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2002年4月第2週のあ〜ああ〜(;_;)阪神タイガース

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対広島1回戦(2002/04/09)

8対1で勝ち。勝ち投手藪で二勝め。

★今日の打順
 四番は今日もホワイト。アリアスは六番で使われています。ええかげん目ざめてくれないとファンも首脳陣も我慢できなくなるところではありますが…。 相手は右の横山なので、ライト桧山、ショート藤本という陣形。

★TVで巨人戦を観戦する薮
 あがり(登板予定がないのでベンチに入らないということ)の時、藪は宿舎のTVで巨人戦を見ながら、「他球場の途中経過」を見ているらしい(なんせ関東では阪神戦の中継ないから)。そういうことしていると、やたらと巨人の選手の名前覚えてしまいませんか>薮
 わし、スカイパーフェクTVに入る前はそうやって阪神が勝っているか僅差で負けているか普通に負けているか大差で負けているかをチェックしていたんで、やたらと巨人の選手の名前覚えてしまいました(;_;)。
 ま、そういうわけでその藪が今日の先発。「今年のチームは去年とは全然違う。見に来てね」とかコメントしているらしい。まぁ気分よく投げているのだろうから「あんた去年はほとんど1軍におらんかったやん」というつっこみはなしにしておいてやろう。

★初回
 表は藪が簡単に三人で片づける。裏、赤★出塁の後、今岡が簡単に送りバント。さっさと初球で決めるのだが、赤★が盗塁決めるまで待ったらええんとちゃうか、とちょっともったいない。ファンは赤★盗塁王は待っているが、今岡の犠打王なんて待ってないのである。続く片岡は甲子園初打席を飾れず三振。四番に入ってからさっぱりなホワイトも三振で、結局無得点。

★二回
 アナウンサーは始球式をした水野真紀としゃべるのに忙しい。ランナー一人出たがライトに飛んだヒット性のあたりを桧山が好捕、1塁ランナーだった前田(ヒットで出た金本と入れ代わり)はヒットと信じ込んで走っていて戻れずダブルプレイ。
 裏はそのナイスプレイの桧山からでもう甲子園の盛り上がりは最高潮なのだが(後においとけってば>甲子園の観衆)、あっさり内野フライ。次の悩めるアリアスがボール球振りまくって三振。続く矢野もあっさり三振。観衆の盛り上がりとは裏腹に、涼しい雰囲気がするのはなぜ。

★三回
 先頭の新井にヒットを打たれつつ、下位打線だったこともあってなんとか後を絶つ藪。裏の先頭バッター藤本はセンターフライ。次の藪がセンターオーバーの二塁打。赤★のなんでもないサードゴロをディアスがつかめないつかめないつかめないで1アウト1、2塁。さすがに今度はバントではなく、えいやっと打った今岡の打球は
レフトスタンドへ3ラン
 「藪さんの投げて打っての活躍が流れを作ってますね」と解説の水野真紀アナウンサーが何か言うとかならずその逆を言う癖のある安藤さんよりもTV的にはいい解説者かも。

 その今岡だが、インタビューに答えて「赤★が盗塁するまで待つのも僕の仕事」みたいなこと言ってたらしい。まぁバントはサインでだろうから話が違うんでしょうが。これまでの実績からしてほんとに待てるのか、と疑問に思わずにいられない阪神ファンは多いに違いない。

★人が風呂に入っている間に
 2点取った阪神。その攻撃の中でもアリアスは蚊帳の外(;_;)。そして人が風呂から出てきた途端に「乱闘では阪神に負けない」宣言をしていた金本にホームラン(ソロ)。今日の藪はスピードも140キロしか出ないし、あまり調子がよいとも思えないんだけど、5点ももらうと切れることなくたんたんと投げてますな。

