←2005年6月前半へ 最新の日記兼更新記録へ 2005年7月前半へ→
★教育実習を見に行く
卒研の学生さんたち(二人)の教育実習を見に行った。二人ともあんまりわしには来て欲しくなかったようだが(^_^;)。
一所懸命やっているのはわかるのだが、ついつい文句をつけてしまうんだよな。たいてい後で「高校の先生にうるさいやっちゃと思われなかったかなぁ」と後
悔する。
それにしても高校では物理(特に物理II)を履修する学生が少ないようで、寂しいことである。
★今日の更新
初等量子力学の講義録、第8回。ふぅ。学
生さんたちのほとんどが「最小作用の原理って、それなんでしたっけ?」という顔をしていたのでいろいろと説明してたらあまり進まなかった。
★また
★長い
★休みでした
★今日の更新
相対論の講義録、第9回。
前回と前々回
は、「グラフと図で考えるローレンツ変換」。今回が「数式で考えるローレンツ変換」。我ながら3回もかけてローレンツ変換を出すのはくどすぎると思う。
2通りの方法でやってみせると、「グラフの方がわかりやすい」という人と「数式の方がわかりやすい」という人と、2種類(どっちもわからんを入れると3
種類)に分かれる。そういうわけで「どっちで説明するのが正解なんだろ」と悩むこともある(そもそも、もうちょっとすっきり説明しなきゃ、という反省が一
番悩みの種だが)。
ちなみにどっちが多いかというと、今回の場合数式をわかりやすいと答える学生さんの方が多い。これには
(1)本当に、数式の方がわかりやすい。
(2)わしのグラフによる説明の方が下手。
(3)数式の方がかかった時間が短いから簡単に感じる。
(4)数式の方を後でやったから後でやった方をわかりやすく感じた。
(5)そのほか、思いもよらぬこと。
のどれが理由だろう?
(4)なのかどうかは、来年順番をひっくり返してみればわかるな(^_^;)。
★昨日の続き(実際には2日分まとめて書いているのだが)
相対論の講義をやっていていつも困るのは、
「どうして光速は一定なのですか?」
という質問を受けた時。もちろん似たような「困る質問」は他の学問でもあるわけだが。
何が困ると言って、「いったいどういう答えをしたら君は満足するんだ?」ということがわからんのだよな。
・ローレンツ変換の仕組みを説明して、「ほら、一定になっているでしょ」と言う。
これは「相対論」の授業でやっていることそのものだ。わざわざ質問の答として繰り返すことではないと思う。
・世の中の仕組みってはこうなっているんだよ。
こう言うと、たいてい相手は「先生、逃げたな」という顔をする。
・実験事実だから信じなさい。
これも一つ上とあまり変わらんか。
・今のところ何故かはわからん。いつか君が理由を発見してくれ。
少しは若者に希望を抱かせる返答かもしれん。
・実は誰も見てないところで小人さんが光速度が一定になるようにこの世に起こるいろ
んな事実を修正して回っているんだよ。
いっそこんなこと言ってごまかしたろかいな、という気分になることもある(やらないけど)。
・なんでもかんでも理由がないと納得せんのか、おまえは
という投げやりな返答も実はありなのかもしれんという気もしてきたり。
というわけで毎回困っているだけで答えはなく、以上の回答を適当にまぜこぜしたものを使っている。
★お休み
★今日の更新
初等量子力学の講義録、第9回。
★ボーナス時期だからか
また迷惑セールス電話がかかってきた。いつもの会社である。ふと思って、よ
くかかってくる会社の名前でgoogleしてみた。
さすがだ、悪名とどろいてるじゃん。
★「どうして光速は一定
なのですか?」
小林泰三さん(おかしい、なぜ「安見」と変換されるのだ??こないだは「お休み」が「御泰三」だったのに)より、こんな御提案が。
A:
「『長さ』(メートル)というもの自体が光速が一定となるように定義され
ているから (少なくとも、1983年以降)」
実際、『理科年表』の基礎物理定数表にも、光速だけは誤差が存在せず、「定義値」と明記されています。
この立場だと、「光速不変の法則」は「定義」なので、証明する必要はないことになります。
殆どの学生さんは納得できないと思いますが、ちゃんと反論させると面白い結
果が得られるのではないでしょうか?
