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2002.9.16

★指ゲーム必勝法
 11日の日記で書いた指でのゲーム、「必勝法思いつかん」と書いたら、ずっと前に「タイムトラベルの哲学」について書いた時に紹介した確率ネタギャグ「ゲーム研究室・確率理論」の作者である名越康裕さんから、必勝法を伝授していただいた。実はこのゲーム、先手必勝なのである。

 最初は両者(1,1)状態で始まる。先手はどう攻撃しようと、結果は

先手(1,1) 後手(2,1)

となる。後手(1,2)は左右入れ替わるだけで同じことだから(2,1)だけ考えれば十分。

 ここで後手は

(ア)1で1を攻撃
(イ)2で1を攻撃
(ウ)シャッフルして3を作ってそれで1を攻撃

の3つがあり得る。それぞれについて考えると、

(ア)の場合、結果は

先手(2,1) 後手(2,1)

となるが、ここで先手がシャッフルして(3,0)にして後手の2を攻撃すると、後手の2→5となって後手が(0,1)になってしまう。すると次に後手は1をどう使おうと、次の先手の順で4を作って後手の残る1をつぶせる。よって先手が勝つ。

(イ)の場合、結果は

先手(3,1) 後手(2,1)

となるが、やはり3で2を攻撃すれば後手を(0,1)にでき、後は同じ。

(ウ)の場合、結果は

先手(4,1) 後手(3,0)

となるが、これは後手がわざわざ片っ方の手を「負け」状態(0)に持って行っているのだから、これを攻撃しない手はない、ということでこっちを攻撃すれば後手は即負け。

 結局(ウ)は明らかに後手が悪い戦略をとったということだが、(ア)や(イ)を取ったとしてもこうやると詰められる、というわけだ。

 うーむ、なかなか終わらないな、と思ってやってたが、じっくり考えるとけっこうあっさりと決めることが可能なのだな。うちの娘にこの技を伝授しとかんと(^^;)。

 名越さん、どうもありがとうございました。勉強になりました。

★深夜に通販関係のTVCM見てたら
 電磁波防護グッズのCMだったのですが「電磁波がいかに身体に悪いかを実証してみましょう」ということで、右手に携帯電話持って、両手を水平に広げて+の字の形になってもらい、左手を下に押す、ということをやってた。携帯が通話状態になっている時は左手が簡単に押し下げられてしまうが、そうでない時は抵抗できる、という結果が出て、「やはり電磁波は身体に悪いようですね」(^^;)。あ、怪しすぎる。っていうか一時流行ったO・リングの変形バージョンですな。名前つけるなら+・クロスでっか(「+」と「クロス」じゃ同じじゃんとか言わないように。「O」と「リング」だってそうなんだし)。
 こういう実験ってのは押す人も含めて心理効果を排除してやらんと意味ないんだけどね(および、うがった見方をすれば押し下げる人が押す方法を恣意的に変えれば同様の結果が出る)。こんな実験するから、ただでさえ怪しい「これで電磁波が防護できます」グッズがますます怪しくみえてしまうんだが、まぁこの“実験”で納得して商品を買っちゃう人もいるってことだな。

2002.9.17

★OperaのLinux版を入れてみる
 LinuxマシンであるLOOXにWWWブラウザのOperaのLinux版を入れてみた。どーでもいいことだがwww.opera.co.jpといれると「オペラ・サロン・トナカイ」というところに行ってしまうので注意である。Windows版使った感想では「なんかHDDがガリガリ言うな」という感想だった(その後バージョンあがってそうでもなくなったので今は愛用している)ので、メモリが少ないLOOXに入れるのを躊躇していたのだが、なんのこっちゃない。netscapeよりずっと軽く動きました。ただし英語版しかないんでメニューとかが英語なのと、時々妙な文字化けを起こすようである。文字と言えば気になるのがフォント。international fontを選ぶ設定のところに、「Hiragana」「Katakana」があるのに「Kanji」はなく「chinese traditional」か「chinese simplified」を選んで漢字フォントを指定すると、英語フォントの時は「sample」となっているサンプル文字が「中文 日本語」になった。繁体でも簡体でも、中国語の漢字と日本語の漢字は違うんだぞ。まぁこれでも日本語がちゃんと表示はできているのだが(指定しているフォントが日本語フォントなんだから当然だが)。しかしちゃんと別のコード表になっている中国語と日本語のフォントの指定が一カ所にまとめられているのはなんか変だ。Windows版で日本語版だと、ちゃんと日本語は日本語でフォントを指定しているのだがなぁ。

