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2010.1.1

★本年もよろしくお願いします。
 実は去年母が亡くなったので今喪中です。でもまぁなんというか、普通の正月です。

2010.1.2

★アイス・ナインはないんですか?(答:あります)
 twitter上で氷の相図の話をしていた時、「文献はここが充実してます」と教えてもらった。きれいな図がたくさんあって楽しい。ice XI(極低温での氷)が強誘電体だということを始めて知った。踏むと電圧発生したりしないだろうか??

2010.1.3

★売れないか?
 H2Oの形をして、HのところがN極、OのところがS極(逆でもいいけど)になっているネオジム磁石を100個セットぐらいで売ったら、好き者が買わないだろうか。がちがちとくっつけていくと、氷の結晶できまっせ、みたいな。
自分で作ろうとすると、どうしてもS極どうしを接合する必要があって、かなり強固に作らないとうまくいかないだろうから、ちょっと難しい。一体成形して着磁してやれば強いと思うのだが、どっかの磁石業者さん、やりませんか。

2010.1.8

★授業で
 1年生に「複素数の絶対値わかるよね?」といったら一斉に首が横に。不思議なのは去年の1年生は首を縦に振っていたはず。「学生のやってませんは嘘の法則」がmax発動したのか?と一瞬思った。ちなみに高校の数学のカリキュラムは今の1年生と2年生では変わってない。大学に入ってからの授業で、どこかがやってくれていたのになくなったということだろうか。高校数学は次の改訂で行列が消えたりするから、いろいろたいへんである。

2010.1.12

★最近気になること
 教員養成を大学院を含めて6年でやるようにしよう(つまりは大学院を出ないと教員免許が出ないようにしよう)という話がある。そこでいつも「教員養成系大学は」という文脈で話が進むんだけど、高校理科(私の知っている例は物理だけど)の教員の供給元の主要部が理学部だということは忘れらていないか不安だ。
 これが実現してしまうと、理学部の志望者は大きく減ることになりそうだし、下手すると高校理科教員の供給が断たれることにもなりかねない。

2010.1.13

★出前授業にて
 小学生にLEDがつながったコイルとネオジム磁石を渡して「さあ電気作ってみろ」と言った。LEDに磁石を押しつける小学生、なぜか祈る小学生、コイルを持って走りだそうとする小学生などいろいろいたが。
最強だったのは「じゃあ水につけてみます」と言ってネオジム磁石と突然水道の蛇口の下のシンクに放り込んだ子だった。水にぬらしたら電気流れると思ったのか。いやそれはいいけどぼちゃんと投げ込む前に相談してくれ。
水にぬらすと電気が流れる、というのは電源がある場合ならわかる発想ではあるが…。

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