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★日記お休み
★親子の会話
娘が学校の理科の先生について文句を言っている。
「…って質問するんだけどさ、まだ習っていないからわかるわけないやん」
こんなことを言われると、理科の先生の端くれとしては黙っているわけにはいかない。
「そんなにあっさりあきらめてどーする。習ってないことでも考えればわか
ることもあるぞ。わからないことが考えたらわかるようになるというのが理科の醍醐味じゃないか。だいたいそんなこと言ってたら科学は発展せん。ニュートン
もガリレオも、誰かに習ったわけでもないのに新しい法則を発見したんだぞ。習ってなきゃわからんなどと言うやつは、ガリレオの爪の垢でも煎じて飲め!」
娘は不服そうである。聞いてみた。
「なんや、なんか気に入らんことでもあるのか」
娘は答えた。
「ガリレオの爪の垢は、もう手に入らんと思う」
そりゃそうだ。こりゃ父さん悪かった。
★今日は娘の誕生日
娘の希望でカラオケパーティに。娘はオリジナルの音程はさておいて自分の好きな高い音程(ほとんど超音波)を出すので、ずっと聞いている
とちょっと頭が痛い。しかし選曲がアニメばっかだぞおい。
★本日日記休み
きっとこんなこと書いたら内地の人は怒るだろうけど、摂氏14度で寒い。
★今日の更新その1
富士通がP8210を「LOOX
P」と名前を変えて一般家庭向きに売り出すことにしたようなので、「P8210をもっといびつに使う」のタイトルを「P8210(LOOX P)をもっといびつに使う」に変更した。内容もちまちまと更
新中。
★今日の更新その2
中学の理科の先生をしておられるという鈴木さんよりメールをいただき、「div,
rot,gradの意味」の中での間違い2カ所(ΔxとなるべきところがΔyだったところと、符号が逆になっていたところ)を教えていただいた。
あのページはけっこう読んでもらっていると思うのだが、ずっと間違ったままだったというのはちと恥ずかしい。
★爪の垢
極端大仏率の
中村さん(と、本人が名乗られた)からメールで教えていただいた。「ガリレオの爪の垢は残っていないと思う」のは間違いだった。
ガリレオの指が博物館に保存されているのである。
なんでそんなものを保存するんだイタリアのthe Museo di Storia del
Scienza(読めない)。確かにこれから爪の垢とれそうだ。つーかもうどこからどこまでが垢でどこからどこまでが指本体なんだかわからなくなってそう
だ。
娘にこれ見せたら
「なんで指だけやねん。どうせなら身体ごと持ってきて展示せんかい」
と御立腹だった。
怒るポイントがちょっと違うような気がする。
とりあえず、垢とってきて呑むのは勘弁したいそうだが。
★今日の更新
量
子力学の講義録第10回。うーん、あと4回だ。去年はゆっくりやりすぎて調和振動子ができなかったから、今年は先に調和振動子やって、水素原子は
お話だけにしようか。それもそうだが、なんか相変わらず学生の出席率は低いし遅刻率は高いし、たぶん追試と補習の嵐だな、春休み。
★今日は日記休み
です。
★サンタが来る!
無神論者で唯物論者でついでにニヒリストで、科学と論理をこよなく愛し、ついでにがさつでロマンのかけらも介さぬわしのこと、当然サンタなどという伝説
を子供に信じさせてはいない・・・・・・・
と思う方ももしかしたらいるかもしれないが、実はけっこう苦労して「サンタさんプレゼント持ってきたよ」を信じるように工夫してたりする。
わしはどうでもいいのだが、嫁さんがけっこうがんばる。そんなにがんばらなくてもいいじゃないかと思ったりもするのだが、今日その理由を聞いてみて納得
した。
「うちだけ真実を話したりすると、世間
に迷惑かかるのよ」
これ聞いた瞬間、うちのおしゃべり息子がとくとくと、「サンタなんていないんだぜ、だってうちのとー
ちゃんが言うことにはさ」と友達に語っている絵が心に浮かび、深く納得したのである。
人間、社会の中で生きてますからね。
というわけで、息子には今年のイブの夜もNORADのサンタ追跡サイトとか見せながら過ごしました。
ちなみに娘は何年か前に「もう苦労してだまさなくてもいいからね」と自己申告がありました。「なんでわかったの?」という嫁さんの質問には、「そんな奇特なおっさんがこの世に実在するはずがない」と答えたそうです。無神論者で
唯物論者でついでにニヒリストで、科学と論理をこよなく愛し、ついでにがさつでロマンのかけらも介さぬ娘なのです。
★事故りました
娘を合唱団の練習に連れて行こうと、両側に住宅の並ぶ片側一車線の道を自動車で走っていたところ、右側(つまり反対車線側)の家の駐車場
からバックしてきた車がわしの車の後部ドアのところにお尻をぶつけました。
勘弁してくれ〜〜(;_;)。なんで向こう側の車線からの車がお尻ぶつけるところまで出てくるんだよ。後でお巡りさんに「あなたにも予見義務があります
から」と言われたけど、これはさすがに予見できんかったよ(;_;)。
しかも予見できたとして、この場合の有効な対策って「アクセル踏んで素早く駆け抜ける」しかないと思うんだけどな(自分の車の後部に向こうの車のテール
が横からぶつかってきているんだから)。「あぶねー」と思ってアクセル踏むというのは相当高度な状況判断ができないと無理なような気がする。
さっそく車とめて、娘に「大丈夫か?」とか言いなが
