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2006.6.1

★明日の授業のために
 光が屈折するという現象とフェルマーの原理との関係を見せるためのアプレットを作る(このアプレットは講義録のページにアップした。ここ)。 せっかくだからしばらく前に理科の授業の屈折で悩んでいた娘に見せてやる。「つまりこのよ うにして、フェルマーの原理を満たさない経路の光は消し合ってしまって到着しないのだ」ということを「フェルマーの原理」などという言葉を使わずに説明し てやった。
  「へぇ、じゃあ光ってほんとはあちこち進んでいるけど、関係ないのは消えちゃうんだ」と、わかっているような顔してたが、さてどれだけわ かっているものやら。
 その後、重力場中を斜方投射された物体を表す物質波の場合で同様の干渉が起こることを示すアプレットを作ろうとしたのだが、なんか計算通りのところに位 相が停留する経路がこない。プログラムのバグか、計算をどっかで間違ったか。どっちにしろはまってしまって、深夜までかかったものの完成せず。授業までに できるだろうか。

2006.6.2

★今日の更新
 初等量子力 学の講義録第7回。結局昨日のうちには重力場中の斜法投射は完成しなかったが、今日の昼休みにバグ取りしたらちゃんと動いた。
 それにしても毎年思うんだけど、量子力学では「力を受けて物体の進路が曲がる」ということが「物質波が屈折する」という形で実現するということを話す と、学生さんたち、ものすごく不思議がりますなぁ。この話は量子力学関係の啓蒙書なんかにはあまり書いてないから、その辺も影響するのかもしれない。

2006.6.6

★今日の更新
 相対論 の講義録、第6回

★バイクでこけた
 夜小雨の中を帰ろうとすると、エンジンがかからない。しょうがないので押して帰る。下り坂にさしかかったので、「ここは乗ってすい〜と下っていこう」と 思って乗る。すい〜〜〜と行くと、目の前に人が。エンジンかけてないから音しないし、ヘッドライトもついてないから向こうがこっちに気づいてない。よけよ うとしてハンドル切ったら、見事にすべって転倒。

 思いっきりすりむいた上、肩の関節がちょっとおかしく、上がりにくい。 

2006.6.9

★今日の更新
 初等量子力 学の講義録、第8回。うーむ。もうちょっと進むつもりだったのだが。そのつもりで次のフーリエ級数を実感させるためのアプレットも作ってあったの だが。

★6月6日の日記が
 日付間違って3日になってた。何やってんだか。
 ちなみにバイクでこけた怪我で、まだ右腕痛い。足の打ち身は内出血が残っている。

★いろんなものが壊れる
 バイクはその後エンジンかけたら直った。まぁよかった。しかしこれではいつまたかからなくなるかわかったもんではない。困った。
 一方、ノートパソコンのP8210のバッテリがなんかおかしい。1時間もたない。バッテリは消耗するものとはいえ、まだ半年ぐらいなのに、速すぎる。
 もう一つ、MTU2400(USBのテレビチューナーユニット)の二つあるうちのかたっぽがチューナーがおかしくなったようで、画面に雨が降るような感 じになっている。うーん、どうしよう。修理に出すか思い切ってなんか新しいの買うか。




2006.6.11

★久々にプログラム作った (Javaアプレットを除く)
 使ったのはmicrosoftのVisucal C# 2005 Express Edition。最近はmicrosoftでも無料のコンパイラをダウンロードさせてくれるのは助かる。
 で、プログラムへの引数の扱いではまった。
 cだとargv[0]はプログラムの名前で、argv[1]からが引数だったが、c#はargv[0]が一個めの引数で、プログラムの名前はargvに 含まれていない。最初、argv[1]が一個目の引数だと思いこんでプログラムしてたら、配列のインデックスが不正だのなんだのとエラーが出て迷った。思 いこみというのはなかなか抜けない。
 ちなみに作ったのは「hoge ファイル名」として起動すると、ボタン二つの選択ダイアログが出て、ボタンを押すことで「hage ファイル名」か「hige ファイル名」かどっちかを実行するというだけの簡単なもの。何に使うかというと、インターネットTV番組表からの録画予約を「この番組はこっちのプログラ ムで録画させ、こっちはこのプログラムで録画させたい」というふうに使い分けたい時。いわゆる「関連付け」を「hoge」にしとけば「hage」か 「hige」か後で選べるという、まぁそれだけのもの。なんかもっとスマートな解決法があってもいいような気がする(関連付け一回一回変えるのは面倒だ し)。

