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2002年9月第三週のあ〜ああ〜(;_;)阪神タイガース

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試合がない日のぶつぶつ(2002/09/09)

星野伸之投手、引退会見。

 えー、うそ、まだやれるやろ、という感じがしてしょうがない。今年も足の怪我で悪くなったりしたけど、ピッチングの内容自体はよかったのにな。阪神にいた3年のうちに2回も開幕投手を勤めてくれた。結果は十分残せたとは言えないだろうけど、阪神がもっと点の取れるチームだったら、勝ち星に関してはもっといい成績が残ってたろうになぁ。なんかまた「阪神なんか行くもんじゃない」という実例を増やしてしまったような気がする。
 しかし本人が不整脈があるとかで辛い、ということを言っているのではしょうがないだろうなぁ。ああもったいない。

 何はともあれ、いい時のあなたのピッチングを見るのは、ほんとに楽しかった。これまでありがとうございました。


対ヤクルト25回戦(2002/09/10)

2対3で負け。井川土壇場で逆転くらって負け投手。

★両軍左エース対決
 さて、最近いいところがない井川だが今日はどないだろう。両投手とも好投で、3回までは全く動かない。

★阪神投手陣のよくないパターン
 4回裏。ここまでヒット一本に抑えていた井川が先頭打者にファーボール。嫌な予感がしました。送りバントとファーストゴロで2アウトランナー3塁になったが、ラミレスの3塁線の当たりは飛びつく片岡の横を抜けてタイムリーヒットに。

★6回表は井川から
 井川は三振したが、その後の赤星、沖原が各1球でアウトになる。解説の小林繁は「投げてベンチに帰ってきてすぐ打席に立って三振、その後のバッターが2球でもうチェンジじゃ、井川は休むひまもない」と井川孤軍奮闘を強調。

★7回表、拾った点で同点
 片岡が四球。桧山の打席でパスボールで片岡が2塁に進塁。さらに桧山のへろへろサードゴロで3塁へ。解説小林さんいわく「ここは阪神の野球の質が問われる。結果は難しいサードゴロになったが、桧山にランナーを3塁に進めようという意思が見えない」と痛いところをつく。さすが阪神外様OB(;_;)。
 さらに「ファームでどういう野球をやってんですかね。打ちまくって勝てばOKなんて野球やってんじゃないですかね」とさらに痛いところを。「じゃないですかね」じゃなくて絶対そうだと思っているでしょう>小林さん
 しかし阪神の野球の質の悪さとは裏腹に、アリアスの打席でワイルドピッチが出て片岡生還。古田のミスのおかげで1点取れました。
 その後アリアスはファーボールで出るが、足が遅いくせに(遅いからこそか)エンドランかなんかかかったんだろうけど、リードして牽制でつり出されてアウト。あああ。やっぱり阪神の野球の質はダメですか(;_;)。さらに関本三振で逆転のムードは一挙に消散。

★8回の表も井川の打席があったが
 上坂、山田と井川の前の二人は二人で5球で2アウト(;_;)。とことん井川をいぢめようとしているとしか思えんな>阪神打線
 井川自身は6球投げさせて三振。
 それにしても今日は阪神の攻撃時間が短すぎ。

★8回裏
 打席の直後の井川、先頭の土橋にヒットを打たれる。9番藤井の打順に回ったが代打飯田を出してバントをねらう。しかしこの飯田が情けないことに2回バントファールした後で三振。1番志田はバントをやり直し、2アウト2塁に。このあたりの攻撃に「阪神なんて1点リードすりゃ十分だね」という若松監督の思惑が透けて見える。
 阪神は宮本を敬遠(一応山田は座ってたが)、佐藤と勝負。佐藤は止めたバットにボールが当たるというスカなバッティングでピーゴロ。なんとかピンチを切り抜けた。逆にヤクルトとしては藤井をおろしちゃった、ということになる。しかし同点だと出てくるのは高津じゃなくて石井弘なんだよなぁ。むしろ高津の方が打てそうなのに(;_;)。