2002.9.18

変なフォントのOPERA★Operaのフォント変え
 昨日いぢっていて、漢字とひらがなとカタカナで別のフォントが指定できることがわかったのでやってみた。ひらがなは明朝、カタカナは丸文字、漢字は行書にしたのが左のです。Windows版でもできるみたいですな。面白いというか、無駄な機能のような気がしないでもない。で昨日も書いたように不思議なのは、Windows版だと「日本語(漢字)」と「中国語(繁体)」「中国語(簡体)」はそれぞれ別なのに、なんでLinux版だと漢字が融合しちゃうんでしょうね。Linux版だから、というより英語版だからなんか(Linux版の日本語版は存在しない)。なんにせよなかなか妙ちくりんな画面になります。

★CJ5のプログレスレポートが来る
 ほんとは来たのは昨日だが(^^;)。CONTACT JAPAN 5のプログレスレポートが来た。基本的には「異星人との出会いをシミュレートする」ということで「科学とSFで遊び倒す」ということが目的のイベントである。さて今回はいろんな企画があって、わしもいくつか担当していたりするのだが(ああ早く恒星間宇宙船の企画とかの準備を始めんと)、3日間(実質的には2日が企画で最後の日は発表)、頭のうち普段は使わない部分を使うことになるので疲れるのだが非常に楽しい。楽しみと同時に恐ろしげでもあるわけだ。

★指ゲーム必勝法続き
 16日の日記で書いた必勝法を娘に説明したところ、その方法は納得してくれた。しかしその後で「二人が左右の指2本ずつで始める場合もあるんですけど」と言われた。それ先に言わんかい。

 で、(2,2)で始まった場合を考えてみよう。

 先手が終わった後は

先手(2,2) 後手(4,2)

となる。後手は(2,4)にもなりえるが同じことである。今度は後手の取り得る手は

(あ)2で2を攻撃
(い)3で2を攻撃
(う)4で2を攻撃

となる。シャッフルして(1,5)となったら(1,0)になってしまうことになるが、これはルール違反なのかやっていいけど意味のない戦略なのか、娘に聞くの忘れた(娘と話していた時は「こんなんやる人おらんね」で終わった)。

 ところでこのうち、(い)の場合を考えると、先手は(2,0)、後手は(3,3)なので、次に先手がその2でどっちかの3を攻撃するか、(1,1)にしてからやはりどっちかの3を攻撃するか、どちらかしかない。

(いA)先手が1で3を攻撃

→先手(1,1) 後手(4,3)

 この後、後手が4で1を攻撃するという選択をとると、

→先手(1,0) 後手が(4,3)

 次の先手が後手のどっちを攻撃しても次で後手が勝つ。(1,0)になっちゃって、相手が4本指を残せる状況だと、勝てないわけである。

(いB)先手が2で3を攻撃

→先手(2,0) 後手(3,0)

 これは明らかに次の回で後手が勝つ。

 つまり後手は先手の第1手の後、(3,3)にしてから先手の片方を「負け」に持ち込めば、後は対応を間違えなければ絶対勝てるということになるのであった。
 双方(2,2)で始めたら後手必勝なのだな。初期状態によって先手必勝になったり後手必勝になったりするわけだ。16日の時点では「最初思ったよりも簡単だな」と思ったが、こういう場合も考えるとまたややこしくなってきた。さらには非対称な初期状態とか考えると、えらくたくさん考えねばならぬことがあるな(^^;)。