★さらに3点
 ホワイトデッドボールの後桧山二塁打で一点。その後登場アリアス。なんぼなんでもここまでプレッシャーのない場面でなら思い切ってバット振れるだろう、と思ってたら、解説の安藤さん「オリックスでもこういう時打ってた」(に注意)と嬉しいんだか嬉しくないんだかわからない情報をくれる。ぶんぶん空振りした後、ついにボールとバットが出会い頭でホームラン。「まぁ試合が決まってからのホームランですからね」と相変らず冷たい安藤さん。ほんまにこれでよみがえってくれればいいんだが。
 逆によみがえってくれなかった場合、このホームランは「あのホームランがなければもっと早くスタメン外してたのに」というあだ花ホームランになってしまうのだが、まぁそんなことはここには書かないでおこう(って書いとる書いとる>わし)。

★「明日も」は禁句?
 ヒーローインタビューの今岡

明日も行きますのでよろしくお願いします!」

 あああ、言ったなぁぁぁ。「勝つ」じゃないけど「明日も」って言ったなぁぁぁ。

 さらに藪。

明日も勝ちますんでよろしくお願いします!」

 あああ、「勝ち」も言っちゃったよ。それも明日はお休みで試合に出ない奴が無責任に(;_;)。
 新庄が作ったジンクスは破られるのか。明日を刮目して待て。

 


対広島2回戦(2002/04/10)

1対0で勝ち。勝ち投手谷中二勝め。今岡サヨナラホームラン。

★長谷川VS谷中
 去年全然勝てなかった長谷川が登板。こっちは谷中。どっちも調子よく、チャンスらしいチャンスもないままに試合がどんどん進む。阪神サイドから見ると、藤本と片岡に一発ずつ、これが広島市民球場なら絶対ホームランでしょ、な当たりがあったが。広すぎるぞ>甲子園

★おいこら今岡
 「赤★が走るまで待つのも僕の仕事」と言ってたが、待つだけじゃだめだぞ。ちゃんと援護の空振りとかもしろ。「あ、西山さんが送球してるなぁ」とぼんやり見ててはいか〜ん。

★ねらえマイケル、ここだマイケル
と、ついブロワーズのヒッティングマーチを歌ってしまうアリアスの打席(同じ節なんだもん)。今んところ打てないのはブロワーズと同じだが、外角を攻められているとわかったら足を一歩前に出すあたり、「いくら外角攻められても、おれのバッティングフォームは絶対変えないもんね」と頑固にホームベース遥か外に立っていたブロワーズよりはだいぶ頭もよければやる気があるところはまだ買える。ていうかなんでこんなに縁起の悪いヒッティングマーチまだ使いますか>応援団

★緒方にも惜しい当たり
 広島市民球場なら入ってたな。広くていいぞ>甲子園(勝手な奴>わし)

★世界の盗塁王の真実
 今日のスカイAの解説(たぶん関西の朝日放送とサンテレビのリレーナイターも同じ)は福本と中西。6回裏、赤★がデッドボールで出ると、こんな会話が。

アナ「デッドボールで痛いふりをしてさっと走るって手もあるんでしょ?」
福本「それやったらよかったのに、さっきなんでもないような顔してたからね(いかにも惜しいなぁ、という口ぶり)」

 あんたいつもやってたんですか>せこすぎるぜ世界の盗塁王。

★ああ惜しい
 何度となくスタートを切る赤★だが、そのたびに今岡はファール。そして走らなかった時に限って3塁横を抜く二塁打。普通なら絶対帰ってきたはずの赤★、3塁にストップ。次の片岡に対し長谷川はストレートストレートで押して三振。ああもったいない。ほんの少し巡りあわせがよければ1点入ってたのだが。

★7回の裏
 ホワイトが打ちそこないでふらふらあがったライトフライが前田の守備位置が右よりだったことと足が悪いおかげでヒットになり、ノーアウト1塁。次桧山。解説の中西は「ここは送りでしょ」と言う。確かにもう7回。1点取れば、という意味ではそれもありだろうが、問題は桧山の次のバッターが悩めるアリアスなのだ。だが悩めるアリアスにゲッツーの心配なく打席に入ってもらうためにはバントもありである。しかし、「今日のアリアスは楽しみだ」という田淵コーチのコメントとは裏腹に、首脳陣の期待はアリアスにはこれっぽっちもなかったらしく、バントなしで強攻し、桧山は高めの球を空振り三振。

