ホームに戻る

2005年8月後半へ 最新の日記兼更新記録へ 2005年9月後半へ



2005.9.1

★お休み
 です。

2005.9.2

★公開講座のページ
 講演でのプレゼン資料(パワーポイントじゃなくてOpenofficeのimpress)をhtmlエクスポートさせたもののページを追加。最初からちゃんとホームページを作るつもりで作業しておくべきだったなぁ、と思う。

★Lagrangian
 大学院の授業(夏休みだが続いている)をしている途中で気づいたんだけど、わし、特に意識してしゃべってない時は

「らぐらじゃん」

と発音してますな(^_^;)(真ん中の「ん」はとっても小さい)。自分で意識して自分の声を聞かないとわかってなかったこの事実。

 言文一致しなはれ>わし

2005.9.3

★台風接近中
 念のために買出しに行ったが、さてこっちに来るかな??

2005.9.4

★台風なおも接近中
 少しずつ激しくなってはいるものの、随分足の遅い台風である。さて明日は仕事にいけるだろうか??

 とかなんとか言っているうちに、結局沖縄中南部は暴風域に入らずに終わった。

2005.9.5

★台風は去ったのだが
 昨日より今日の方が強い風吹いているぞ。沖縄より内地の方がたいへんそうだな。

★TVをつけて
 「英語でしゃべらナイト」を見ようとしたら、今日は政見放送をやってた。自民党と社民党と民主党だった(3つとも省略しないと最後は「民主党」で終わるんだな)。
 小泉首相は一人でしゃべってた。民主党の岡田さんは蓮舫を横においてしゃべっていた。まぁこれは参議院議員でもありーの、きれいどころを置くという意味もありーの、だからわからんでもない。
 問題は社民の福島みずほ。なぜか講談師の神田香織(って、わしは初めて見た人だけど)を横においてしゃべっている。じゃあてっきり講談で政見を語るのかと期待してみてしまったが、結局横で相槌を打ったり普通に話していただけだった。
 うーむ。講談師を横に座らせることで何をしたかったのか、そればっかり気になってしまった。わしが知らんだけで神田香織ってのは横においておくだけで票が伸びるような効果を出せる人なんだろうか。

★やさしい量子力学
 という、タイトルとはうらはらな、板倉さんの8/31の日記。わしが一番笑ってしまうのは、「ラプラシアンの極座標表示を1000回計算させてやる!」でしょうか。
 いつも学生さんに「今度からは公式集見てもいいけど、まぁ人生で1回ぐらいは自分で生真面目に計算して出しておきなさいな」とか言ってstraightforwardにやらせているので。まぁこれぐらいさっさと出せないと困るわけですが。

★一番楽な極座標のラプラシアンの出し方
 「ラプラス方程式が出てくるような作用を(直交座標で)作って、それを極座標に変換してからオイラー・ラグランジュ方程式を出す」って奴でしょうか。変 分法の威力がいかんなく発揮されます。でも「作用」とか「オイラー・ラグランジュ」とか言った瞬間、「あ、それ使うぐらいだったら僕は真面目に計算しま す」と言う(言わなくても顔でそう語る)学生さんがとっても多い。おまえらそんなに変分法嫌いか

2005.9.6

★台風は内地で猛威をふるっている
 こっちに来なかったのが申し訳ないような気分だ。
 何を勝手に全沖縄県民を代表しておるか>わし

2005.9.7

シュレーディンガーの猫★ちょっと逃避
 昨日の夜、またくだらない壁紙を作ってしまった。死んでいる方の猫がいまいちかわいくない。
 菊池さんのブログのこれを見て、

エネルギー保存則?
あんなもん飾りですよ。えらい人にはそれがわからんのです。

というのも作ってみたくなったのだが、絵柄は何にすべきか。脚のかわりに永久機関っぽい車輪をつけたジオングとか。

2005.9.8

★日記お休み

2005.9.9

★極座標ラプラシアン
 こんな出し方もある。ナブラ記号は、

∇= ex


∂x
+ey


∂y
+ez


∂z

とも書ける。ラプラシアンはこのベクトルの自乗である。この基底ベクトルの exとかは場所によらないから、ベクトルの自乗を計算する時、微分が基底ベクトルにかかっても0である。ところがこのベクトルは

∇= er


∂r
+eθ 1

r


∂θ
+eφ
1

r sinθ


∂φ

とも書ける。この基底ベクトルであるeθとかは、場所によって違う方向を向いているから、微分すると0でない。このことを考慮してこのベクトルを自乗する。つまり、∇を2回かける時の2回めではeθなどを微分して、その結果をちゃんと計算しなくちゃいけない。するとあの不思議な極座標のラプラシアンが出る。

 ちなみにこれは「簡単な方法」ではない。eθの微分とか、図を描いてパッとみればわかるといえばわかるんだけど、けっこう計算は多い。
 ただこの計算をやると、「なぜ∇を自乗しても単純なベクトル内積の

2

∂r2
+
1

r2
2

∂θ2
+
1

r2sin2θ
2

∂φ2

にはならないのか」という素朴な疑問(白状しますが学生の頃のわしはず〜〜〜っとこれが不思議でした)に答えることはできる。
 日記よりもうちょっと真面目に書いてTips行きにした方がよかったかな。

