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2007.7.4

★今日の更新
 相 対論の授業11回め。なかなか進まず。

★同僚の先生から聞いた 話
 あんまり書きたくない話ではあるが、書いてしまおう。
 1年生向けの基礎ゼミという授業をしていて、水伝話になったそうな。もちろん相手はうちの学科の学生。つまり「物理をやりに大学へ来た人」です。
 で、「水に『ありがとう』って紙貼ってから結晶作ると、きれいになるって話知っている?」と聞くと、その場にいた6人のほぼ全員が知ってた。そこで「そ んなことあると思う?」と聞くと、、、、、


6人中5人が「あると思う」と答えたそうな。。。。。。


 ううむ。小学生の心配の前に大学生の心配せんといかんのか。

 まぁ連中は1年生だ、これから先じっくり鍛えてやる。。。。。。。
ギリギリギリギリ

 ちなみに帰ってきて嫁はんにこの話をしたら「そいつら呼んでこい、説教したる!」と憤慨していた。
あんたが憤慨することでもないと思うが。


2007.7.6

★今日の更新
 電 磁気の授業11回目
 うーむこのままだと前期のうちに誘電体ができんぞ。補講をやることになりそうだ。。。。

2007.7.7

★人間ドック行った
 わしが人間ドックに行くとたいてい何かおかしなことが起こる(たとえば一昨年一昨昨年)のだが、今回は全部終わって説明受けている時に「すいません、眼圧測るの忘れてまし たぁ」と 呼び出された以外は、おかしなことはなかった。
 その時わしに説明してた看護師さん(きっとえらい人なのだろう)は深々とため息ついて「申し訳ありません」と謝ってくれた。

2007.7.8

★沖縄高専のオープン キャンパス
 に行きました。今中3の娘が受けたいというので。いろいろ面白いものを見せてもらいました。しかし中学生相手だと、ほんとに子供に説明するように説明し なきゃいかんからたいへんですなぁ。娘はCG書いたりするのが好きなもんだから、メディア情報工学科に行きた いと言っているのだが、さて成績と相談なんでどうなるやら。

2007.7.9

★コンパクト宇宙での ローレンツ不変性
 2005年3月17日の日記で、コンパクト化した宇宙では双子のパラドックスはどーなる の、という論文について書いた。その論文の後ろの方について、

この論文の著者は、
円 筒状の宇宙では電磁気のクーロンの法則が1/r^2からずれるから、それを関知すればいい

と言う。つまり円筒に巻いた宇宙では、電磁場の伝播の仕方が違うから、それ を実験で測定できるはずだ、というのである。このあたりの計算が単純に「宇宙に 対して動いている座標系で考えれば、宇宙を“一周”する距離が長くなるか」という効果だけ入れてたりしてちょっといい加減なのも気になるが、計算が正し かったとして、これはほんとに「ローカルな物理で関知した」ということになるのかどうか、はなはだ疑問である。だってそもそも円筒状の宇宙でクーロンの法 則が1/r^2か らずれるのは、宇宙を一周して伝播してきた電場が無限個重なるからなのである。つまり、宇宙が一周1メートルだったとすると、ここに1クーロンあるという ことは1メートル先にも2メートル先にも3メートル先にも(以下同文)1クーロンがあるということになる。この、無限個ある「1クーロンの鏡像」の影響を 全部足していくとその結果として、クーロンの法則が成立しなくなる。この論文の著者だってこの考え方(鏡像法)使って計算しているのだ!!

と批判したのが、同じ趣旨の論文がarXiv:0706.4272v1 [gr-qc]として出ていた。 この人も、 「この実験はローカルな実験とは言えないよ」ということを主張している。そうだよな、やっぱりそうだよなと深く納得する。

 ちなみにちょうどmixiの「一般相対論」(コミュ)でこのあたりの話の前段階である「円筒宇宙での双子のパラドックス」の話をしてたりする(なんで一 般相対論コミュで特殊相対論の話をしているのかは謎であるが) 。

2007.7.11

★今日の更新
 相 対論の授業12回め

2007.7.13

★台風来る
 というわけで、今日は授業なしで休講。自宅待機でせっせと仕事。

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