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2007.4.17

★今日から相対論の講義
 講義録はここ。とはいえ、さすがに4年目になるとテキストの改訂もそんなになく、去年とあまり変わってない。
 久しぶりに90分しゃべり通したせいか、歯茎の腫れていたところがまた少し痛みをぶり返した。
 授業が終わった後、学生さんの一人から「高校の時から先生のホームページ読んでました!」と言われた。ちょっと照れる(^_^;)。

2007.4.18

★カレーライスのごはん
 4月から新しく同僚になった先生は、奥さんがイタリア人である。したがって、生活の中でいろいろ面白いことが起こるらしい。今日聞いた話では、ある日帰 宅して「今日の晩ご飯はカレーライス」と聞いて、「そりゃ美味しそうだ」と電気釜のふたを開けたら炊き込みご飯だったそうな。
 この話は周囲にも受けていた。そこで、「負けてはいかん!」と思ったわしはすぐにこう反撃(?)した。

「いやぁ、それなら食べられるからいいじゃないですか。うちの嫁さんなんて、ある日『今日の晩ご飯はカレーライス』というので電気釜のふた開けたら、ご飯炊くの忘れて空っぽでしたよ!」

 わしの方が受けた。勝った(;_;)。
いや微妙に勝ってないような気がする。

 しかしなんだな、こういう時にさっと対抗できるようなエピソードが出てくるというのはいいものだ。我が家は嫁はんと娘のおかげで、笑い話には事欠かない。

疑っている人いるかもしれないけど、作ってないからね、本当にあった話だからね。

2007.4.19

★今明かされる真実
 娘が3,4才の頃のことであった。口からゲロを吐いて、それを親にも言わず自分で片づけた、という事件があった。当然幼児のやることだから、母親(つま りうちの嫁はん)には「あ、粒子が吐いた跡」とわかったらしい。で、嫁はんは「口からゲロ吐くほど気分悪かったのに、親に言わずに自分で片づけようとする なんて。そんなに私に怒られると思ったのかなぁ。病気でゲロ吐くのを怒ったりしないのに。もしかして私は普段この子を叱りすぎていたのだろうか?―それで プレッシャー与えたのかなぁ・・・」と深く反省したそうな。

 という話を夜中に家族でしてたら、娘が「ああ、覚えているよ」と言う。よくそんな昔のことを覚えているなぁ、と思ったが、覚えていた内容はもっと衝撃的だった。

私さぁ、あの頃自分で自分の口に指つっこんで遊んでたんだよねー。で、お母さんがそれ見て『そんなことやめなさい!』と怒っててさー。でもこっそりやってたら、吐いちゃった(^_^;)。だからゲロ吐いてもお母さんに言えなかったんだよ。アハハハハハ

 そりゃ口に指つっこんでたらゲロ吐いちゃったんじゃ(しかもそれを怒られた直後に性懲りもなくやったんなら)、親には言いにくいから内緒で処理しようとするわなぁ。
 嫁はんは「私の反省返せ」と言ってた(^_^;)。10年以上もの間、心の中で苦にしてたそうな(^_^;)。

2007.4.20

★今日の更新
 電磁気学Iの講義録、一回目
 今日は電磁気の歴史を概観しつつ、「電磁気がいかに大事か」「電磁気がいかに役に立つか」をわかってもらおうという回。話しているうちになぜか重力波の発生まで脱線するわし。まぁ初回はとにかくいろいろしゃべっていくことにしているので。
 授業後に取ったアンケートからすると、「大事さをわかってもらう」という目的は達成された感じではある。ただ、この授業の相手である2年生に講義するのは始めてなので、ちょっと堅かったかな。
 講義録は作ってないけど、今日は実はあと二つ授業があって、一つは大学院の場の理論の授業(講義録のリンクから、PDFによるテキストはダウンロードできるようにしてある)。
 もう一つは1年生向けの演習。こっちも当然ながら講義するのは始めての学生さんたちが相手なのだが、演習だった分質問なども多く出た。90分×3、最後は演習な分話す中身は短かったが、こんだけしゃべると結構疲れ・・・・・疲れ・・・・・

 あんまり疲れてないな。意外となんとかなるもんだ。

2007.4.24

★今日の更新
 相対論の講義録、2回目
 うーむ、今日の授業はちと失敗。計算を長くやりすぎて、学生さんたちを疲れさせてしまった。もう少し面白いところをいろいろ詰めていくべきだったか。去年はうまくいったと思うのだが、何が違ったのかな。
 このままの予定だと次は行列計算とテンソル計算なのだが、順番変えるべきかも。

2007.4.27

★今日の更新
 電磁気学Iの講義録、2回目
 今日はまず箔検電器を使って静電気の実験をしてみせ、「電気に2種類ある」「同種は反発、異種は引き合う」ということを確認した後、静電現象を理解するためのアプレット(非公式名称:静電気学養成ギプス)を使って説明。この静電気学養成ギプス、我ながらうまくできたなぁ、と思うのだが、調子に乗ってクーロンの法則、重ね合わせの法則の説明から電場の概念、電気力線の概念と性質を話していたらこれだけで1時間経ってしまった。
 でもいろいろと面白い質問も出て、しゃべっていても楽しい授業だった。

★その後の1年次向け授業
 寄せばいいのに悪のりして、重い物体も軽い物体も同時に落ちるって本当?の内容を質問形式で聞いてみた(ちなみにこの話の中で一番単純なシチューションで設問したので、答えとしては「重いものほど速く落ちる」になるのだが)。すると、ほぼ全員が「同時に落ちます」という回答(^_^;)。
 いろいろ説明しているうちにずいぶん長くなってしまって、他の問題やる時間に大きく食い込んでしまった。
 しかし「同時に落ちます」と考えるのはわかるんだが、「どうして?」と聞き返すと「どうしても」という返事する人がいるのはちょっと困るな。

 この問題、重箱の隅つつきではあるが、議論のネタとしては面白いかも、と思ってちょっと悪戯心で出題してみたが、やはり難しかったか(1年生だしなぁ)。物理屋としての議論の訓練になることを期待していたのだが。ちょっとがっくりくる。

 でもこの授業で一番ショックだったのは、授業が始まる前に二人の学生さんが「この授業の登録取り消したいんですけど」と言ってきたこと。理由は

・自動車学校行きたいから。
・自分で勉強した方が能率が上がると思ったから。

とのこと。必修の授業じゃないから取る取らないは勝手であり、引き留めはしたがまぁしょうがないか、ということで取り消しということになった(って、名前聞くの忘れたじゃん。アホ(;_;)>わし)。
 でも演習授業受けて「自分で勉強した方が能率上がる」なんて言われた日にゃ、かなりへこむ。友人とわいわい言いながら、先生にぶつぶつ文句言いながら演習した方が楽しいと思うんだけどなぁ。

2007.4.30

★Javajavajava
 あちこちをうろうろしているうちに、物理のいろんなJavaアプレットを集めたページにたどり着く。わしが講義の中で見せているのと同じようなのがいろいろある(わしが作ってないようなのもある(;_;))。3D画像が多いことも含め、向こうの方が洗練されている(;_;)。
 こっちも負けずに3D的なアプレット作ろうかな、とjava3dの勉強を開始する。

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