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2002年五月第四週のあ〜ああ〜(;_;)阪神タイガース

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試合がない日のぶつぶつ(2002/05/20)

★坪井とカツノリが落ち、平下と矢野が昇格
 わーい矢野が帰ってきた、と諸手をあげて万歳できない心境である。だって日曜の試合が始まるまでは「まだまだ様子を見てから。焦ることない」と星野も岡田も言ってたのだ。で試合が終わった後で緊急昇格決定。連敗しただけでなく坪井が怪我したってこともあるだろうが、これじゃ「私は焦ってます」と自己申告しているようなものだ。
 だいたい昨日、負け試合なのに勝ち試合用の継投(福原と伊藤)を使って、さらに状況を悪くしたということも焦りのあらわれだろう。

 ちなみにわしは大学ん時柔道やってて、矢野と同じ肩鎖関節を外しちゃったことがあるが、あれは治ったと思った後で、ひょんな時に「びりびりっ」と来ることがあるのだ。矢野の場合、高めにそれた球を捕ろうと腕伸ばした時とか、横にそれた球を捕ろうと飛びついた時なんかが心配だ。だから、とりあえず気楽にいける2軍戦で様子を見てからの方がよかったと思う。

 そういう意味で明日からの試合、勝ち負けよりも「もう怪我せんといてくれよ」という気持ちの方が強い。指揮官が焦っているからといって一緒になって焦るんじゃないぞ>矢野


対巨人8回戦(2002/05/21)

3対6で負け。負け投手藪。7回までは完勝ムードだったのに。

★今日のスタメン
 2番ショート斎藤。関本はサードで7番に。関本は肩が故障あがりだから、遠投が必要なサードはどうか。8番は予想通り、キャッチャー矢野。わーい矢野が帰ってきた、と諸手をあげて万歳できない心境だというのは昨日も書いた。まぁ、出るからにはいけるということなのだろうと信じよう。先発は藪である。げっ、よう考えたら藪もこないだ怪我して降板したんだった。バッテリー両方がちょっと心配。しかし、そういう心配のある藪がなぜ谷中を飛ばして先発?最近谷中の調子が悪いからかな。
 対する巨人は2番にショート川相が入っている。あと6番サードクレスポってのが目新しいところか。二岡がいないのは故障らしい。先発は工藤。

★1回の裏のチャンス
 2アウトから、濱中四球、アリアスヒットで1、3塁。これでバッター桧山ときたら絶好のチャンスなのだが。しかしショートゴロでアウトと、最近の残塁だらけムードを今日もひきずる始まり。

★2回の裏のチャンス
 ホワイト関本連打でノーアウト1、3塁。期待の矢野は三振(とはいえ、怪我から復帰の第1打席だから)。藪もライトフライ。また嫌な雰囲気だったが、今岡が止めたバットに当たったボールがライト前に抜けるという、ピッチャーにとっては悪夢と言っていいヒットで1点。さらに齋藤がもういっちょうタイムリー。ただし3塁でランナーがタッチアウトになってここまで。
 なんであれ、ここんとこずっと続いていたタイムリー欠乏症が解消されたのはうれしい。

★3回の表のピンチ
 いきなり阿部に2ベースでどうなることかと思ったら工藤の送りバントが失敗で3塁封殺。こういう後はえてしてヒットが出るもので清水にヒットが出て1アウト1、2塁。ここで何を思ったか巨人ベンチは川相に送りバントのサイン。そりゃ、川相だから成功するでしょうけど、2アウトになってまで2、3塁にランナー送りたいかね。川相はバントだけの人やないぞ。ヒットだって打てるぞ(と、原監督にアドバイス送ってどーする>わし)。
 で、高橋倒れてチェンジ。今日は巨人が変な野球やってくれている。

★変なことやるとしっぺ返しが来る
 濱中、ソロホームランで1点追加

★両投手好投続く
 というわけで6回まで3対0のまま。こうなるといつもの藪の「突然崩れる病」が出ないことを祈るのみ。7回表あたりは特に危ない…と思いつつ見ていた。江藤にフェンス前まで運ばれた時はびっくりしたが、なんとかことなきを得る。今日は藪の完投なるか?

