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★今日の更新
「相対論」の
講義録第1回。これが3年目である。同じことばっかしゃべっているとだれるので、少しずつ変えつつよりよい方向に持って行こうと思っているのでは
あるが。
★動く橋問題
東部戦線さんよりメールで指摘を受けて、橋の速度を自由に変えられるのなら、最短時間の到達は
のように、橋がAに一番近いところで待ちかまえていて、人が渡りきった時にBに一番近いところに到着する場合であることがわかった。考えてみたら当たり前
だが、前に考えた時のわしは、なぜか橋の速度を一定だと勝手に決めつけてしまっていたのだな。
これより速く動かしたら行き過ぎてしまってかえって遠くなる(^_^;)。
★今日の更新
「初等量子力学」
の講義録第2回。うーん、慣れてきた分雑にしゃべっているかもしれない。ちょっと反省しよう。
★訂正
「初等量子力学」
の講義録第2回の漢字の間違いを武藤さんという方から指摘を受け、訂正。同時にありがたい励ましのお言葉をいただく。
実は21日の日記では「ちょっと反省しよう」などと書いたが、実は自分の気合いの入らなさを猛省しつつちょっと落ち込んでいたので、気合いを入れ直す。
★今日の更新
「相対論」の
講義録第2回。
本日の感想で「おや?」と思ったのは、
映画「CUBE」の内容は相対性理論と関係しているのですか?
という質問。「CUBE」は見たけど、相対論と関係しているような話どっかにあったっけ???
★CUBE
とか書いていたら、さっそく小林泰三さんから「それはCUBE2じゃないですか?」というメールをいただいた。
時間が来るって未来や過去の自分と会うとかいう場面があるそうな。
うーむ。たぶん、相対論とは関係なさそうだ(^_^;)。
授業中にタイムパラドックスについて語ったりしないように気をつけねば。語ってしまったりしたら話が止まらなくなりそうだ。
★沖縄県教育委員会に
「?」
うちの嫁さんが新聞読みながら「はぁ〜〜〜??」と魔邪コング声を出している。どれど
れと読んでみると、「本年度は試行採点
の対象外/教員試験「伝統」実技」というタイトル。
二〇
〇七年度の小中高校教員採用試験で導入される琉舞などの伝統文化の実技試験は、本年度は試行にとどめ、採点に加えない方針を県教育庁が二十六日、明らかに
した。
という話なんだが、そもそもなんで沖縄伝統文化の実技試験(琉球舞踊・三線・空手からの選択だそうな)が小中高の採用試験に入るんでっか??
同庁
は「採点の有無にかかわらず受験者に沖縄の文化に触れる機会をつくることが重要」としている。
なんて書いてあるのだが、試験科目だからとあわてて道場だかなんだかに通う受験者は絶対いるだろうが、それって正しいことなのか??
この記事自体は試行なのにそれを伝えてないのはよくない、という感じの書き方なんだが、先生の試験なんだから教育者としての能力が問われるべきで伝統文
化を理解しているかどうかなんてのを採点基準に入れようとする自体おかしいと思う。それでなくたって先生の指導力や教育技能の不足が問題だと言われている
というのに。
ちなみにこれに関しては嫁はんの御近所連中ものきなみ「そんなのおかしい〜〜〜」という感想だったそうな。
★今日の更新
「初等量子力学」
の講義録第3回。今日は、はく検電器を使った光電効果の実演実験もやった。たまにはこういうこともしないと喜んでもらえませんな。
あまりに「わからない」という声が多いので、授業終了後1時間ぐらい質問タイムとして教室に残るから、(授業中質問してももちろんいいんだけど、それは
恥ずかしいとかなかなか質問がまとめられないとかいう人もいるので)、質問したい人は残ってて、と言ったのだが、あまりたくさんは残らなかったなぁ。「量
子力学以外でもいいから」と言ったら、去年の解析力学の問題とかも聞かれた。
★今日は家族不在
姪の結婚式があるので家族は一足先に大阪へ。わしも後から行き、しばらく明石の実家に滞在予定。
★久々の大阪
久々に乗った大阪地下鉄の中の、大学生(もしくは院生)とおぼしき若い女性二人の会話。
「毎日、こんな実験ばっかしてんねん」
「そんなことしてたら、心病むで」
「もう病む病む。病みまくり」(←あくまで明るい)
「ちゃんとやっとんかいな」
「いやー、こないだの実験でな、ほんまは真空を1mmHgまで引かんといか
んねんけどな、調子悪うて5mmHgまでしか引かれへんねん」
「ほんでどないしたん」
「それがその後実験室を授業で使うからすぐやってどかないかん。ええい
しゃーない、ってことでそのまま実験した」
「ええんかいな、それで」
「前に予備実験した時はきれいなデータ出てたのに、まぁおかしなデータ出る
わ出るわ」
「あかんがな」
「もうええわ、これでええから取ってまえ〜〜、ってな感じで」
「あんたそれ科学者の言葉とちゃうで」
大阪では大学生の会話まで漫才である。
★その後姪の結婚式に出
たが
花婿の友人たちの聴衆を笑わせようとする努力は見事にすべりまくっていた。やはり(花嫁花婿の知り合いばかりとはいえ)不特定多数を相手を笑わせるとい
うのは難しいのだな。おそらくすべりまくっていた彼らも、仲間内で話している時には「漫才師みたいにおもろい奴」なのだろう。ちゃんと金払って見に来てい
る客を笑わせることができるプロの漫才師というのはやっぱりすごいんだな、ということを再確認した。
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