;
    change)

  LOCKFILEを削除している、ってことはこれで終了、というわけなので、「終わったよ」という音(いやつまりは仮面ライダー555の変身の時の「コンプリート!」なんですが)をならしているわけである。
 役に立たない、と言ったけど、一応この「コンプリート!」の声で復帰作業が終了したんだな、とわかる程度の意味はあるか(^^;)。

2003.5.13

★富士通夏モデル発表もLOOXのS型の姿はなし
 今日富士通は2003年夏モデルのパソコンを発表しましたが、LOOX Sの新型機は出ませんでした。T型の方はCentrinoのマシンが出てますが、重さが重くなっているし、少しサイズも大きくなった感じだし、ちっともLOOXらしくありません。どうも「DVDが見れるマルチメディアマシンだっ」ってところを強調したいみたいですが。

 このまんまS型は消えていくのか、それとも秋には何か出るのか。
 この、ウェストポーチに入っちゃうサイズで、しかも熱くなったりファンが回ったりもしないという特徴をくずさんで欲しいものです。T型の変化を見ているとあまり期待できんかなぁ。

 

2003.4.28

★スイッチが壊れたみたい
 一度、机の上から落下させていらい、ちょっと変になった。液晶の角度を変えると、「ぴっ」と音がなってサスペンドに入る。つまり、液晶の下についている「サスペンド・レジュームスイッチ」が刺激を与えられると勝手に押されてしまうようだ(;_;)。
 しょうがないのでBIOSの設定で「サスペンド・レジュームスイッチを使わない」にしてみた。こうするとこのスイッチは電源スイッチになるのかと思っていたのだが、そうではなく、ほんとに機能しなくなる(^^;)。というわけでわしのLOOXはこのスイッチがただの飾りになってしまいました(^^;)。
 その分手軽にサスペンド・レジュームできるように「カバークローズでサスペンド」と「カバーオープンでレジューム」の設定をしときました。

2003.4.4

★WindowsマシンをXserverにしてでかい画面を手に入れる
 ということをやってみた。やったことは以下の通り。

・cygwinを手に入れて、WindowsXP上でXserverが動くようにする。
・LOOXのLinux側から、そのXserverの画面を使わせてもらう。

 言うまでもないことだがLOOXの画面はちっこい。ちっこい故に、でかい画面を使いたいこともある。でかい外部ディスプレイをつなぐ、という手も一応あるが、LOOX専用にでかいディスプレイが用意できるんならともかく、そうでなかったらつなぎ変えたり切り替え器つけたり、けっこう面倒だ。ふと見るとそこにWindowsマシンがでかいディスプレイつけてあるではないか。しかもLANでなら普段からつながっている。じゃあこのディスプレイちょっと使わせてもらおうか、ということである。
 もともとXには、「別の機械で走っているXの画面を使わせてもらう」ということが普通にできる機能がついているから、こんなこともできるわけである。
 まずcygwinに行ってcygwin+X一式をもらってくる。トップページに Install Now!って書いてあるリンクがある。そこをクリックすればsetup.exeがダウンできるのでそれを走らせればよい。何をダウンするかとかどこからダウンするかとかウィザード形式で聞いてくるので適当に応えてやるといい。必要なのはXだからXは絶対入れること。Xserverを動かすのが目的だからXと基本的なの以外は外していいと思う。せっかくの機会だしcygwin一式入れたいなら止めないが。
 次にXの設定をするのだが、このためには起動用バッチファイル/usr/X11R6/bin/startxwin.bat(もしインストールした場所がC:¥cygwinなら、C:¥cygwin¥usr¥X11R6¥bin¥startxwin.batということ)を編集すればよい。
 私がデフォルトから変更したのは以下の部分(最後の方)。

start XWin -rootless
REM Startup an xterm, using bash as the shell.
REM run xterm -sl 1000 -sb -rightbar -ms red -fg yellow -bg black -e /usr/bin/bash

REM Startup the twm window manager.

run blackbox

REM Set a background color.

REM run xsetroot -solid aquamarine4

run xhost +aaa.bbb.ccc.ddd
run xmodmap /usr/X11R6/lib/X11/xmodmap.jp

 -rootlessをつけると、Xの窓一個一個がWindows上でも一個一個になる。これは好みの問題。REMでxtermが立ち上がるところを消しているが、これはあっても別にいいと思う。blackboxというのはウィンドウマネージャーで、もとはtwmだった。これも好みの問題。-rootlessで使うならごちゃごちゃしてないのがいいと思う。
 xhostのところでは、「外部からこのXの画面を使って良い機械のIPアドレス」を指定している。平たくいえばLOOXに振られたIPアドレス。
 最後のはキーボードを106にするためのもの。英語キーボード使っている人はつける必要はない。

 これでstartxwin.batを実行した後、LOOX側で

emacs -display kkk.lll.mmm.nnn:0.0

のようなコマンド打ち込むと(kkk.lll.mmm.nnnはcygwinでXが走っているマシンのIPアドレス。ホスト名でもいいんだが)、Windowsの画面を使ってLOOXがemacsを起動する。起動した後の入力はWindows側のキーボードで行う。
 当たり前のことだがwindows機とLOOXはネットワークでつながってなきゃダメである(^^;)。