9月19日追記:上の計算間違えてました。詳細は明日の日記(^^;)に。

2002.9.19

★今日の更新
 「ハードSFのネタ教えます」「タイムマシン・コンピューター」を追加。「物理学者によるタイムマシンパラドックス分析」の続きみたいなネタです。ちょっと「おいおい」と思うかもしれませんが、がっかりしても怒らないでください(^^;)。

★間違えた(;_;)>指ゲーム
 名越さんよりまたメールいただいた。指ゲームに関する昨日の考察は間違いでした(;_;)。(いA)で

→先手(1,0) 後手が(4,3)

 次の先手が後手のどっちを攻撃しても次で後手が勝つ。(1,0)になっちゃって、相手が4本指を残せる状況だと、勝てないわけである。

と書いたけど、4の方を攻撃すると後手は(0,3)となってしまって、次の手で先手を沈められず(4,0)になるだけとなる。で、この後どうなるかを考えるとけっこう続く(;_;)。うーん、昨日夜中2時頃に考えたからなぁ(←言い訳モード)。そのうち、じっくり考察してみよう。

 名越さんからさらにもう一つ、最初に(1,1)で始まるけどこれを(2,0)にシャッフルしてから攻撃するのはルール違反なのかどうか、ということ。娘に確認すると「やっていいんじゃないの。攻撃の時なら変えてもいいんだから」とのこと。(1,1)の場合は先手必勝だったから、先手のパターンが増えても「必勝である」という事実は変わらないから問題ないが、他の場合の考察にへ影響しそうだ。

★今日の仮面ライダー龍騎スペシャル
 あまり語りたくないので一言。

「またそれかい」

 ちなみに娘の感想も、全く同じ。

2002.9.20

★オニオコゼを食う
 内地から来た人が「沖縄な食い物を」と言うので那覇の公設市場に一緒に行く。ここの一階の魚屋で魚を買うと、2階の食堂で調理して出してくれる、というシステムになっているのである。それにしてもこの市場を歩くと2メートルごとに売り子のおばちゃんに捕まる。さすが観光地である。基本的には沖縄の売り子って商売熱心でないことが多いのだが(^^;)。
 やたらとでかいエビだの、熱帯魚のような(ようなじゃなくそのものか)極彩色の魚や、いろいろ話の種になりそうで目移りしたが、「これは滅多に食えんな」ということでオニオコゼを選択。まるでバロム1に出てきたオコゼルゲのような(あたりまえだ)「おまえ、絶対毒あるやろ」と言いたくなる顔つきをした魚である。実際あるらしく「水槽に指を入れないでください」と書いてあったが、まさか盗難防止なんてことはないよな?
 オニオコゼまるごと一匹を、刺身、唐揚げ、みそ汁と3種の料理にして出してくれた。骨が多いので食いにくいが、味自体は普通の白身の魚である。新鮮なのでうまい。魚一匹6800円で、調理手数料が一人あたり500円。高いといえば高いのだが、まぁ話の種という意味でも価値はある。

2002.9.21

★WindowsXPサービスパック1を入れてみた
 特に変わったことはない…のだが一つだけ困ったことが。このページを書くのに使っているHomepage Managerというソフトで、htmlテキストの一部をマウスで選択して右クリックしてコピーしようとすると「インターフェイスがサポートされてません」というエラー窓が出る。Ctrl+Cとかを使ったコピーはできるのだが。なんかインターフェイスの仕様が変わったのか?