★最近娘が
 中年親父を汚いと思う年頃に達したらしく、時々「触らんといて」と言われる。さらには「触られると黄色くなるような気がする」とか言われる。いったいど こからどーゆー発想で黄色くなるんだよ。
そういうこと言われるとこっちも黄色くなるかどうか試し たくなるんだよな。

2006.6.13

★今日の更新
 相対論 の講義録、第7回。「テンソルが出てくるとわからない」、「行列が出てくるとわからない」という感想が目につく。困ったことだ。
 純粋にわからないからわからないと言っている人もいて、そういう人はやっているうちにわかってくる。そのために何度も反復説明するようにしている。だ が、純粋にわからないからわからないと言っているわけではない人たちは困るのである。
 どういうのが困るかというと「○○がわからないからわからない」ということを言い訳にしてしまう人。「俺はテンソルが出てくるとわからない。それなのに この先生はテンソルで説明する。よって俺がわからないのはこの先生のせいである」という驚異の三段論法である。今日「わからない」と言った人が全部こうだ とは思ってない。しかしこういう心の動きが透けて見える感想があることは確かである。
 いったん、心にこの防御機構(わからないのは俺のせいではない)を作ってしまうと、心理バリアーが働いて、なかなか「よっしゃ、じゃあテンソルを理解し ちゃろうじゃないか」という気分にならないのが困ったところだ。だいたい、こういう人は、回りの人間が「テンソルって便利だなぁ」と言い始めるとあわてて 勉強しだしたりするはめになる。
 というわけで本日の学生さんのコメントの中には「便利だなぁ」という声(ねつ造したわけではない。便利さがわかってくれる人もちゃんといる)を載せてあ る。読んで、心にバリアーのある人が「やべぇ」という気持ちになってくれればしめたものである。
 おまえにそこまで学生の気持ちがわかるのか?―と言われそうなので言っておくが、わかる。なぜなら私もこういう気持ちになることがあったからだ (^_^;)。

 いや、今でもあるな。研究会や学会で難しい数学用語使って発表されると、ついつい頭の中で驚異の三段論法回路が発動しそうになる(^_^;)。
もちろん、それはいかんのだぞ>いろもの

★いろんなものが壊れる
 まだ続いている。ウェストポーチのジッパーが壊れた(;_;)。それから、ゲーセンで100円で落とした腕時計がもう遅れるようになった(まぁ100円 だからなぁ)。
 それにしてもここんとこ沖縄は雨ばっかり。いろんな意味で気が滅入る。
 雨が降って湿度が高いと何が疲れると言って、黒板を消すのがたいへんなのだ。わしは筆圧(チョーク圧)が高いので、湿気を持った黒板のチョーク跡は、ご しごしこすらないと消えないのである(;_;)。

2006.6.15

★恐怖のマンション
 今、沖縄では雨による地滑りで倒壊しそうなマンションがニュースになっておりますが。
 今朝、少し遅くまで家にいたら、わしの住んでいるマンションに消防車が1台。消防の人も来て、なにやら調べている様子。
 まさかと思って聞いてみると、「向う側から見ると地面が落ちているように見えるという話だったんだけど、調べてみたら生えている草が落ちているだけで、 地滑りが起こっているわけではなかった」とのこと。まぁおそらく危険はあるまいということで安心して出かけましたが。
 しかし後で考えてみると、状況を聞きに行った人は別として、遠巻きに見てて消防車が来てなにやら調べている様子を見ていただけの人の間では、

「あそこのマンションも消防が来ていた」
→「あそこのマンションも危ないらしい」
→「あそこのマンションも避難勧告が出た」
→「あそこのマンション、明日にも倒壊するかもしれない」


というふうに倍々伝言ゲームが続いているのではないかとちょっと心配。
半分そうなることを期待してたりして。


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