★甘かった(;_;)
 7回を通り過ぎたから安心していた。8回なら福原でもバルデスでも出てくるだろうと。ところがところが。代打齋藤、阿部と連打を食らう。ここで福原でも出るかと思ったが、藪続投で代打後藤。阪神ブルペンでは福原とバルデスしか準備してない。遠山は何のためにベンチにいる(;_;)。後藤にヒットで1点とられる。まだベンチは動かない。
 清水はストレートのファーボール。満塁で代打元木。福原出してくれよぉ(;_;)。ブルペンでは福原が「俺出番じゃないのかなぁ?」と不安な顔しているぞ。ほんとはゲッツーが取りやすい元木だから伊藤を出して欲しいのだが、ブルペンにいない。

★願いも虚しく
藪続投。「ファーボールの後の初球を狙え」を文字通り実行してレフト前に弾き返す元木。ファインプレーもどきをよくやるが実は守備が悪いと評判のホワイト、いつものように倒れ込みながらこれを取れず。

★高橋犠牲フライ
でついに4対3と勝ち越される。福原は責められない。と、藪を信用したベンチが悪い。

★松井四球、江藤ピーゴロで清原登場
 あーくそ。どうせなら藪がいるうちに出てくればいいのに。

★清原四球
 で、満塁で打者一巡してまた齋藤。追い込んだのにライト前にタイムリーを打たれ、これで6対3。阿部が四球、後藤がアウトになってやっと終わった。
 それにしても、この回始まるまでは完全に勝ち試合モードだったというのに。なんつーことか(;_;)。

★藪が打たれだすと止まらないのは
 もう何年もずっとそう。「エースなんだから任せる」なんてきれいごと言ってられん。よっさんもノムさんも「藪に任せる」と言ったせいで何試合落としたか。
 今度から替え時がわかりやすいように、カラータイマーつけてマウンドあがれ>藪

★桧山に死球
おんどれ、いてまうぞ>前田
とTVの前でどなった人も多いに違いない。甲子園は言うに及ばず。とりあえずランナーに立っているけど、片岡ん時もとりあえずランナーには出たからなぁ。
 しかし、そんな大事なランナーも、ホワイトゲッツーでポンッ。

★9回、今頃出てくる遠山
 そして、さっき出してもらえなかったことへの嫌がらせのように(いや遠山本人にはそんな気はないんだろうけど)いいピッチング。まぁさっき桧山がぶつけられたからか、高橋にはぶつけてたけどね。ばりばり結果論だけど、さっきのこの打順でこの遠山が見たかった。

★最終回
 せめて河原に冷や汗くらいかかせてくれと願う全国1億2千万の阪神ファン。
 矢野は粘ったが7球めをショートゴロ(今日矢野はショートゴロばっかりだったが、ここまでの2本のショートゴロは内野安打になった。うち一つはどう見てもファースト江藤のエラーだったが)。
 代打藤本はあっさり三振。
 今岡はレフト前ヒット(お、少しだけ意地みせたな)
 齋藤には代打平下。センターライナーで試合終了。

★星野監督インタビュー
「負けたような気がせんなぁ」から始まったそうな(負けたんだよ負けたんだよ負けたんだよ負けたんだよ〜〜>仙ちゃん)

「藪はあそこまで0点だし…球数で考えればいいのか…でも7回で73球だったし…」という調子だったらしい。立ち去る時に「まだまだだ。まだまだだよ」と自分に言い聞かせていたらしい。
 あうあう。なんかこういう調子で「まだまだ」と言われるとますます「いよいよあかんのか」という気分に。

★日曜の試合の後から暗雲なんだよな
 言うたらなんだが、星野監督の「きのう、きょうと、昔のタイガースを見とるようだ」ってコメント。あの時点で暗雲だったのだよ。言霊じゃないが「昔のタイガース」という言葉につられて、ほんとに昔のタイガースが戻ってきちゃった。阪神の選手はチャンスがピンチ、ピンチは絶体絶命、チャンスからピンチに移行しつつある期間が一番危ない時期なんだから、もっとデリケートな扱いをせんといかんのに。
 それにしても甲子園で6連敗ってどーゆーこっちゃい。赤星がいないことで走らないチームになって、かつ外野守備はセンターが濱中になっているくらいだからがたがたで、ついでにタイムリー欠乏症でホームランでないと点が入らないってわけで、今のチーム状況、広い球場には向かない体制になっているのでは?
 鬱だなぁ。

