←2007年1月後半へ 最新の日記兼更新記
録へ 2007年2月後半へ→
★今日の更新
量
子力学の講義録、第14回。来週もう一回補講して、再来週試験、ということにした。どうしても時間が足りなくなるなぁ。
★息子の学芸会
を見に行った。「こわい星」というタイトルの劇である。こわい星というのはかに星雲(ビジュアル的には土星だった)のα星。ここから人間をロボットにしようという侵略者がやってきて「α星いいとこ一度はおいで」と甘い言葉で誘って連れて行ってロボット化するものも、最後は愛が地球を救うというお話。
息子の出番は「体育の授業を受けている少年3」であった。どういう流れかというと、
α星で侵略準備が行われている頃、地球では、、、
音楽の授業が行われていた。
そして、α星で侵略準備が整いつつある頃、地球では、、、
体育の授業が行われていた。←ここ
そして侵略が行われた(以下略)。
音楽の授業のシーンと体育の授業のシーン、なくても何も問題ありません(^_^;)。
まぁ「さしたる用もなかりせば」なシーンなのですな。子供全員にある程度役を与えておかなきゃいかんし、ぞろぞろ子供出すには授業シーンがてっとりばやいということか。
学芸会ってのもたいへんだよな。
★球面調和関数
先週の量子力学の授業で、球面調和関数の話がいまいちわかりにくそうな感じだったので、またアニメーションアプレットを作った。
今回新機軸として、複素数を色で表してみた。
←こんな感じで。つまりHSVの色度と彩度で複素数を表現したわけ。
こうすると色が赤→青→緑と変化するのが位相変化になり、色の彩度が上がる(白から離れる)のが絶対値の増大として表される。これで波動関数を書いて動かしてあげれば「ああ位相が変化してますなぁ」というのが色の変化でわかり、色が白いところを見たら、「ああこの辺は存在確率が低いな」とわかるわけである。
さてこのアニメーションで球面調和関数わかるかしらん。
★今日の更新
量子力学の講義録、第15回。今年は補講を1回入れて15回やれたおかげでなんとか水素原子までできた。来年からは量子力学やらなくなるので、これでしばらく量子力学の講義とはお別れか・・・・と思ったけどまた補習することになるかも(^_^;)。
★今日の更新
初等量子力学と量子力学の講義録をPDF化したもの(2.5Mあります)をアップしといた。前後期をまとめて一つにしたけど、別々にしといた方がよかったかなぁ。でも、前期と後期って明確な区切りで分けているわけでもないんだよな。
★仮面ライダーを見ていて思う
今回の仮面ライダー電王はタイムパトロール的な組織がライダー製作者で、たまたまライダー資格者としての資質(なんだかわからんおだけど)を持っていた気の弱い現代人が主人公。未来から時代を改変して悪いことしようとやってくる「イマジン」なるものを倒すのが役目らしいんだが。
歴史を改変しちゃいけない理由って何なんですかね???
この仮面ライダーの場合、「歴史を改変する」というよりは「歴史を改変して人類を滅ぼそうとする」的な目的を持っている連中が相手なようなので、人類側がそれを防衛するのはわからんでもないんですが。
というわけで今回の仮面ライダーはさておいて、いろんなSF作品に現れるタイムパトロール的な組織さんたち、いったいなんでああまで歴史を守らなきゃいかんのでしょう??
「タイムパラドックスが起こるから」とか言うけど、起こったら起こったでいいじゃん。「タイムパラドックスが起きると地球がふっとんでしまう」みたいな壮絶なことを言う場合もあるけど、そういう作品でもたいていちっとぐらいは未解決タイムパラドックス残ってたりするしね。
「歴史を自分の都合でねじ曲げるのはよくない」という倫理的な話が問題になる場合もあるけど、それは「自分の都合で」の部分が悪いんであって「ねじ曲げる」こと自体はいい結果に向かうんなら別にいいんでないの、と思ったりもする。
「歴史をねじ曲げる」という行為には、結果が必然的に悪い方向に向かいそうな、「なんかずるいことをしている」という雰囲気が伴うものであるようです。
★沖縄青少年科学作品展
というイベントに行ってきました。常日頃お世話になっている高校の先生方がステージで科学ショーを熱演しているところを見学(^_^;)。面白かった。
息子は静電気びりっとくる実験などを楽しんでました。
偏光板で遊ぶという実験をしていた高校の先生(実は教え子なんですが)に偏光板を数枚もらう。何に使うかとというと、
偏光板を2枚、「0度」と「90度」傾いた状態で重ねると、真っ黒。
その2枚の間に、「45度」傾いたのを差し込むと、暗いけれども向こうが見える。
ということで、「2枚なら通らない光が3枚なら通る!?」という不思議実験をいつか学生さんに見せてみようかと。これは量子力学的に考えるとフォトンが偏光板に出会った時に「波動関数の収縮」を起こしていることの説明になる実験なのであります。