中西「あそこは桧山の好きな球なんですよ

 だったら打たんかい、とTVの前の視聴者がいっせいに突っ込んだに違いない。

中西「好きなところと打てるところは違いますからね

 がくっ。

 これでゲッツーの心配のある打席に悩めるアリアスということになり、悪い予想というのは当たるものでやはりゲッツーであった。マジな話、ちょっとアリアス可哀想になってきた。復活を待つ。

★チャンスをつぶすとそこにはピンチが
 8回表、新井、浅井に連打でノーアウト1、2塁とされる。続く西山のバントは失敗して3塁封殺。ここで好投の長谷川に代打野村。この後の緒方と含めて、とてもこの好打者二人を抑えることができるとは思えず、1点は覚悟する。しかし野村はさいわいにもファーストゴロ。ツーアウト2、3塁で緒方。こいつも嫌だ。もう敬遠でええやん、次の東出勝負で行こ、と思ってたらお誂え向きにデッドボール(^^;)。東出はぽかんと打ち上げて無失点。とにかくこれで長谷川が降りた。チャンスだ。

いや〜、今日こそ長谷川をノックアウトしてやるつもりだったんだけど、残念だね〜すいません言ってみただけです

★ピンチの後にはチャンスあり
という諺は、阪神にはあてはまらない。8回裏三者凡退。

★さて最終回
 カープのピッチャーはさっきの回から広島版毎日投げる男玉木。今岡に初球二球めと低めのストレートでストライクを取る。ぴくりともバットを動かさずに見送る今岡。「ああ、こいつ高め待っているな。来えへんって」

 来た。

 来ちゃったよ、高め。

 行ってしまいました、サヨナラホームラン!

 「明日も行きます」ならばジンクスはなかった。あ、今岡、今日も言ったよ「明日も行きます」。

 明日はどっちだ阪神。


 

今日は雨(2002/04/11)

絶対負けない先発投手、それは「雨」。勝ちもしないけどね。


対横浜4回戦(2002/04/12)

井川完封で1対0勝ち。ああしんど。

★今日、両軍が得たチャンスの数々
 得点圏までランナーが進んだケースのリスト

*阪神
 一回、1アウト二塁。三回、1アウト二塁。六回、ノーアウト満塁

*横浜
 一回、2アウト一、二塁。二回、2アウト二塁。三回、2アウト二塁。六回、2アウト三塁。八回、2アウト3塁。

 さて、どこで点が入ったでしょう?

★答えです
 どれでもありません。二回1アウトランナーなしからのアリアスのホームランでした。両軍とも野球下手すぎ。それにしても点が全然入らないのは、中込と湯舟の呪いかと思いましたよ。

★アリアスにホームランが出てよかった
 ちょっとほっとしましたが、問題はその後、上の「ノーアウト満塁」で打席にたったのがアリアスで、結果は見事に三振なんですな。

★結果として
 勝ってよかったぁ。心臓に悪い試合どした。これで負けてたら心臓の弁が裏返っていたかも。監督インタビューに現れた星野監督、顔が疲れきってましたで。

★ヒーローインタビュー井川の泣ける言葉
 (1対0はたいへんでしたね)「0対0じゃなかったからいいです」(嫌みに聞こえてしまうのはわしの性格が悪いからですか?)

★ヒーローインタビューの後のアリアス
 なぜかチャンピオンベルトもらってました。プロレスファンだとかで、特別に作らせたとか。そんなんでええんか。

深夜に追記:MSG氏より情報をいただきました。

阪神の外国人選手でチェス大会をやって、 アリアスが段ボールで作ったチャンピオンベルトを巻いていたんですが、 これを見たTV局 (SUNかなぁ?) が、マジもんのチャンピオンベルトを作って、「(助っ人外人の中で) うちが放映した時にお立ち台に立ったら進呈」 という約束があったのだそうな。

