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2010.8.3

★google先生の計算機能で遊ぶ
 googleには、「光速度をkm/hで」でgoogleすると

光速度 = 1.07925285 × 10^9 km/h

と出してくれるという素敵な機能がついている。そこでいろんな物理定数をいろんな単位で出す、という遊びを(twitterりながら)していたわけだが、その遊びの中で、少しだけ物理を理解するうえで有用かも、と思える遊びを紹介しよう。

たとえば、

プランク定数 = 4.1356668 電子ボルト フェムト秒

 プランク定数の小ささがわかるではないか。こうして単位系をいじって、いつも「10の何十何乗」とついている部分がなくなるようにする遊びである。たとえば

万有引力定数 = 0.498136781 (m^3) (kg^(-1)) * (日^(-2))

なんて書いてみると、これは「1kgの物体を1m離しておいておくと、1日後には速度が0.5m/日ぐらいになっている」ってこと。ああ小さすぎるぞ万有引力。
 他には、

ボルツマン定数 = 86.173423 電子ボルト / メガケルビン

なんてやると、メガケルビンなんて値と、電子ボルトという小さなエネルギーが出てきてやっとこの値というあたり、ボルツマン定数の小ささ がわかるではないか。おそろしいことにボルツマン定数はexp(-E/kT)と、expの肩にのって分母にいるのである。統計力学因子は気が遠くなるほど 大きな比である。


 SFファンにはおなじみの「妙な一致」の式としては、

重力加速度 = 1.03227323 光年 / (年^2)

なんてのもいいかもね。

2010.8.9

★答案でぎゃっと驚く

\int_0^{2\pi r^2} d\vec S

どういう積分だと思っているんだ、それ。ところで「重積分」ってなんか重そう。「軽積分」はどっかにないのか。
ない。

2010.8.11

★答案でぎゃっと驚く(続き)

 「div E=0ならばρ=0。○か×か?」

という問題になぜこんなに「×」という答が??
 「電磁気Iで習った式全部忘れても、div E=ρ/ε という式だけは憶えておいてくれ」と何度も言ったではないか。
 しかもなんだ、この

「×である。divE=ρ/ε_0だが、divE=0であってもρ=0とは限らない」

という答は。まさかとは思うが、お前の世界ではε_0が∞になることがあるのか?? 俺の住んでいる世界と違うぞ。



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