おーなるほど、こんな手があったか。
しかし、この手を使った場合、以下のような恐るべき反応が返ってくる可能性があるのである。
「なぁんだぁ、そうだったんですかぁ。ボク悩んで損しちゃいましたよ〜〜〜あっはっは」
こんな反応がかえってきたら、精神的ダメージは大きいだろうなぁ。。。。。Orz
「面白い結果」は得られているのだが(^_^;)。
★ウルトラマンネクサス最終回
うわー、意外と言っては悪いんだが、ほんとに意外なほどよかった。ここしばらくの特撮連続物では最高の盛り上がる最終回ではないか。
なんで「意外」なのかというと、なんせ放送期間は短縮されているし、ここ何話か、どうも話が駆け足状態になっているように感じていたので、これまでの仮
面ライダー555とかの経験と照らし合わせて「たぶん最終回、ちゃんとまとまらんだろうなぁ」と思っていたのだ。だいたい放送短縮となれば「これからも俺
たちの戦いは続く!(完)」なんて可能性もある、とちらっと心をよぎったもんな(^_^;)。
ところが、なんとまぁ、ちゃんと話をまとめているじゃああ、あありませんか。
もちろんまだ「?」な部分は残ってはいるんだが、いいよいいよこんだけやってくれれば。
途中でいろいろ文句言いながら見てきたけど、最終的な「ひねた大人の特撮ファン」の意見としては、「文句言いながら最後まで観ててよかった!」だった
な。
「これからひねていく過程にある小学生」の視点では「ネクサス、あんまり強くなかったからなぁ」というもんなんだが(^_^;)。息子がもうちょっと年
取ってからなら一緒にはまれただろうにな。
放送短縮は実にもったいない。前にも書いたけど、もっと「ひねた大人」向けの番組だということをアピールする売り方をすべきだったろうになぁ。DVDの
一部にはTV放送されなかった部分も入るらしいので、その巻は購入決定。
★バトンを渡されたが
野
尻さんから。なんだかよくわからんが音楽に関する質問に答えなはれ、というものらしい。
●今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量:9.64Mb
●今聞いている曲:ウルトラマンネクサスエンディングテーマの「赤く熱い鼓動」(愛内里菜)
●最後に買ったCD:「ウルトラマンネクサスサウンドトラック2」 (ネクサス関係ばっかだな)
●よく聞く、または特別な思い入れのある5曲:
「ゴジラのテーマ」をはじめとする伊福部マーチ(仕事中のBGMです)
「ウルトラ警備隊の歌」から「ナイトレーダー-scramble」までのいわゆるワンダバ音楽(これも仕事中のBGM)
「六甲おろし」を始めとする阪神関係音楽(でも最新のヒッティングマーチは手に入れてないんだよな)
あとよく聞く歌手はやしきたかじん、嘉門達雄、工藤静香、鬼束ちひろ、それにポルノグラフィティ(嫁はんがファンなのだ)
ほんとは自分のことを書いた後、5人の人にバトンを渡さなくてはいけないらしい。でも交友関係の薄い私はバトンを渡せる人間がいません。というわけでこ
こに来たのが運の尽きだったな>わしのところへ来たバトン。
★新車
新しい車を取りにいった。載ったら運転席のインジケーターに「今日は納車記念日」と出た。誕生日とかをセットする機能があるらしい。携帯電話と同じで車
の方もいろんな機能をくっつけていくんだな。そのうち合流するかもしれん(それは単に車載電話の乗った車です)。
携帯電話も、あまりにごちゃごちゃと機能を増やしすぎると、
「あっ、しまった、通話機能つけるの忘れた」
なんてことにもなりかねんと思ったりもする。
★訃報
詳細は聞いていないのだが、
青年人外協力隊(谷甲州FC)やCONTACT
Japan、ニフティのSFフォーラムなどでの友人であった中村孝さんが先月なくなっていた、という知らせを今頃になって知る。就職できなかった頃に非常