とのこと。「粋なことをやる」と言うべきなのか、それとも「いまいち意味わからん」と言うべきなのか。でも段ボールでチャンピオンベルト作るアリアスってかわいいかも。

★解説中田の声
 「これまではいい試合して、惜しいけど負けたね、でしたけど今年は勝ってますね
 内容は変わってないと言いたいですか??
 いや私もそう思うが。

★解説石嶺の声
 「片岡君もFA移籍で来てたいへんだと思いますが、チームが勝っているからいい雰囲気でいいですよね
 石嶺さんの時は勝てなかったからプレッシャーでたいへんだったと言いたいですか??
 いや私もそう思うが。

★最後に他球団の選手だが
 種田君。君がセフティバントの格好してもあまり恐くないよ。

 


対横浜5回戦(2002/04/13)

先発ムーア。負け投手伊達。2回で2点先制したものの、結局2対3で逆転負け。

★今日のスタメン
 アリアスが昨日殊勲打ということで四番に返り咲き。一方、四番に座ってから絶不調のホワイトはスタメン落ち。ひさびさに坪井がレフトに入った。ずっと不調の藤本も外れて8番ショートは田中秀太。まぁ四番アリアスも、右ピッチャーの時はレフト坪井というのも最初のパターンに戻ったということだからこれでいいといえばいいのだが、なんかばたばたしているな、という感じはちょっとある。今日のピッチャーは『SSS(「ーパー・シークレット・スライダーと自分で言っちゃったからちっともークレットじゃないまった」の頭文字)』を投げる男ムーア。相手は図体がでかい割に手足が短くてなんか打ちやすそうな外国人投手、バワーズ。

★2回に2点
 桧山、坪井、矢野と三連打で1点。さらに1アウト1、3塁から、田中秀太が自分の足にあたりそうな低いボール球を倒れ込みながらバントしてスクイズ成功。秀太も久々のスタメンに必死である。

★あ、うとうと昼寝しているうちに
 1点取られている。グランのタイムリーヒットだそうな。

★6回裏、チャンスに代打を繰り出すも
 桧山四球、坪井ヒットで作ったチャンスに、8番田中→濱中、9番ムーア→ホワイトと代打を繰り出す星野監督。しかししかし、濱中四球で2アウト満塁まで行きながら結局ホワイト三振。好投のムーアをおろしてまでの代打が失敗ということで、ちょっと暗雲が。

★暗雲は現実に
 リリーフは久々登場の伊藤。そもそもこの人が久々登場するということが異常(いや喜ばしいことではあるだが)であった。中村と代打小川を出してピンチを作って弓長に交代。石井啄だから左の弓長、ってことなんだろうけど、実は弓長は左打者が苦手なのだ。いつも左にばかり痛打をくらっている。ますます暗雲が。案の定、石井は2ベースを打ち、同点に。次の金城は弓長を打つには左打席に入らなくてはいけないのにうっかり右打席に入ったため、完全なヒット性のあたりとはいえ片岡にライナーを好捕され、しかも取った場所はサードベースそばで即座に併殺完成。同点となったものの、まだ勝ち運は一縷とはいえ残っていたようだ。

★7回裏
 今岡とアリアスのヒット(アリアスはせこいゴロが運良く野手の間を抜けた打球ではあるが、まぁヒットならよしとしよう)で2アウトながら一、二塁のチャンス。桧山やる気まんまんの打席。三球め、なぜか今岡が飛び出している。相川二塁に送球し、タッチアウト。「今岡、なにしてたん?」と甲子園のライトスタンドの上に巨大な「」が浮かんでいた。

桧山が打つだろうと勝手に決めつけていたのか?
 

★片岡ぁ
 いつか書こうと思ってたんだけど、「ぁあありぃ〜てぇるぅぅぅ〜〜」と中島みゆきで登場するのはいかがなもんかと思います。もしかしてプロジェクトXに出たいんですか。