★9回表
 赤星ヒット、沖原送って1アウト2塁。片岡は初球をひっぱたいてセンター前。こんなにあっさり点が取れていいのか、というぐらいにいつになく鮮やかに一点を取る阪神打線。

★9回裏
 井川続投。あっさり終わって欲しいところだが、小林さんは「井川疲れているんじゃないかなぁ」と不吉なことを。その通り、先頭ペタジーニに右中間への2ベース。さらにラミレスには四球。さて岩村はバントするのかな、とか思っていたら、2塁への牽制球を沖原が取れず、2塁ランナーペタジーニは3塁へ。ベンチが映ると星野監督が「にんまり」していた(ああ怖)。岩村はいい当たりのセンターライナー、赤星つっこんで取ってなんとか1アウト1,3塁。
 ここであえて井川を変えないというのは、さっきの「にんまり」からしても「自分の尻は自分で吹け」つーことかいな。でも変えて欲しいよなぁ。
 なんて思ってたらワンバウンドの球を山田がはじく。「あー同点だ」と思ったが3塁ランナーペタジーニのスタートが遅かったらしく、1塁ランナーラミレスが2塁へ。
 小林さんいわく「勝てないピッチャーってこうなんですよ。勝てない方に自分で歩いていっちゃう。だから(ベンチワークで)一回勝たせなきゃいけない。そうしたら自力で勝てる」。うーむ、なかなか重い言葉ですが、星野さん聞く耳持たんでしょうな。
 2,3塁になっちゃったので古田は敬遠。で、バッターは左バッター稲葉。代打はなし。低めの球をむりやり当てた打球はセンターに飛んで犠牲フライに。あ〜あ。これで同点に。
 ここでバッターは、さっきバント用代打として出て行きながら三振した飯田。名誉挽回をはかる飯田と、「あ〜勝ち星が」と落ち込んでいる井川との勝負は見えていた。片岡飛びつく横を三遊間抜けていくサヨナラヒット。飛びついた片岡、そのまましばし立ち上がれず。

倒れ込んだ片岡の頭の中には、この回0に抑えた時にお立ち台でしゃべるつもりだった言葉が空しく渦巻いていたに違いない。

 まぁ、今日勝ってたら、「巨人の優勝アシストしやがって」と言われたから、これでいいんじゃないですか、あはは(←負け惜しみ充填120%)。

 それにしても、両軍ともにしょーもないミスが多かった。山田と沖原、なんとかせーよ君ら。


対ヤクルト26回戦(2002/09/11)

4対3で勝ち。藤川、浅井の若手バッテリーで藤川初勝利。

★また篩い分けテストか、このスタメンは?
 藤川、浅井、藤本、秀太と普段使ってないメンバーがたくさん出てきた。今年のオフには大量トレードがあるとかいう話なんで、「誰を残すか選考会」が始まっているんですかね。

★帰ってくるともう負けている
 先頭の真中にホームランを打たれたとかで0対1。しかし見始めるとすぐに浅井のタイムリーで同点になった。

★その後、藤川のバントがいかん
 送りバントした藤川。ボールはキャッチャー前に転がる。2塁→1塁と転送されてあっという間にチェンジ。藤川はファールだと思って全く走ってなかった。後で審判に文句言ってたが後の祭り。せっかく逆転ムードだったのにな。

★相変わらず両軍ともにポカ続き
 1アウト1塁に岩村という場面。古田の打席でワンバンのボールを前にこぼして2塁に進塁される。古田はその後ショートゴロを打つが岩村3塁につっこんで憤死。VTR見ると追いタッチでセーフのように見えるが気のせいだろう(^^;)。
 土橋の打席で古田が盗塁。足の悪い古田に盗塁されてどーする>藤川に浅井。それにしても今日の浅井はよくこぼす(;_;)。
 ベンチで見ている佐藤、木戸両コーチがほんとに心配そうである。

★ホッジスの方もなんか調子悪いのだが
 阪神の選手が打ちそこない続けている感じで2回以降点が取れない。というわけで5回まで来てしまった。藤川の方は6回以降で崩れていくのがいつものパターンなので、なんとかここまでに大量点欲しかったんだけどな。

