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★今日の更新
波動論の授業、第8回。
それにしても時々「参ったな」と思うのは、授業である問題を解く方法を2種類以上教えた時に、必ずと言ってよいほどある、以下の反応。
「今日やったやり方は、どっちの方が簡単なんですか?」
いろんなツッコミをしたくなる。
「どっちが簡単かなんて、case-by-caseだよっ」
いつでもこっちの方が簡単、って方法があるなら、そっちだけ教えるわい。
とも言いたくなるし、
「何を簡単に感じるかなんて、人によるからわしにもわからん」
お前はわしが「これが簡単」と決めたらそれで満足するんか?
とも言いたくなるし、何よりも
「今日の話聞いてて自分で判断できんのかいっ!」
それを判断できるのも勉強のうちだろーが。
と一番思う。
ちなみに、昔予備校の先生していた時に「そんなにいろんな解き方教えずに、一番簡単なのだけ教えてください」と生徒に言われたことがある。もうなんていうか、「受験のために勉強する」という姿勢がまっすぐに出ているが(^_^;)、学問はそんなに単純ではないのだ。世の中が単純でないように。
★今日の更新
電磁気学IIの授業、第8回。ホール効果の話をしてたら「それ、電子の静止系で見たらどうなるんですか?」というクリティカルヒットな質問が。これが素直に疑問として出てくるってのはすごいよな。
だが、すまん、答は相対論を講義するまで待ってくれ。
★今日の更新
波動論の授業、第9回。
1限(8:30〜)の授業なんだけど、みんな眠いのか、ずいぶん出席率が下がってきた。。。
その割に発表課題はやりにくるんだよな。単位だけはもらいますよってことかいな。
★今日の更新
電磁気学IIの授業、第9回。今日は磁性体の話なんで、実験の先生にネオジム磁石を借りて、プチトマトで作ったやじろべえを持っていく。水の反磁性を見せるため。うまくいけば磁石近づけるとトマトがそれをよけるようにやじろべえが回る。なかなかきれいに回らなかったが。反磁性ってなかなか実感できないもんです。
ついでに古いCRTも持っていって、磁石で画面がゆがむところも見せる。ぐるりと画面が回ったりして、「おお、ローレンツ力が働いているなぁ」と思える。授業の後学生さんに「蛍光灯ならどうなりますか?」と言われたのでやってみたが特に変化無し。考えてみれば蛍光灯に流れているのは交流だし、電子は水銀イオンにぶつかって散乱しながら進んでいるんだからまがっているのが見えたりはしないか。