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2011.4.1

★新刊が出ます
 いろいろと出版業界もたいへんな中ではありますが、前々からちょろちょろと予告していた量子力学の教科書が、4月10日以降に出版できることになりました。「よくわかる電磁気学」と同じく東京図書からです。

 タイトルは「よくわかる量子力学」にしようと思っていたんですが、出版社および著者(わしやわし)の間で、


「ほんとに量子力学が“よくわかる”のか!?」



「読者の中には“まるでわからない”と感じるのもいるんじゃないか」



「読者は“よくわかる”と“まるでわからない”の重ね合わせ状態になるんじゃないのか」


「じゃあ、タイトルもそういうふうにしなくちゃ!」




とまぁ、トントン拍子に相談が進み、なんと、

 新開発の量子情報印刷機を使って、世界初の“よくわかる”と“まるでわからない”の重ね合わせを表現したタイトル

になりました。

 ↓量子情報印刷機による「重ね合わせ印刷」の結果は、こんな感じになるそうです。

これが新開発のアニメ表紙だっ

 
 なんと、量子情報印刷機は、「よくわかる」と「まるでわからない」の重ね合わせの状態をちゃんとそのまま印刷し、「量子的重ね合わ せが表現できる」というスグレモノなのです。けっして、本を傾けると字が変わって見えるなどという、駄菓子屋で売っているシールのようなちゃっちいものではありません。
 さらに面白いことには、このタイトル、シュレーディンガーの猫と違って、観測してもどっちかの状態に収束したりはしません。読み終わるまでは、「よくわかる」か「まるでわからない」かが確定しないのですから当然です。

 いやぁ、こんなすごい量子力学的印刷技術が実現していたとは。知っていれば本文の中でも使うんだった。

 読み終わった時に「よくわかる」で確定するか「まるでわからない」で確定するか、楽しみですねぇ。

著者が読んでも「まるでわからない」になったりして。


 重ね合わせに対応してないネット書店などでのタイトルは「(|よくわかる量子力学>+|まるでわからない量子力学>)÷√2」になりますのでご注意ください。

売れるかなぁ(^_^;)

 なお、この本のサポートページはここに作ってあります。

2011.4.2

★というわけでエイプリルフールが終わりました
 昨日の日記はもちろん嘘です(^_^;)。
 ただし、「よくわかる量子力学」という本が出るところまでは嘘ではありません。「まるでわからない量子力学」と重ね合わせのタイトルになるというのが嘘です(^_^;)(^_^;)。
 サポートページもほんものです。「よくわかる量子力学」は、4・10頃に出るはずです。

2011.4.9

★ぼちぼちと「よくわかる量子力学」が
ネット書店では予約できるようになりました。 サポートページにネット書店のページへのリンクもつけました(今朝の6時ですが、その時点ではまだ注文できない店も多いです)。
 いつも本が出る時ははらはらドキドキであります。

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