★今日の球児は6回で崩れない
 8回まで初回の1点だけで抑えちゃったよ。それどころかヒットも初回のホームランのみ。これで負けるようなことがあったらもったいのうてもったいのうて。

★そして9回表
 桧山をランナーにおいて、歯をくいしばって打席に入ったアリアス。「うおお」と声が聞こえてきそうなスイングで、久々にあたりました宝くじ、2ランホームラン。古田は膝をついた状態からしばし立ち上がらず。
 さらに平下が2ベース、盗塁のあと藤本のタイムリーで帰ってきて4対1。これで藤川の初勝利は来たか。

★今日はバルデス登板
 さすがに藤川は井川のように千尋の谷底に突き落とす気はないらしい。まぁバルデス出したから助けているかというとそうでない場合もあり得るのだが…なんて書いてたらばちがあたった(;_;)。城石に2ランホームランが出て4対3になった(;_;)。しっかりしてくれバルデス。
 次の稲葉がピーゴロ。センターに抜けないことを確認したとたん、浅井が「ほーーーっ」と息をはいって安心してたのがTVに映っていた(^^;)。

★涙、涙のヒーローインタビュー
 もう言葉が出てこん、という感じ。そんな球児に技術的なこと聞き出そうとするなよ>インタビュアー
 なんか若々しくっていいねぇ。山田が泣いててもあまり感動せんが(^^;)、これはやっぱり素直にうれしい。これでまた巨人にマジックが出てしまったということだが、まぁ今日は藤川のための試合だったということなのだろう。


対ヤクルト27回戦(2002/09/12)

1対2で負け。負け投手藤田太陽ペタジーニにがつん。

★今日のスタメン
 セカンドに上坂使って、レフトに曽我部を入れてきた。バッテリーは藤田・山田。さらにショートは沖原、と、どう見てもこれ左投手用のオーダーだよね。でもヤクルトの先発は坂元弥太郎(右投手)。

★帰ってくると3回終わったところ
 両投手好投のようで、ヒットは一本ずつ。

★4回2アウトから
 桧山がヒット。アリアスに対し、逃げまくって四球。次の打者は上坂。センター前ヒットで桧山が帰ってきて一点先取。2アウトからこうも効率よく点を取るとは、阪神にしては珍しい。
 次の曽我部、センターへ抜けそうな当たりだが城石が抑える。しかし2塁への送球は上坂の足が一歩速い。これで2アウト満塁。相手の先発読み間違いでスタメンで出た上坂と曽我部がちゃんと打っているところがおもろい。

★2アウト満塁でバッター山田
 ほんものの阪神ファンなら、金を賭けるなら点が入らない方に賭けるだろう(金賭けなくていいなら「打て山田」って言うだろうが)。やはりここは思った通り、何のときめきもないキャッチャーゴロ。せめて観客を沸かせる程度のことはしろよ。

★5回裏、勝利投手権利のかかるマウンド
 1アウトから岩村に2ベースを打たれ、ちょっとピンチに。さらに古田を歩かせて1,2塁になり、土橋。外にかまえた山田もぎょっとする、内角高めの球を土橋もびっくりして見送って三振。こないだから何度も言っているが、こういう時は「やったぜ」という顔をすりゃいいのに、いかにも「ちゃんと投げろよ」と藤田太陽をしかりつけるような顔をする山田。なんでもうちょい気分よう投げさせてやらんのかね。
 三振で気をよくした太陽は次の打者の坂元に、ぼーーーっとど真ん中を投げ込み、三遊間にヒットを打たれる。さいわい、岩村がホームでタッチアウト。レフトが曽我部でよかったねぇ。平下だったらあかんかったかも。点を取られずにすんだが、星野監督はベンチで「どこ投げとんじゃ、ぼけっ」と叫んでいた様子。

★2アウトから、それもペタの前のバッターに四球
 あー、「やっちゃいけないことシリーズ」のトップ3に入ることを、と思ってたら悪い時には悪いことが重なり、

ペタジーニに2ランホームラン(;_;)