あ〜(;_;)阪神タイガース


対巨人9回戦(2002/05/22)

1対2で負け。負け投手井川。松井の一発と攻撃のミスに泣く。

★今日のスタメン
 2番ショートは今日は藤本。後は昨日と同じ。先発は井川VS武田ということになり、普通の予想でいけば「鉄板で阪神の勝ち」ということになる。しかし何度も言うが、「阪神の選手にとってチャンスはピンチ」なのであてにはならない。巨人は1番清水2番仁志というパターンにもどったようす。6番にショート福井を入れてきたのは例によって井川対策か。「二度あることは三度ある」でホームラン打たれるか、「三度めの正直」で井川が抑えるか。7番はサード元木。清原がスタメンでない以外はベストメンバーであろう。

★1回表、関本のサードに感心
 2番仁志のサードゴロ、高いバウンドに対して前につっこんできて流れるようなスローでアウトに。サードはできるんかという不安があったけど、これだけのプレーができるなら大丈夫。

★4回までで出たランナーは井川だけ
 しかもその井川の打球はぼてぼてのピーゴロかと思ったらセンターまで転がっただけ。両軍ともヒットがないもんだから、50分で4回の裏まで終わっちゃいました。

★5回裏、チャンス来た
 桧山がヒット、ホワイトは外野フライに倒れたが関本が3塁左を抜く二塁打をうち、1アウト2、3塁。
 スクイズでもなんでもしてええから点取れよっ。

★しかし巨人は満塁策
 最初2球は一応勝負するふりしてたが結局敬遠。勝負するふりしている間に飛びついてスクイズでもしておいて欲しかった。

★だって次は井川だし
 がんばって打ったんだろうけどファーストゴロ。ホームアウトの後、井川はセーフになるタイミング。阿部がふと三塁を見ると、関本が飛び出している(なぜ?)。サードでタッチアウト。このまま残っていれば2アウトとはいえ満塁で今岡。惜しい、あまりに惜しい。関本は審判に抗議するが、いや、あれはアウトでしょう。

★チャンスの後にピンチあり(;_;)
 ここまで打たれてなかったのに、ついに6回表ヒット打たれました。ああパーフェクトの夢が破られた(;_;)。

★その時井川少しも騒がず
 阿部をファールフライ。武田のバントは関本が捕って2塁に送球、元木を封殺。元木は例によってショート藤本に体当たりをぶちかます。

藤本も、ふっとばされてないで、わからんように肘打ちでもしたれ。

 その後の清水もセンターフライでチェンジ。井川はたいしたもんである。

★ついに先取点
 2アウトランナーなしから濱中・アリアス・桧山の連打でやっと1点。できればもう一点欲しかったがホワイトは三振。この1点で決まるか。

(実はわしはこの時点で、子供を連れて飯を食いにいってしまった。というわけで後はラジオを聴いての感想)

★あいた、ホームラン
 仁志にヒット。その後高橋がなんと送りバント。続いて出てきた松井に2ランホームラン打たれました。ラジオの解説の有田さんは「左対左の時のインハイは打ててしまうから投げるならインローでないと」と言ってました。というわけで悪いのは矢野のようです。

★関本また2ベースを打つも
 矢野のバントは3塁タッチアウト。阪神のバント成功率って、アリアスの打率より上か? 下手すると藤本の打率より低いんじゃないか。井川のヒットの方がよく見られるような気さえするぞ。
 井川に泣く泣く代打を出すがその平下三振、今岡も倒れてだめ。

★追加点を許すまいと
 金澤、遠山、伊藤とつないで9回まで0で抑える。特に9回の高橋松井を抑えた遠山とその後の江藤を抑えた伊藤はたいしたもんだった。これで反撃ムードが盛り上がったが。

★反撃ムード
 桧山、ホワイトと河原から連打。そして関本、当然のように送りバントが、また失敗で3塁封殺。この時点で反撃ムードがぷしゅうと。

★そして終局
 矢野、齋藤(途中から守備に入ってた)と連続三振。ジ・エンド。

★星野監督インタビュー
負けるように試合をやってるな

 全く、今日も痛いミスが。バントできないが二つに、信じられないオーバーラン一つ。松井の打席の矢野の配球も有田さんに言わすと「勉強してもらわな」だそうだ。

 まぁ昨日に比べると、まだ力負けしたような感じがする分ましではあるが、また鬱になる負け方である。

あ〜(;_;)阪神タイガース


対巨人10回戦(2002/05/23)