2003.3.6

★Hancom Officeを入れてみた
 ううむ。ずいぶん間空いちゃったな。今日LOOXにHancom Office 2.0J(Linux版)を入れてみました。最近仕事場のメールにmicrosoft word文書がやたら出回るようになり、しかし私はWordは持ってない(正確に言うと家に帰ればあるのだが、仕事場でWordのメールもらうたびに家に帰るのも不毛だ)、ということでいくつかのWord互換なOfficeものを入れてみたんですが、重い。どれも重い。Openofficeは起動は遅いうえに文章書いた時のレスポンスも悪い。おまけにメニューの日本語が文字化けしたりする。というわけでFreeものはあきらめてHancomのを買ってみました。快適、とはいわんけどOpenofficeに比べればちゃんと仕事できる程度のスピードで動きます。まぁLOOXでWindows使った時の遅さに慣れてしまっている私が言ってもあまり説得力がないが。

2003.1.17

★続・新機種発表
 impressのPC watchに、富士通パーソナルビジネス本部長へのインタビューが載っている。富士通のノートパソコンは全体としてはよく売れているらしい。しかしLOOXに関しては「かつては、LOOXで新たな潮流を作ったものの、その勢いを継続できなかった反省がある。LOOXやモバイルノートのMGシリーズにおいて、富士通のモバイルパソコンを今後どうするべきか、という点を真剣に議論しはじめている。1月15日に発表した春モデルでは、MGシリーズでモバイルパソコンとしては初めてスーパーファイン液晶を搭載したが、夏モデルではさらにモバイルパソコンを強化して、モバイル系でのヒット商品を生み出したい」と言っている。次期モバイルパソコンにおいて、「まったく新しいものを考えてほしい」と社員に指示を出している、という話なんだが、さてこれがほんとうだとすると今回のあまりにやる気のないバージョンアップは、次にお大きく変化するための準備期間に入っているから、ということになる。しかしどういうことをやってくるかなぁ。奇抜を狙いすぎておかしなものにならなきゃいいのだが。

2003.1.15

★新機種発表
 しかし、ここまで変わらん新機種も珍しいと思うぞ。まぁ富士通のページでも見てください。一つ前のS80に比べ、HDDの容量が30GBから40GBに増えたことと、CMSのバージョンが上がっただけ。それもこのCMSのバージョンアップでどうなるのかというと、XPの起動が早くなる(^^;)。まぁ他にもよくなっているところはあるんだろうけど、Linuxとかのユーザーにとってはつまらん話だし、XPにしたってサスペンド→復帰を繰り返す使い方してれば起動時間関係ないし。Windows2000だと早くなるんだろうか(どっちにしろ興味はないのだが)。
 タッチパネル乗せて欲しいなぁ。前々から思っているのは、アメリカで発売されているLifebook P-1000を個人輸入したら幸せかも、ってこと。こいつはタッチパネルがついて、$1199なのだな。タッチパネルなしで15万のLOOX S80よりお買い得ではないか。

2003.1.7

★emacsの画面の大きさセット
 前にここに書いたように、emacs起動時に画面一杯になるようにする、という技を使っていたのだが、カーネルを2.5にしてからどうも動作がおかしくなった。しかし、起動した後に同じことをやらせてみるとちゃんと動作する。そこで、

(if (eq window-system 'x)
    (progn
      (set-frame-position (selected-frame) 0 0)
      (set-frame-size (selected-frame) 117 34)
      )
)

(defun window-set ()
  "Set Window"
  (interactive)
  (if (eq window-system 'x)
      (progn
	(delete-other-windows)
	(set-frame-position (selected-frame) 0 0)
	(set-frame-size (selected-frame) 117 34)
	(split-window-horizontally 80)
	))
  )

(global-set-key "¥C-x7" `window-set)

のように.emacs.elを書き直した。最初の部分はemacsのフレームの位置と大きさを決めている。だからこの状態だと画面いっぱいにはなるが、縦2分割はできてない。そこでそれをするための関数window-setを下で定義し、[ctrl-X]+7で実行できるようにしたのが後半部分。
 こうした方が、windowがごちゃごちゃになったら(emacs上でいろんなソフト走らせるとどんどん窓が分割されてしまってごちゃごちゃによくなる)[ctrl-X]+7でお気に入りの状態に戻せる。なんで起動時だとうまくいかないのかが気に入らないが、とりあえず満足。

2003.1.6

★POV-Rayを使ってみる
 3DのレイトレーシングソフトであるPOV-Rayをインストールして使ってみた。前々からCrusoeは遅い遅いと言ってきたが、こういう仕事だとそうでもない。Celeron638MHz(ほんとは566MHzなのを少しだけオーバークロックしている)が33秒かかるレイトレ(サンプルにあるビスケットのCG)を、Crusoe700MHzのLOOXは24秒でできた。クロックが高いとはいえ、エミュレーションでこの速度は立派と言っていい。

2003.1.3

★今日から不定期日記形式で
 ごちゃごちゃと書いていって、まとめられるものは下の方にまとめる、どうでもいいものはさっさと消す、という感じでやってみようと思う。

★バッテリがおかしくなっている
ようだ。まず、3時間ぐらい持っていたはずなのに1時間半から2時間しか持たなくなった。さらに、残量表示が信用できなくなった。100%から90%までいっきに落ちたり、逆に0%からの充電でいきなり40%にあがったり。いったん完全に消耗させると直るという話もあるのでいったん完全に放電させてみると、残量0になってから30分以上使えたし(^^;)。
 もう使い始めて1年だが、バッテリの寿命ってこんなもんなんだろうか。

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