「よくわかる熱力学」(東京図書)サポート掲示板

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Planckの原理と断熱操作の不可逆性について

なかね? (2024-09-23 (月) 13:28:12)

お世話になっております。
第5章から非常に難しく、理解度を確認するためにも、Planckの原理について質問させてください。
P.115には実現できる断熱操作についてのグラフがありますが、このグラフと解説をまとめると、「断熱操作において、系がする仕事が最大になるのは準静的操作(つまり、常に平衡状態を保って示量変数を変化させる動作)を行ったときである」「例えば点Pから点Cの体積にする場合、準静的動作を行うと温度は実現できる最低の温度になり、準静的でない動作を行った場合は準静的動作を行った場合よりも必ず温度が高くなる=系のする仕事の絶対値は小さくなる」ということだと理解しました。つまり、P77 4.1.3で言及されていた等温操作で成り立つ最大仕事が断熱操作でも成り立つということであり、そのため、最大仕事である準静的動作を行った場合の断熱線を越えて温度を下げる操作は不可能=温度が下がるだけの状態変化で仕事を取り出す機関を実現することは不可能であると理解したのですが、このような理解で問題ないでしょうか。


二点

物理のヒヨコ? (2024-09-05 (木) 06:53:30)

お早うございます、お世話になります。

P.368の式(B.216)で、一番上の式の右辺第一項は∫[x₀,x₀+⊿x]P…
ですか? また、末尾に U(x₀,y₀)の項が付け加えられるのでしょうか?

P.319の上から四行目の「微係数」は「微分係数」のことでしょうか?


p67 脚注†64について

なかね? (2024-08-27 (火) 08:13:37)

お世話になります。

p67の脚注†63中の「dt間に発生するJoule熱」についている脚注†64についての記載が全くないのですが、これはどういった内容になりますでしょうか。
なお、所有しているのは第一版になります。
サポートページにも記載がありませんので質問させて頂きました。
ご回答いただければ幸いです。


物理のヒヨコ

微分積分学の基本定理? (2024-08-22 (木) 04:40:22)

お早うございます、お世話になります。

P.367の式(B.210) U(x₁,y₁)/dy₁ = ∂/∂y₁(∫[y₀,y₁]Q(x₁,y)dy) で、
微分積分学の基本定理 d/dx(∫[a,x]f(t)dt) = f(x) ※ a は変数 t の一つの
数=定数(積分の開始点)、x は変数 t の任意の数=変数(積分区域) より、 y₀ は変数 y の一つの数=定数 で、y₁ は変数 y の任意の数=変数と見なせばよいのでしょうか?
つまり、P330の式(A.73) U(x₁,y₁) = ∫[x₀,x₁]P(x,y₀)dx + ∫[y₀,y₁]Q(x₁,y)dy + U(x₀,y₀) の x₀、y₀ は x や y の一つの数=定数で、
x₁、y₁ は x や y の任意の数=変数と見て良いのでしょうか?


物理のヒヨコ

動摩擦力? (2024-08-15 (木) 21:49:17)

今晩は、お世話になります。

P.16のピストンの話で分からなくなってしまったのですが、
ここで出て来る釣り合いの式は F - F' - f = 0 (全てベクトル)では
ないのですか?
あと、ピストがシリンダーの内壁(床)にする(動摩擦力による)仕事は
0 になるから、(指で押すことによる)仕事の損失は起きてないと考えて
良いのでしょうか?


エンタルピーの統計力学的な定義

山崎? (2024-04-14 (日) 17:31:20)

エンタルピーの統計力学的な定義はあるのでしょうか。ヘルムホルツの自由エネルギーやギブスの自由エネルギーの統計力学的な定義は拝見したことがあるのですが、エンタルピーに関しては調べても見つかりませんでした。平衡状態を統計力学的に扱い、エンタルピーの熱力学的関係式H=U+PVは導けるのでしょうか。


P.34 から始まるLegendre変換の説明について

Ke? (2024-04-01 (月) 00:47:30)

Legendre変換の意義は理解したと感じているのですが、その性質?がよくわからないので質問させていただきます。
①$\tilde{f}$が一つに決まらないと例えばどのような不都合が起こるのでしょうか?(次の質問と関係してる?)
②P.39,40でLegendre変換を二回施すと元に戻るという記述がありますが、この"元に戻る"というのはどのような関数でも大丈夫なのでしょうか?
(例えば、対象の関数に微分不可能な点があるとき、傾き$p_{x}$の直線が、対象の関数の二重接線であるとき、対象の関数が上に凸のとき、下に凸のときなどは元の戻るのか)
また、Legendre変換について参考になる文献をご存じでしたらご教授お願いいたします。


p.147 等温環境について

田中? (2024-01-04 (木) 17:09:25)

p.147で「サイクルは等温環境の中で動かせるから」とありますが、等温環境の定義では常に環境温度と系の温度が等しい必要は無く、熱浴が存在した上で、始状態と終状態で系の温度と環境温度が等しければ良いということでしょうか。(そもそも準静的でない場合は系の温度が定義できなさそうですが)


p.146 断熱線と等温線の交点

田中? (2024-01-04 (木) 16:32:21)

p.146で「ここで、断熱準静的操作によって温度を任意の温度に調整することが必ずできる。」とありますが、これは本書での要請の内どれから示されるのでしょうか。


演習問題の式変形

田中? (2023-12-30 (土) 15:55:21)

演習問題2-4の解答において、(dx/dt)*dv=(dv/dt)*dxとしていますが、なぜdtの作用する相手を変えることができるのでしょうか。


新しい刷が出たのでしょうか

(2023-07-22 (土) 22:11:16)