11対4で勝ち。勝ち投手谷中。ふん詰まりが治ったように大量点。

★今日のスタメン
 2番ショートは今日は斎藤。後は昨日と同じ。先発は谷中。ローテ通りなら火曜日にくるはずだった谷中。なんで遅れたのか。頭を藪で取ろうということなら、見事に失敗したわけであるが。最近打ち込まれている谷中だが、今日はなんとかして欲しいところ。しかし斎藤って、塩谷と取り替えた時は『なんでそんな奴を塩谷と』って感じだったけど、来てみるととりあえずは役に立っているねぇ。今日も第一打席はねばってねばって四球だよ。

★初回にチャンス
 四球の斎藤に濱中がヒット打って1アウト1、3塁。これで4番アリアスがタイムリーを打ってくれれば。

★おっと濱中盗塁
 2−2から1塁ランナ−濱中が盗塁。阿部は送球せず、2、3塁へ。押せ押せである。アリアスは次の球をレフト前へ。盗塁がきいて濱中も帰ってきて2点。今日はいい雰囲気で試合が始まった。

★桧山も続いたが
ホワイト関本と凡退して1回はここまで。う−ん、もっと攻めて欲しかったなぁ。

★矢野ソロホームランで1点追加
 今日はラジオなんで見てないんだけど、ワズディンよくないんでしょうな。となれば取れるうちに点はできるだけたくさんもらおう。そうしないと後で後悔することになる(阪神ファンやっていると経験ありすぎ)。

★おっと斎藤まで行った
 エラーで出た谷中を塁において斎藤が2ランホームラン。プロ入り初ホームランだったそうな。これで今日は勝った、などと私は言わない。こないだ1イニング3本打っても負けたからな。

★まだまだ行くぞ
 次の回ワズディンに打順が回るので変えるに変えられないらしい巨人ベンチ。そこにつけこんで濱中2ベース、桧山タイムリーで1点追加。さらにホワイトがヒット打ってもまだ変えない。「6点ぐらいまた1イニングで取れる」とか思っているな>原いや取れるかもしれんけど。というところで関本凡退でチェンジ。この後谷中がどこまでいけるか、次のピッチャーがどれくらい打てるか、注目。

★6点も差がつくと
投げるピッチャーもつい投げ方がぞんざいになるという話があるわな。実際、うちの打線でも敵が10点取ると4点ぐらい取れることもあるもんな。そういうわけで3回表、ノーアウト1、2塁になった時はおいおいと思ったものの、代打クレスポファールフライ、清水がゲッツーで問題なし。しかし気ゆるめている場合ちゃうやろ>谷中

★巨人の二番手趙成稗
 どう考えてもこっちの方ができがいいんですが、なぜ先発がワズディン?

★齋藤、君もか
 川相の打球をお手玉お手玉。「阪神のショートはエラーして一人前だ」とか先輩連中に言われたんじゃないだろうな(あ、ありそうで恐い…)。しかしこのランナーは高橋がゲッツー打ってくれて問題なし。
 今日は巨人がゲッツー病。

★4回裏、濱中がセフティバント?
 四球の齋藤を1塁においてセフティバント成功。どーした濱中、キャラが違うぞ(^^;)。

★ゲッツー病伝染?
 アリアスがゲッツー(;_;)。しかしランナーが3塁に残る。桧山ライト前で帰還。これで7対0

★巨人の齋藤まで打ちよった
 2ランです。7対2。まだ5点あるあと5点しかない

★人が風呂に入っている間に
今岡がタイムリー打って8対2。しかし6回表に高橋犠牲フライで1点取られ、なお1アウト2塁。よりによってパスボールで1アウト3塁。松井の打席。しっかりしーや>谷中&矢野

★松井三振!!
「よっしゃ」と叫んだところで、え、ここでピッチャー交代福原?
 いや、福原出すのはいいとして、何も三振とってガッツポーズんところで替えなくても。まぁ江藤打ち取ったからいいけど。けどあと3イニングあるな。うち2イニング福原かな?

