←2004年１月前半へ 最新の日記兼更新記録へ 2004年２月前半へ→
★お叱りのメール
ずっと前に講義録の「飛行機はなぜ飛ぶか？」について間違っていますという指摘を受け、とりあえず間違っていましたと赤字で書いて、いずれ直すつもりで放置しておいたのだが、昨日同様にお叱りのメールをいただいた。さらに大きく「このページの内容には間違いが含まれていることが判明しているので信用しないでください。いずれ書き直します。申し訳ありません<m(__)m>」とつけておいた。これについてはいずれちゃんと勉強して書き直さねばと思いつつ、ついつい先延べにして忘れてしまっていたのだった。ああ反省せねば。「即刻削除すべきです」というメールだったのだが、間違っているから全削除するよりは書き直しをちゃんとしたいという気持ちなのだ。気持ちだけで行動が伴ってないから怒られてもしかたないのだが。今回は赤で註を入れるだけしかしてない。
★お叱りのメール２
さらに「間違いが含まれている」どころじゃねーだろ、というお叱りのメールをいただいたので、「ほとんど間違い」に訂正してかつ内容を横線で消去（こんなふうに）。きれいさっぱり消した方がましなのかもしれないが、間違いだからと全部消すのは証拠隠滅しているようで気が引ける。それにこうしておけば、かってのわしのような愚か者がgoogleでたどりついて読んだとき「え、これ間違いなの？」と気づいてくれるという効果も少しはあるだろう。しかし我ながら間抜けだよなぁ、これ書いた時のわし。
★TMPGEncXP3.0.0.3
ベータテスト中。一つ前のバージョンでwmvをエンコードさせると終了間際でエラーを吐くという不具合があったのでベータ用掲示板に書いておいたが、昨日新しいバージョン（でもまだベータ）が出ているのでダウンして試してみたらその点は直っていた。しかし掲示板見ているとまだまだ不具合があるみたいだ。発売大丈夫かいな。
★例のＨＤ差し替えレコーダ
い〜でじでそんなの売り出した様子、と１月１日の日記に書いたわけだが（ちなみにその時に張ったリンクは、今はパスワード入れないといけなくなっている。さらにちなみに、現在は初回入荷分売り切れ状態）。それに関するＱ＆Ａのページが公開されてた。で、重要情報として、ＴＶチューナーがモノラルであることと、パソコンから外付けＨＤとしてアクセスしたときに、４Ｇ以上のファイルが正常に読み込めないということが書いてあった。
とのこと。FAT32でフォーマットされたＨＤＤを使っているかららしいが、「本機で4GB以上（SPモードで２時間以上）の録画を行っても、録画/再生には問題はございません、通常通りTVにてごらん頂けます」とも書いてあるので、このＨＤＤレコーダ、自分で読み書きする分には4G以上のファイルも読み書きできるわけね。変な話であると同時に、せっかくのＰＣ連携機能がこれでは威力半減だなぁ。
★へこむ指
子供の小学校でバザーがあり、その手伝いをしにいく。テント建てるときにうっかりとパイプがささってくる場所に指入れたまま作業をやってしまい、ものの見事に指をはさむ。「あ痛」と思って指を見ると、断面が８の字のようにへこんでいた（もちろん文字通り８ではなく、中央部にもちゃんと厚みがある。そうだったら切断されていることになる）。痛いと思いつつ、「うーむ、人間の指ってこうも見事にへこむものなのか」と感動する。いやほんとに写真とっておけばよかったと思うほどだった。
家帰った時には断面は通常に戻っていた。娘にその話をしながら「おまえにも見せてやりたかったなぁ、へこんでいる指」と言ったら、「くそー、そりゃ見たかったなー」と本気で悔しがっていた。小学生の女の子としては「そんな気持ち悪いもん見たないわ！」という反応が返ってくると思ったのだが。まぁ親が親で痛み忘れて感動しているような奴だから子も子もなのだ。ちなみに「とーちゃん可哀想」なんて反応はこっちも期待してないし、こっちが期待してないことを娘もよくわかっている。