勤の職を
世話してもらったりもした方で、年齢もわしとそんなに違わない。何と言っていいのかわからない。信じられない。これを読んで「おいおい、おれ死んでなんか
ないぞ、勝手に殺すなよ」というメールを寄越してくれそうな気がしてならない。
★ぼろバイク
「こんなボロを盗もうとするやつなんかいないだろ」と安心しきってたのが悪かっ
たのか、朝起きたらバイクの鍵が壊されていた。壊すだけ壊して結局乗っていけなかった模様。中古で買って10年乗って、もうぼろぼろで、ヘッドライトが点
かなくなることがあるからくくりつけるための懐中電灯を装備しているようなバイクを盗もうとするとは。
ちなみに警察によると「乗りたいだけなので、最近のsecurity機能のついたバイクより、古いバイクの方がねらわれる」とのこと。
ちなみに我が愛車、エンジンかけるにもキック踏んで必死にならないとかからないんだけどな。盗人は、もし鍵壊すのに成功したとしても、「あれ、エンジン
かからん」「あれ、ヘッドライトつかん」と悩んだろうな。鍵こわす時点で失敗しているのはネタとしては惜しい。
これでヘッドライトつかないまま(懐中電灯の存在にも気づかぬまま)走り出して事故したら、整備不良の責任はわしに来るんだろうか。これについて3.3
秒ぐらい悩んだ。
悩む価値ないってば。
★今日の更新
相対論の講義録、第10回。
本日授業中に出た困った(と言いつつわしは困った質問こそ楽しんでいるのだが)は
「光ってどうしてそんなに速いんですか?」
どうしてって言われてもなぁ。でもこれは答えようと考えるとものすご〜〜〜〜〜く思考が広がる、面白い質問だとも言える。
★最近ほんとに気合いが入らん
まずい。何より精神的気力がない。しばらく前から阪神タイガースページが休止状態。
SF関係はもっと長く更新してないし。どうも「書こう」という気にならんのである。年を取るたびに、なんか少しずつ気力が減っていくなぁと感じる。少ない
気力をぶつけていく相手は何に絞るべきなのかと考えるとどうしても、SFやタイガースにかける気力を削減して、物理に対する気力をひねり出さなくちゃいけ
ない。残りの人生、長いとは限らんのだから。
友人の死を知った次の日、ふとそんなことを思う。我ながらずいぶん気が弱くなっているな。
★今日の更新
相対論の講義録、第10回に、「光っ
てどうしてそんなに速いんですか?」に対する答を追加。
おかしいなぁ、これ昨日書いたつもりだったんだが。せっかく書いたのを保存せずにアップロードしてしまったみたいだ。昨日の日記書いている時点では、わ
しがどういう返答をしたのかも書き込んだつもりでいたんだけど(^_^;)。今確認してみたらないもんだから「あっれ〜〜」と思って「さてはまた別の時間
線にはまりこんだか、でなかったら量子力学的状態の重ね合わせが変なふうに行われたのか」と思ってしまった。そんなあほな。
というわけで1日遅れで何を話したか思い出しながらもう一回書いてみたが、わしほんとにとりとめもないことをしゃべってますなぁ(^_^;)。
★「タイムマシンの話」
昨日の授業で相対論的因果律の話をして「超光速があればタイムマシンができるんだよ」という話をしたので、ふと思い出して大昔、中学生だか高校生だった
頃に読んだ「タイム
マシンの話」(都築卓司・講談社ブルーバックス)を読んでみた(今回読み返したのは新装版の方)。
読み返してみて驚いたのは、ずいぶん難しいことまで丁寧に書いてあるなぁ、ということ。高校生ぐらいでこれ読んでわかった気になっていたわしはかなり浅
はかである。もっとも「難しい」とは言いながらちゃんと高校生ぐらいでもわかるようにちゃんと書いてあるところはほんとに素晴らしい名著だと思う。
★お休み
←2005
年6月前半へ 最新の日記兼更新記録へ 2005
年7月前半へ→