★8回からバルデス
 おやまぁ。まぁ久々だから調整も兼ねてですな。おかげで8回裏には打順が回ってしまったという(^^;)。

★田中秀太の打球がダブルエラー
 セカンドライトがエラーして、打者秀太がホームに帰ってくる。さらに2点追加。11対3。まぁうっぷんを晴らすように取ること取ること。

★最終回1点は取られたが
 秀太がエラーかましたりしたが、バルデスはばたばたしつつも無事に投げきる。やれやれ、久しぶりに甲子園で勝利。

★僅差で負け、大量差で勝つ
 弱いチーム、というかお調子もんでプレッシャーに弱いチームの特徴です(;_;)。

★星野監督インタビュー
 試合前に「悪い流れを断ち切るには、大量点か完封だ」と言ってたそうである。投手交代に関し「福原バルデス速かったですね」と言われて「…じゃあ、誰行かすの?」と不機嫌。中継ぎピッチャーたちにはよっぽど溜まったものがあるようで。


試合がない日のぶつぶつ(2002/05/24)

★西武の橋本武広投手と阪神のエバンスが交換トレード
  橋本って、昔からいるあの橋本じゃないよね、と思って調べてみたら、あの橋本やん(-_-;)。いや、悪い選手じゃないと思いますが。でも37歳。あの佐々木誠と一緒にダイエーから西武に行った(秋山とかと4対4トレード)と言えば、その古さ加減がよくわかるというもので。「そんないつまでいるかもわからん選手を」と思わないでもないけど、よう考えるとエバンスも若いとはいえ外人だからいつまでもいるとは限らんか。まぁエバンスにとっては一軍で試合に出れるのはいいことでしょうな。今の状況では、たとえアリアスかホワイトが怪我したとしても代りに一軍にあがる外国人選手はカーライルかハンセルじゃないの、って状況だし。
 とりあえずこれで、左の中継ぎ確保できたわけですな。それにしても西武も、こんな古株よく出したな(いずれはコーチ候補じゃないのか、こんなに古くて、かつ毎年それなりに働いていれば)。
 エバンス君、平尾と一緒にがんばってね。


対中日9回戦(2002/05/25)

3対0で勝ち。勝ち投手ムーア完封。

★今年苦手の中日戦
 ノムさんが監督の時、ヤクルトにはあまり勝てなかったが、あれはヤクルトの選手の方に「負けてたまるか」という気持ちが強かったような気がする。それともう一つ、ヤクルトの選手には野村野球がしみついていたから、手の内が読めていた、ということもあったろう。
 今年中日に弱いのは、中日の選手に「負けてたまるか」があるということもあるんだろうけど、なんか星野監督の顔つきに闘志が見られんのよね。しかしいつまでもそんなことは言ってられんだろうし、今中日は阪神の2.5ゲーム下にいるという状態なんで、ここで連敗でもしようものなら、あっという間に尻に食いつかれてしまう。というわけで勝ってもらわにゃ困る。ちなみにヤクルトは1.5ゲーム下にいて、しかも今日明日は横浜と(^^;)。巨人は1.5上にいる。ぼやぼやしていると今週中に3位に落ちる可能性すらあるわけだ(^^;)。

 ところで今年、阪神は甲子園で弱いのだけれど、これは広い球場が苦手なんだろうか、それともあの雰囲気に負ける(応援されてるっつーのに(^^;))んだろうか。今日も変な試合するようだと「広い球場が苦手」だという結論になってしまうのだが、さて。

★てなところで今日のスタメンは
 今岡・齋藤・濱中・アリアス・桧山・ホワイト・関本・矢野・ムーア、とまぁだいたい予想通りの連中です。ここんとこムーアは悔しい負けが続いているので、今日はすかっと勝って欲しいところ。ところで先週のローテは(土)安藤(日)ムーアだったので、今日ムーアが出たということは、安藤はローテから外されたということか。それとも、先週ムーアは本来(金)の登板予定が雨で流れただけだから、順番もどして明日は安藤? 別に順番戻す理由もないから、明日は星野でも出てくるのかな。

★ムーアの立ち上がり
 最近ここが不安。今日は井端の背中をかする痛くないデッドボールで始まる。送られた後、福留は打ち取ったがゴメスに四球。どうなることかと思ったが立浪セカンドゴロでチェンジ