とはいえ右手人差し指が痛くてマウスの左クリックができない(;_;)。
★仮面ライダー５５５最終回
感想はおいおい書きますが、見終わっての娘の感想だけ伝えておこう。
「またちゃんと話終わってないがな。ほんまにこのスポンサーだけは困ったもんやな」
この場合、文句言うとしたらスポンサーより脚本家なりプロデューサーなりだとは思うが。何にせよ小学５年生にこんなこと言われてちゃいかんだろ。
★今日の更新
仮面ライダー５５５第５０話の感想追加。後で気が向いたら全体を振り返っての感想も書くかな。
次は「仮面ライダーブレード」だそうだが、さて感想書くべきか(^_^;)。とりあえず肝心の仮面ライダーがあまりかっこよく見えないのが困ったところだ。
★今年のゴジラの興行収入１２億
この数字はやはり悪い。「ファインディング・ニモ」（毎度のことだが訳題考えろよ）が１２０億だそうで、これに食われたということが主原因らしい。ちなみに去年１９億、一昨年２７億だったそうだからずんずんと落ちてますな。併映のハム太郎が悪いとわしは思ったりもするんだが(^_^;)。
★ウィルス入りメール
今はSubjectが「Hi」なのが流行中ですな。うちにも一通来てました。うちの大学のメールサーバは既知のウィルスは自動的に削除してくれるし、わしはメールはLinuxマシンでWanderlustで取るようにしているので、まず感染の心配はないのだが。
で、「誰からだ？」と送り主のアドレスみたら、ついこないだ亡くなった宜野座先生のアドレスだった。
勘弁してください(;_;)。
冷静に考えればわかることだが、もちろんウィルスが送り主を偽造しているんですな。一瞬眼が点になったが。
このメールは阪大のどっかのサーバから来てました。私のメールアドレスと宜野座先生のメールアドレスを両方の情報を握っている阪大関係者の方（心当たりがないんだけど）はご注意ください。ちなみに送り先を私に偽装して、別の先生のところにウィルス入りメールが行ったという話も聞いた。こっちも勘弁して欲しいところだ。
★今日の更新
仮面ライダー５５５第５０話の感想である台詞が聞き取れなかった、と書いたらさっそく何人かの方から教えてもらったので追加。それにしても、スロー再生にして２０回くらい聞いてもわからなかったんだよな（何やってんだか＞わし）。みんなよくわかるなぁ。それともうちのＴＶがおかしかったのか？
★へこんだ指
今日の昼じゅう、ずっとかゆかった。膿んでいるようだ。薬塗って包帯まいたら、キーボード打ちにくくなってしまった。というわけで今日はさっさと寝よう。
★日記お休み
忘れて寝てしまった。まぁネタというほどのネタもなかった。
★またバイクのエンジンがかかりにくいが
しかしそれはここ数日の冷え込みのせいかもしれない。「冷え込み」と言っても沖縄の冷え込みなので、最高温度１７度、最低温度１１度なのだが(^_^;)。
昨日長袖のトレーナー着て歩いてたら「前野さんが長袖着てるの珍しい」と言われてしまった(^_^;)。
★よく嫁さんにこの日記について文句言われること
わが日記は一番最新のは「新しいものほど上」の順序だが、過去ログにあたる部分は「新しいものほど下」になっている。過去ログを読む人は時系列順に読みたいだろうし、新しいのを読みに来た人は最新のからチェックしたいだろうし、と思ってこうしているのだが、嫁はんには不評だ。過去ログと最新でシステムが違うのが気に入らないようだ。難しい。確かに他の人のを見ると、方向は統一している場合が多いなぁ。
でも私は過去ログ読む時は古いのから順に読みたいし、最新の書き込みが一番上にないと嫌なのだった。
★宇宙の切り取り方
冬樹蛉さんの２００３年１２月３日の日記からリンクされている同氏の１９９７年１２月３日の日記を読んでいて、うーん、と考え込む。どこを読んで考え込んでしまったかというと、
のところだ。
ただし、わしが考え込んだのは英語に関してではないのである。英語ではないが同様に「世界の切り取り方が違う」という現象をどう理解すればいいのか、どう理解させればいいのか、という点で、最近（いや最近でもないか、けっこう長い時間スパンでだ）悩んでいるのである。っていうのはもちろん物理のことである。