★8回裏
 先頭打者桧山がデッドボールで出塁。坪井は送りバントの構えをするも、1球めがクソボールだったためにファールしてしまい失敗。その後えんえんと「バントの構えからバスター気味にヒッティング」をくりかえし、けっきょくセカンドゴロ。幸いランナーは二塁のみ封殺。続く矢野の打席にベンチの作戦はヒットエンドラン。矢野はピーゴロを打つも坪井が走っていたおかげで併殺はまぬがれ、2アウト二塁にランナーが残る。8番藤本(途中から守備に入ってた)の打順で、横浜ベンチの作戦はなんと敬遠。え、こっちだって代打くらい出すのに、と思ったら伊達がそのまま打席に。伊達はまるで女学生のようなお嬢さんスイング(君、少しはバッティングの練習しておけ)で三振。しかし、星野監督が伊達をそのまま打たせることをちゃんと読んでいたとは、やるなぁ>森
 伊達を残したのはたぶん延長を考えてのことだろうけど、ちょっと気弱になっている感じもあり。

★9回表
 先頭打者ロドリゲスにデッドボール。8回裏と同じ感じになってきた。相川のバントを伊達は素早く処理して2塁封殺。これは儲けた。9番ピッチャー木塚に代打石井浩。石井はライト前にヒットで1アウト一、三塁でバッター石井啄という困った状況に。今日の石井啄はここまで4の3。伊達はちゃんと低めをついたのだが、石井はうまくすくい上げて犠牲フライ。中継の今岡の送球それたうえにランナー相川に衝突され、矢野が左腕を抑えてうずくまる。もちろん一点取られたが、それよりもつらいのは矢野のリタイア。怪我の状態はどうなんだろうか。試合後の星野談話では、脱臼らしいというのだが。

★9回裏
 ファールフライであっさり打ち取られる1番2番。その後、「みぃこぉきぃえぇたぁぁああ〜」と出てきた3番片岡が四球で出る。4番、腐ってもアリアス。投げているのはセリーグの本塁打配球王だったこともある斎藤隆。嫌がうえにも期待は盛り上がるが、アリアスの打球はフェンス際まで飛んだものの、そこまで。

★今日の試合
 最初に勢いで2点取るが、後はチャンス作れども続かず、観客を不思議時空に引きずり込む謎の走塁を見せ、粘り強い敵の反撃に一点ずつ返され、ふと気付くと負けている。いったん負けだすともう反撃の気力なし…………。

 あかん、去年までの阪神と、一緒やああああ

 誰か、「いや、それは違う」と言うてくれぇ。

★矢野、肩鎖関節脱臼
だそうで。ちなみに「肩関節」じゃなくて「肩鎖関節」。鎖骨が肩にくっついている部分です。私も大学時代柔道やってて、二回ぐらい外したことがあります。練習再開まで二週間だそうですが、まぁだいたいそんなもんでしょう。代役のキャッチャーは二軍から山田があがってくるようです。まぁ結局こうなったらベテラン頼みでしょうな。でもなんか、「あー、またあの山田のパスボールが」と暗い気持ちになってしまうのは私だけでしょうか。


対横浜6回戦(2002/04/14)

1対0で勝ち。勝ち投手安藤。バルデスにセーブ。今日も胃の痛い試合。

★キャッチャーは吉本
 二軍から山田があがってくると聞いて、阪神ファンみんなが「またあのパスボールと外角一辺倒リードを見せられるのか」と不安に思ったものだが、星野監督もその想いは同じだったのか、スタメン捕手は吉本。若手ではない。二軍のベテランなのである、吉本は。連勝中もずっと一軍にいて、雰囲気もみているし情報も持っているということで吉本を使ったのかな。

★解説の有田さんいわく
 (キャッチャーって一年に一度は怪我するもんですよね、と言われて)「そらそうです。だけど、矢野はあそこで逃げるようだったらキャッチャーやめないかん。お客さんもああいうのを楽しみに球場に来てるんだからね
 自分がキャッチャーやめてだいぶたつから無茶苦茶言うてます、有田さん。

★ヘルメットに39
 矢野の背番号39をヘルメットに貼ってプレーする阪神選手たち。これって確かヤクルトが日本シリーズに出れなかった飯田の背番号2を貼ったのが始めだったような気がする。最初は日本シリーズだからこそ感動的な話だったのだがな。四月でいきなりこういうことやっているのもなんか変ではある。気持ちはわからんでもないが。

★早くも拙攻始まる
 初回、せっかく今岡四球、片岡ヒット、アリアス飛ばして桧山が四球で2アウト満塁を作るものの、坪井のいいあたりはサードライナーになってしまって三者残塁。誰か各チームの(残塁:得点)比率を計算してみてくれまいか。阪神はかなり上位にいるはずだ。