★ひさびさ当たるアリアスくじ
 五階席まで飛ぶという特大ソロホームラン。その後一気に行け、と思うものの、桧山以外は続かず。

★両投手好投のまま5回表
 ホワイト2ベース。関本送って、矢野ファーボールで1アウト1、3塁。ムーアはいくら打撃いいといってもそうそうヒットが打てるはずもなくショートゴロ。ホワイト本塁へ突っ込む。さぞ豪快にスライディングしていくのかと思いきや、普通に走ってくるだけでタッチアウト。おい、せめて滑れよっ>ホワイト

★今岡四球の後
 齋藤の打った球は井端よく止めてショートゴロかと思ったが、セカンドのカバーが遅く、オールセーフ。しぶいヒットで1点追加。

★濱中レフトフライで終わり
 ムーアが三塁ランナーで残ってたので、できたらこれを帰してから終わりたかったところだが、三者残塁。

★しかし影響なく五回までノーヒット
 ムーア好調。これで藪なら、8回に6点取られるんじゃないかと心配してしまうところだ(するなーーー>わし)。どうでもいいことだが中日のブレット君。君なぜ打席でずっと天井ばかり見ているのだ。

★6回、ついに中日にヒットが
 しかもバンチに(^^;)。しかし井端がゲッツー。ムーアは完璧ペース。

★8回、桧山犠牲フライで1点追加
 これで3対0。ここまでヒット6本で3点。けっこうファーボールもあったのにこれは、また残塁が多い(^^;)。しかしま、今日はこれで勝てるだろう。

★結局中日のヒットはバンチの一本のみ
 バンチもいらんことせんかったらノーヒットノーランだったのに。そういえば阪神もよくあわやノーヒットノーラン食らう、という状況になりましたが、こういういらんことするのはたいてい久慈でしたな。今何してるんや>久慈

★本日の感想
 「星野仙一は中日戦ではやる気が出ないのではなかろうか?」「果たして阪神は広い球場に弱いのだろうか?」「果たして阪神は3年前同様にずるずると最下位まで落ちていくのだろうか?」などと疑問を持ちつつ試合見てたのだが、そんな疑問その他とは全く関係なく(^^;)、

ムーアが絶好調だから勝っちゃった。

という試合でした。というわけでいろんなことの判断はできず。明日が今年の阪神を占う重要な試合になるでしょう…って、なんか今年多過ぎないか、今年の阪神を占う重要な試合。

★夜になって
 巨人とヤクルトが負けました。1、3、4位が負けて、2位のうちが勝つ。なんて理想的な展開。これで巨人と0.5差となりました。ってことは何ですか、上に「ぼやぼやしていると今週中に3位に落ちる可能性」なんて書いたけど、明日首位に戻る可能性もあるわけでっか。
 うひょ〜〜。

 しかしマイナス思考なわりに立ち直り早いよな、阪神ファン。


対中日10回戦(2002/05/26)

6対0で勝ち。勝ち投手星野。5投手リレーで完封。乱闘寸前のおまけつき。

★阪珍さんところからリンクして頂く
 「阪珍タイガースに告ぐ!」の阪珍さんより、相互リンクしましょ、というメールを頂く。「阪珍タイガースに告ぐ!」は私のお気に入りのぺージなんで、もちろん大歓迎。うちのようなボヤキ、トホホ、愚痴り系が好きな阪神ファンの方なら、きっと楽しいページのはずです。うちはまだリンク集ちゃんと作ってないので、とりあえずここにリンク(^^;)。

★さて今日の先発メンバーだが
 野手陣は昨日と同じ。先発はやはり安藤君がローテ落ちしたらしく、ひさびさ先発の星野。この人は広い球場ほど本領を発揮する人なんで、名古屋ドームでの登板は望むところでしょう。前回中日戦に登板した時は川上と投げあって試合は結局1対1で引き分け。
 ちなみに中日の方は、谷繁が故障らしく、柳沢がマスクかぶっている。「関川がキャッチャーやるかもしれません」なんて話もあるらしい。