一番「世界の切り取り方の違い」で悩まされるのは量子力学である。座標表示と運動量表示。コヒーレント表示にFock表示にと、いろんな表示があるがどれをとってみても我々の慣れ親しんでいる古典力学的描像には足りない。「ははあじゃあ量子力学って不完全なんですか」と思ってはいけないのであって、古典力学的世界は実は量子力学的世界の近似として出てくる。
量子力学には不確定性関係というのがあって座標と運動量は同時に決まらない。そこで座標を尊重して運動量を犠牲にしたのが座標表示。逆に運動量を尊重して座標を犠牲にしたのが運動量表示。どちらもこの世界を記述する方法なのだが、まさに「切り口が違う」のである。
ここで「座標や運動量なんてどうせ正確に測定できんのやから、どっちも適当でよろしいやおまへんか」という妥協のもとに、座標と運動量の両方をぼんやりと決めた時に、その妥協の産物として古典力学的世界は出現する。だから座標表示や運動量表示が現実の世界の切り口の一つであると同様に、古典力学的世界も「世界の切り口」の一つでしかないのである。
ところがこの「古典力学的世界も所詮一つの切り口に過ぎない」ということを納得する（あるいは納得させる）にはかなり忍耐が必要なのである。それはなぜかと言えば、普通の人間にとっては「古典力学的世界」は「母国語」なのである。だから、波動関数だのブラケットだのという「量子力学の言語」は自分たちとは異なったやり方で世界を切り取っているということが、いくら説明してもなかなかわかってもらえない、ということが多々あるのである。
量子力学なサリバン先生は、どのような「水」を浴びせれば古典力学的ヘレン・ケラーを目覚めさせることができるのか。一筋縄ではいかん問題のように思えてくる。
実は量子力学まで行かなくても、力学の初歩でも、いつまでたってもアリストテレス的な力学観を「母国語」にしている人なんかもいたりするし、解析力学勉強しはじめてもいつまでたっても変分原理がすっきり来ない人もいたりする（ってえらそうに書いているが昔のわしもそうだった(^_^;)）から、いろんなところで起こる現象なのだろうな。
いつになく真面目なうえに、わかりにくいですな、今日の日記。「たまにはいいじゃん」ってことで許して。
★静かで寒い１日
今日は子供たちが遠足に出かけていないので、静かに仕事をして１日過ごす。しかし、来期のテキスト作りが少し進んだ以外は進展なし。しかし今日も１０度ぐらいという、沖縄としては信じられないほど寒い日だったので子供たちも大変だった様子。うちのコンピュータにはハードディスクの温度監視ソフトを入れているが、今日はじめて２０度代になっているところを目撃した。
★仮面ライダーブレード始まったが
またややこしそうな話だなぁ。とりあえず感想は書いてない（ずっと書かないかも）。ややこしくさせている一番の原因は若手男優の顔の見分けがつかんことだ(;_;)。
★歯のつめものが取れる
虫歯が多いので、半年に一回ぐらいはどこかの詰め物が取れているような気がする。それとも同じ場所が何回も取れているんだろうか。日記にどの箇所が取れたか、いちいち書いておけばよかったなぁ。というわけで今回のは右下の中央から数えて５本目。これで次に取れた時は日記を見ればいいのだ(^_^;)。
何、そんなことは個人的な日記に書けばいいんだからいちいち公表せんでも、と。いやそれはその通りなんだが、わし個人的な日記は書いてないんだよね。自分だけのために日記書くと確実に３日坊主になってしまう(^_^;)。生涯初めて１年以上続いた日記がこれです。
ああくそ忙しいのに歯医者にいかねば。
★非Ａな話
今日は日記のネタねぇなぁ、と書きあぐねていたところに板倉さんの日記が。そうか「非Ａの世界」っていえばそういう話だったなぁ、と思ったり(^_^;)。もっともストーリーの方、きれいさっぱり忘れているんだよなぁ。最初に読んだの、高校生ぐらいの時だからな。今読んだらきっと新たな発見があるだろう（っていうか前回読んだ時は何の発見もしてないはずだ、わしは）。
