★山形へ行ってきました
String入門の集中講義。集中して山形のそば(冷やしラーメンを含む)を堪能いたしました。
なぜか「サイン下さい」と頼まれた。一つは「トンデモ本の逆襲」にで、まぁこれは私も書いているものだからいいとして(「私のサインなんて書いたら古本屋に売れなくなりますよ」といいながらサインした)。
もう一つはノート。単なるノート。「これじゃ道に落としたら私んところに届くぞ」とかいいながらとりあえずサインしたら、後で「ノートにサインしてもらったのは失礼かと思ったので、本を持ってきました」と吉川圭二先生の「群と表現」が目の前に。
いや、確かに吉川先生は私のお師匠様だけど、ここにサインするのもだいぶ違う気がする。まぁいいやと「吉川の弟子 前野」とサインする(我ながらやっていること無茶苦茶だな)。
後で思ったのだが、集中講義の内容をプリントして配った、紛れもなくわしの作品であるものがそこにあったんだから、それにサインするのが一番まともなやり方だったんじゃなかろうか。今気付いても遅いが。
そもそもわしなんかのサインほんとに要りますか??
★帰りの飛行機で
くつを脱いで座席の下に置いて置いた。そろそろ着くと思って靴を履いた。すると後ろのおっちゃんが何かを探している。「靴がない・・・・」
確認してみたら、わしが履いている右の靴、そのおっちゃんの靴だった(^_^;)。
すんませんすんませんと謝った。それにしても履き心地もちょうどで、違和感がなかった。
★犯人は自分
8月5日の日記に、
「電場と電位はどのように定義されているか?」という問いに、
電場:単位電荷あたりに働く力
電位:単位電荷が持つ力
のように、どこに差があるのかわからない解答をしている例が目立つ。
と書いた。今日学生さんの一人から「ああ書いたのは理由がありまして」と告白されて分かったのだが、わし、去年の試験の略解をネットで公開した時に、
電場は単位電荷に働く静電気力として定義され、電位は単位電荷の持つ静電気力として定義される。
と書いちゃってたのだ。単に、筆・・いやキーボードがすべっただけのことで、
電場は単位電荷に働く静電気力として定義され、電位は単位電荷の持つ静電エネルギーとして定義される。
と書きたかったのである(もう訂正した)。
これを見て間違いを間違ったまま憶えた学生さんが複数いたということらしい。
うーん、間違えたわしも確かに悪いが、「あれ、おかしいな」と思ってくれよ〜〜〜。これ言ってくれた学生さんは「悪いのは自分です」と認めてましたが。
それにしても「なんでこんな間違いするんだ」と思っていたが、まさか犯人が自分とは。
★twitter始めました
http://twitter.com/irobutsu、です。
何が驚いたって、http://twitter.com/iromonoはすでに使われていて、しかも使っているのはドイツ語をしゃべる人らしい。iromonoってドイツ語ではなんか意味あるのか??
★シュワルツシュルト時空での双子のパラドックス
っていう論文を二つ見つけた。こいつとこいつ。
一つめの方は、言っていることは割と単純で、衛星軌道を一周してきた兄と、その場にとどまっていた弟を比較すると、一周してきた兄の方が若いという話。普通の双子のパラドックスと言うと、「兄と弟は対称な立場ではない。兄は加速するので弟より若くなるのだ」という説明がされるけど、この場合、加速していたのは年寄りの方(とどまっていた弟)。
まぁ、双子のパラドックスのキーポイントは加速じゃない、なんてことは、「兄が宇宙を直進して一周する時、双子のパラドックスはどうなる?」という話(これはどっちも加速してない)もあるしねぇ、と思ったら、この論文の著者もちゃんとそれに言及してた。
これ読んで、「あれ、兄は衛星軌道だから測地線を通り、弟は測地線じゃない世界線を描いているのに、弟の方が固有時が長くていいのか?」と一瞬、不思議に思ってしまったけど、よく考えてみると兄と弟の経路は「一周回るか回らんか」という意味で違うんだな(twitterではこれを「トポロジカルに違う」とつぶやいちゃったけど、定義通りのトポロジカルとは違う)。だから、この二人の固有時を比較するのに単純な変分原理で考えてはいけないことになる。
「どっちが若い」というのを単純な原理で判定することができるような方法はないもんかな、といろいろ考えてしまった。
★twitterの内容を表示するガジェット
ってのをこのページに貼り付けようとしたら、seamonkeyのcomposer使うと貼り付けてもなぜかdivタグを取っ払ってしまって貼り付けられない。emacsで編集すれば貼り付けられるんだが。いったいなんでだろ。
まぁ、ガジェット貼り付けるのもけっこううるさい感じなので、ちょっとリンクをつけておくだけにしておこう。