★2回の裏
 星野には強い立浪がヒットで出る。続く藤立がセカンドライトセンターの真中にフライをあげる。後ろ向きで取りに行った今岡がグラブに当てて落とす。ところが1塁ランナー立浪、まさか落とすとは思ってなかったらしくハーフウェイ。桧山がすばやく拾って2塁送球し、アウト。セカンドフライと見せかけてセカンドエラーと見せかけてライトゴロ、という変な記録が残りました。さて得をしたのは誰でしょう。中日側にとっては、今岡が捕球した場合との違いはランナーが入れ代わることだけ。結局唯一得したのは、エラーの記録が消えた今岡ですな(^^;)。

★で、星野の調子はどうかというと
 私の見る星野の調子のバロメータがいくつかある。

カーブが速過ぎないこと:93キロぐらいの時が一番打ちにくい様子だが、98キロから100キロ出ている時は、合わせられることが多い。
外野フライがあまり飛ばないこと:調子がいい時の星野は、内野ゴロしか打たれない。
ボール先行にならないこと:球数投げると慣れられてしまうのか、よくない。

 残念なことに、今日はこの3つがみんな該当しない。その割には抑えてはいるのだが。

★関本ホームラン
 3回先頭バッターの関本が低めの球を「えいやぁ」と打ってプロ入り第1号ソロホームラン。先行された中日打線が焦って振り回してくるようなら星野・矢野としては思う壷。

★4回表
 朝倉というピッチャーは「テンポよく、小気味良く投げ込んでくる」と言われるんだけど、見ていると「小気味良く」というよりは「無造作に」投げている感じだわな。で、無造作に濱中にデッドボール(^^;)。
 2アウトになって桧山の打席。濱中が初球で盗塁成功。おー、赤星がいなくなって以来ほとんど成功をみたことがない盗塁のような。それにしてもよく成功したなぁ…って、なんだ、キャッチャーが谷繁じゃないからじゃんか
 せっかく足をからめる攻撃が成功したが、その後桧山はファーストゴロ凡退で意味なし。

★5回までの星野
 中日バッターが打ち急いでいるのがよく見えておもろい。藤立なんて、バッターボックスの中で「球まだ来えへんのか、球まで来えへんのか」と足踏みしてるよ(^^;)。関本のホームランで1点取ってから中日バッターが焦っているのか、外野フライも飛ばなくなった(立浪だけは相変らずいい当たり打っているので要注意)。
 コントロールが悪いのか、主審が辛いのか、カウントが2−2、2−3になることが多いんだけど、幸いファーボール出さずにここまで来てます。恐いのは四球から失点すること。および球数多いから替え時を誤らないこと。

★6回表、大きな波が
 先頭今岡、レフトフェンス直撃…したけどシングルヒット止まり。もしかしてホームランだと思ってた?
 斉藤送って、濱中が三遊間を痛烈に破るヒット…なのに今岡、なぜあの当たりで抜けるのを待ってからスタートする?(まん真中破ったぞおい)
 サードとショートが飛びついてさえいない打球なのに間を抜けるのを確認してから走ったもんだから今岡は3塁止まり。ああいう走塁センスのなさは今岡には一生もんでついてまわるんでしょか。
 ああ1点欲しかったなぁ、と思いつつアリアスの打席。バッテリは外の変化球をひっかけさせてダブルプレーを、という方針で攻めていたのに、なぜか2−1から、内角低めにキャッチャーが構える。「そんなとこ投げたら打ちまっせ」と思ってたら、アリアス得意の低めをゴルフスイングで、見事に今岡のまずい走塁をすべてちゃらにするスリーランホームラン。4対0。

★朝倉代打が出て降板
 代わりに出てきたのは首に数珠をかけている小山(君坊さんか?)。
 関本いきなり右中間2ベース。矢野は何を思ってか振り回して三振。星野はバントの構えしているところに、1−1から小山の投げた球は高めに外れ、キャッチャー柳沢このボールを捕れず、バントしてないのに関本は3塁へ。そして星野はなおもバントの構え。そしてそのまんまスクイズという、何のひねりもない攻撃。ひねりがなさすぎてかえって成功するかと思われたが、星野のバントが下手すぎて2球ファール。ということはすなわち、3バントでアウト。結局2アウト3塁で今岡と、一瞬嫌〜んな雰囲気だが、追い込まれた今岡が素直にバット出してレフト前ヒット。結局苦労したんだか苦労してないんだかわからないような取り方で1点追加。

★あいた、星野降板
 7回裏、福留のピーゴロをグラブにあてた星野、後ろに転がった球を捕ろうとダッシュした時に足を傷めた様子。治療に下がった後、リリーフ伊藤が告げられた。せっかく好投してたのに。もう怪我人はよしにして欲しいんだが。
 それにしても伊藤は準備してたろうか?