ただなんか、非Ａ世界ってのは量子力学なんかよりもずっとずっと深いものであって欲しいような気がするなぁ（っておまえ量子力学に対してそこまでえらそうに言ってええんかこら＞わし）。
★取れた歯のつめもの
歯医者さんに「これ、いつ頃はめたもんでしょ？」と聞いてみたら「平成７年に前野さんがうちに初めてきた時にはすでにはまってました」との答え。ひええ。昨日まで「けっ、あっさり外れやがって」と怒っていたのだが、こうなると「ご苦労であった。許せ」という気分だ。
★非Ａな話・続き
「非Aってどう読むのかわからない人もいるのでは？」というメールをいただいたので書いておくが「ナル・エー」と読む。だから「成恵の世界」というもじりも生まれるわけである。英語なら「null
A」か。
★日記お休み
特に何もなく。
★ああ１月が過ぎて行くなぁ
というわけで特に何もなく。ちょっと物理Tipsの方を更新しようと思っているのだが。そう言えばハードＳＦネタの方も最近いいのが見つからんな。
★日付ずれてましたね
２５日が２回来て、それからずっとずれてました(;_;)。誰もこんな日記読んでないから気がつかないんだなぁ、それともみんな気がついてほくそ笑んでたのかなぁ(;_;)。と無闇といじけている私です。
★謎の原付
またキックでないとエンジンがかからなくなった原付ですが。今日キーをまわすと、エンジンかける前にライトがつきません（普通の原付ならこれで正解なのですが、うちの場合、そうではないのです。くわしくは１２月１４日の日記を参照のこと）。ありゃ、と思いつつライトのスイッチを入れてみると、点灯した（昨日までは、スイッチ入れなくても点灯してた）。
おかしいな、と思いつつセルでエンジンかけてみるとかかりました(^_^;)。
よくわからん。これは「直った」というよりは「別の壊れ方に移行した」と見るべきだよなぁ。
★Unruh効果で自分の寿命が予言できるかという話
A brief remark on Unruh effect and
causalityというタイトルの論文を見つける。Unruh効果というのは前にも書いたけど、加速している観測者から見ると真空が、ぼこぼこと粒子が沸き立つ熱浴に見えるというお話。
これを計算する時には観測者が一様加速しているとして計算するんだけど、途中で加速をやめるとすると、観測される温度が少し低くなる、という話があるそうな。しかしそうすると「加速してみて温度が一様加速に比べてどの程度下がっているかを調べれば自分の加速がいつ終了するのかわかることになる。ということは未来が予言できることになるぞ、どうするどうする？」ということになってしまう。
で、この問題を解きましたよ、というのがこの論文で、温度を観測するためにはエネルギーを観測せねばならず、（エネルギー）×（時間）の不確定性関係があるから、エネルギーを正確に測定するには時間をかけなくてはならない。加速の温度差が測定できるほどエネルギーを精密に測定するために必要な時間を考えてみると、結局「長い時間をかけて温度を測定してみたら、自分が長い時間加速していることがわかった」という、「回りくどいことをして当たり前のことを発見する」という状況になってしまうんだそうな（計算まではフォローしてないが、だいたいそういうことらしい）。
不確定性関係というのは、量子力学でパラドックスになりそうな状況になると颯爽と現われて「はい、これでＯＫ」とばかりにパラドックスをパラドックスでなくしてしまうよなぁ。
惜しい、これで「寿命が予言できるぞ」という結論だったら、「ハードＳＦのネタ教えます」行きだったのだが(^_^;)。
★さて一月終わりか
今日はほぼ一日家にこもってた。それにしても今日はぬくかった。もうじき長袖がいらなくなるな。
←2004年１月前半へ 最新の日記兼更新記録へ 2004年２月前半へ→