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2002年五月第三週のあ〜ああ〜(;_;)阪神タイガース


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試合がない日のぶつぶつ(2002/05/13)

★昨日の浅井君
 帰る時、「まだまだヘタクソなんです」とこわばった表情だったそうだ。

アホウ!>浅井

 おまえが下手くそなことなんぞ、みんな知っとるわ。知っとる上で将来の勉強のためにだしとるんやないか。そのおまえが「僕はヘタクソ」って落ちこんでどうする。こういう時は「ええ勉強なりましたわ。まぁ次はこうはいきまへんで」でええんじゃあ。そんなふうに落ち込んでても、プロの世界じゃ誰もなぐさめてくれんぞ。

★阪神と巨人の貯金内訳

ヤクルト 横浜 広島 中日 お互い
阪神 -2 +4 +5 -1 1
巨人 +2 +5 +3 0 -1

 腹が立つけど、巨人は阪神以外には負けこしてない。見ると一番差がついているのがヤクルト。やはりヤクルトに勝てないことが2位転落の原因だよな、ということがよくわかる。横浜と広島が双方にとってお客さんになっている。この2チームがいつまで「お客様」のままでいてくれるか、これもペナントレースのカギである。去年も横浜は前半さんざんだったから「今年は最下位はないね」なんて言ってたのに、後半ふと気付くとうちより上にいた。安心は全然できん。広島は去年、どういうわけかまるで勝てなかった。

 ちなみに、「ほんとは一番恐いのはヤクルトなんじゃないの?」というのが全阪神ファンの印象だと思う。


対横浜7回戦(2002/05/14)

4対2で勝ち。勝ち投手谷中、セーブバルデス。首位奪還。

★固くなっちゃいかんのに
 なんか新聞を見ると、今の状況を、3年前のノムさんフィーバーから一気転落と重ね合わせて、そういうことを星野さんに尋ねたりしてんだよな。やめてくれよ〜。監督はいいとしても、阪神の選手も近くでその声聞いたり、新聞読んだりするんだからさぁ。絶対今日「今日負けたらまた3年前みたいに」とか思っているよ、あいつら。頼むよ〜。ゆっくりのんびり野球してくれよ〜。またこういう時に、相手が7連敗中の横浜なんだよな。普通ならラッキーと思うところだけど、前監督野村さんが喝破したように、『阪神の選手にとってはチャンスがピンチなんや』。ノーアウトであろうが満塁だと絶対点が入らなかったりしたもんな、ノムさん時。今日がそんな雰囲気でないことを祈るのみ。

★あれは3年前〜
 ふと思い出したが、あの3年前、首位を争っていたのは星野中日なんだよな。これに勝てば首位という時に北陸遠征で3連戦負け越したんだけど、あの第1戦は今も印象に残っている。新庄がトリプルプレーくらってタイムリーエラーかまして、しかしその新庄がその後ホームランを打ち、最終回はソン・ドンヨルからヒットを打ち、とあと一歩で勝てるところまで追い上げた。その次の4番ブロワーズが凡退したんだけどさ。せめてあの時の4番がアリアスだったらなぁ。あるいは片岡だったらなぁ。あるいは今の桧山だったらなぁ。まぁその後いったん首位から最下位への急降下ぶりから考えて、あの試合一つ勝っていたからってどうってことはなかっただろうけど。あの時中日監督星野仙一が「阪神は強い」と言ってくれたのを今でも覚えているよ。仙ちゃん、今の阪神はどうだい?

★今日のスタメン
 先発谷中。キャッチャーは吉本。うーん、谷中ならカツノリという手はありだと思うがなぁ。去年けっこうバッテリー組んでたし。まぁ、浅井君がはずれてしまうのは、昨日書いたように自信なくしちゃっているみたいだから、仕方ないと思います。もし本人を見て「ナニクソ今度こそは」と顔に表れているんなら、星野さん使うと思うしね。

 あと片岡の怪我のせいもあってまた打順が変わりまくり。今岡/上坂/濱中/アリアス/桧山/ホワイト/関本/吉本/谷中という順番です。3番濱中も2番上坂も大丈夫かな。桧山以外は全部右というわかりやすいオーダー。相手投手は森中。