★伊藤奮闘す
 ゴメスには四球を出し、「やっぱり準備が足りなかったか?」と不安になったが、立浪はあわせただけのレフトフライ。続いて藤立のところに代打井上。いつも趣味の悪いピンクのリストバンドをつけて出てくる井上だが、今日はで出てくる。リストバンドの趣味の悪さとは関係なくいい当たりされたがセンターフライ。2塁ランナーはタッチアップしたが2アウト1、3塁となる。森野まできてやっといつもの伊藤の切れが出てきた感じでショートゴロに打ち取る。
 大ピンチか、と一瞬思ったが、終わってみると無得点。やはり伊藤ってたいした奴。

★8回から福原
 守備も変更。ホワイト→吉田浩、濱中→上坂。巨人戦でのスライディングキャッチ失敗で「ホワイトは早めにしまうに限る」ということが、やっとわかったらしい。濱中もあてにしちゃいかんしね。で、福原は無難にしめました。

★9回表、なんかわからんうちに乱闘寸前
 矢野の初球の後、キャッチャー柳沢と矢野が何か言い合い。何を思ってか、ファーストのゴメスがやってきて矢野をこづく。両軍ベンチ総出でにらみ合い。いったい何が起こったんだー
 ふと気付くと星野監督と山田監督がいがみあって、島野コーチが「まあまあまあ」と間に入っている。矢野は関川になだめられている(元・現中日がそろって何やってンだか)。
 ファンの声が聞こえる「はよはじめんかい!」。まったくその通りというかなんというか。どうせなら星野と山田が何言い合っているのかマイクで拾ってくれ。
 ちなみに喧嘩になると妙に存在感を増すのが、吉田浩のアゴ

★キャッチャー柳沢は動揺したか
 矢野、吉田と打ち取ったのにエラーで吉田が1塁に残る。今岡の打席で吉田盗塁。さらに次の球でまた捕逸。キャッチャーがだめだとチームはほんとにつらいね(うちも吉本でさんざ経験したが)。今岡がまた情け容赦なくタイムリーヒット打って6対0。

★9回表、ピッチャー虫干しリレー
 まず遠山が1アウト取って、その後は伊達。これでピッチャー5人使っての完封リレー。

★暫定首位
 巨人の試合が始まる前に書いてますが。とりあえず今はゲーム差なしで首位。巨人が負ければ0.5差で首位。巨人が勝てば0.5差で2位。まぁずるずるいきそうなところをよく戻りました。
 残念ながら巨人は勝ちましたので、首位を0.5ゲーム差で追いかける二位、というのが現在の阪神のポジションです。

★星野が心配
 今日勝てたのは星野のピッチングに中日打線がまんまとはまってくれたからです。よくない時の星野の球は逆方向に流していけばヒットになるのに、何がなんでも引っ張りまくり。審判が辛くてカウント悪くて苦労しているのにファールで粘るでもなく普通に打ってくれるから四球も出なかった。まぁ星野・矢野のバッテリーがうまかったということもあるだろうし、昨日のムーア・ショックがまだ続いていたのかも。
 それにしても、そういういいピッチングをした星野がふくらはぎをやって降板しちゃったのはつらい。ピッチャーが足やると長引くことが多い。また帽子の番号が増えるんかいっ(;_;)。

★試合後の報道によると
 騒動の原因は、矢野がバントの構えをしたことに柳沢が文句をつけたことらしい。「5点も取っているのにバントするなよ」ってとこか?
 そんなん、こっちの勝手やん

 だいたい、こないだ3対0から3対6に1イニングで逆転されたチームだぞ、うちは。参ったか

 山田監督は、「ああいう野球をしたいならすればいい。おれは絶対にやらないけどな」とか言ってたらしい。もう一回言っとこう。

 そんなん、こっちの勝手やん

 去年ヤクルト藤井が巨人にやじられた時もそう思った。阪神の選手がどんなプレーしようが、ルールの範囲ならこっちの勝手。なんで相手チームに決められなきゃいかんのだ。当然山田監督がどんな野球をやろうがやらないと決めようが、それもあっちの勝手である。


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