そのホームランをフェンスに登って取ろうとした曽我部、負傷退場(;_;)

 いいプレー見せたと思ったらこれだ。不幸な奴。担架に乗せられて退場したが大丈夫かな。どう見てもホームランな打球だったから、無理せんでもええのに。

★7回表
 1アウト取ったところで、次が藤本(曽我部に変わってセカンド上坂がレフトに行き、藤本がセカンドに入った)なのでピッチャーがロケットボーイズの左、石井弘に交代。152キロの球をがんがん投げ込んでくる。藤本は当然三振。山田は珍しくライト前に。ライト稲葉はライトゴロをねらって1塁送球。ちんたら走っていた山田をアウトにできるタイミングだったが、送球それてセーフ。ライトゴロでアウトになってたら、どれだけぼろくそに言われてたかわからんぞ。>山田。
 太陽に代打広澤。落ちてくるカーブを「ほい」と拾ってセンター前。だてに長生きしているわけでもないようだな>広澤
 赤星はこつんとセンターフライでチェンジ。

★7回裏、マウンドに立っていたのは
 防御率27.0の男、橋本。TV画面を通じても、神宮のスタンドの「またこいつかよ」という雰囲気が伝わってくるような気がする。どうせファーボールで降板だろ、と思ったらやっぱりファーボールですぐ降板。グラブたたきつけてくやしがっているのはいいが、こう何度も同じのみせられると、そのくやしがっている姿にも説得力がないぞ。

★というわけで谷中が出てくるのだが
 古田にヒットを浴び、ノーアウト1,2塁。土橋の打席で、てっきりバントしてピッチャーの石井に代打か、と思ったら石井を片岡・桧山まで残しておきたいらしい若松監督は強攻を支持。土橋らしくないことにゲッツーを打って2アウト3塁、さらに石井もアウトでチェンジ。ピンチを逃れた。と同時に、橋本の防御率は分母(投球回数)も分子(自責点)も増えず、変化なし(^^;)。

★8回表
 残しておいた石井にきっちり仕事をされ、沖原・片岡・桧山と凡退してチェンジ。うーむ。9回は高津だろうから、今日使ってない平下が代打で出てくることにでも期待しようか。

★8回裏
 1アウトで城石にヒット打たれたところで谷中から吉野にスイッチ。稲葉にも打たれて1,2塁。ペタジーニは「俺はホームランしかねらってないぜぇ」スイングで三球三振。次はラミレスなのでピッチャーは…えっ、変えないの?
 怖いなぁ、と思いながら見ていると、0−2から三塁線を破られた〜〜〜ひええ、と思ったらファール。ほっ。で、結局は三振。

★9回表
 最後の攻撃はアリアスから。こないだのこともあるので古田も高津も慎重。低めの落ちる球バット止めたがハーフスイングで三振。上坂もサードゴロで2アウト。藤本の打席に代打平下。平凡なファーストゴロで万事休すかと思ったら、カバーの高津がボールを落とし、セーフ。代打八木かな、と思ったらここは「最終回の男」を信じて関本を出す。
 関本はいい打球を飛ばしたが、センターフェンス間際で捕られ、試合終了。まぁこんなもんか。

★試合後知った情報
 ヤクルト先発はてっきり左の山部と思ったら右の弥太郎だったが、これはかましでもなんでもなく、ヤクルトベンチが書き間違えたかららしい(なんやそれ)。だから、本人の弥太郎も自分が先発だとは思ってもみなかったそうな。
 そんな準備不足のピッチャーから一点しか取れなかった阪神ってば(^^;)。

 


対巨人22回戦(2002/09/13)

3対10で負け。藪復帰即負け投手。

★今日のスタメン
 久々に戻ってきた藪。家に帰ってくると3回裏、3対3の同点になったところ。ここまでは

沖原ソロホームラン&上坂2ランホームラン

と、

江藤ソロドームラン&江藤2ランホームラン

という得点経過。2打席連続で打たれるなよ藪(;_;)。なお江藤のソロホームランは、自分でも下向いて「あ〜あ」と思いながら走ってたら入っていたというから、まぁドームホームランでしょ。沖原や上坂のがドームランだったのかどうかはわからない。