★帰ってきたら3回表
 今岡ヒットを上坂が送って、浜中ライト前(今岡は3塁ストップ)。アリアスはショートゴロで、上坂が2塁にごろんごろん転がりながらスライディングしたおかげもちょっとだけあって、ファーストはセーフ。ゲッツー崩れというせこい点の取り方ではあるが、とりあえず先取点は何よりも薬である。

★3回裏、石井琢の盗塁を吉本が刺す
 石井、走りながらホームの方見てましたで。普通、わきめもふらずに走りませんか、こういうとき(あるいは打者の金城が打つと思ってたのか?)。
 吉本がいいボール投げたのでアウトでしたが、はっきり言って、君なめられてるで>吉本

★4回表、なおもなめられる吉本
 ノーアウト1、2塁。「阪神ベンチは吉本にはゲッツーだけは勘弁と思ってますね」と解説の野村収さんにまでなめられる吉本。吉本は何度かバントしようとするが、ボールになったりファールになったりで失敗。2−3から「ええいもう」とばかりにランナー二人がスタート。吉本はワンバウンドの球を空振り三振。もしキャッチャー相川がこの球をちゃんと取ってたら三振ゲッツーになってたかもしれない。しかし、おそらく吉本以外のバッターなら振らないだろうと思われるくそボールだったため、相川も捕れず、ランナーは2、3塁へ。結果は送りバントが成功したのと同じになった。だが、心理的にはおなじじゃないよな。吉本がちゃんと見送ってればノーアウト満塁だったのに。

★1アウト2、3塁なのにバントの構え
をする谷中。「あの構えの方からバスターした方が打ちやすいという人もいます」と野村収さん。「ああ、甲子園の高校生が時々やってますね」と失礼なことを言うアナウンサー。まぁピッチャーだしな。
 しかしなぁ谷中。そのバスターの構えで、なんで高めのくそボールを3つ振って三振するんだ?

★こうなりゃ今岡は敬遠
 当然の策であろう。上坂ライトフライで無得点。嫌〜〜んな雰囲気。
 もし解説が掛布なら間違いなく「これで流れが横浜に行くんですね」と嫌なことを言うだろう。そういうことは言わんで欲しい。と言いながら自分でこのページに書いているわし。

★でも横浜の流れもいいとも言えないんだよな
 4回までで併殺二回。盗塁死一回。流れが悪いものどうしですなぁ。もし解説が掛布なら間違いなく「こういう時は、ミスをすると相手の方に流れがいきますね」と嫌なことを言うだろう。そういうことは言わんで欲しい。と言いながら自分でこのページに書いているわし。

★お、エラーが横浜に出た
 濱中のなんでもないセカンドゴロを小川がトンネル。アリアス倒れたが桧山がクリーンヒット。あれ、濱中なぜ今ので三塁に行けないの?
 続くホワイトがレフト前へ飛球。鈴木尚は一瞬「おれがとる」という顔をして飛びつくが捕れず。すぐ後ろにいた金城が矢のような送球。濱中ホームでタッチアウト。今のは3塁ストップちゃうかあ?>吉竹3塁コーチ。もし解説が掛布なら間違いなく「これで点が取れないと、流れが横浜に行ってしまいますね」と嫌なことを言うだろう。そういうことは言わんで欲しい。と言いながら自分でこのページに書いているわし。

★嫌な流れをふっきった
 関本がライトに2点タイムリー。やったね関本、これがプロ入り初打点。守備の悪いショートを我慢して使った甲斐があったというものだ。

★その関本がまたエラーするが
 次の回、2アウトながらランナー1、2塁。ピッチャーの代打石井義のショートゴロを、関本が弾いて2アウト満塁に(;_;)。イレギュラーしたのかもしれないが、せめて前に落として欲しかった。まぁトンネルだったら1点取られていたから、それよりはましか。幸いにも、続く石井啄(横浜は石井が多過ぎ)が新ストライクゾーンにはまって三振してくれて失点なし。よしよし。