★今日のウルトラマンコスモス
 お話としては、「正体ばれイベント」と「カオスヘッダーの正体判明」と「カオスヘッダーを月面でやっつけるの巻」の3つ。
 正体ばれについては、今日ばれたというより、「みんな前からうすうすわかっていた」ということ。まぁそうでしょうなぁ。こうなるとむしろ最後までわからなかったらしいドイガキが間抜け。
 カオスヘッダーの正体はこの世から混沌をなくすために作られた人工生命ってことで、「生命の意思を一つに統一。そのための犠牲はやむなし」という論理で動く。で、コスモスがそれに対して「犠牲にしていい命なんてない!」とまるで正義の味方みたいなことを(正義の味方だってば)言って戦い、当初の計画無視して月に来ちゃったヒウラ隊長や、月にあるソアッグ鉱石(カオスヘッダーの苦手)を利用して勝っちゃう、というのが今日のところまで。コスモスの反応はそれでいいとして、先週までカオスヘッダーとの和解の道はないかと悩んでいたムサシの反応はどうだったのか、それは来週あるんか?
 で、最終的にカオスヘッダーに勝った後、コスモスはムサシを分離すると消えてしまうのだが。ってことは来週の最終回で戦っているコスモスはムサシの変身じゃないわけだ。ってことは総集編で唐突に見えた「カオスヘッダー、コスモスと怪獣に説得されて改心」は、実は「カオスヘッダー、コスモスと怪獣とムサシに説得されて改心」なのかな。でもそれでも唐突は唐突な気がするが。
 なんせ大昔の侍の怨霊の怪獣が別に徳の高い坊さんでも霊能力者でもないシノブリーダーに説得されてしまうという番組だからなぁ>コスモス

2002.9.22

★今日の仮面ライダー龍騎
 映画が「最終回」だとするとその最終回に向かって真っ逆さま、みたいな展開なんだよな。

 朝倉が北岡と戦おうと待つが待ちぼうけ。神崎士郎は真司にパワーアップアイテム<サバイブ>のカードを渡す。一方、恋人が危篤で気が荒くなった蓮、真司と険悪な雰囲気になり優衣ともども家を追い出される。なぜか遊園地で遊ぶ3人。早くライダーの戦いの決着をつけて恋人を救いたい蓮は真司に「戦ってくれ」と頼む。一方朝倉と北岡も戦闘開始。

 真司がパワーアップアイテム渡されて「なんで俺に?」といぶかっている。テレビ的にはこの辺りで主人公がパワーアップして新しいおもちゃを売らなくては、つーことなんだが(^^;)。神崎士郎にはどのよう目的があるのやら。ちなみにもうひとつの<サバイブ>カードもライダーの戦いをやめさせようとしてた手塚に渡している(手塚が蓮に渡したので、ナイトがナイトサバイブにパワーアップした)。しかしこんなテンポで主要キャラが戦っちゃうとほんと、あと3週ぐらいで映画の部分に突入しちゃうぞ。まぁ前半は逆にもたもたしすぎていて腹たったんだが。

★「スパイ・キッズ2」を見る
 近所の映画館は22日は「夫婦の日」で二人で2200円で見れるので、夫婦+子供二人で映画を見てきた。感想は二人そろって「たぶん一週間したらこの映画のことなんも覚えてへんわ」でした。作る方も何も考えんとその場の思いつきで撮ったんちゃうかと思うような映画でしたな。まぁそんなもんにこんだけ金かけて映画にしちゃうんだからある意味アメリカ映画ってのはたいしたもんです。

2002.9.23

★ロバート・フォワードさん死去
 というニュースが入ってきた。70歳だそうで、年齢的にはそういうものかもしれないが悲しいことには変わりはない。
 ワールドコンのサイン会で、反物質に関する著書「Mirror Matter」にサインをもらった。そのサインには

To Masahiro,
Science Fiction turned into Science Fact!

と書いてくれた。この本もそうだが、フォワードの本はSFでもノンフィクションでも、圧倒的といっていいほどの楽観主義に満ちている。きっとSF書いていても、「なんでこれはまだ現実になってないんだろ、変だな」という気分だったんではあるまいか。あなたが軌道エレベーターの建設も恒星間宇宙船の出発も見ることなく逝ったのが残念です。