★パワーアップした藪
 1回から裏の攻撃で0,1,2と3点取られた藪。4回は3点取られたりして、と思ったら…

清水ソロホームラン&阿部2ランホームラン

つるべ打ちかいっ。休んでパワーアップしとるやないか、藪の一発病(;_;)。3対6とダブルスコアに。

★5回の攻防
 このまま計算どうりにいくと5回裏に4点取られてしまうことになるので、5回表の攻撃で藪に代打浅井を出し、バッテリー総替え。その後すぐに交代される運命の山田の2ベースなどもあって2アウト1,2塁まで行くが、片岡見逃し三振。ますます株の下がる片岡。
 5回の裏は伊達・浅井のバッテリーだが、株の下がりきった片岡がサードゴロをトンネルして株を水面下に落とす。さらに川中にヒット打たれ、仁志にファーボールで満塁となったところで片岡を下げてアリアスをサードに回してファーストに広澤を入れ、片岡のいた打順にピッチャー橋本。
 あのエラーがよっぽど腹立ったのか、さっさと片岡をひっこめたのはまぁいいとして。おいおいまた橋本かぁ。でも打順はピッチャー高橋尚なんで、なんぼなんでもこれは大丈夫でしょ、と思ったら、ここはショートゴロで本塁封殺にする橋本。
 しかし、ピッチャーじゃない左打者である清水が出てきたら、さすがに橋本じゃだめでしょ、と思ってたら清水が2点タイムリー。こうも期待は裏切っても予想は裏切らん奴は少ない>橋本
 もうこうなったら星野監督という人は「俺はもうあきらめました」というポーズを取って、何も采配しなくなる。二岡が出てきたが続投。
 こういう時にありがたいことには橋本は清水を牽制で刺してチェンジ。よく2点で済んだなぁ。それにしても、橋本に最後通告するためのテストは、もうええんとちゃいますか。

★6回、エラーとラッキーでもらったチャンス
 アリアスのショートへの打球を二岡がはじいてヒットに。関本はライトにふらふらぽとん打球が結果2塁打で1アウト2,3塁に。
 ここで上坂はハーフスイングで三振(;_;)。さっきからファースト守っている広澤もファーストファールフライ。もらったチャンスも生かせない、いつもの阪神(;_;)。

★6回裏、まだ橋本投げてます
 星野さんは試合投げてます。今シーズンのスローガンはどこ行ったんでしょ。
 橋本は二岡にヒットを打たれ、相変わらずなところを見せるが、阿部はファールフライに打ち取り、久々に野手をアウトにする(牽制殺を除く)。移籍してきた時、「松井を抑えたい」と大口叩いていた橋本に対し、松井はファールで粘って四球。こんな四球、阪神ファンだって見たくないが、ホームランを待っていた巨人ファンだってみたくなかろう。
 代打元木が出たところでやっと橋本交代。

★ハンセルが出てきましたが
 元木サードを越えるヒットで、さらにレフト上坂がボールこぼしている間に二岡ホームイン。これで3対9のトリプルスコア。この後川中にもヒットが出たが、なんとかこの1点のみで終わった。ハンセルもぴりっとせんなぁ。

★7回にも二岡のホームランが出て3対10になったが
 もうそんなことどーでもええわ。

★5,6,7,8回とランナーは出しているんですがね
 1回と2回のホームラン以来、点入ってませんわ(;_;)。

★沖原や上坂や、滅多に打たん奴が打っているというのに
いつも打っている江藤や清水は遠慮せーよ、と言いたくなる一戦でした。


対巨人23回戦(2002/09/14)

4対5で負け。競って競って結局谷中が川中にサヨナラ被弾。

★今日のスタメン
 片岡に関して昨日「もう知らん」と言った星野監督、今日のスタメンはどうなるのか、と思ったらやっぱり3番サード片岡でした。2番ショート沖原、6番セカンド関本、7番レフト上坂というところで、代わり映えしません。よっぽど今日はスタメン広澤かと思ったんですが。バッテリーはムーア&山田。相手投手は工藤。