★それにしてもぜいたくな伊藤の使い方だ
 1アウト二、三塁から、石井浩のところで伊藤をワンポイント。次のロドリゲスから福原。しかし、ロドリゲスは左かしらんけど、外人はたいていアンダースローピッチャーには弱いけどなぁ。まぁ二人ともちゃんと仕事しておさえたからいいけど。

★今日は仙ちゃん仕掛けが速い
 8回裏1アウトで早くもバルデス登場。バルデスが対決する最初のバッター、グランのショートゴロを今度は田中秀太がエラー。どうもあのあたりのバウンドがおかしいに違いない。普段使わない球場ではこういうこともある。

★バルデスに変わってから2点も取られた
 あのエラーがなきゃもうチェンジなんだが…と思っている間に種田にタイムリーを打たれ、その後ついでに相川にまでデッドボールを与え、2アウト満塁に。その後の内川はいい当たりだがショート正面。さすがに1イニングに2回もエラーはなく、チェンジ。

 これを読んでいるかもしれない横浜ファン(まぁいないだろうと思うけど)に言っとこう。この相川へのデッドボール、矢野の件の報復じゃないからね。危うく負けるかもしれんあんな状況でわざと当てるなんて作戦はありません。

★暗雲を吹き飛ばす一発
 めちゃくちゃありがたい一発。濱中ソロホームラン

★9回はすんなり終わって勝利
 巨人が負けたので2日で首位奪還です。一方横浜8連敗。ひところの阪神より遥かに多いと思われる残塁数ですからなぁ。


対横浜8回戦(2002/05/15)

4対2で勝ち。勝利投手藪、セーブバルデス。

★今日はレフト坪井
 2番が上坂から坪井に変わり、外野守備がちょっと動いている他は変わりなし。最近坪井はなんか元気がないが、大丈夫かな。

★今日も関本はヒットを打つが
次の吉本の打席で盗塁を試みる。吉本は単にいつものようにか盗塁を援護しようとしてかはわからないが盛大に空振り。さらに体勢を崩してか送球を妨害しようとしてかはわからないがキャッチャー相川の目の前でくるりくるとダンスを踊ってみせる。それだけの妨害にあいながらも相川は平然と2塁送球し、アウト。あんだけ協力されても成功せんのかい>関本

 あ、もしかしてこれってエンドランかけたのに吉本が空振りしたという結末ですか。だとすると吉本は真剣に打ってあのダンスなんですなぁ。

★藪を疲れさせようという高等戦術?
 先頭打者でピッチャーの藪にファーボールというおいしい状況。しかしこれで点が入らないと「ピッチャー疲れただけ」という悲惨な状況になるので要注意。今岡は送りバントの構え。これがうまく決まり、送球もちょっとそれて1塁セーフ。坪井は下手くそなバントをするが、バワーズが球こぼしたせいで3塁アウトにならず、1塁のみアウト(あれでアウトになるというのは、坪井足遅過ぎ)。いや、これも藪を3塁でランナーにおくための高等戦術かもしれぬ。
 濱中は犠牲フライで藪は走ってかえってくる。これでアリアスがあっさりアウトになってしまったりするとアウトと引き換えに藪に疲労が残るのだが、アリアスはけっこうファール打ったりした後でピーゴロ。藪の疲れ具合はたいしたことないかもしれない。1点もらったことだしとりあえず喜んでおこう。

★藪はオーライ
 全然疲労なし。

★バワーズの方は疲れているような
 だいぶ球数投げているからなぁ。1アウト1、3塁でバッター吉本という、阪神ファンが「お願いだぁ、三振は許すからゲッツーだけは勘弁。てゆーかなぜ星野はスクイズやりませんかっ」と思っている場面で、なんとデッドボール。ありがとうバワーズ。おい吉本。ぶつけられて怒るのは10年早いぞ。みんな喜んでいるのに(ひでえファンだなぁ、全く>わし)。

★こんなことしているとこうなるといういい例
 藪がレフト前タイムリーヒット。これで2対0。

★阪神はお人好しすぎるっ
 今岡サードライナー、坪井ファーストゴロで、この回は藪のタイムリーによる1点のみ。あかんぞ、点は取れる時にとっとかな。だいたい投げているのが、藪だぞー、ファンやナインが「今日は勝てる」と思った瞬間に冷や水浴びせるのが得意な藪だぞー。