2002.9.24

★BSハイビジョンテレビを買う
 突然嫁さんが欲しいと言い出し(うちの嫁さんは言い出したらやたらと行動が早いのである)、ボーナス一括払いで32型ハイビジョンのデジタルBSチューナー内蔵のテレビを買う。でかい(^^;)。前々から、BSデジタル放送って、特にキラーコンテンツというか「これが見たいから買う」と言わせるようなもんがないよなぁ、と思ってたのだが(うちの嫁さんにはそのキラーコンテンツが一個あって、それで買ったわけだが)、実際買ってみても民放のBSデジタル番組はいまいち力が抜けているような気がするな(って昨日見始めたばかりなんだけど)。現在衛星放送はCSのSkyPerfecTVを見ている(これにはわしにとっては阪神戦という、キラーコンテンツがあったから導入したわけだ)のだが、このテレビには110度CS用のチューナーがついている。移行すべきかどうか悩むところだが、これも積極的に移行したくなる理由が見つからないんだよな。

★なんてことを言っているうちに、このページも設立半年
 おかげさまで半年で27000強のカウントを数えました。これからもよろしく。まぁこんな内容のページですが(^^;)。

2002.9.25

★息子に勝てない
 例の指ゲーム、5歳の息子に先手を取らせると全く勝てなくなりました。もちろん先手必勝なゲームではあるんですが、この息子には必勝法を教えてないんですよねぇ。まだ足し算覚えたてみたいなもんなので、教えるのも難しいと思ったんですが。自分で思いついたのか、それとも姉と戦っているうちに体得したのか。

2002.9.26

★どこでもキーボード
 「どこでもキーボード」という記事がZDNetに出てた。なんかドラえもんの道具みたいだが、実際はどういうものかというと、平面(なんでもいい)にキーボードを映写して、それを指で打つと指の動きを検知して「ふむふむ、このキーが打ちたいのね」と判断して入力される、というもの。PDAなんかを軽く作るにはいいかもね。どうせなら空中にキーボードを立体映像で投影してくれたらますますよろしいのだが(ヒジが疲れるだけで実用性皆無)。さらにディスプレイの方も壁に映写する「どこでもディスプレイ」にしてマウスに関してもそのディスプレイ(ってつまりは壁なんだが)を指で押すとボタンクリックになるという「どこでもマウス」にしてくれるとさらに軽くなってよい。人差し指で押すと左クリック。中指で押すと右クリックとか(このためにはどっちの指で押したかも判断しなくてはいかんのだな)。
 話は変わるがタッチパネル式のディスプレイで悩まされるのがこの右クリック。タッチパネルは「押す」がクリックなのは直感的でいいけど、右クリックが非常にやりにくい。前に使ってたpalmaxというWindowsマシンでは、「このアイコンをクリックしてから別の場所をクリックするとそれは右クリックになるんだよ」という常駐ソフトを使っていたが、これでマインスイーパーとかやると誤爆することしきりである(^^;)。他にもシフトだのAltだのを押しながらクリックすると右クリックになる、という方法が考えられるが、やっぱりマインスイーパー向けじゃない(^^;)。
 「だから右クリックなんてしなきゃいけないWindowsやXは邪悪なんだよ」というマックユーザーの高笑いが聞こえてきそうな話だな(^^;)。まぁそれはさておき、「どこでもディスプレイ」が同時にタッチパネルでもあって、指の違いを判断してくれるなら、便利かもしれない(ちなみに、「どこでもキーボード」は指の違いは判断してないと思うが)。
 あ、そうそうタッチパネルでやりにくいのはもう一つ、ドラッグなんだけど、これも範囲指定する時、左手と右手の人差し指で「こっからここまで」というふうに指定できるようにしてくれるとすごく感覚的にわかりやすいと思うなぁ。
 というわけで、「タッチパネルつきどこでもディスプレイ」をどっか開発してくれぃ。

