★母親の三回忌
で、明石の実家(いやもう親はいないから実家は変か、元実家で弟の家)に戻った(中途一泊はしたがほぼ日帰り日程)。
宗教的な人間でないのでこういうことへの意義はあまり感じない(まぁ亡くなった人の事を思い出す機会ではあるわけだが)。
ところお坊さんというと「わけのわからんお経を読む人」というイメージがどうしても強いわけだが、うちでいつもお願いしているお坊さんは、なんとか仏教をわからせようというのか、お経も印刷したものを持ってくる。まぁどっちにしろ漢文だからそれ自体を見ててもぼんやりと予想する程度なのだが、裏を見ると現代語訳もあった。
ちなみに浄土宗なのだが、そのお経の訳とか見ていると「南無阿弥陀仏」が全てという教えなのだな。極端な場合「考えなくていいからとにかく南無阿弥陀仏唱えなさい」ということまで書いてある。なんというかそういう仏にすがるだけでいいのかよ、と天邪鬼なわしは思ってしまう(まぁ考えに考えた人がたどり着いた心境だから意味があるのだろうけど)。
神に出会えば神を測定し、仏に出会えば仏の理論モデルを作る。
のが正しい物理学者ではなかろうかなぁ、とバチあたりなことを考えながらお経を聞いていた。いよいよ自分にお迎えが来ると思ったら(←今はこんなこと信じてないが)考え変えるかもしれんけど(^_^;)、今のわしにはそう思える。
とか思いながら考えてみれば、お経を上げてもらっている側であるわしの母自体が、神も仏も信じてなかったではないか。まぁバチあたりもしょうがないか。
すいません、お経聞きながらぼんやり考えたことなので、落ちはありません。
★(昨日の話)ひさしぶりの大阪で
関西空港への移動の途中のなんば(ちょっと日本橋にも寄った)で、ふとゲーセンに入ってUFOキャッチャーをした(娘に「なんか面白いものをお土産に」と言われたがいいものがみつからなかったのだ)。
そこで気づいたことだが、なんばや日本橋のゲーセンの店員って「そこの左狙うといいですよ」とか「そこを押すと落とせますね」とか後ろから言ってるのね。
自力で落とすのが楽しいのに、アドバイスなんかいらんわいっ、と思ったわしはなるべく店員がいないところを選んで遊んでいて、「大阪の店員はおせっかいじゃのお」と思ってた。
で、この話を今日嫁さんにしたら、こう言われた。
そら、大阪の客は遊びに来ているんじゃなくて“穫りに”来ているからでしょ。大阪の人間はもらえればうれしいんだから、アドバイスくれたらもうけもんやがな。
ううむ。なるほど。これがすぐにわからなかったということは、わしもう関西に住めないかも。
★今年度の電磁気の授業終わり
最近は講義録の方の更新はここに報告してなかったのだが、最後なので最終回をリンクしとこう。
去年ぐらいから「14回+試験」でなく「15回+試験」をしましょう、ってことになって授業の時間が1回増えたのだが、なぜかその効果は全くなく、これまでと同じようにぎりぎり電磁波の式を出して終わり。
出席している人は面白く聞いてくれた(と思う)のだが、問題は欠席が多いことだなぁ。そして最大の問題は、来週の試験である。どうなるかなぁ。