ら、ぶつけた相手はどこへ?と思ったら自分んちの前にいてこっちに来ない。しょうがないのでこっちから行って、思わず第一声「勘弁してくださいよ〜〜」と言っちゃったんだけど、後から考えると
関西の人間でないとこの「勘弁してくださいよ〜〜」が「ええかげんにさらせこのぼけ」のソフトバージョンであることは理解できないのではなかろうか。
それはさておき警察に電話してとりあえず近くの交番まで行って話をして、まぁどちらも怪我人もなかったので穏便に話は終わったものの、車の右後部ドアは
へこんでいるし、修理は必要(向こうはテールランプが破損)。新車から6ヶ月目なのに傷物になっちゃいました(;_;)。
で、娘に後で「びっくりした?怖かった??」と聞いて
みたら、平気な顔で、
「人生っていろんなことが起こるもんやなぁ、と思えて楽し
かった」
と答えていた。一番ぶつかられた場所に近いところに乗ってたんだけどねぇ。
ところで、いろいろ処理終わって帰ってきて、さて家に入ろうと駐車場で車を出た時、
ちょっ
とだけ腰抜けてました(^_^;)。
いや立てないほどじゃないんだけど、なんか腰のところに力が入らなかった。ぶつかった直後やその後警官さんと話している時なんかはなんともなかったんだ
けど。すべて終わってほっとしてから抜けたか。便利な腰だな>わしの腰。
★クルックス管
子供の冬休みの宿題に悩む北海道のある母親さんから、こんなメールが。
小学校
六年生の息子が、テレビで光で回る羽根車を見て、あれを作りたいと申します。
(中略)
クルックス管ではないかと聞いたのですが、あれは電気を使って回るのでしょ
うか?
真空は現実的に家庭で作れるものでしょうか?
うーん、アッパレな小学生なので手助けしたいところではるが、わし、こういう実験機器のことについては非常に弱いのだよな(^_^;)。物理学者が物理
のことなんでも知っていると思ってはいけません。
まず光で回る羽根車だけど、クルックス管じゃなく単なるラジオメータである可能性もあるなぁ。ラジオメータは光をあてて回る羽根車。クルックス管の羽根
車は電子を当てて回る。どっちも「当たったもの(光or電子)の運動量をもらって回っているというのは嘘で、熱によって周りの気体(ほぼ真空だが少しあ
る)が膨張することによって回っている」という点は一緒(だよな??)。
ラジオメータの方が電子飛ばさなくていい分作るのは楽なはず。クルックス管は電子を飛ばすために高電圧が必要で、それは誘導コイルかなんかでも作れるは
ずだけど、小学生の工作としてはつらいかもしれない。
ラジオメーターの真空はどれだけ必要なのだろう???
家庭に真空ポンプはないだろうけど、水いれて煮沸して密封してから冷やす程度でできる真空でも回るだろうか??(容器が内破したりしたら危ないから気を
つけないとだめだが)。
というわけでこれ読んでいる実験名人な人、ヘルプ・ミー・プリーズ。
★事故その後
わしの契約している保険会社の方からは朝に連絡があり、事故相手側と話したら「相手(つまりわし)にも責任がある」と言っているらし
い。そんな無茶な。確かに昨日お巡りさんは「あなたにも予見義務がある」とは言ってたけど、それはあくまで「だから100%あっちが悪いということになら
ない可能性もないことはないけど」という限りなく小さい可能性を指摘する話の上であって、普通に考えたら原因があっちであることは間違いなかろう。
一方、相手側の保険屋さんからは、昨日は「明日電話します」と言ってたのに、まったく連絡なし。どーなってんだろ。まさかトンズラされることもあるまい
が。
★事故さらにその後
朝、やっと向こうの保険屋さんより電話。修理をどこに出すかという話が終わるとさっさと切ろうとするので、
「昨日聞いた話では、相手は私にも責任が
あると言っているそうですがその点どうなっておるんですか」
と聞いてみると、相手は
「え、そうなんですか??」
という返事。おいおい。そういう話を詰めもせんと電話かけてきたんかいな。
なんでわしがあなたの契約者がどう言っているかを伝えてあげなきゃいけ
ないの。
「そう言われたからこっちは不安に思いながらあなたの連絡待ってたの
に連絡なかったんですが(--#)」
と言うと「すいません、担当
が変わったもんでよくわからないんです、今から確認します」とのこと。で、すぐに折り返し電話があり「修理代はこちらが100%出します」とのこと。
当然というか、こっちの思った通りの結果になったのだが、それなら昨日のあれはなんだったんだ、ただ脅かしただけかいな、と釈然としない気分。なんてい
うか、のんきな保険屋さんだな。
★小学校の宿題のその後
結局、この子の作ろうとしてたのはラジオメータの方であることが判明。となると、問題は真空の作り方と、軸受けの摩擦をいかにして減らすかということか
なぁ。
★年末だけど
★そんなことは関係なく
★日記休みっぱなし
★年々、正月なんてどう
でもよくなる
せめて「今年の10大ニュース」でも作ろうかと自分の日記を1月から読み直した。
いやぁ、むちゃくちゃ面白かった。
で、10大ニュースなんて選ぶの忘れてた。
いや、そんな大掃除の時に新聞読みふけるようなことやっててもしょうがないでしょうが。そもそも自分の日記読み直してげらげら笑っててもただ気持ち悪い
人でしょう。
というわけで、今年ももうすぐ終わりですが、まぁ来年もこのページは同じような感じでいくんでしょうな。