2002.9.27

★指ゲーム続き
 名越さんからメールをいただいた。例の指ゲーム、全ての場合について「先手必勝」「後手必勝」「千日手」(双方が最善を尽くすと勝負がいつまでも決まらない)のどれになるかを調べてくれたのである。指の状態はたとえば左手2本、右手3本なら(2,3)とか表せるのだが、実は右と左の区別はないので(2,3)と(3,2)は同じである。さらに(0,0)は最初から負けているので関係ない。だから組み合わせは5×5の25通りではなく、左右対称を取り出して15通り、さらに(0,0)を引いて14通りとなる。また攻める時には指の数がシャッフルできるから、実は先手に関しては指の合計がいくつか、だけが問題になる。それは1〜8である。結局先手8通り、後手14通りで112通りもあるのだが、名越さんはこの状態に1〜112の番号をつけ、「先手がこの手を打つと○番から×番に変化するから」ということをいろいろと考えて勝ち負けを判断していったそうで、結論は112通りのうち、60通りは先手必勝、19通りは後手必勝、残りの33通りは千日手となる。
 前に書いた(2,2)で始めた場合は結局千日手であった。代表的なところでは(3,3)同志で始めても(4,4)同志で始めても千日手。最初思った想像以上に奥の深いゲームだったのだなぁ。
 それにしても名越さん、面白い答えを出していただいてどうもありがとうございました。

★交通標識で前から気になっていること
 信号を気にしたり、標識を気にしたり、いろんなことを気にしながら道を走っているわしなのだが。気になっているのは「原付2段階右折禁止」の標識である。「原付2段階右折」の標識ではない。「原付2段階右折禁止」の標識である。「そんなのあったっけ?」と思う人がいるかもしれんが、たとえば社団法人日本自動車協会の「暮らしの中の二輪車」というページの中の「二輪車の交通規則」に「原付2段階右折」の標識と「原付2段階右折禁止」の標識が両方載っている。沖縄では国道58号線の那覇から浦添に入るあたりに「原付2段階右折禁止」の標識があるのだが。
 悩んでいるのは、この標識の意味は「2段階右折せずに車と同じ方法で(つまり1段階)右折しろ」という意味なのか「2段階右折でもしちゃいかん(1段階右折はもっての他)」という意味なのか、どっちなんだろう?−ってことである。
 後者だとすると「原付右折禁止」と書いた方がわかりやすいに決まっている。たぶん前者だろう。上にかいた「二輪車の交通規則」のページを見ても、前者であるように思える。
 しかし、元々時速30キロしか出ない(法律上そういうことになっている)原付で車のようにえいやっと右折すると危ないから、ってことで広い道路では2段階右折しましょ、ということになったのに、なんでそれを禁止しなくてはいけない理由があるのか、それがわからない。
 実際、その58号線の標識のある場所も、3車線ほどの広い道路で、1段階右折は、もたもたしていると難しいと思う。もちろん不可能じゃないし、沖縄の車はやさしいので多少もたもたしてても道を譲ってくれることが多いから、たいてい1段階右折に成功するとは思うのだが。でもなんで禁止するんだろ?
 2段階右折するためにバイクが一時停車する場所がないとか、そういう理由なんかなぁ。その辺の事情を一度じっくりと確かめに行こう、と思いつつ、通るときになると忘れているんだよな。

2002.9.28

★今日のウルトラマンコスモス
 ついに最終回。内容は

 また現れたカオスヘッダー。カオスヘッダーを地球の怪獣リドリアスが会話を試みる。悩むかのように苦しむカオスヘッダー。ムサシは「怪獣の心が伝わるなら、僕も」とカオスヘッダーとの和解を求めて、丸腰で説得に。それに心を打たれたコスモスはいったんはカオスヘッダーと戦うものの、怪獣達の説得と同時に癒し光線を出してカオスヘッダーを善玉に変える。「もう帰ろう」とカオスヘッダーとともに去っていくコスモス。「いままでありがとう」と涙ながら見送るムサシ。

 とまぁ、総集編でと同じように決着したわけですが、ムサシが丸腰で説得を試みたりする分、「おいおいむちゃくちゃやりよんな。どーやって話まとめるんだよおい」感が激しくなり、それゆえに結局コスモスの癒し光線で善玉に変わるカオスヘッダーに対する「なんや、そんなんでええんかい」と言う感じが強くなった。
 結局、怪獣やコスモスによる説得ってのが理屈なしにただ呼びかけたり癒し光線出しているだけだから、何も説得力がないんだよな。たとえ説教臭くてもそこに3分でもええから理があればいいんだが。実際、怪獣が呼びかけてカオスヘッダーが苦しみ出す場面なんて、その後のムサシの「怪獣の心が通じている」という台詞がなかったら、なんか心理攻撃でもかけているんかい、というふうにしか見えん。
 まぁ子供番組だからめくじら立てんな、と言われればそれまでだが。