 ああ恐。

★なぜかチャンスには吉本
 濱中から始まって2アウト満塁作ると、そこに吉本がいるんだよなぁ。5回表なんでまだ代打は出さんということか、結局そのまま打ってレフトフライ。

★藪から冷や水
 5回裏。勝ち投手権利がかかる時。こういう時、藪は恐い。思った通り、先頭にヒット、次は四球でノーアウト1、2塁で石井浩。ノーアウトだし森監督のことだからバントしてくるかと思ったが、強攻でライトフライ。次は相川。1アウトだが森監督のことだからバントしてくるかと思ったが、ここも強攻でキャッチャーフライ。続いて代打石井義。2アウトだけど森監督のことだからバントしてくる…わけもなくここでも強攻。でもこれはライト前ヒット。桧山からの送球をアリアスがカットしたが、さてあのままホームへ行ってたらどうだったろう。まぁ吉本がまたボールこぼしているかもしれんけど。
 というわけでこれで2対1。ますます試合の行方は不透明に。藪をいつしまっちゃうか、これが一番大事。

★不安感を振り払う追加点
 濱中、アリアス連打でノーアウト2、3塁。桧山犠牲フライできっちり1点。なおも3塁にランナーが残ったところで相川がパスボール。阪神ファンとして一言言わせてもらおう、そういうことしていると野球の神様が勝たしてくれないよ>相川
 阪神ファンはそういうところ、よく見て来たからな。
 これで4対1。今日は勝てる…と思うとまた藪から冷や水が来たりして。

★また吉本でチャンス
 ホワイト四球、関本ヒット(これで猛打賞)で1アウト1、2塁。今度こそ代打かと思ったが吉本は打席へ。吉本はバントの構えをしているので、てっきりバントかと思ったら、バスター。この「バントの構えしてバスターで打つ」ってのは、昨日「高校生がよくやるプレー」として紹介されていたのだが。
 結果はファーストゴロ。ゲッツーでなかっただけましか。2アウト2、3塁で藪。ここは代打を出して藪をしまうかと思ったのだが、さっきタイムリー打っているし、ということがあったのか、そのままバッターボックスへ。結果はセンターフライ((吉本よりよっぽどいい打撃だったね)で攻撃ここまで。そろそろ変えておいた方がよかったんとちゃうかなぁ。

★7回裏。後は守るだけ
 というわけで、関本はしまって田中秀太。いってもこいつ、昨日は守備がために出てきて関本と同じエラーしてたが。

★藪に打球が当たる
 グランの打球が手にあたり、アクシデント降板。たぶんたいしたことはないと思うのだが。というわけで原田が登板。

★原田はワンポイントでひっこみ、後は伊藤
 田中一徳にはしぶいヒット打たれたが、相川をゲッツーでとってチェンジ。伊藤ちゃん今日もご苦労様。このゲッツーはセカンドゴロだったのだが、2塁カバーに入った秀太は1塁から走ってきたランナーと衝突して、ランナーの上にのっかりながらの送球。よく1塁アウトになったなぁ。今日はちゃんと守備がためになっている。よしよし。

★それにしても横浜ファンはつらかろう
 今日もここまでゲッツー3つ。バッテリーエラーで点を取られる。まるで普段の悪い時の阪神。わかられたくないだろうけど気持ちはわかるぞ。

★8回福原、9回バルデスで
無事勝ちました(バルデスは1点取られてたけど)。二人とも連投だけど、まぁ明日雨だからいいんでしょう。


対横浜9回戦(2002/05/16)

8対0で勝ち。井川完封で7勝め。

★今日もレフト坪井
 相手は2年めの右ピッチャー後藤ということでメンバーは変わらず。先発は井川。今日もし井川が勝ち投手になると、井川の勝ち星(七勝)と横浜のチームの勝ち星(七勝)が並ぶというえらいことになってしまう。ここんとこ調子のよくない井川だが、今日はどうだろう。