★昨日さんざんな負けをした阪神ですが
 こういうさんざんな負けをした次の日の試合では阪神の場合、

1.やっぱりさんざん負け。
2.見違えるようにいい試合をして、「おまえらも、やったらできるやんか」と思わせる。でもまたその後とことん負ける。
3.競り合ったいい試合をして、「おまえらも、やったらできるやんか」と思わせる。でも結局は負ける。

のどれかになる、と相場は決まっている。どうせなら2であって欲しいものだ。

 今日は他のセリーグの試合はデーゲームのため、すでに広島と横浜がどっちも勝っている。つまり一つ上の広島との差は2ゲームと広がり、下の横浜のとの差は13ゲームと縮まったわけだ。3位の中日との差が2.5ゲームに縮まった、という言い方も一応できるのだが、一応できる、という以上の意味のある言葉かどうか。

 毎年この時期になると、「阪神が残りの試合を全勝したとしても」という空しい計算をしている人がたくさんいると思います。今日のこの試合が始まるまでで、阪神の成績は55勝61敗4引き分け。あと20試合なので、全部勝っても75勝61敗4分。巨人が今74勝46敗2分なので、今日勝てなかったら数字の上でも、巨人より上にいける可能性はなくなります…ってそんなもんもっと前からねーよっ。

★1回、今年の阪神を象徴する攻防
 1回表、赤星がヒットで塁に出るが、盗塁するわけでもなく沖原が送りバント。その後片岡桧山と二人凡退。いま3,4番が当てにならないことはわかっているのに、なぜ初回から送りバント?
 これは信頼できるクリンナップがいる時のための戦法と違うの?>星野監督
 せめて信頼に応えろよ、たまにでもいいから>片岡

 一方裏の巨人の攻撃。清水に2ベース、二岡に四球、さらに阿部が送りバント。次が松井だからこれは正しいが、阪神としては阿部が自分からアウトになってくれるのはむしろありがたい…と思ったら山田が処理ミスしてノーアウト満塁。そして松井は信頼に応えてきっちり2点タイムリー。さらにこの後元木のショートゴロの間にもう一点。いきなり3点のビハインド。こりゃ、さっきの予想1になるんでしょうか。
 それにしても、判で押したように失敗するワンパターン攻撃&エラーで失点を招き、相手の4番は抑えられないとこれまた判で押したように失点するワンパターン防衛。

★4回に仁志にホームラン
 これで0対4。

★6回、クリンナップが仕事する
 片岡がヒット、そして桧山が2ランホームラン。これで2対4。たまには仕事しろと言ったのが効いたか。ここでいっきに工藤を攻めたいところだが、アリアス関本と連続三振。予想3になる可能性が出てきた。

★7回
 先頭打者上坂が2ベース。山田は2点負けているというのに消極的な策で送りバント。でもなんせ山田だしこれは納得であろう。6回裏から投げていた伊達に代打広澤。広澤はとりあえず最低の仕事をして犠牲フライで1点。3対4。あと一点まで迫った。
 裏は吉野が出てきて三者凡退に抑えた。

★8回表、ほんのすこしの名誉挽回
 片岡が同点ソロホームラン。監督に「もうええやろ」とまで言われた男の意地が見えたというところか。

★8回裏、吉野がやっちゃいけないことを
 先頭打者松井にファーボール。ピッチャーはハンセルに交代。

★さらに山田もやっちゃいけないことを
 江藤は初球バントするがファール。2球目、バントの構えからバットを引いた江藤に、山田はボールを見失ってパスボール。楽々ノーアウト2塁に(;_;)。江藤はその後スリーバントして1アウト3塁に。巨人も、というか江藤も、なかなかの執念である。