失礼します。サポートページで、”ここより下のミスは第2刷で訂正されました”というのが2ヶ所ありますが、上の方は第3刷での訂正でしょうか。
(実は第3刷の発行を待ち望んでいました。)
あと、掲示板違いで恐縮ですが、よくわかる量子力学も第11刷が出ていて、最近の誤植訂正が反映されているようです。よろしくお願いします。


p330 十分条件の証明について

メッシ? (2023-01-20 (金) 15:26:52)

p330の十分条件の証明についてですか、議論の流れがよくわかりません。問A-5も計算を追いかけることは出来たのですが、なぜこれで十分条件が証明されるのかよくわからないです。
証明の全体の議論の流れと、問A-5の各小問が何を意味しているのか教えてください。
よろしくお願いいたします。


p328 ヤコビアンについて

メッシ? (2023-01-19 (木) 20:46:10)

(A.62)の下1行目の、「(x,y)→(f,g)という変換と〜」の説明が理解できません。(x,y)→(f,g)という変換というのは、(A.62)の右辺のことを指しているのですか? (A.62)右辺は(f,g)→(x,y)の変換を意味するような気がするのですが...。


p14について

メッシ? (2023-01-16 (月) 16:48:06)

もう一つ質問させてください。
p14に関してですが、右上のイラストの操作において、「物体と重力場を含めた系」が-mghの仕事をしたということですよね。このとき、この系に仕事をされたものは「手とヒモをあわせた系」という解釈でよろしいですか?
この解釈が正しいとして、手とヒモはエネルギーがーmghだけ変化していることになりますが、筋肉の化学エネルギーがmgh減ったということですか?


p16 仕事をロスする例について

メッシ? (2023-01-16 (月) 16:25:00)

動摩擦力が働く例で、手が仕事Fdxをしているのに気体はF'dx'しか仕事をされないから、仕事の損失が起きていると「思ってしまう」と書いてあるところに関して質問です。
思ってしまう、というのはどういう意味でしょうか?実際に仕事のロスは起きていますよね?つまりピストンに関する釣り合いの式を用いて考えれば、F=F'-f'だから、手がした仕事と気体がされた仕事には
 -f'dxの差があり、これが摩擦熱となってロスしているという解釈で合ってますか?
まとめるとお聞きしたいことは以下の2点です。よろしくお願いいたします。
なぜ「思ってしまう」と表現したのかについて。
上の解釈で合っているか。


p287 混合気体の沸騰について

クリロナ? (2022-12-21 (水) 20:51:07)

p287の後半が理解できません。具体的には、p287の下から4行目の「大きいから、」の次からが分かりません。なぜTがTvより小さいと、G気>G液 なのでしょうか?


p284 総体積が一定 について

メッシ? (2022-12-19 (月) 11:21:25)

質問させてください。p284の下から4行目に、総体積が一定、と書いてありますが、そこが理解できません。例えば、NLが減って、その分NGが増えたら、総体積Vは大きくなるのではないのでしょうか?(p271の図のように)
初歩的なことかと思いますが、よろしくお願いいたします。


ポアソンの関係式における比熱比について

物理難民? (2022-07-28 (木) 15:31:39)

p107において、ポアソンの関係式の乗数である比熱比 γ=1+(1/c)は『断熱』の条件下で導出されています。一方、p253,254において、定圧比熱 Cp=(c+1)R は『定圧』の条件下で導出されています。そこで、質問です。p107のポアソンの式の比熱比γをp254の比熱比γ=Cp / Cvと書き、使える前提条件の異なる関係式を混ぜて使えるのはなぜでしょうか?『断熱』変化のポアソンの関係式には『定圧』の条件が無いので、『定圧』変化の条件下でしか成り立たない定圧比熱 Cp=(c+1)Rを代入して使うことはできないのではないでしょうか?


p70上の「気体の温度が下がる」との記載について

梅園? (2022-05-05 (木) 12:50:21)

p70における、

ピストンを急に引いたときには温度や圧力は全体が一斉に変化するのではなく、ピストンに近い部分でまず「気体が膨張する」「気体の温度が下がる」という変化が起こる。

との記載についての質問です。

「気体の温度が下がる」については、自明なこととは思えませんでした。(ピストン急に引いたので、「気体が膨張する」ことは自明だと思いました。)

「気体の温度が下がる」ことは、経験上明らかである、ということなのでしょうか。

少なくとも理想気体では、必ずしも温度Tが下がるとは限らないと考えました。(PV=nRTのうち、nが減少・Pが減少・Vが増加する)


p92 結果2について

齋藤? (2022-01-29 (土) 13:55:11)

結果2の証明での「T''は始状態と{V'}を決めれば一つに決まる」がp92までの記述だけでは納得できなかったのですが、ここはp114の結果7「断熱線は同じ示量変数を二回通過しない」を先取りしているという理解でよろしいですか?


p.98 の記述について

? (2022-01-15 (土) 19:18:48)

p.84 に書かれている「結果 1」では断熱操作 (T; V, N) → (T'; V, N) を行うと系は「0 以下」の仕事をすると書かれていますが、p.98 ではそれが「負」の仕事をするというふうに引用されていて、逆の操作を行うと正になってしまい矛盾、という展開になっているようにお見受けします。
ここには飛躍があるように思えるのですが、どのように考えれば良いでしょうか。
(p.84 の「結果 1」の下にある「仕事が 0 になるのは断熱準静的操作のときに限る(つまり、実際問題としては実現しない)。」はこの段階では示されておらず天下り的に降ってきた知識で、本で述べられている論理展開とは独立した内容だと考えていますが、その解釈で正しいでしょうか。)



これより古いものは以下に移動しました。

「よくわかる熱力学」サポート掲示板2021年12月まで


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