★今日も元気だスミ1打線
 今岡二ベースで始まり、坪井濱中と2アウトになったのにアリアスに四球、桧山は0−2からのストライクを待ってましたとライト前タイムリー。最近の桧山って、まるで全盛期の落合なみに相手にとって嫌なバッターになってないか。というわけでホワイト外野フライで今日もスミ1で発進。
 んで後藤なんだが、若いピッチャーらしく、力任せで投げてくるような、コントロールの悪いピッチャーのようだ。落ち着くと変わるのかもしれんが。

★スミ1打線本領発揮
 3回にも先頭の今岡がヒットで出た。バントするかと思いきや、初回と同様外野フライを打つ坪井。濱中もセカンドライナーと、まるで「走者を進める」気配すらない。アリアスはレフト左にフェンスに達するヒットを打つ(2ベースだと誰もが思った)。しかしアリアス足遅過ぎ。2塁前で立ち往生。今岡は3塁回ってホームを狙うが、アリアスは挟まれてもまっすぐに走って逃げて、しかもセカンドに追いつかれる(球のやり取りなし。純粋においかけっこに負けてアウト)。せめて挟まれて粘れば今岡がホームに、という期待もあったんだが。走塁能力は木戸以下です、アリアス。

★五回に来てふん詰まりが直ったように
 ここまで今岡が出ても坪井濱中とランナーを進めることもできなかったのだが、5回に来てこの三人が二塁打を3連発。2点とって、後藤をノックアウト。さらにホワイトがタイムリーで1点追加。

★トイレ行って帰ってきたら
 吉本がソロホームラン打ってました。もしかしてカラスがボールを口に加えて運んでくれたとか?

★その後塁はにぎわうが
 井川がまたヒット。これでまた「井川はバッティングがいい」という誤解が広まるか。でも確かになんかよくヒット出ているな。今岡はアウトになったが、坪井がひさびさに坪井らしいセンター前ヒット。濱中はレフトフライをあげたが、鈴木尚が判断誤って前に落とし、しかもボールは前に転がっているのにてっきり抜かれたと思って後ろを向いて「ボールがない…」と呆然とするというおまけつき。前に転がったボールを拾った石井啄がいっしゅん鈴木の方を向いて「全くもう」という顔をしたのを私は見た。
 しかしアリアスと桧山三振で点はこれ以上入らず。なんでやねん。

★8回にどかどかと点が
 実は寝てたのだが(^^;)。起きたら今岡と坪井とホワイトが今日は四安打だとか。ホワイトの代走に八木が出てた。なんじゃそら、と思ったが、そのままファースト守ったわけね。八木も無駄使いされるようになったなぁ。

★終わってみると横浜のバッター28人
 井川が完璧でした。巨人は負けたので、今度はゲーム差ありで首位です。夢みたい。

★ノムさんについて(試合後に)
 前監督の野村さんが、本を出すとかで会見を開き、その席上で藪、今岡について聞かれて、「あの変ぼうぶりには裏切られた思いがある」とか「2人ともよく監督室に呼んで説教したがすべてがムダだったんですね。今の姿を見てると星野くんでよかった。いつ鉄拳が飛ぶか分からない緊張感が合ったんでしょう」と言ったとかで、阪神ファンの掲示板などでいろいろ議論を呼んでいるようだ。