 よりによってこんなところで元木だが、ファールフライで2アウト。さらに仁志はサードフライ。片岡が倒れ込みながらキャッチ。助かったな>山田

★9回表はアルモンテ
 このピッチャーが投げている間に点を取れ〜〜。でも関本上坂と凡退。山田がファーボール選んで2アウト1塁。ハンセルにピンチヒッター平下。ここで点が取れなかったら10回表がある保証はないから最後のチャンスかもしれんのだが、ショートゴロでチェンジ。

★9回裏は谷中
 セカンド上坂、レフト平下に変わって関本が下がった。1アウトからアルモンテの代打吉永にデッドボール。おいおいと思ってたら吉永の代走宮崎が牽制死。ラッキー。
 今度は清水がファーボール。またおいおいだが、二岡ファーストゴロで延長戦へ。

★10回表は1番から
 好打順なんで、この回勝負、なのだが。投手は前田。赤星セカンドゴロの後、沖原がショート後方へふらふらと落ちるヒット。期待のかかる片岡だが、この打席は変化球攻めされて三振。桧山もショートゴロでチェンジ。うーむ。次の回(もしあれば)アリアスの宝くじに期待か。

★10回裏は阿部松井江藤
 怖いところだが三者凡退。がんばっているんだけどなぁ。

★11回表
 アリアス宝くじはあがっただけのレフトフライ。谷中の打順だが代打なしでアウト。2アウトから上坂が2ベース。で、打順は山田。「八木を出せ〜〜〜」と3塁側スタンドは叫んでないのか。平下の替わりにネキストにいるらしいが。
 山田は予定通り三振。

★そして八木を使う機会はついになかった
 元木の代打川中。「なんで代打?」と思ったらサヨナラホームラン打たれちゃいました。谷中に代打出さなかったり、八木の投入が一歩遅れたり。弱気になったところで足をすくわれましたな。

 今日は予想3『競り合ったいい試合をして、「おまえらも、やったらできるやんか」と思わせる。でも結局は負ける』が当たりでした。
 それにしても、片岡って報われんやっちゃな。

★星野監督インタビュー
 「同点にまで持っていったところはほめたらないかんわな」と言いつつ、「上坂が2ベース打っているのに、山田が三振して帰ってくるようではいかんわな」と言った後、突然声が大きくなり、

治らんよ!

こんなところはなかなか治らんよ!

とさ。
 いやほんま、なかなか治りそうにはありませんが。
 談話で病原体扱いするぐらいなら、もう山田出すのやめようよ。


対巨人24回戦(2002/09/15)

2対3で勝ち。勝ち投手伊達。

★今日のスタメン
 2番ショート藤本が久々。あとは6番レフト平下、7番セカンド上坂という布陣。バッテリーは川尻・山田。相手は「今年は阪神から1勝しかしてない」ということがニュースになる上原(そんなに不思議なことかいっ)。

★ああ伝統のスミ1打線
 初回、藤本がソロホームランを打つ。言うてはなんだが嫌な予感がした。2回裏、上坂2ベースの後山田凡退という昨日のビデオテープのような展開まであって、ますます嫌な予感が。

★ホームランはホームランで返される
 2回裏、後藤に一発やられて同点に。

★3回には赤星が盗塁でチャンスを広げるが
 1アウト2塁から藤本・片岡とフライ打ち上げて凡退。あああ昨日がんばったらもうガス欠かよ。

★4回裏
 二岡ヒットの後阿部でエンドランで(上坂のまずい守備とかもあて)ノーアウト1,3塁で松井という嫌な場面。松井は打ち上げてくれ、続く斎藤がゲッツー。川尻のらりくらりがここでは効いた。

★5回裏
 今度は後藤・川中と連打。宮崎がセカンドゴロで進塁打となって1アウト2,3塁。上原は最初バントするそぶりを見せて「かましだろ」と思わせておいて実はスクイズするという狸ぶりを発揮し、1点取られる。川中が2ランスクイズをねらってタッチアウトでチェンジ。それにしても、巨人にこういうきっちりした野球されてはこっちは不利である。

★7回表
 平下がバントヒットで出て、上坂が送る。これで山田がそのままバッターボックスだったりしたら暴れるところだが、星野監督は八木・広澤豪華代打連続投入する。結果は豪華代打連続三振。なんじゃこら。これじゃ勝てんわ。