2002.9.29

★今日の仮面ライダー龍騎
 むう。話は確かに進むのだが。

 ナイトと龍騎の戦いは結局時間切れ(やっぱり)。傷だらけでミラーワールドから帰ってくる真司に、優衣は「今から戦っても、恵理さん(蓮の彼女)を助けるには間に合わないのに」と言う。一方、北岡は変身を解いて浅倉から逃げ、浅倉を警察に逮捕させる。蓮のもとに神崎士郎が現れて「状況変わったからもう急がなくていいよ。それより戦って欲しい相手がいる」とまた勝手なことを。蓮ぶち切れて戦いを挑み、オーディンとナイトが戦う。ナイトがオーディンの腹を突き通すと、「その調子で戦え」と言い残して消えるオーディン(ありゃ、死んでないな)。一方真司はモンスターの気配を追って神崎士郎が昔いた研究室に行き、ミラーワールドのことを研究している男、香川に会う。香川は仮面ライダータイガであり、ミラーワールドを閉じる方法を知っている、だから神崎士郎は我々を邪魔だと思っている、と言う。ミラーワールドを閉じる方法があるなら協力するという真司だが、香川は信用してない様子。
 その頃病室では恵理が目をさましていた…。

 ああなんて盛りだくさん。
 ナイトと龍騎の戦闘中、龍騎がカード入れると「ストレンジベント」と声だけして何も起こらなかったんだけど、あれ何? あとでなんかの伏線になるんでしょうかね。あと、仮面ライダーオーディンはわざわざ神崎士郎と声変えているんだけど、実は別人?(でも話の流れ的には完全に神崎士郎だよな)。
 しっかし、「はよ戦え」と言ったり「やっぱり急がんでええわ。それよりあいつと戦ってーな」と言ったりする身勝手なゲームマスターの言うこと、よう聞く気になるな>蓮
 まぁ聞く気にならんから今日はオーディンと戦ったんだろうけど、そんな奴が戦いに勝った後で約束守って恵理を助けてくれる保証がどこにあんねん、という気がしてならんのだが。
 どうでもいいことですが、仮面ライダータイガの戦い方がガオレンジャーと一緒です(^^;)。

2002.9.30

★TWOTOP沖縄店が本日閉店
 パソコンの自作パーツを買いに行く店が一つ減ってしまった。私が沖縄に来た7年前ぐらいには、自作パーツを扱っている店は3〜4店ってところだったのだが、その後OAシステムプラザ、パソコン工房、TWOTOP、GOODWILLとどんどん増えた。「増えすぎちゃうか?」と思ってたらやっぱりそうだったようで、TWOTOPが閉店。他の店は大丈夫かいな、と心配になってしまう。最後のセール、ということで行ってきたが、特に欲しいものもみつからなかったので手ぶらで帰還。
 沖縄の場合、値段が秋葉原や日本橋で買うより高く、下手すると通販を頼んだ方が送料分入れても安くなったりする。そういうわけで、むしろ自作パーツを買うようなコアな客ほど通販で買っちゃうんじゃないかな、とも思う。

 ときに、こんなふうに内地から進出してきた店舗の営業時間だが。最初はだいたい10時〜7時、という内地的には普通の営業時間で始めるのだが、沖縄県民は朝も夜も遅い。だんだん営業時間が後ろの方にシフトしていき、11時〜9時とかになり、店によっては夜10時とかまであけたりする。なんせ沖縄は「12時になったら家に帰ろう」なんて標語が張ってあるような土地柄なのである。実際、営業が12時までという大量販店(JUSCOとか)もちゃんとある。遅くまで商売しないと客を逃がすのだ。これがまたどの店も同じように少しずつ営業時間が変わっていったのが面白い。


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