 まずノムさんに一言。変貌ぶりってあーた、藪の方はまだわかりまへんで。あんたの時も6勝したと思ったらぴったり勝てなくなったことあったでしょうが(^^;)。まぁそれは冗談として。
 敗軍の将兵を語らずというけど、まぁ言わんでもええことをわざわざ言うてますわな、このおっさん。よくも悪くもノムさんらしいな、と苦笑いしつつ、「変わらんな、この人」とちょっと嬉しくもある。
 まぁ考えてもみなはれ。自分が監督やめた途端、あんだけぼーっとしてた今岡が生き返ったように打ちまくっとる。気分いいはずあれへん。毎日阪神戦TVで見ているそうやし。たぶん星野監督の采配にいちいち文句言いながら、「おいこら、ストレート待ったってくるわけないやろ今岡」とかぶつぶつ言うてるんだよ。それでも阪神が勝った後はよっしゃと喜んだ後で「わしが今あそこにいたら」とか空想したりする。虚しいわな。そら久しぶりにTVに出たら、嫌味の一つも言いたくなるわ。
 世間では野村は今岡を嫌いだとか使いたがらなかったとか、「ゼブラ」(やる気がないように見える見えるという意味)なんてあだ名つけて悪口言ったとか思われてますが、けっこう我慢して使てましたで。それに「ゼブラ」発言も元々は「今岡は顔がやる気なさそうに見えて損している。昔のわしと一緒や」という言葉の後に出てきてる。最初はかばってたんよね。まぁあまりの不甲斐なさに最後の方は本気で愚痴ってたかもしれん。それでも当時コーチ兼任だった和田は「今岡は監督に期待されているのがわかってない」と月刊タイガースに書いとった。ノムさんほんまのところ、ポカはするが力あるから使ってみたいということで今岡の扱いに困ってたんやろね。
 まぁとにかく世間の目は別にしてノムさんの中ではあんなに目をかけて育てようとして育たなかったのに(そもそも愚痴り倒すのはノムにとっては目をかける、のうち)、監督変わった途端それはないやろ、という気持ちがあって当たり前。でも、普通それを口に出したりせんのが大人ですわ。普通の社会人。
 ところがあのノムさんってのは、人に「野球選手も社会人たれ」なんてこと言うくせに、自分はただの野球馬鹿なんですな。だから思ったら言う。あの人は「言いたいけどこれを言うたら嫌われるから言わんとこ」という、普通の社会人ならできることができない。
 これについては本人が同じ会見の中で言っている。長嶋に関して、「私はあるがまま自然体で生きているが、彼は演じて生きている気がする。裏の長嶋さんも知ってるが、うまいな、見習わなきゃなと思いますよ」って。ノムさんあんたね、自分で「長嶋より社会人失格」って言っているって気付いている?
 気付いているんだろうな。気付いていても言うからノムさんなんだし。まぁ、今さら殊勝にしたって誰も誉めてくれへんわいと開き直っているってこともあるだろうけど。
 新庄が1年大リーグでやって帰ってきた時だってそう。「俺に恥をかかせているのはおまえだよ」なんてTVで言っちゃう。まぁあのTVは新庄もノムさんもにこやかに笑いあっているから、新庄のキャラのおかげもあってひどいこと言っているようには見えんけど、それでもこれは言わんでもええことです。
 まぁそういう意味で「変わらんな、この人」と嬉しくなるわけ。なんで嬉しいかって。まぁ、こんな、野球馬鹿で愚痴っぽくてはた迷惑で、ついでに嫁はんがもっとはた迷惑やけどまぁそれはおいといて、自分は社会人失格やのに人に説教たれるようなかなわん年寄のおっさんも、野球界に一人ぐらいおってもええやん。そら近所に住んでたら嫌やけど、遠くにありて見る分には。

 近所におった今岡は嫌やったやろな、ってか。まぁそうかもしれんけど、ノムさんにしてみたら、嫌な上司がおったら力出さんってのはどういうこっちゃい、てなもんやろ。自分は年始参りにいったら「ノムはあげるな!」と言われて追い返されたりするほど鶴岡監督に嫌われていて、それでも4番打ってた(それだけの成績残してた)んやから。そういう時代やないやろって年寄に言うたてわからへん。逆に今岡にそんなことぐらい我慢せえって言うたってわからへん。そういうもんや。
 まぁ今岡もノムさんの会見の話聞いて「優勝しますから見ておいて下さいと伝えてください」とか言ったらしいから、ええ刺激になったんちゃう?
 今日の4安打とは関係あるかどうかしらんけどね。


対中日7回戦は雨で中止(2002/05/17)

デッドボール受けて5日たって、片岡骨折判明。

★今頃わかった片岡骨折
 あほかいっ!>阪神球団

 

 いや、悪かった。「あほかい」なんて言って。阪神球団に疑いを持つような発言をしてしまったことをおわびします。改めて言わせていただきます。

 