2005.9.10

★ウルトラマンマックス
  なかなか面白くなりませんなぁ。今日はアントラーが出てたけど、昔バラージを滅ぼした怪獣が何故か東京に現われて、しかも例の「バラージの青い石」はなぜ かちょうど東京にあったりして。なぜあったかというと、「アントラーの存在を主張したために学会に冷遇されたまま死んだ学者」の娘が持っている、という まぁなんともうしましょうか、『古式ゆかしき』とでも表現すればよろしいのでしょうか。
 第一回の時にも書いた気がするけど、なんぼ原点回帰だからといって、古臭い部分やご都合主義な部分まで忠実にトレースせんでもええじゃないですか、と 思ってしまう。ついでに言うと今回も安易な文明批評やっとりました。あとバラージの青い石、今回は投げつけるんではなく、新兵器のレンズとして使います。 それも現場で突然「どう使うんだ?」「レンズのようなものです」「こうすりゃいいんじゃないの」という一瞬の思いつきで。古式ゆかしき時代でもここまで御 都合主義はなかなかありませなんだぞ。

 もしかして、「特撮ファンにつっこんでもらおう」という意図で番組作ってますか???
 子供見ているのかなぁ、うちの息子は全然見たがらないけど。「ゴジラ・ザ・シリーズ」(エメリッヒゴジラの続編アニメTVシリーズで、あのゴジラの子供の一人が生き残っていて、人類の味方してたりする)は面白がってみているぐらいだから、うちの息子にはちゃんと怪獣属性はあるんだけど。

 ところで学者の娘さん役の藤谷文子さん、「ガメラ」の時のもっちゃりしたしゃべり方、大人になっても変わりませんなぁ・・・・・。

2005.9.11

★選挙で思い出す父
  うちの父親というのは至極普通の企業サラリーマンだったわけだが、子供のわしが「選挙どこに入れるの?」と聞くといつも、当時野党の第1党だった政党を答 えていた(わしの子供の頃の野党第1党というのは、辻本清美が「絶滅危惧種」と自嘲している政党の前身だ)。たとえその時の候補者でよさそうなのが当時野 党第2党だった党だったとしても、「あそこに入れると票が死ぬから入れない」と言って野党第1党の方に投票するのだと言ってた。極端な話、「与党が負けれ ばそれがいい」という投票の仕方だったのである。
 子供心に「うちのおとーちゃんはずいぶんいいかげんだな」と思っていたものであるが、この考え方もありだよな、と年をとってから思うようになった。与党が勝ちすぎるとろくなことはないもんなぁ。
 というようなことを思いながら投票したのだが、結果は与党が勝ちすぎていた。図に乗ってろくでもないことをしないよう祈るばかりだ。

2005.9.12

★アインシュタインの言葉
に、

「問題を解きたければ、常にその近くにいることだ」

というのがあったと思う。というか思ってた。
 で、こないだから公開講座なんかでアインシュタインの話をするたびに結びの言葉に使ってたのだが、「出典はどこですか?」と聴かれてつまってしまった。だいぶ前に雑誌か何かで日本語で読んだのは覚えているのだが、さてどこだったのか。
 とりあえずぐぐってみると、

It's not that I'm so smart, it's just that I stay with problems longer.
(私が賢こいからじゃないよ、他の人より長く問題のそばにいるだけさ)

ってが見つかった。

 うーむ。これが日本語に訳される時に意訳されて、かつわしがそれを曖昧に覚えてたのかな???
 意味的には近いから、そういうことも有り得るかもしれない。あるいは、この英語の言葉の後に上のが続いているのかもしれない。
 わしが別の人の言葉と勘違いしているんだったら嫌だなぁ(^_^;)。

2005.9.13

★やっとクーラー直った
 7月11日に壊れたクーラー、やっと直りました。この2ヶ月の間に

(1)修理屋さん来る。
(2)「部品がない」と帰る。
(3)「どうなっているのか」と電話で問い合わせると、「まだ部品が届かない」
(4)上の(3)を3回繰り返す。
(5)ついにうちの事務員さん切れて「新しいの入れてください」ということになる。

という経緯があり、結局新しいのが入りました。
 ここが沖縄だからでしょうか、それとも国立大学だからでしょうか(両方だな、たぶん)。

2005.9.14

★「ペイチェック」を見た
 WOWOWでやってたのを録画しといたの。なんでディック短編ってこうもよく映画化されるんでしょうねえ。それにしてもディック作品らしくなく明るく終わったなぁ。これもベン・アフレック・脳天気パワーか。
 ディックってのは、しみったれた中年男が現実が崩壊してぐずぐずになっていく中で、それでも「人生悪いことばっかでもねーな」とよかった探しをしている、あの雰囲気がいいんだがなぁ。ベン・アフレック主演では望むべくもないが。

2005.9.15

★追々試と補習のお知らせ
初等量子力学の講義録に追加しておいた。この日記を読んでいて該当する学生さん、お忘れなきように。

2005年8月後半へ 最新の日記兼更新記録へ 2005年9月後半へ


ホームに戻る