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2008.4.1

★ブラックホール生成
 「ブラックホールができて危ないからLHCを止めろ」と主張している人たちがいる。

 実はこの手の団体の一つから、「我々の主張の根拠として、あなたのホームページの内容(5年前の今日のだ)を引用したい」とメールが来た。引用するのもリンクするのも勝手だが、その人が「こういう紹介をします」と書いてきた例文が、

「いろもの物理学者のホームページによると、LHCではブラックホールとホワイトホールが順調に生産されていると言う・・・」

とかある(^_^;)。「いろもの物理学者が」なんて書いたらますます信用度がなくなると思う。まぁ、どうでもよいことだが。

 とりあえず、「知るか!」と一言だけ書いて返事しておいた。

 心配しなくても、LHCで作られているブラックホールは人造ものだから、天然ものに比べて吸い込み力が足りないし、寿命も短い。LHCから外に出るとあっさり死んでしまうらしい。だから、LHCのスタッフは大事に大事にブラックホールを育てているらしい。

 ちなみに、天然ものブラックホールは沖縄の海で取れる

2008.4.2

★昨日の日記
 もちろん、1行目以外は嘘です。今年のは嘘のスケールが小さすぎたなぁ。
 しかし何より驚愕の事実は1行目が本当だということですなぁ。お願いだからわしの冗談を実現しようとしないでくれ。

2008.4.3

★姉弟の会話
 今琉大物理の他の先生達と、小学校へ理科実験の出前に行く計画を立てているのだが、そのためのポスターを家族に見せていたら、その中の「世界最強磁石」という文字を見て息子が「最強磁石って、ネオジム磁石だよね」とか言う。
 「よく知っているな」と言うと得意になった息子は、その後やってきた娘に向かって「おねーちゃん、世界最強の磁石って何か知っている??」と質問した。

 娘は「質問者が意図しない正解をひねくりだす」という才能を発揮して答えた。

「そりゃ、地球だな」

 うーむ。「世界」を「地球」と捉えて、「最強」の意味を「磁極の大きさ」と考えれば、これはたぶん間違ってない。間違ってないが、見事に質問者のツボを外している。

2008.4.7

★電磁気の補習をやったが
 金曜に追試をやるので、追試前にもう一度勉強を、ということで補習をやったのだが、(単位を落としていて、追試が必要そうなのは5〜6人はいるのに)補習を受けたのは3人。しかも3人中、追試を受ける必要があるのは一人だけ(後の二人は「勉強したいので」ということで来た、すでに単位取得済の学生)。
 うーん、毎度のことながら、せっかくサービスしてもメインターゲットが来てくれないのではどうしようもない(;_;)。

2008.4.8

★電磁気の補習
 今日も3人・・・だが、単位未取得が3人だったので、昨日よりはやる意味があったかな。今日はもう一度「rotとはなんぞや」なところまで戻りつつアンペールの法則について。やっているうちにrotどころか「微分とはなんぞや」というところまで戻った。電磁気の難所はやはりこの辺だよなぁ。

2008.4.14

★授業始まる
 相対論の第1回。さすがに5年目となるとあまり内容も変わらないかなぁ。でもなんか変えてみるべきか。

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