紛れもなくどあほうっ!>阪神球団

 赤星んときもその日は大丈夫と言ってて次の日実は骨折でした、だった。それにしても今回はもう5日たって、やっと骨折やちゅーんかい。昨日片岡バット振っとったぞ。うっかりしたら試合出てたかもしれん。そんでよけい悪くしたらどないすんねん。このチームの健康管理体制はどないなっとんねん。ちゃんと調べえっちゅーねん。

 そんなんやからドラフト1位のピッチャーがストレッチで怪我して1軍に上がることなく引退したりすんねん、そんなんやからドラフト1位のキャッチャーが携帯電話目にあてて視力落としたりすんねん、そんなんやからクビにしたピッチャーに先輩のいじめのせいやとか訴えられそうになったりすんねん、そんなんやから春のキャンプに点滴ぶらさげて現われるような選手がおるねん!

 ああ情けない。アマチュアスポーツでもこんな話あんまりないぞ。プロのプロらしいとこ見せたれよ、たまには。>阪神

 こうなってくると大丈夫だと思っていた藪も不安になってくるな。病院行け。球団に相談したりせんと、自分の判断で病院行け>藪


対中日7回戦(2002/05/18)

1対5で負け。甲子園にホームランの雨を降らせた安藤が負け投手。

★2回まですいすいだったが
 3回表、安藤は先頭の森野に2ベースを打たれ、さらに谷繁に四球(星野監督渋い顔)。バンチのバントはフライになって1アウト。1番に戻って井端は13球粘った末にライトにタイムリー。まぁこれは相手をほめとこう。後はなんとか押さえて1点のみ。

★ピンチの後のチャンスをみすみす逃す
 諺どうりにやってきたチャンス。関本、吉本、安藤送って1アウト2、3塁。これで今岡、坪井、濱中と回るのに、三振、四球、三振で結局無得点…。お膳立てはちゃんとできてたのになあ。

★ピンチの後のチャンスを逃がすとちゃんとしっぺ返しがくる
 ゴメスにホームラン食らう。安藤は悪いとは思えないんだが、結果は4回表で2対0と劣勢。

★なんじゃいそりゃあ
と言いたくなることが5回に。ブレットと福留にホームランを打たれ、これで5対0と大きく負け越し。1、2回あたりを見ているとこんなに打たれるようには見えなかったのになぁ>安藤

★というわけでバッテリー総取っ替え
 気分はもう負け試合。伊達−浅井です。

★限りなくエラーに近いヒット
 アリアスの打球はレフトライナー。レフトのブレットは地面すれすれで受けて、そのままぽろっと落とす。でも公式記録員はヒットと判定。もしピッチャーがノーヒットノーラン実行中でもヒットと判定するのか、と公式記録員に問うてみたい。

★続いて疑惑の判定
 桧山が打った1塁線の打球、ゴメスはとって1塁を踏んだが審判がファールの判定。「なにぃ」と怒るゴメス。怒り中日ベンチ。福原コーチが暴言吐いたとかで退場。しかもその後桧山がヒット打ち直し。中日側としては気分悪いことばっかりだろう。

★ミス&審判&ミスで1点
 ホワイト倒れて2アウト2、3塁になった後、関本はサードへの高いゴロ。内野安打になって、間に合わないのにバンチがファーストに投げ、しかも悪送球。1点もらってしまった。5点もリードしてるのにそんなにかっかしてどーする>バンチ
 しかしかっかしてくれたのもここまで。代打松田倒れて、6回裏は1点のみ。かっかしているうちになんとかしたかったが。

★こんな流れで8回裏に桧山に対して岩瀬出すか
 絶対阪神には勝たしたれへん、という山田監督の気持ちがよくわかる。

★ねぇ、ねぇ、Never Never Never Surrenderはぁ?
 どこ行っちゃったの?