★今日も安藤はいい
 球は走っているし、相変らず表情を変えることなく、ズバズバと内角に投げ込んでくる。こいつはほんまに見てて気持ちのいいピッチャーである。あまりに味方が点を取ってくれないのでついつい慎重に投げすぎてしまって結局小じんまりとまとまった投手に育つ、という阪神の伝統には乗っからないで欲しいものだ。今日も味方は点取ってくれそうにないが。

★8回表。慎重居士森
 両軍動きないままに8回まで進んだ。8回の表、8番中村が横浜初のヒットらしいヒット(ヒットらしくないヒットはすでに尚典が打ってた)で出塁。ノーアウト1塁で打順ピッチャーとくれば「バント」というのが普通の作戦。「代打を出して強攻」というのが強気の作戦。しかし森監督の作戦は常軌を逸して慎重な作戦で「代打を出してバント」。田中一徳まで使ってこれやるんだからほんまに石橋叩きまくり作戦。しかし、そこまで常軌を逸して慎重な作戦を取りながらセカンドランナーが中村のままというのは…。もしかして中村ベンチに下げて代わりのキャッチャーとして昨日矢野にタックルかました相川出したら、どこかで喧嘩が起こるとか思ってますか?>森監督。

★8回表続き
 1アウト二塁で石井啄なので、ここは無理せずボール勝負でファーボール。1アウト一、二塁で中根。どうしてもゲッツーが欲しいという場面でお誂え向きのショートゴロが飛んだが、藤本がばたばたと足を無駄なステップしながら一塁にしかも悪送球してゲッツー取れず。しかしそれでも安藤無表情。次の尚典は2−3まで行く。キャッチャー吉本があからさまに「どーしよっかなー」と顔をしているが、安藤無表情。結局、ピーゴロ打たせてナイスフィールディングで3アウト。安藤はベンチに帰った時、唇のスミで少しだけ「にやり」していた。

 それにしても、

新人がこんなに頑張ってんだから勝たせてやらんかい>阪神

★8回裏
 自分の打順が終わり、「ええかげんにさらさんとわし切れるで」と言いたげな顔でベンチ前で投球練習する安藤(ああいう顔なんですってば)。その前で、怒濤の攻撃が始まった。赤星、今岡の連続四球で1アウト一、二塁(怒濤の攻撃という割には四球だけ)。ここで今日ここまでで唯一のヒットを打っている片岡。次がアリアスだけに、「片岡、決めてくれ」と願うも、片岡も四球。結果は四球だからいいが、これで満塁でアリアスかぁ、と複雑な気分でいたら…ベンチ前で安藤も複雑な表情をいやだからああいう顔なんですってば)。

 さてそのアリアス。1球めの外角スライダーをぶーーんと空振り。この時点であきらめの境地に。「もうええ、ホームランか三振かにしてくれ。ゲッツーだけは勘弁」と言ってたら、ほんとに三振。思わず「よかった」と叫ぶわし(何がええねん、何が)。ベンチに帰って一人たそがれるアリアス。真面目な奴なんだけどねぇ。

 2アウト満塁で桧山。しかしここでは「ええかげんにしないと安藤さんが切れる」と必死でライト前タイムリーヒット。2アウトからなのになぜか1点しか入らない。2塁ランナーは誰か、と思って考えると、今岡。さては昨日失敗したのを思い出して出足が遅れたか。なんというか、いかにも今岡らしい話である。そして「ここで一挙に追加点を!」の願いもむなしく、坪井キャッチャーフライでチェンジ。いかにも阪神らしい話である。

★9回表
 安藤は降板してバルデスに。「球数多かったからな。0対0なら投げさせたよ」というのが星野監督談。まぁバルデスは特に問題なく三人で終わりました。これで同点にされたりして勝ちが逃げたりしたら、安藤には湯舟の呪いがついているとしか思えないところ。

それにしてもあんたら、そんなに「楽に勝つ」のが嫌ですか>阪神選手諸君


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