★7回裏、マウンドにいたのは
 また橋本。律儀に後藤に代打仁志を送り込んできた原監督。橋本は珍しく仁志をショートゴロに打ち取り、珍しくもプラスの貢献をして降板。続く代打元木に対してはピッチャー伊達。この回からマスクかぶっていた中谷が打撃妨害(ラジオだからわからんけど、どーせ元木がせこい技を使ったに違いない)で元木出塁。この後の宮崎上原は凡退。

★8回裏2アウトの後
 片岡が出るが桧山レフトフライでチェンジ。これでまた9回表の宝くじ頼みですか?

★9回表
 アリアスはぼてぼてサードゴロ。川相が打球を見守ると、3塁ベースにあたってヒットに。平下ショートフライで1アウト。何の策もなく打ち上げてどーするよ。
 今日も2ベース打って好調の上坂は三遊間を破って1アウト1,2塁。だから平下、せめてランナー進められるバッティングをしておけば。
 伊達の打順なので「最終回の男」という称号もだいぶメッキが剥がれている代打関本。ここはレフト前にヒット。
 「やった同点だ!」と思ったら…アリアスに代走送ってなかったのね。島野コーチ(とラジオで言ったんだが、吉竹じゃなかったのか?)が止めた。しかもサード川相が塁上にいてアリアスにぶつかったということでアリアスの進路を妨害したじゃないかということで星野監督が島野コーチとともに猛抗議。審判団も集まって協議に入る。
 審判がマイクを取って

「今星野監督から走塁妨害ではないかという抗議がありましたが…ちょっと待ってください

 な、何を待てというねん。わざわざマイクでしゃべるんならなんか結果出てからにせんかい。

 さらに数分協議の上、

「妨害がありましたが、プレーには支障がなかったということで、満塁で進めます」

という放送が。あー、つまりなんですか、どうせ島野さんが止めてたから関係ないだろ、ってことですか。どうせならアリアスも川相をふっとばすぐらいの勢いで走ってくればよかったのになぁ(そうしたら妨害取られてホームイン)。レフトって清水だろー。つっこんでもセーフだったんちゃうか。

 それにしても審判も威厳のないこっちゃ。

★というわけで代打沖原
 時間があいて気合いの抜けたであろう上原相手に、なんとかしろよ沖原…という思いも空しく沖原三振。

★最後の希望だ赤星
 フォークをねらった打撃でセンター前タイムリー。2点とって逆転。ここで上原が岡島に交代。こっちとしてはありがたかったけど、審判団の協議の後、上原は交代させた方がよかったんじゃないの>原監督。気合い抜けちゃったと思うよ。次出てくるのはバルデスだろうから、もう一点欲しいところだが、藤本の代打浅井はサードゴロでチェンジ。

★バルデスVS松井・斎藤・吉永
 松井はフェンス前のレフトフライ。斎藤はセカンドゴロ。仁志に代打吉永が出て、サードライナーでアウト。

 ふぅ、8回までは「伝統のスミ1負けかよ」と思っていたが、なんとか勝ったじゃないか。原監督が上原に完投させようなんて思わず河原出してたらやばかったかもしれんが。

 それにしても赤星よくやった。あそこでアウトになったらほんとにいつもの阪神だなで終わるところだった。

★星野監督の談話
 川相のプレーについて、審判が「ホームはアウトだと判断しました」と説明したらしい。星野監督は「コーチは腕回しているんだし」と言ってたが、ラジオの実況では「止めた」と言ってたが、さてどっちだったのか。
 話ついでに「清水はよっぽど強肩なんだろうね」と嫌みを忘れないあたりは星野さんらしいところです。
 昔田淵が3塁ランナーでレフトが張本だった時、犠牲フライがあがって、アナウンサーが「田淵の足、張本の肩〜〜」と叫んだことを今も鮮明に覚えているのだが(^^;)、それの真似すれば、「アリアスの足、清水の肩〜〜」だからなぁ。


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