★今日はいいところひとっつもなし
 横浜に3連勝した阪神と、 横浜広島で5連勝した中日では勢いが違うのも仕方ない。片岡がいなくなって力落ちするのもしかたない。今日はバンチもよかったし仕方ない。

 なんて気分にはとてもなれんな。あまりに無抵抗過ぎ。取った1点は相手のミスと審判の協力のおかげ。自力でとった点は一つもなし。

 先が思いやられる。


対中日8回戦(2002/05/19)

2対6で負け。負け投手ムーア。

★今日も今日とてノーアウト2塁のランナーが動かない
 初回今岡2塁打。坪井は下手くそなバント失敗。最近坪井のバントが(結果オーライでなく)成功したのを見たことがない。ホワイト三振、アリアスセカンドゴロで、全く今岡動かず。最近こんなばっかとちゃうか。

★谷繁嘘みたいなホームラン
 何度ビデオリプレイを見てもライトフライにしか見えない打球がなぜかホームラン。

★苦労して一点
 今度はアリアスの2塁打で始まるチャンス。今度はバントなく、濱中、関本と連打でなんとか一点。

★今岡の2ベースでは点が入らない
 5回も同じパターンで坪井の送りバントはファール、と思ったらゴメスが切れる前に捕ってくれた。結果オーライのバント成功。しかし結果オーライバントでは野球の神様は許してくれない。やっぱり点が入らなかった。

★今度はちゃんとしたホームラン
 ゴメスに一発。また勝ち越された(;_;)

★さらにピンチ
 気落ちしたムーアは2連打くらって、2アウトながら1、2塁。打球がレフトサードショートの「お見合い大作戦ゾーン」にあがる。

 関本「坪井さん走ってきてるなぁ。先輩に道開けないと怒られるかも」(と、捕るのをやめて座り込む)
 坪井「こら〜急に捕るのやめるなぁ。ああ危なかった」(こけそうになりながらキャッチ)
 ムーア「またやってるよ。恐かった」(とひざをつく)
 吉本「勘弁してくれぇ」(と深く息をつく)

 できれば星野監督の表情も見たかった。

★ふてくされる吉本
 またノーアウトで出た桧山が進塁することなく2アウト。吉本に代打吉田浩(ひさしぶり)が出るが、ファーストゴロ。TV画面に「ふん」とふてくされた顔を映される吉本。正直な奴というか。それともずっとあんな顔か、君は。

★坪井、また失敗バント
 ノーアウトから代打の藤本と今岡連打。坪井のバントはまたも失敗で3塁封殺。おまけにファーストに走り込んだ時に足を傷めた様子。代走上坂。

★アリアスは審判に助けられ四球
 2アウト満塁。桧山VS岩瀬。阪神で一番あてになるのは桧山なのでこれでだめだったらあきらめなしゃーない、という場面。そういうわけなんで、三振したけどあきらめな、しゃーない。
 こんだけ残塁残塁また残塁では、野球の神様が勝たせてくれまへん。

 それにしても今岡は今日3回出塁、しかもそのうち2回は二塁打。本人は「二塁打だとバントなしで得点圏に行けるのでいい」とか言っているらしいが、どうも阪神にはその得点圏という言葉は死語らしい。

★その後の経過
 書くに耐えんので簡単に述べよう。なんとかせねばと勝ち投手用の継投で福原を出したが1点取られる。左を押さえてくれと遠山を出したらアウト一つも取れず2連打。さらに勝ち投手の継投で伊藤を出すと3点追加される。6対1になり、最終回はノーアウト1、2塁で上坂がゲッツーを打ち、ホワイトタイムリーで1点取るも、届かない反撃もそこまで。
 負け将棋のもう1番、を絵に書いたような試合であった。

★その試合に関する、星野監督のコメント
「きのう、きょうと、昔のタイガースを見とるようだ」

 ファンと感覚を共有してますな。

★坪井登録抹消
 バント失敗の後ファーストに走り込んだ時、痛そうにしてたんで、かかとでもやったかと思ったら、やはりねんざだったそうで、登録抹消(平下が代わりに上がるらしい)。また、後で「実は骨折でした」なんてことにならんように、ちゃんと医者に見てもらいや。
 これで帽子には「53・39・8・32」という4つの数字?
 いや、矢野はもう帰ってくるはずだから「53・8・32」か。矢野があがると落ちるのはカツノリでしょうな。


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